上級国民とは何か
- : 名無しさん@社会人 [] 2018/08/01(水) 02:46:43.59
- 今ネット上でよく目にするようになったこの上級国民という用語。しかし現状では使用者によっていまいち定義が定まっていなく、定義を考えるためこのスレッドを立てさせていただきました。
私は毒学者ゆえ社会学や哲学の知識が少ないので是非とも皆さんのお力添えをお願いいたします。「上級国民論」が構築できれば社会が変わるかもしれません。 - : 1 [sage] 2018/08/01(水) 03:02:07.38
- ではまず私の考えを連投してみようと思います。
医者や官僚、弁護士、大企業の役員クラスはもちろんのこと上のほうの社員も含む。普通の大企業社員というだけなら含まないかもしれない。
彼らは社会の支配層、エリート、インテリ、富裕層、小金持ちである。
彼らの大半は私立中学校や高級住宅街や東京都内出身であり、そして自分の子供もまたお受験や高級住宅街の公立に通わせる。
彼らは自分達の安定した、快適な暮らしを守るため、ありとあらゆる努力を払うことだろう。
彼らの一部が積極的に社会を自分達に都合の良いようにするため邁進しているのだろうが、大多数の上級国民は必ずしもそうしたことには関心があるわけではなく、形としてただその恩恵にあずかっているだけに過ぎないのである。
具体的にひとつ例を挙げると、公立中学校の、この内藤朝雄が指摘するようないじめの発生しやすい異常な状態を敢えて放置、あるいは促進し、人々を再び学生運動などを起こさせないよう従順にし、
勉強なんかよりも集団生活が大事と過剰に強調し、ヤンキー地獄を放置し、ある種のギフテッドが潰れやすくする。
一方で上級国民はヤンキーなど周囲にいなく、勉強をすることが良いことだとされるような恵まれた環境で育つ。
彼らは、庶民や貧困層や境界性知能の人と身近に接する機会を大人になるまで(下手したら大人になってからも)持たない。
最近の若い官僚は「貧困については自己責任だ」と考える人が多いらしい。それは自分たちが努力した結果この職業に就くことができ、貧困は努力をしなかった結果であると考えるている節があるからだろう。
知能の高低などという前提はなく、自分達が特別恵まれた環境であった自覚もなく、だからこそノーブレス・オブリージュなども生まれようはずがない。
精神科医や臨床心理士も恵まれた環境で育ったため本当に困っている庶民の社会背景に興味がなく想像力がない。これは精神医療のこの劣悪さに関係していることである。
患者が精神の病に陥ったのは、すべて家庭環境のせい、本人のせい(発達障害など)などとすることで社会システムのまずさが問題とならずに済む。
今流行りの発達障害診断によりギフテッドの子供を異常扱いして投薬し潰すという事態が今現実に起きている。 - : 1 [sage] 2018/08/01(水) 03:06:48.54
- 続き
マツコデラックスが指摘するような某高級住宅街の問題、ドラマ「金曜日の妻たちへ」に代表されるトレンディドラマが一時期流行ったこと、ドラマ「女王の教室」のあの名台詞など、
「上級国民」が存在するということを多くの人々が指摘してきた。彼ら上級国民とはある種のムラ社会なのである。
このようなディストピアな社会にさせてしまったのは何故なのか。高度経済成長期からのジャパニーズ・ドリーム志向(子供のころから一生懸命勉強をし、いい学校へ行き、いい職業に就く)、
末は博士か大臣か、能力平等主義(知能の高低否定)、努力至上主義、誰もが国が豊かになると信じ何も考えず兎に角頑張ってきたことなどといったことである。
また、日本の1000年以上続く歴史がそうさせたのでもある。日本仏教、儒教等。
あなたはこれが陰謀のせいだと考えるか、それとも日本人のサガや愚かさによる当然の帰結と考えるか。 - : 1 [sage] 2018/08/01(水) 03:09:20.88
- 2005年のTVドラマ「女王の教室」より
「愚か者や怠け者は差別と不公平に苦しみ、賢い者や努力した者は色々な特権を得て、
豊かな人生を送ることができる。それが社会というものです。
あなた達は、この世で人のうらやむ幸せな暮らしをできる人間が何人いるか知ってる?たったの6%よ。
この国では、100人のうち6人しか幸せになれないの。
残りの94%は、毎日毎日不満を言いながら暮らすしかないんです。
いい加減目覚めなさい。
日本という国は、そういう特権階級の人たちが楽しくしあわせに暮らせるように、
あなた達凡人が安い給料で働き、高い税金を払うことで成り立っているんです。
そういう特権階級の人達が、あなた達に何を望んでいるか知っている?
今のままずーっと愚かでいてくれれば良いの。世の中の仕組みや、不公平なんかに気付かず、
テレビや漫画でもぼーっと見て何も考えず、会社に入ったら、上司の言うことを大人しく聞いて、
戦争が始まったら真っ先に危険な所に行って戦ってくれば良いの。」 - : 1 [sage] 2018/08/01(水) 03:14:50.42
- ギフテッドとは上級国民にとって非常に都合の悪い存在。彼らはギフテッドが皆生き生きとしてしまうと自分達にとってライバルあるいは脅威が増えると考えているであろう。
日本が欧米諸国と比べて特段、知能の高低という前提に立った話をタブー扱いする理由は何故なのだろうか?
灘や開成など超名門校はギフテッドという概念を必要としないような環境だが、そこまでは行かない普通の私立中学校でもギフテッドは非常に生き生きとまではいかなくとも潰れなくそれなりの進路に進むであろう。
問題は公立中学校。もちろんギフテッドという概念が必要ないぐらい上手くやっているギフテッド、ちょっと苦労をしているがそれなりにやっているギフテッドもいるのだが、あるタイプのギフテッド(発達障害と診断されるかもしれない)が非常に潰れやすいのだ。
この社会には「知能に対するルサンチマン」とでも呼ぶべきものがある。知能の違いなんてほとんどないよ、努力が大事だよ、どうせ天才なんてものはいないよ…云々といいながら、
自分の子供を英才教育をし天才に育てようとしたり脳を鍛えることにこだわるなど天才や高知能への憧れが強い国民性なのである。
上級国民ほど知能へのルサンチマンはおそらく強い。人々(一般庶民)は勉強ができたり知能が高い奴ほど知的で社会的評価の高い職業(上級国民)に就くと信じており、
その勉強ができたり知能が高い奴が上級国民になって我々を支配すると信じている。だから学校において身近な優等生やギフテッドに対して嫉妬や妬みを持つ者がいるのではないだろうか。
だとするならば、この上級国民になれるかなれないかで裕福や幸福が決まってしまう社会を見直すことこそが優等生やギフテッドを救済する一番の方法ではないだろうか。 - : 1 [sage] 2018/08/01(水) 03:32:28.97
- 日本には欧米のように市民が自ら自由や人権を勝ち取った歴史がないのだ。
今の日本は上級国民の、上級国民による、上級国民のための国家になっている。
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