動物キャラバトルロワイアル4っぽふさふさ
- : 名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2010/04/18(日) 11:01:27:x//Ny0Cx
- 動物なキャラでバトロワを
しようっていうスレだにゃ。
キャットファイト?いいえ漢の闘いです!(メスもいるよ)
予約をされる場合の期限は5日。延長は2日まで。
まとめwiki
ttp://www6.atwiki.jp/animalrowa/pages/1.html
したらば
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/11497/ - : 名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2012/04/26(木) 22:53:04.61:FLxAt/3t
- sien
- : 未完成の自画像 ◆ZFT/mmE33. [sage] 2012/04/26(木) 22:54:07.22:pJyc8Otd
- 例えば、キルア達王討伐隊でもそう。
任務の遂行中で誰かが動けなくなる程の怪我を負ったとしたら。
オーラを使い果たして立ち上がる事も出来なくなったら。
仲間達だけでなく、催眠をかけられている人民の行列に何かしらの危険が及びかけたとしたら。
見捨てろと明言した者は誰一人いなかったが、個々の役割を忠実に守る事は何度も念を押され、約束させられた。
つまりは、誰かを助ける事で己の役割を果たせなくなってしまうのならば。誰かが足手纏いと成り果ててしまったのならば。迷わず見捨てろという事だ。
無論それは王討伐=人類の未来という大義の為の話であり、訳も分からず殺し合いの場に放り込まれた者に適用出来る理屈では無いのかもしれないが、大を生かす為に小を殺すという点ではあちらもこちらも状況は然程変わらない。
終わりは唐突に、理不尽に訪れるものだという事は、NGLでキメラアントの大群に襲われた時に思い知らされた。力の無い弱者はただ死ぬしか無いという事も。
生物の本能としても、キュウビ討伐の戦いとしても、自然界のルールとしても、大局を見れば他者を切り捨てる事を否定しきるだけの理由は有る筈がないのだ。
故に、イカルゴにはラルクの言い分は否定出来ない。説得の自信も、交渉の材料も無い。
だが――――イカルゴのプライドと信念がそれを認めたくないのもまた事実。理屈と感情の板挟み、物語ではありふれた話だ。
せめてラルクが殺し合いに乗っていてくれていたのならば、例え殺される事になろうとも全力で戦えるのだが、生憎とそうではない。
結局のところ、協力か。それとも敵対か。どちらを選べば良いのか分からずに今に至る。
(キルアならこんな時どうすんだろーな……)
葛藤の中、イカルゴは作業の手を止めていた事に気付き、億劫そうにそれを再開した――――その時だった。
ラルクが弾かれたように振り返る気配が目の端に入った。
反射的にイカルゴが動いてしまうその直前――――突然に現れた何者かの気配を後方に感じた。
敵襲。
気付いた瞬間、すかさずイカルゴは後ろのまん丸に向け、トカゲの身体を操っていた。
振り返りがてら、侵入者の姿を視認する。そいつは、これまで見た事も無い程に巨大な白虎だった。
位置から察するに、あの地下への通路から飛び出してきたらしい。抜け道から入り込んできたか。迂闊さを呪うも、あの道を塞ぐ手立ても監視する人手も無かったのも事実。ミスと断ずる事は出来ないし、引きずっている場合ではない。
白虎は恐ろしい早さでイカルゴに迫っていた。
まん丸までの距離はたったの数歩。そこまでは確実に自分が早い。
問題は、まん丸を抱え上げてから、次のリアクションが取れるかどうか。それもギリギリだが、自分の方が早い――――。
その計算は、白虎の次の動作に完全に狂わされた。白虎は後ろ脚で一際強く床を蹴り、地面を滑るかのように躍りかかって来たのだ。
咄嗟にイカルゴはまん丸を抱え上げる事を中断し、まん丸に舌を伸ばしながら横に跳んだ。
メレオロン並の長く器用な舌は、脚力同様にこのトカゲの長所。
長々と伸ばされた舌が小柄なペンギンを絡め取り、引き戻す。それは僅かな差ではあったが、白虎が左前肢を叩きつけるよりも先を取った。
だが、白虎は着地すると同時に軽やかに身を捻り、巨体に似合わぬ機敏な動作でまっすぐにイカルゴを追尾する。
その、顔面――――イカルゴは横に跳びながら、既にトカゲの右腕から突き出した照準を敵に合わせ、己の頭を膨らませていた。
(蚤弾(フリーダム)!)
育て上げた蚤が空気圧に押され、銃口から勢い良く射出された。
この至近距離。そして、巨大であろうが所詮は虎だ。いくら俊敏であろうとも、彼の蚤弾より速くは動けない。
エントランスホール内に硬い岩盤にでもぶち当たったかのような激突音が響いた。
蚤弾は狙い通り、白虎の眉間に着弾した。仰け反りを見せ、巨体はその場に崩れ落ちる――――筈だったのだが。
「っ!?」
白虎の顔は確かに弾かれはしたが、それはほんの僅かな時間の事。瞳に怒りを宿し、すぐに体勢を立て直して三度目の突進を見せた。
イカルゴの顔が、焦りで歪んだ。
蚤弾には、マガジンは無い。一発撃つ毎にリロードを繰り返さなくてならないのだ。その暇が、今は無い。
離した距離は、瞬き一つの間で呆気無く詰められた。
次の瞬間に奮われた巨大な豪腕を、イカルゴの目が捉える事は無かった。
トカゲの身体は身動き一つ取る事も無く、叩き潰されていた――――。 - : 未完成の自画像 ◆ZFT/mmE33. [sage] 2012/04/26(木) 22:55:11.60:pJyc8Otd
- ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
結局何の役にも立たなかったか。
ぱっくんトカゲの力を試す意味合いも含めて、事の顛末を冷えた目で眺めていたラルクがその感想を抱くのと、ぱっくんトカゲの陰からタコのような軟体動物が飛び出したのは、ほぼ同時だった。
数瞬して、ラルクは気付く。あれがオーボウの言っていた、殺した筈のヨッシーの「動いた理由」なのだと。
教会で言葉を交わした時とはまるで別人と変わっていたヨッシーは、自身に都合の悪い質問になると答えを濁すだけだった。
何故生きているのか。その問いにもヨッシーは沈黙を返したのみ。
その為、動いている訳については幾つかの推測は立てたものの確信までは至らなかったが、これで得心がいった。単純といえば単純な話だ。あのタコが死体に取り憑いて操っていたのだ。
魔術の類での遠隔操作ではなく、直接死体に取り憑いて操る能力を持つタコ。――――となれば、多少話は変わってくる。
タコはペンギンの子供を頭の上に掲げ、襲撃者の白虎から距離を取ろうと必死に数本の触腕を足替わりに動かしていた。
ぱっくんトカゲの身体を一撃で肉塊へと戻した白虎もまたその存在に気付き、不可思議そうな顔でトカゲとタコを見比べていた。が、すぐに一層目を輝かせてタコへの追撃に移った。
先程触腕の一本から撃ち出した技――雪原で頭部を撃ち抜いたのはあれか――も白虎には効いた様子は見られない。あのペンギンを囮にでも使わぬ限り、今度こそタコは逃げ切れはしないだろう。
ラルクの予想通り、間もなくタコは壁際に追い詰められた。それは、ラルクにとってはチャンスでもある。
逃げ場の無いタコに、白虎は容赦無く爪を振るわんとする。
極力敵意を殺し、白虎の視界に入らぬよう位置取りを意識していたラルクは、そのギリギリのタイミングを見計らい、身体を瞬発させていた。
犬の荷物に入っていた二つのまんまるドロップのおかげで、身体は今までよりも大分軽い。右手の中の短剣をくるりと回し、逆手に構える。
白虎がこちらの気配に気付いたが、遅い。タコにその爪が届くよりも早く。白虎が回避するよりも早く。ラルクは白虎の背中に飛び乗っていた。
勢いのついたラルクの全体重がぶつかり流石の巨体もよろめくが、白虎は踏ん張りを効かせ、何とか倒れまいとする。
その、躯体の硬直した一瞬の隙。タコが触腕から何かを撃ち出し――恐らくは空気――上方へと飛ぶのを尻目に、ラルクは構えたナイフを躊躇わずに襟首に振り下ろした。
だがその一振りが奏でたものは、ラルクの望んだ音ではなかった。
響いたのは、まるで石畳にナイフを突き立てたかのような低く鈍い音。掌に、強烈な痺れが走った。
刃は肉を貫いてはいない。この白虎、単純にタフだというだけではない。体毛の下に何か鎧でも仕込んでいるのか、掠り傷一つ負わせる事すら叶わなかった。
(まさかこいつもゴーレムじゃあるまいな!?)
しかし、虎型のゴーレムなど聞いた事も無い。尤も、それを言うならば猫も同じだが。
ラルクの下で、白虎が大きく躯体を揺るがせた。振り落とす気だ。
「チッ!」
刃が通らぬ以上、乗り続ける事は無意味。完全にバランスを崩されるより先に、ラルクは白虎から飛び退いた。
数メートル程離れた場所に着地するラルクへとその躯体を向けた白虎は、歪めた口元から銀色の牙を覗かせ、鋭い眼光をぶつけてきた。今ので完全に標的を変更したようだ。
元の標的は――白虎の姿を常に意識しつつ素早く辺りに視線を回すと――天井だ。
タコはペンギンを抱えたまま、その吸盤で天井に張り付いていた。
ペンギンも漸く目覚めたらしく、タコと何やら言葉をかわしているが、どちらも手助けに来る気配は無い。
ペンギンが未だ身体を動かす事までは出来ないのか。或いは、今度はこちらが囮に使われる番か。 - : 未完成の自画像 ◆ZFT/mmE33. [sage] 2012/04/26(木) 22:55:56.44:pJyc8Otd
- (……まあ、どちらでも良い)
こうなれば、実力の分からぬ者に下手に動かれるよりは、一人の方が戦い易い。少なくとも、敵の行動が読み易くなるのは確かだ。
この白虎が、ラルクだけに向かって来ると言うならば――――。
今にも飛びかからんとする獣の眼光を、ラルクは真正面から受け止めた。
獣の一挙一動、見逃すまいと、集中力を高めていく。
表から吹き込む暴風の鳴き声も、震え止まぬ窓の音も、睨み合いの中から存在を消して行く。
残るものは、対峙する獣の姿と唸り声。ただ、それだけ。
先に動きを見せたのは白虎の方だった。
瞬間で身を伏せるその構えは、猫科動物の狩りの予備動作。
白虎の構えに合わせて、ラルクは――――身体を、翻していた。完全に白虎に背中を向け、走り出したのだ。
見据えるは、ドアが壊れっぱなしの玄関口。
白虎が反射的に駆け出したのが、後ろを振り向かずとも分かった。
向かい風の強風に煽られ、脚が鈍る。その間にも白虎が距離を詰めてくる。二足歩行と四足獣。空気抵抗の差が、如実に現れる。
それでもラルクは一切後ろを見る事無く、ただ外へ向かって身体を運んだ。
玄関口を抜け、廂の下に出れば、降り注ぐ大雨がラルクの身体を撃ち付ける。白虎の気配はすぐ側にまで迫っていた。
次の一歩で、追いつかれる。
そう確信を抱いていながら、ラルクはその一歩を踏み出した。
咆哮と共に、背後の殺気が増した。
ラルクの身体は確実に白虎の射程内に在った。そして、白い前脚が一筋の閃光を作った。
その一閃は、確かにラルクの紅い鎧ごと、背中を切り裂いていた。
ぱっくんトカゲ同様、狼男の身体も叩き潰した――――恐らく白虎はそう思った筈だ。
だが、その思考はすぐに驚愕へと擦り変わっただろう。それは、白虎の表情にありありと浮かび上がっていた。
白虎が確かに捉えた筈のラルクの身体は、今もそこにあった。白虎と重なって、今もその場所に存在していた。
すり抜ける肉体。その謎を、白虎が解き明かす事は無い。いや、身を持って解き明かしたとも言えるのかもしれないが。
直後、豪邸の前に爆音が鳴り響いた。
白虎と重なるラルクの身体が唐突に火柱と成り変わり、その巨体を高々と打ち上げたのだ。
地閃殺――――創り出した分身より立ち昇る爆発で敵を攻撃する、ラルク独自の奥義。
屋敷の玄関前に大量の砂埃が一瞬にして広がった。その中から、白虎の巨体が数メートル上空に舞い上がった。
とは言え、ラルクもこれで終わるとは思っていない。
白虎の身体能力は尋常では無い。ラルクが一撃で失神させられた程の技に耐え、かつ、刃を通さぬ硬さを誇る。これだけで死ぬとは到底思えない。
――――地閃殺は、前奏曲に過ぎない。 - : 未完成の自画像 ◆ZFT/mmE33. [sage] 2012/04/26(木) 22:56:27.61:pJyc8Otd
- 分身の爆発が上がった時、少しばかり離れた位置で、既にラルクは次の行動に移っていた。
口に入れたのは、馬の仔の持っていた支給品。数秒の間だけ、身に着けているもの全てを含めて巨大化出来るという不思議なきのこ。
その効力はすぐに現れた。
ラルクの身体は膨張する。舞い上がった白虎の巨体を追い抜き、屋敷の高さを追い抜き、瞬間的に、そこには20m程の一人の巨人が生まれた。
宙に浮いている白虎は、自らを覆う巨大な影に気付いたのか、それとも気付けていないのか。
どちらにしても、白虎は自由に動ける状況下にはいない。取れる選択肢は、何もない。
豪雨すら霧雨程度に感じられる肉体で、ラルクは右腕を無造作に振るった。
こうなれば子猫程度にしか見えない白虎の躯体を掴むと、思い切り握りしめながら、腕を掲げ上げる。
白虎の身体中の骨がへし折れる感触が伝わった。その骨が凶器と代わり、内側から全身を突き破る。掌の中に、鮮血が溢れた。
そして――――その手の位置は、地上から30m近くとなるだろうか。ラルクは、渾身の力を込めて、右腕を振り下ろした。
腕の勢いに押された空気が屋敷の窓という窓を叩き、震わせる中。地面から、バン、と案外鈍い音が響き、赤い染みが広がり始めた。ある意味では美しくもあった白い毛並みも、今は汚い朱に染まっていた。
念の為に踏み潰すか。
そう思うも、始まりが瞬間的ならば、終わりもまた同じに。きのこの効力が切れ、ラルクの身体は元に戻る。
僅かに逡巡するが、ラルクはゆっくりと広がり続ける血溜まりに歩み寄った。その中心にあるものは、身動き一つ取らない。おとなしく絶命してくれたようだ。
これで、シエラへの危険はまた一つ消えた――――。
屋敷に引き返し、エントランスホールに入ったラルクを出迎えたのは、タコとペンギンだった。
タコは、やはり警戒した様子で。ペンギンは、びくついてはいるものの、何かを言いたげな様子で。 - : 未完成の自画像 ◆ZFT/mmE33. [sage] 2012/04/26(木) 22:56:51.42:pJyc8Otd
- ともすれば倒れ込んでしまいそうな程に覚束ない足取りで、ペンギンの子はこちらへと向かってきた。
それは、元々の身体能力なのか。それとも疲労が抜けていない故か。
「あ、あの、狼さんが……助けてくれた、んですよね?」
辿々しく紡がれる言葉は、頭の回転の問題か。それともやはり疲労のせいか。
どちらも、どうとでも取れる。ならば――――手っ取り早く、済ませるか。
「助けてくれて、ありがとうござ――――」
それ以上、ペンギンが礼を続ける事は、無かった。
彼からすれば、唐突に心臓に生えたナイフ。
ラルクの手は、投擲を終えていた。
「バカなっ!? お前、何でだ!? まだ足手纏いだって決まったわけじゃねーだろ!?」
「……いや、今決まった。あの程度の攻撃も避けられないなら、こいつは足手纏いだ。それに――――」
崩れ落ちるペンギンに唖然とした目を向けながら、タコが非難めいた声を上げるが、ラルクは冷めた答えを返した。
そう。ラルクは力を試しただけだ。力が足りなければ、死ぬ。それだけの事。
この120年もの間、ティアマットの計画に乗り、使える人間かどうかを試す為に全くの無関係の者を奈落へ落とし続けてきたのだ。ナイフを投げたのは、それと何ら変わらない。
「――――死んだところで問題あるまい? こいつに物凄い力があると言うのなら、お前が使えば良い。操れるんだろう?」
ペンギンの死体からナイフを引き抜くと、ラルクは先刻までと同じ位置に戻り、腕を組んで壁にもたれかかった。
見上げる空は、今も暗く澱んでいる。落ちる雨は、未だ止みそうにない。
「死体は痛みも感じない。疲れもしない。俺と違ってな」
自嘲気味に、ラルクは口元を吊り上げた。
タコは、今度も何も答えなかった。 - : 未完成の自画像 ◆ZFT/mmE33. [sage] 2012/04/26(木) 22:57:15.31:pJyc8Otd
- 【G-4/豪邸/一日目/午後】
【ラルク@聖剣伝説Legend of Mana】
【状態】極軽度の凍傷、左腕に銃創(極小)
【装備】スティンガー@魔法少女リリカルなのはシリーズ×1、手榴弾(3/3)@ケロロ軍曹、ユーノのメモ(ギロロたちが駅に貼っているものと同種)
【道具】支給品一式×4(ラルク、ウマゴン、オーボウ、パスカルの分。その内オーボウの分には食料、水は無し)、不明支給品0~3(確認、武器は無し) 、ハーメルのバイオリン@ハーメルンのバイオリン弾き、ラスタキャンディ@真女神転生if...
【思考】
基本:キュウビの打倒に対し、シエラの障害になる者は殺す。役に立ちそうな相手なら、場合によっては多少協力する。
0:シエラが無事であってほしい
1:武器が欲しい。出来れば斧
2:シエラとは戦いたくない。そうなる可能性があるので、会うのも避けたい
※参戦時期はドラグーン編の「群青の守護神」開始より後、「真紅なる竜帝」より前です。
※ここが自分の世界(ファ・ディール)ではないと気付いていません。
※また、死ねば奈落に落ち、自分は元あった状態に戻るだけだと考えています。
※伝説の剣@ハーメルン が武器として使い物にならないことを知りました。
【イカルゴ@HUNTER×HUNTER】
【状態】健康、葛藤(?)
【装備】蚤弾(フリーダム)×?、キルアのヨーヨー@HUNTER×HUNTER
【道具】無し
【思考】
基本:殺し合いから脱出、可能ならキュウビ打倒
1:…………
2:豪邸でザフィーラ達の帰りを待つ(?)
【備考】
※原作25巻、宮殿突入直前からの参戦です。
※イカルゴの考察
・イッスンはキュウビの想定外?
・キュウビには異世界の協力者がいる?
・キュウビ側の統制は取れていないかもしれない
&color(red){【ムックル@うたわれるもの 死亡】}
&color(red){【まん丸@忍ペンまん丸 死亡】}
&color(red){【残り 14匹】}
※放送の事も含め、ラルクとイカルゴが本編に書かれている以外にどれだけの情報を共有したかは後続の方に一任します。
※イカルゴの支給品、クズリの支給品、まん丸の支給品は豪邸エントランスホールに置かれています。
・イカルゴの支給品:デイバッグ(支給品一式(食糧なし)×2、幸せの四葉@聖剣伝説Legend of Mana、シュバルツの覆面@機動武勇伝Gガンダム、ハンティングボウ@銀牙
・クズリの支給品:支給品一式、グリードアイランドカード(初心、神眼)@HUNTER×HUNTER、グリードアイランドカード(複製)@HUNTER×HUNTER×3、カベホチ@MOTHER3、ダムダム草@ぼのぼの、打岩@グラップラー刃牙
・まん丸の支給品:支給品一式、チョコビ(残り4箱)@クレヨンしんちゃん
※まん丸の死体には、忍刀@忍ペンまん丸 、折り紙×10枚@忍ペンまん丸、サトルさん@忍ペンまん丸 が残されています。
※ムックルの死体には、鋼鉄の牙@ドラゴンクエスト5 が残されています。
※豪邸地下室にあるクズリとパスカルの死体がムックルに食われているかどうかは不明とします。
※D-6の洞窟は豪邸の地下室の抜け道と繋がっています。この地下通路に他の場所への道があるかどうかは後続の方に一任します。 - : 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2012/04/26(木) 23:00:08.48:FLxAt/3t
- 紫煙
- : ◆ZFT/mmE33. [sage] 2012/04/26(木) 23:00:37.06:pJyc8Otd
- 以上で投下終了です。
矛盾点、問題点等ありましたらご指摘下さい。 - : 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2012/04/27(金) 17:21:19.55:8vammYpx
- 投下乙
ここでまん丸落ちたか~
相変わらずシスコン狼は駄目な子だ・・・ - : 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2012/04/27(金) 23:10:46.09:bQpiAJ/L
- 投下乙でした。
尽く強キャラキラーですな、シスコンは。
ムックルまでも……。
イカルゴはどうするんだろう。 - : ◆ZFT/mmE33. [sage] 2012/04/28(土) 10:20:20.00:Tfd65Adw
- 感想ありがとうございます。
WIKIへの収録も完了しました。何か抜けがありましたらご指摘願います。 - : 陰の天、宙の風 ◆TPKO6O3QOM [] 2012/08/14(火) 18:50:09.36:qYp1p9xc
- 中嶋陽子は自分の置かれた状況に酷く困惑していた。
もっとも、ケイキ――いや、景麒にこの世界に連れてこられてから困惑しない時などなかったが。
目の前に立つ二人の男性――精悍な面持ちの武人然とした男が雁国王、金髪の小柄な少年が雁国宰輔だという。
一方、自分は囚われてもおらず、それどころか上等な絹の衣装を着せられて彼らと同席している。此処は上空を覆う雲海の上、関弓山の頂にある王宮だ。
そして、何より頭を悩ませているのが――己が慶国の新たな王である、ということだ。
どうしてこうなってしまったのか。自分にも解りかねていた。
楽俊を見捨てて、だけれども呵責に耐えかねて午寮の街へと戻った。しかし、楽俊の姿はどこにもなかった。
見てきてくれた行商の話から少なくとも楽俊が死んではいないらしいことを知った。それだけで十分だった。楽俊は、家に帰ったのだろう。自分は楽俊を見捨てたのだ。それどころか、戻って殺そうかとすら考えたのだ。
そんな女を、彼が待っている道理はない。
これでいいのだ。ただ、楽俊に心からの礼を一度も告げていないことだけが心残りではあった。
二月をかけて阿岸に辿り着き、そこから雁国の烏号へと渡った。
雁は海客に心易い国だ。三年間だけではあるが、手厚い援助を授けてくれる。その間に身の振り方を考えろということだ。
街で働く内に、芳陵という郷城に壁落人という海客がいると知った。
彼を訪ね、これまでの顛末を話した際、陽子を連れてきたのが慶国の麒麟であると告げられたのだ。加えて、麒麟が頭を下げるのは自らの国王だけであると。
呑み込めない陽子を他所に、壁が宰輔の許に手紙を送り、そして迎えが来た――。
「まだ、信じられないか?」
雁国王・延に話しかけられ、陽子は目を瞬かせた。
「え、ええ。他人事のような気がしています。御伽噺みたいで」
「まあ、無理もないがな。だが、おまえの持つ水禺刀が何よりの証拠だ。この地で言葉が通じることも併せてな」
「――慶の状況は良くない。景麒を捕えて以降、偽王軍の勢いは大きく増した。麦州が落ちるのも時間の問題だな」
少々苛立ったように宰輔――延麒が口を挟んだ。
慶国は先代の王が崩御し、偽王が立っている。しかし、この世界では王を麒麟が選ぶ。王が立たねば、大地は荒れ、妖魔が増え、病が蔓延する。
覆しようのない封建制に縛られ、管理されているのがこの世界の現状だという。
しかし――。
感情が顔に出ていたのだろう。延麒が小さく笑った。
- : 陰の天、宙の風 ◆TPKO6O3QOM [] 2012/08/14(火) 18:51:15.21:qYp1p9xc
-
「陽子が家に帰りたいだけってのは分かる。王になりたいわけでもないってこともな。俺は尚隆と違って、陽子に王を強制するつもりはない」
「だが、戴と芳が瓦解し、柳と巧が怪しい今、せめて慶には立ち直って貰いたいことは俺もこいつも変わらん。これ以上、荒民が流れ込めば、我が国も立ち行かなくなる。そうなれば、荒民に対し、無慈悲な決断をしなくてはならん。俺は俺の国の民を守らねばならんからな」
「だから逃げ道を塞ごうとすんなっての。責任を追う覚悟さえあれば、王は何をしたっていいんだ」
陽子は言葉を発することができなかった。
自分の肩に全国民の命がかかっている。実感は湧かなかった。あまりに大きすぎて、想像が追いつかない。
今までは自分の命の心配だけだった。惜しむのは自分のためであった。しかし、そうではない。
見ず知らずの数多くの命が、己の動向ひとつで失われる。そして、それはそれらの命の贖いなしでは放り出すことすら出来ない。
「ただ、俺の願望を言わせてもらえば、景麒だけは助けてやってほしい。あんな姿はあんまりだ。あいつだけでも、国のために残してやってほしい」
「……そのことは異存ありません」
「今はその返事で充分だ」
延麒が安堵したような笑みを浮かべた。
「一つ、陽子に伝えておくことがある。これは現存する王と麒麟、全員が知っていることだ。この二月の間、蝕が異様とも言える頻度で起こっている」
陽子は眉を潜ませた。蝕は海客が起こす。そう詰られ、幾度も命の危険に見舞われてきた。楽俊によると、順番が逆とのことだが。
蓬莱や崑崙と呼ばれる日本や中国と、この世界が繋がる災害――。
延麒が延の後を続けた。
「本来交じり合わない二つの世界が強制的に重なって引き起こされるのが蝕だ。有り得ないことだから大きな反発を生み、場合によっては大災害になる。蝕には二通りあるんだ。麒麟が故意に起こすものと、自然災害としての偶発的なものだ。
現在、あらゆる場所で蝕が頻発している。王がいない土地は元より、奏や範といった安定した国でもだ。勿論、雁でも。麒麟の仕業じゃない。あまりに多すぎる。同時に三つも起こったことだってある。
そして、流れてくるものも常とは違うものが混じってきている。見たこともない獣や呪具とかな。俺はよく蓬莱に行くから分かるけど、あれは蓬莱や崑崙にあるような代物じゃない。どっちかいえば、こっち寄りのもんだ」
「それは……どういうことなんでしょうか?」
「果たして、常世はこの世界だけではなかった……ということらしいな。この世界、蓬莱や崑崙がある世界、そしてそれ以外の世界があるようだ」
「はあ……」
延を見るが、彼は皮肉気に頬を歪めた。
- : 陰の天、宙の風 ◆TPKO6O3QOM [] 2012/08/14(火) 18:52:28.85:qYp1p9xc
- 「それも多数だ。言ってみれば、この世界と向こう側は"近い"世界だったんだろう。だから時折交った。他は、"遠い"から交わることがなかった。だが今、それらが全て"近く"なっている。だから、交わる回数が増え、蝕が頻発する。
どうもそういうことらしい。このまま放置すれば融合するのか、ぶつかりあって壊れるのか……どちらだろうな」
「知らせてくれたのは向こう側の人間だ。昔の蓬莱っぽい恰好だったけど、多分違う常世だと思う。半獣というか、達磨というか、珍妙な連中も混じっていたし。
この状況に乗じて、どうも妙なことをやってる奴がいるんだとさ。他の世界と組んで、原因究明と事態解決に動いているらしい」
「そちらにも協力するんですか?」
陽子の言葉に、延は首を横に振った。
「することはするが、積極的なものは無理だ。向こうも軍を出してほしかったらしいが、覿面の罪に符合するかもしれない以上、下手には動かせん。連中も落胆してたな。
うちは冬器や騎獣を貸すぐらいだ。漣は、宝重の呉剛環蛇と共に廉麟を渡らせたな。麒麟だけなら、蝕もそこまでの被害は出ない」
「……綱渡りみたいですね」
「偽王討伐も含めてな。ま、こっちはこっちでやらなきゃならないことをやるしかない。陽子、今日はここまでにしよう」
促され、陽子は席を立った。
己のこと、国のこと、王のこと、蝕のこと――考えることが多すぎて、寝られそうにはなかった。 - : 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2012/09/15(土) 09:39:10.22:owsWIzBO
- 今期の月報です。
前期と比べると3話分進んでいるように見えますが、
その内の2話は以前に投下された番外編を本編に移しただけですので、実質は+1話です。
話数(前期比) 生存者(前期比) 生存率(前期比)
動物 106話(+ 1) 14/47 (- 0) 29.8 - : 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2012/11/22(木) 11:26:28.81:z00h5ODl
- 乙~
- : R-0109 ◆eVB8arcato [sage] 2013/01/08(火) 22:40:29.20:SXb9baKz
- 初めまして、そうでない人はお久しぶりです。
現在、投票で決めた各パロロワ企画をラジオして回る「ロワラジオツアー3rd」というものを進行しています。
そこで来る1/14(月)の21:00から、ここを題材にラジオをさせて頂きたいのですが宜しいでしょうか?
ラジオのアドレスと実況スレッドのアドレスは当日にこのスレに貼らせて頂きます。
詳しくは
ttp://www11.atwiki.jp/row/pages/49.html
をご参照ください。 - : 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2013/01/09(水) 19:16:23.17:pcWT7iCB
- 待ってます。
- : R-0109 ◆eVB8arcato [sage] 2013/01/14(月) 20:52:14.66:+zc95J66
- ロワラジオツアー3rd 開始の時間が近づいてきました。
実況スレッド:
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5008/1358164245/
ラジオアドレス:
ttp://ustre.am/Oq2M
概要ページ:
ttp://www11.atwiki.jp/row/pages/49.html
よろしくおねがいします - : 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2013/01/15(火) 01:22:59.16:hlKqDFbG
- お疲れ様でありました!
こちらに書き込みされてたんですなw - : ◆EwVLYtcCbD23 [sage] 2013/06/09(日) 22:36:34.16:EAJg7Nwc
- クロ、ホロ、イギー、ケットシー予約
- : 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2013/06/09(日) 23:35:07.52:6bt2+oWu
- 久しぶりの予約!
期待しております! - : 名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2013/06/10(月) 19:24:10.14:0sqa8Je6
- 予約だー!
ケットシーが乱入だー! - : ◆EwVLYtcCbD23 [sage] 2013/06/12(水) 21:39:50.70:M+usc5S0
- 投下します
- : 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2013/06/12(水) 21:40:45.93:mU8Cfsga
-
- : 彼にしか出来ないぶち抜き ◆EwVLYtcCbD23 [sage] 2013/06/12(水) 21:41:31.22:M+usc5S0
- 「ヒーッ! ホーッ!! こりゃいいや!!」
空を飛ぶという初めての感覚に、猫の機嫌は鰻登り。
今まで地に足を着けて歩くことしか知らなかった彼は、大空の旅を満喫していた。
とはいえ、そこまで自由なものではないのだが。
飛ぶ方向は決まっているし、速度も一定。
自分の思い通りに動かすことは、出来ない。
けれども、初めてというのはやはり気持ちがいいもので。
全身を使って風を切る、ということを思う存分楽しんでいた。
「ふぅ、もーいっかいと行きたいけど、ここは温存しとくべきだよね~」
初めてとは思えない完璧な着地をこなし、上機嫌の猫はあたりを見渡していく。
あたりに広がっているのは、瓦礫の山。
すこし歩きにくい地面を、よたよたとケットシーは歩く。
「おっ、マグネタイトじゃん? ラッキーラッキー」
転がっていたいくつかの死体から、生体マグネタイトを吸い取っていく。
死んでから間もないからか、その量はケットシーの予想以上に多かった。
「これでしばらく安心だね! うーんオイラってほんとにラッキーボーイ!」
丸々二日は生き延びられると見ても良いほどの、大量のマグネタイトを手に、ウキウキで探索を続ける。
その他にも、死体が持っていた道具を次々と拾得し、自分のものにしていく。
見事逃げ仰せた上に、マグネタイトと道具も手に入った。
なんて幸運なのだろうと、自分でも思う。
そう、確かに幸運だった。
「ん……これって」
光輝く「それ」さえ見つけなければ。
かつて投げ捨てた、一つの金属片。
それを、傷ついた手で触ってしまった。
さっきは手袋越し、しかも傷の付いていない手で触ったから良かったのだ。
もし、あのとき傷口が「それ」に触れていたら、話はまた変わったかもしれない。
まあ、今こうして。
「傷口」で「それ」に触れてしまったから、どうしようもないが。
ぶつん、という音と共にブラックアウトする意識。
自分のモノが、自分だけのモノが何かに塗り変えられていく。
手放しちゃいけない、誰にも渡してはいけないと分かっているのに。
体はとっくのとうに言うことが利かなくて。
染まる、染まる、染めあげられる。 - : 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2013/06/12(水) 21:42:16.45:mU8Cfsga
-
- : 彼にしか出来ないぶち抜き ◆EwVLYtcCbD23 [sage] 2013/06/12(水) 21:42:16.91:M+usc5S0
-
……肉は確かに細切れになっていた。
だが、あの時一つだけ確認しなかったことがある。
なぜ、楽俊はザフィーラ達を襲ったのか。
その大本を突き詰めることをせず、"再起不能"の烙印を押した。
元凶は、元気に生きていたというのに。
こうして、再び"肉"を得た「それ」は、再びこの地に蘇った。
さらに、面倒なことは続く。
悪魔が実体化するために必要なエネルギー、生体マグネタイト。
ケットシーは、大型悪魔でも一日は暮らせる量を持っていた。
生体マグネタイトは、用途に応じて姿を変える。
故に、どんな悪魔にも適合し、その力となることが出来る。
いわば、何にでもなれる"秘宝"といってもいい。
それが、デビルガンダム細胞と組み合わさった。
自在に変形することができるデビルガンダム細胞と、どんな姿にも適合する生体マグネタイト。
もちろん、反応が起きないわけではない。
生体マグネタイトが何であるかを理解し、即座に情報を組み替えていく。
ケットシーの体すらも生体マグネタイトに変換し終えた細胞は、次々に変形をこなしていく。
その途中、あたりの瓦礫を巻き込み、あたりの死体を巻き込み。
有象無象と化した一本の塔が、天高くそびえ立つ。
まるで、悪魔合体が行われているかのように。
やがて、ぼろぼろと肉片や瓦礫がこぼれ落ち、塔が崩れさっていく。
表面がはげ落ちるようにボロボロと、休む間もなく崩れていく。
そしてしばらくして、削げ落ちる物がなくなったとき。
「我は――――」
無数の翼、光輝くような髪、天を突かんとする白い角。
「――――魔王」
漆黒を纏いし存在が、そこに立っていた。 - : 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2013/06/12(水) 21:43:22.49:PnxVe9Es
- sien
- : 名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2013/06/12(水) 21:43:27.85:aTN7VLbR
- 支援
- : 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2013/06/12(水) 21:43:31.71:mU8Cfsga
-
- : 彼にしか出来ないぶち抜き ◆EwVLYtcCbD23 [sage] 2013/06/12(水) 21:43:42.91:M+usc5S0
-
沈黙。
ナメた口調の放送が流れてから、三者共に口を開かずに居た。
目的を失ってしまったイギーは押し黙り。
最初はベラベラと自己紹介に花を咲かせていたホロですらも口を閉ざしている。
そしてクロも例外ではなく、放送に言葉を失う。
「あー、ったく、待ちっぱなしってのはガラじゃねぇなぁ」
しばらく沈黙が続いた後、クロがおもむろに口を開く。
我慢が出来なかったのか、それともこの空気を壊そうとしたのか。
「だったら雨でも浴びて来いよ」
「機械の体じゃ雨は楽しめねぇよ」
「だろうな」
それに乗るようにイギーも口を開く。
軽口を飛ばしあうくらいには、待ちというものは辛い。
しかも、今は放送の所為で妙に重苦しい空気が流れている。
イギーとしても、気を紛らわせたかったのだろう。
何より行動派のクロにとっては、そんじょそこらの攻撃より辛いかもしれない。
イギーにナメられるわけにもいかないし、かといってここをほっぽりだして大暴れするわけにもいかない。
まだ口を開こうとしないホロの行動も見守りつつ、ただただ待つ。
ストレスの限界と戦いながらも、クロはただひたすらに待ち続けていた。
そして、念願のストレスフリーを、クロは手にすることとなる。 - : 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2013/06/12(水) 21:44:11.01:mU8Cfsga
-
- : 彼にしか出来ないぶち抜き ◆EwVLYtcCbD23 [sage] 2013/06/12(水) 21:44:32.03:M+usc5S0
-
「……ッ!!」
その場にいる三者全員が、息を飲む。
いや、息を飲まざるを得ない。
むしろ、飲まない者がいたとしたら、よっぽどの脳天気野郎か自信過剰のキチガイくらいだ。
踵から尻の穴、背筋を通ってうなじまで、ぴったりと離れることなく舐められる感覚。
ゾゾゾッ、とした悪寒が止まらない。
現に、そこまで場慣れしていないであろうホロの足は震え、歯を慣らして怯えはじめている。
イッスンに至っては言葉を失うあまり、白目を剥いているほどだ。
場慣れしているイギーやクロでさえ、冷や汗が止まらないのだから無理もない。
「仲良くそろって大脱走、ってのを許してくれそうも無ぇな」
「あの図体相手じゃ逃げ場もねぇだろ」
ようやく言葉を出すことができたイギーに、クロは冷静に突っ込んでいく。
目の前にはサッカー場を覆わんとする巨体、隠れ場所は一時しのぎでしかないし、逃げ場は無いと言って良い。
あの巨体の目の位置から見えないところまで逃げるのは、相当骨が折れることだろう。
……それも、相当な脚力があっての話だが。
「つーか、逃げんのか? 臆病なんだな、お前」
「君子危うきに近寄らずってヤツだ、オメーみたいな脳味噌筋肉のキチガイ野郎と一緒にすんな」
クロの問いかけに、イギーはとてもめんどくさそうに答える。
もとより、面倒臭いことはとことん嫌う性格だ。
ヤバいと分かっていながら突っ込むなんて、大馬鹿のする事だ。
「ハッ、大口叩いといてイザって時は逃げ腰か。
しゃーねぇなぁ、バブちゃんの為にいっちょ大暴れすっか!」
「何とでも言えこの野郎、誰も好き好んで死にに行きたくはねーよ」
「ケッ、これだから温室育ちは……」
クロの皮肉たっぷりの言葉にも耳を貸さず、イギーはスタンドを発現させ、早々に逃げる準備を整える。
そんなイギーを横目に、クロはすっかり怯えきったホロへと視線を向ける。
「ま、っつーことで。ここは俺に任せて、おめーは全速力で走って逃げろ」
「し、しかしぬしは――――」
「三人そろって逃げ出す余裕なんざ無えっつってんだよ!!」
自分がそこまで死にそうな顔をしているのに、まだ他人を心配するというのか。
そういうヤツから死んでいく、というのはクロは良く知っている。
だから、あえてキツい言葉で突き放す。
こんな場所に安全なところはないとしても、ここに留まるよりかは幾分かマシなはずだから。
お守りから逃れたいとかそういう気持ちもあったが、先に思ったのは「無駄に死なれたくない」という事だ。
「ザフィーラが戻ってきたらちゃんと伝えっから、今はあれから逃げることだけ考えろ!!
あと犬公! テメーはホロを守るくらいしやがれチキン野郎」
「あァ?!」
突然言葉を向けられたイギーが、思わず怒りを露わにした反応をしてしまう。
なぜ先ほどであったばかりの話が長いだけの女を守らなければいけないのか。
そんな義理はないというのに。
「チッ、わーったよ脳味噌筋肉」
けれども、イギーはそれを受けた。
なぜか、というとシンプルな理由しか思いつかない。
目の前の猫に、ナメられたくないからだ。
「正直てめーでホロが守れるかは不安だがな」
「んだと……!?」
「キレてる暇があったら早く逃げろ!」
最後の最後の皮肉に思わず反応してしまったと同時に、クロは剣を片手に漆黒へと飛びかかっていった。
チッ、と軽く舌打ちをしながら、まだ怯えた顔をしているホロを見る。
これを助ける義理はない、分かっているけれどあの猫には舐められたくない。
どちらも"意味のないこと"だとは、分かっているが。
「おい、行くぞ」
心に残る何かに唆されるまま、イギーはホロと共にサッカー場を全速力で後にした。 - : 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2013/06/12(水) 21:44:49.88:mU8Cfsga
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- : 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2013/06/12(水) 21:45:43.24:mU8Cfsga
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- : 彼にしか出来ないぶち抜き ◆EwVLYtcCbD23 [sage] 2013/06/12(水) 21:46:04.44:M+usc5S0
-
サッカー場をぼんやりとした目で見つめながら、魔王は立ち尽くしていた。
と、いうのも、実はまだ"魔王"としての意識が目覚めきっていないというのが正直なところなのだ。
魔獣、ケットシーを媒介として行われた疑似的な悪魔合体。
正規の手段ならば生まれた先の意識のみとなるのだが、今回はそうではない。
生体マグネタイトと、獣たちの肉、そしてDG細胞による変形能力を用いて行われた今回の合体は、イレギュラー中のイレギュラーな手段と言っても良い。
その上さらに、通常の悪魔合体でも起こるマグネタイトの異常反応――――俗に言う"合体事故"も起きた。
あり得ないことにあり得ないことが上塗りされた結果、あり得ない者が生まれた、と言うべきか。
ともかく、今ここにいる魔王に自我はない。
あるのはDG細胞の支配と、それに抗おうとするケットシーを初めとした肉体たちの意志。
そして途中で取り込んだヒョウヘンダケのこともある。
魔王の意識がその中にあるのかどうかは、分からない。
様々な要素が重なりあって生まれた、不安定な存在。
それが、この"魔王"だ。
「ゴアアオッ!!」
本来、その姿を象っているべき存在ならば、絶対に出さないであろう醜い声と共に腕を振るう。
見る者を包み込んでしまいそうな巨体から放たれた一撃が、豆腐を砕くかのようにいともたやすくサッカー場の一部を砕いていく。
「ガアッグアアアオッ!」
続けて放たれた一撃が、さらにサッカー場を抉っていく。
たった二撃でこの惨状、サッカー場、いやこの世界全体が崩れさるまでに、そう時間はかからないだろう。
もう、この場にいるもの達には絶望しか残されていない。
誰もが、そう思うだろう。
「どぉおおおおりゃああああああああ!!!」
そんな絶望に正面から突っ込んでいく、たった一つの"黒い希望"が居た。
巨体の脚部から駆け上り、顔へとまっすぐに駆け抜けていく。
それに気がついたのか、たまたまなのかは分からないが魔王は腕を振るう。
駆け上るクロを振り払うように、剛腕をうならせていく。
「うおぁっ!」
地面に対して直角に走り出していたクロは、それをなんとかよけるものの、重力に従って落ちはじめてしまう。
これではまた登り直しだ。
「にゃろっ!!」
だから、手をのばす。
魔王の体に向けて、手に持つ剣をのばしていく。
ほんの一瞬だけ、魔王の体に剣の先端が刺さる。
その一瞬を利用し、全身の力を込めて魔王の体へと戻っていく。
すたっ、と着地した場所は、地面からほぼ直角の場所。
立ち止まっている暇など、もちろん無い。
足に渾身の力を込めて、そのまま駆け上る。
魔王はそこでようやくクロの姿を認識したようで、その瞳に姿を映していく。
グォオ、と低く唸る魔王に希望は銃を構える。
ただし、それは攻め手ではなくあくまで道を造るためのもの。
軽い音を立てながら放たれる無形の銃弾たちは、魔王の体に突き刺さることはない。
「うおっ!?」
それどころか、まっすぐに希望の元へと跳ね返ってきていた。
軌道が真っ直ぐだったので避けることは苦ではなかったが、銃が足止めに使えないと言うのは大きな痛手だ。
先ほどの剣の突き刺さる感覚からして、心臓を一突きという訳にもいかない。
「ゲッ!」
だったらどうする、と考えていた矢先。
クロの小さな体を簡単に飲み込んでしまいそうなほど大きな火の玉が、彼の目の前に鎮座している。
大きく避けなければ、直撃は必至。
「クソッ!!」
せっかく稼いだ前進距離を少し犠牲にしつつ、希望は大きく横に避ける。
チリッとしっぽが火球を掠め、焦げ臭いにおいが広がっていく。
舌打ちをしながら前を見る、そこには同サイズの火球がもう一発待ちかまえていた。
「マジか……」
ぽつりとつぶやいた一言と共に、クロの小さな体が飲み込まれていった。 - : 彼にしか出来ないぶち抜き ◆EwVLYtcCbD23 [sage] 2013/06/12(水) 21:46:35.27:M+usc5S0
-
「あー!! くそ! 熱い熱い熱い!!」
火球が落下し、サッカー場の瓦礫を溶かすと同時に、一つの銀色の影が火球から飛び出す。
纏っていた皮を抜け出し、本来の姿へと戻っていく。
いや、本来の姿であり、仮初めの姿と言うべきか。
彼は動物達が集うこの場所で、ほぼ唯一と言っても良い機械の体の持ち主。
剥き出しになった金属面が、それを物語っている。
「体はデケぇし硬ぇし、銃は跳ね返ってくる上に、お手手からは炎が出ると来た」
魔王の死角に潜り込み、"銀色の希望"は状況を整理する。
とはいっても、絶望的な今を噛みしめれば噛みしめるほど、彼に抵抗の手段など残されていないというのが分かる。
自分の攻め手は無いに等しく、相手の攻め手は強烈なモノばかり。
いわば"詰んで"いる、分かりきったことなのに。
「……おっもしれえ」
彼は笑う、それも狂気をたっぷりと含んだ笑顔で。
こうでなければ、こうでなければいけない。
今まで散々我慢してきたのだから、これぐらい"狂わせて"くれないと、話にならない。
使いモノにならない銃を捨て、剣を腹の中に仕舞い、もう一本の剣を携えていく。
なぜ、武器を切り替えたのか?
初めに持っていた剣の方が、切れ味は上だというのに。
「おおおおおおおおおっっ!!」
一直線に走り抜ける。
使えないナマクラを手に、魔王へと向かっていく。
間を置かずに、クロの前進に気がついた魔王が炎を放つ。
先ほどとほぼ同サイズ、それでいて広範囲の火球が四方八方縦横無尽に飛び回る。
そのままクロへと牙を剥き、それぞれが炎の渦を巻き起こす。 - : 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2013/06/12(水) 21:46:36.01:mU8Cfsga
-
- : 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2013/06/12(水) 21:47:30.99:mU8Cfsga
-
- : 彼にしか出来ないぶち抜き ◆EwVLYtcCbD23 [sage] 2013/06/12(水) 21:47:43.14:M+usc5S0
-
筈だった。
炎が向かった先、そこには剣を構えるクロの姿。
そして、真逆の方向へと跳ね返っていく火球達。
一体、何故?
答えは、彼の持つ剣にある。
ある地方、ある王国に代々伝えられた伝説の剣。
主に桃缶を開けるために使われる……のではなく、万物を切り裂き道を造るとされている伝説の剣だ。
しかし、それは伝説の宝石と聖なる者の魂があってのこと。
それがなければ、この剣は"何も斬ることが"できない。
この世でもっとも使えない、ナマクラ剣と言っても良いだろう。
少なくとも、"斬ることに関しては"。
伝説の剣が本来の力を手にしていないときの特徴が、もう一つある。
それは、"どうやっても砕かれない"ということ。
来るべき覚醒の日まで、砕けるわけにはいかない。
故に、この剣はその日まで"絶対に砕けないよう"作られた。
そう、来るべき伝説の日まで。
万物に対して干渉しないし、されないように作られていた。
故に斬ることもできない、代わりに斬られることもない。
何も破壊できないが、何にも破壊されることはないのだ。
それを――――クロは理解していた。
飛び交う極大の火球、それをかわす手段。
そう、避けれないなら"弾け"ばいいのだ。
時には剣のように、時にはバットのように、時には槍のように。
伝説の剣をうねらせ、無形である炎を弾き飛ばしていく。
クロは、剣ではなく"盾"としてそれを使うことで、活路を見いだした。
「おぅ……らァッ!」
そして、最後の一発。
それを弾き返すと同時に、弾き返した炎の上に"乗る"。
伝説の剣をまるでサーフボードのように操り、魔王へと真っ直ぐ戻っていく炎に乗って、一直線に眼前へと近づいていく。
超高速で近づくクロに、魔王は反応が遅れる。
ほんの一瞬、されど一瞬。
クロが懐から取り出したヴァルセーレの剣を投げつけるには十分すぎる隙だった。
弾丸のように飛び出した剣が、魔王の眼に突き刺さる。
ぐらり、とすこしだけよろけると同時に、クロが飛び出していく。
そして、再び伝説の剣を振りかぶり。
突き刺さったヴァルセーレの剣の"ちょうど中心"を、真っ直ぐに叩く。
何も斬れない、砕けない、破壊できない、干渉できないナマクラ刀。
けれども力を伝える事はできる。
絶対に何も斬れず、絶対に何にも砕かれないからこそ、一直線に力を伝えることができる!
まるでトンカチのようの振りおろしたそれが、魔王の眼に突き刺さったヴァルセーレの剣を縦へ進めていく。
「うおおおおっ!!!」
当然、魔王は暴れる。
剛腕はうなり、火球は乱れ飛ぶ。
けれども、クロは止まらない。
「おおおおおおおおっ!!」
加速、重力、自分が使えるありとあらゆる力を乗せ、振りおろしていく。
止まらない、止まらない、暴走列車のように。
縦に真っ直ぐ線が入り、魔王の体が斬り裂かれていく。
瞬時に再生を始めようとするが、それは遅すぎた。
断面、つまり外皮に覆われていない内蔵が見えているという事。
それさえ見えれば、十分だ。 - : 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2013/06/12(水) 21:48:21.18:mU8Cfsga
-
- : 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2013/06/12(水) 21:48:23.43:j0e8lH5O
- しえん
- : 彼にしか出来ないぶち抜き ◆EwVLYtcCbD23 [sage] 2013/06/12(水) 21:48:43.83:M+usc5S0
- 「うっ……るァァァァァッ!!!」
瞬時にヴァルセーレの剣へと持ち換え、一薙ぎ、二薙ぎと攻撃を重ねていく。
断面を境にぶちり、ぶちりと斬り飛ばされていく肉体、その攻撃は再生速度を優に上回っていた。
吹き飛ばされた肉は、瞬時に形を失っていく。
魔王の体は純粋な肉体とは違い、元々死骸だったものと生体マグネタイトで無理矢理構成されたものだ。
細胞の力がなければ生きていられるわけもない。
それを知ってか知らずか、クロは大きく振りかぶって魔王を"ブツ切り"にしていく。
弾け飛んだ部位から、溶けだしていく。
足、足、胴、胸、肩、肩、次々に吹き飛ばされていく。
そして、最後に残った頭。
未だに抵抗をやめようとしない魔王に、クロは最後の一撃を叩き込んで行く。
「おっ……らっ」
始めに突き刺さった部位を基準に、顔が両断されていく。
「よぉっ!!」
吹き飛ばされる、顔の半分。
断末魔の叫びも空しく、空に溶けていった。
どろりと融けた肉塊に包まれ、その中心でクロは倒れこむ。
初撃で浴びてしまった炎が思っていたよりも体を蝕んでいたようで、あちこちで金属の軋む音が聞こえる。
というか、軋むどころではなく半身もっていかれている。
どろりと融け始めていた金属を押し通してあんな無茶をしたのだから、無理も無い。
だが、クロは止まらない。
「手前が本体か」
残った片腕を伸ばして掴み取るのは、光り輝く一枚のチップ。
先ほどまで、魔王を形成していた"悪魔"の本体だ。
クロが手に取ったことを察知し、チップは何時もどおりにクロの意識を乗っ取ろうとする、が。
「悪ぃな、テメーも一緒に死んでもらうぜ」
クロは生体ではない、寧ろチップと同じ"金属"と"半導体"で出来ている。
自分で思考し自分で行動できる、天才科学者、剛万太郎の自信作(サイボーグ)。
そんじょそこらの人間の肉体を乗っ取る程度のチップに、遅れを取る訳が無いッ!!
「ぬぅぅぅうりゃああ!!!」
クロの自我を食い荒らそうと侵略を始めるチップに、全身全霊全プログラムを賭けて対抗する。
傍から見れば、チップを手にクロが叫んでいるだけ。
けれど、そこで起こっている事はここにいる誰もが出来ないこと。
この場所で彼にしか、彼だけしか出来ないこと。
ばちん、と雷が弾ける。
先ほどと同じ、いやそれより激しい戦い。
動きは無く、仲間も無く、音は弾けた雷だけ。
けれど、けれど、彼にしか出来ない戦い。
「ああ……」
戦いを終え、遠くを見つめる。
身体を動かすどころか、もう思考すらままならないけれど。
「やっぱ……こうじゃなきゃな」
この上ない満足感に包まれながら、ゆっくりと眠る。
目は、覚まさない。
【クロ@サイボーグクロちゃん 死亡】
【ケットシー@真・女神転生if... 死亡】
【デビルガンダム細胞@機動武闘伝Gガンダム 機能停止】
※放置支給品(E-4):メガブラスター@クロノトリガー 、ヴァルセーレの剣@金色のガッシュ
アームターミナル@真女神転生if...、伝説の剣@ハーメルン
※放置支給品(D-4):まぼろしのてぶくろ@MOTHER3 、デザートイーグル@真女神転生if...(コロナショット@真女神転生if...(12発))
和道一文字@ワンピース、雷の石@ポケットモンスター、拡声器、折れたシャムシール@真女神転生if...、
グリードアイランドカード(追跡)@HUNTER×HUNTER 、ケットシーの帽子@真女神転生if...、
フィジカルミラー@ペルソナ3、カマンベールチーズ@現実、キメラのつばさ*1@DQ5、
伝説の剣のルビー@ハーメルンのバイオリン弾き
エルルゥの毒薬@うたわれるもの(テクヌプイの香煙×5、ネコンの香煙×5、紅皇バチの蜜蝋×5、ケスパゥの香煙×5) - : 彼にしか出来ないぶち抜き ◆EwVLYtcCbD23 [sage] 2013/06/12(水) 21:49:18.70:M+usc5S0
- 【E-4/南部/1日目/日中】
【イギー@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】:全身打撲(小・治療済)、疲労(中)、精神的疲労(中)
【装備】:腕時計
【道具】:支給品一式(食糧:ドライフード)、犬笛
【思考】
基本:面倒なので殺し合いには乗らない。
1:とりあえず逃げる
【備考】
※イギーの参戦時期はペット・ショップとの戦闘で、下水道に逃げ込む前後です。
※スタンドの制限に気づきました。
※タヌ太郎に少し心を許しました。
※コロマル、アライグマの父と情報交換をしました。
※ピカチュウたちと情報交換しました。異世界という情報を得ています。
※オーボウ、グレッグル、ミュウツーへの伝言を預かりました。
【ホロ@狼と香辛料】
【状態】右腕に切創(小。止血済み)
【装備】:イッスン@大神、魔甲拳@ダイの大冒険
【所持品】:支給品一式、身かわしの服@DQ5、まんまるドロップ@聖剣伝説Legend of Mana(四個)、
ラスタキャンディ@真女神転生if...(二個)、アギラオジェム×3@ペルソナ3
【思考】
基本:ゲームに乗る気はない。ただし、向かってくる者には容赦しない
1:逃げる。
2:どうにかして血を手にいれたいの。
3:わっちの麦はどこにあるのじゃ?
【備考】:参加時期は6話「狼と無言の別れ」の後です。
※生き血を飲んで変身できる事は話していません。
----
以上で投下終了です。
何かありましたら、お気軽にどうぞ。 - : 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2013/06/15(土) 08:35:17.27:T3Rdx2LJ
- 乙
ケットシーとクロちゃんはここで退場か…
放置支給品は誰に拾われるのか - : 名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2013/06/15(土) 09:27:35.80:5GVMw2tS
- 投下乙でした!
クロちゃんの熱血バトルですね!
本人が望みつつも敵わなかった要素がついに成った!
DG細胞は消滅か。
ケットシーが合体事故ってなったのって閣下? - : 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2013/06/15(土) 20:13:11.05:Ky+bxLSf
- 投下乙でした!
クロ死んだー! こいつは生還出来ない運命にあるのだろうか。
魔王は何かエスターク思い出したw
イギーとホロの逃走先も気になるなあ。北に行けばアブカムゥ、南に行けばシスコン……どっちも楽じゃないだろうがw - : (名無しさん) [] 2017/01/23(月) 00:55:15.28:Jyx56wDX
- (中古ディ-ガは田中みな実アナを人名検索出来ないという噂は本当?)
凡例:
レス番
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名前
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