ttp://ecx.images-amazon.com/images/I/515WbfT81lL.jpg アストリッド「やっと帰ってきたか。ロロナ」
エスティ「おかえりなさい。ロロナちゃん」
ロロナ「エスティさんにティファナさんも来てたんですか。もしかして…？」
ティファナ「ロロナちゃんが特別なパイを作ってくれるって聞いて来たのよ」
アストリッド「ロロナの帰りが遅いから、こいつが酒を飲ませろと言い出して生きた心地がしなかったぞ」
ティファナ「いいじゃない。ちょっとくらい…二人がかりで全力で止めなくても…」
ロロナ「あはは…それは止めてくれて正解かも…」
リオネラ「ロロナちゃん。私も手伝うから、早く作っちゃおう」
ロロナ「そうだね。じゃあ、くーちゃんとパメラも師匠たちと一緒に待ってて」
クーデリア「はいはい。変な物入れるんじゃないわよ」
パメラ「あたしは食べられないけどね〜」ｼｸｼｸ
ホム(コニャックは先にパメラ屋さんに持っていきました。…ここに持ってこなくてよかったです)
リオネラ「錬金術は使わないの？」
ロロナ「うん。錬金術だと一日かかっちゃうし、それだとパイの日も終わっちゃうから…材料は食べ物だから普通に作れば大丈夫だよ」
(一時間後)
ロロナ「できた！」
パメラ「おいしそうな匂いねぇ〜。あたしは食べられないけど」ｼｸｼｸ
ロロナ「パメラにも嗅覚はあるんだね」
リオネラ(食べられないのに匂いはわかるって、余計つらい気がする…)
アストリッド「できたのか？」
ロロナ「はい！バッチリですよ♪」
エスティ「わー、美味しそう♪」
クーデリア「見た目はまともね」
ティファナ「切り分けていいの？」
ロロナ「はい。お願いします」
ｻｸｻｸ
アストリッド「ふむ。一見普通のアップルパイのようだが…？」
クーデリア「食べてみればわかるでしょ」
ロロナ「どうぞ。みんな食べてください♪」
パメラ「あたしはｒｙ」
アストリッド「うまいな」ﾊﾌﾊﾌ
リオネラ「美味しい。さすがロロナちゃん♪」
エスティ「この中に入ってるのって何？」
ティファナ「何かのピクルスみたいだけど…」
パメラ「それは生姜。いわゆるジンジャーね」
クーデリア「甘味と酸味と辛味もある複雑な味ね。パイ自体が美味しいから普通に美味しいけど」
ロロナ「んー。確かに美味しいんだけど…」
リオネラ「どうしたの？ロロナちゃん」
ロロナ「今日はパイの日！年に一度の特別な日を象徴する特別なパイには、これじゃ物足りないよ！もっと刺激が欲しい！」
アストリッド「やめろ。食べ物に刺激物は要らない」
クーデリア「そーよ。食べ物以外の物を使ったパイなんて誰も食べたくないわよ」
ロロナ「みんなはパイを食べてて。私は新しい材料を探してくる！」
ティファナ「でも、もう夜よ。明日行けばいいんじゃないかしら？」
ロロナ「それじゃパイの日が終わっちゃいますよ！」
エスティ「しょうがないわね…ちゃんと食べられる食材を使うんだったら、私が一緒に行ってあげる」
ロロナ「エスティさん…ありがとうございます！」
クーデリア「本当に今から行くつもり…？」
リオネラ「私も行くよ。ロロナちゃん」
パメラ「あたしは帰って寝るわ〜。パイも食べられないし」ｼｸｼｸ
アストリッド(やれやれ…ジンジャーパイではロロナにとっては“珍味”の基準を満たしてないらしい)
ホム(珍味と言っても、この板で扱うのは食べ物に限られるはず…ですが)
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