トーマス・ベルンハルト(Thomas Bernhard) [無断転載禁止]©2ch.net
- : [sage] 2016/03/27(日) 17:12:05.95
- 前スレ
ttp://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/1107216953/ - : [] 2017/12/20(水) 12:13:03.15:hqstxluU
- 『消去』下巻あと50ページだ
年内には読み終わるかな - : [sage] 2017/12/20(水) 22:27:04.69:lQysJ8I9
- 『原因―一つの示唆』発売されたのね
書店からのメールで知ったわ - : [] 2017/12/22(金) 00:18:08.86:A4LB4wsB
-
どのサイトも売り切れだな - : [sage] 2017/12/24(日) 02:29:26.80:nV6mVDpQ
- 五部作全部訳してくれるといいんだけどな
最初だけな気がするわ - : [sage] 2017/12/24(日) 05:25:37.90:mCaIc+OD
-
今井敦の翻訳全部持ってるけど、出してくれそうな気がする
最初といっても出版順では最初と最後の作品を出してくれている
「原因」「地下室」「呼吸」「凍え」「ある子供」
前作のラスト
祖父は手を頭に当てて、パッサウでなくてなんと素晴らしかったことか!
お前をザルツブルグの学校に行かせてなんと素晴らしかったことか!
原因は「ある子供」の直後から始まり、このザルツブルグへの憎悪が書き連ねられる
13歳から15歳、それも1943年から46年という転換期
理由のない暴力とナチスへの服従を強いる寄宿舎では毎日朝早く学校に行って空襲警報のためシェルターに篭もって家に帰る生活
自殺のことばかりを靴部屋(Schuhkammer)でバイオリンを自殺衝動(Selbstmordmeditation)の「消去(Auslosung)」のために弾き続ける
自伝的五部作全てに言えるが改行が一行もなく、破壊的な単語が繰り返される
戦争が終わってナチスシンパの校長がいなくなると、まったく同じ暴力を振るうカトリックの校長が就任する
ザルツブルグでは年間2000人が自殺企図者がうまれ、彼らは10回に一回成功する
つまりハンガリーやスウェーデンと並んでヨーロッパで最も高い自殺率を誇るオーストリアのナショナルレコードを保持しているのだ
(1975年5月6日「ザルツブルク報告」)
個体の個性を殺す古い都市、ザルツブルグ
ナチスの嘘という精神の感染症からカトリックの嘘という精神の感染症に、「感受性を鋭くさせ」、免疫付けたのは「ある子供」にも出てきた当時無名の作家だった祖父
読み応えはすばらしくある作品 - : [] 2017/12/31(日) 12:59:32.18:nvLuuvQs
- 機関車にひかれて両方とも胴体からちょんぎれちゃった!
- : [] 2018/01/10(水) 23:44:30.09:q34rMqVA
- 『原因』ようやく購入したが、なぜ売っている店が少ないんだろう
- : [sage] 2018/01/11(木) 00:02:47.37:zw1Fi0eo
-
出版社のホームページ見ると、通販サイトへの委託をしていない
同時に発売されたほかの本はアマゾンやセブンなんかでも買えますとなっているけれど、
「原因」は↓のようす
ご購入方法
全国の大型書店さん店頭で並べていただいています。
お近くの書店にないとき、お急ぎでご購入されたい場合は、小社のオンラインサイト松籟社を御利用下さい。クレジットカード、コンビニ支払、銀行振込等、各種決済がご利用いただけます。
→松籟社stores
たぶん前作「ある子供」に比べても部数は相当少ないようなので、自伝五部作を日本語で読みたかったら買いましょう
ほとんど加害国でもあり、空爆を受けた国でもあるオーストリアの悲惨な空爆の空気を伝える小説でもある
モーツァルトの生家はこの空爆で破壊され、日本企業が金を出してレプリカを作ったもの
敵国の言語である英語を教えに来た女性教師が、ドイツで空爆に会ってザルツブルクに逃げてきて、ベルンハルトに個人教授した
その家が空爆で破壊され、二度と会うことがなかった
祖父から月謝を渡されたのだけれど、その月謝は渡したものとして祖父に報告したものか逡巡してしまう、卑小なベルンハルト少年
自伝の最初の小説でもあって、異常な憎悪が塗りこめられていて、「ある子供」に比べるとはるかに読みにくい
ここから食料店の地下室で暮らし、凍え、生涯を規定する肺結核に悩んでいく
さすがにあまりにも売れないと「地下室」も「凍え」も「呼吸」も出ない
アルノー・シュミットの「ポカホンタス」なんて医療系会社の温情がなければ出版もされていない - : [] 2018/01/11(木) 23:13:10.09:xhnVnhAa
- 『消去』下巻ようやく本日読了
上巻を読み始めたのが一昨年の11月だから、1年2ヶ月を要した
特に感銘はない - : [sage] 2018/01/14(日) 01:55:01.87:/UKKTi1B
- 最後の一文であっ、そうかってならなかった?
俺はすっかり忘れてたからあーって思った - : [] 2018/01/14(日) 23:11:58.71:roFFDfTx
-
何が? - : [sage] 2018/03/17(土) 15:13:27.33:Adigt17L
- リベラル・アーツの挑戦
岐阜聖徳学園大学外国語学部 (編集)
出版社: 彩流社 (2018/1/23)
トーマス・ベルンハルトの自伝について / 熊沢秀哉 - : [sage] 2018/03/26(月) 19:48:26.87:Z6buhclR
- 遊読記―書評集
種村 季弘 (著)
出版社: 河出書房新社 (1992/08)
『ヴィトゲンシュタインの甥』(音楽之友社)
ウィーンが大好きでいてウィーンを毒づき、文化に骨がらみでいながら文化に吐き気をもよおす。
タイトルにもあるように、哲学者ルートヴィヒの生きた両大戦間の黄金時代がすでに終わり、
みずからの分け前はその没落と死でしかないことをわきまえたパウルとトーマスの二人組が、
グロテスクな道連れとして戦後七、八〇年代を往くドタバタ道中記である。
自虐他虐にあけくれる二人一組の自伝小説には、
『論理哲学論考』の文体で書かれた太宰治『人間失格』といった趣がある。 - : [sage] 2018/03/29(木) 15:30:32.37:qWvnYIs/
- 「今の時代、美術は壁のポスターやレコード、雑誌でおこなわれている。
500年後に “20世紀の芸術とは何だったのか?”と誰かが考えた時、どうだろう、
彼は『12音階音楽』を思うだろうか、それともトーマス・ベルンハルトやフルクサスを思うだろうか。
私は彼が考えるのは、ロックンロールやハリウッドやドナルド・ダックだと思うね。
今世紀の最もおろかな考えは、アートを “まじめなもの”と、“楽しいもの”とに分けることだよ。
私には信じられない。つまりまじめなものは価値があり、楽しいものは質が劣るということだ。
私に言わせれば、楽しくないものは面白くないし、強い体験を提供できないものはアートではないんだよ」
ゴットフリート・ヘルンバイン・インタビュー(「美術手帖」83年8月「ヘルンバインの危険な絵画」ファルコによる) - : [sage] 2018/12/11(火) 21:53:48.60:zU5HLnOB
- 凍
トーマス・ベルンハルト (著), 池田信雄 (翻訳)
出版社: 河出書房新社 (2019/1/16) - : [] 2018/12/27(木) 01:36:04.75:+8tInTNW
-
買うよ - : [] 2019/01/14(月) 00:53:37.33:gnELS0pF
- 『凍』購入した
見慣れないタイトルだと思っていたが、長編第1作『霜』だったとは - : [sage] 2019/01/15(火) 00:07:32.47:QA2ZGCrB
- 入手した
16日発売と思っていたから教えてくれてありがたい - : [sage] 2019/01/16(水) 02:05:22.20:o5pPlhGV
- 凍、まだ100ページぐらいだけど今までのベルンハルト作品で一番きついかも...
- : [] 2019/01/19(土) 14:22:35.38:Xje/x+W1
- なんか何のために読んでるのか不明なコメントが多い
読みにくい、苦痛、それで面白いんだったら意味があるけど
私のもらった文学賞ってのを初めて読んだけど面白かった
ただこの改行なしが長編で続くと嫌になりそうだ
でも一応 凍か消去を手にしてみよう - : [sage] 2019/01/19(土) 17:31:06.59:zAXHAFOP
- 文学って不思議ね
みんながいいと言ってるらしいからという理由で苦行に励む
ねじれているよね
みんながいいと言わなくても自分にとって好ましいものを読む
これでいいのにね - : [sage] 2019/01/20(日) 23:41:56.93:jpvjKfeg
-
みんなではなくて、尊敬する人がその小説を楽しんでいるから
敬意を抱く人が、恥ずかしげもなく敬意を公にしている
なぜ、その人が敬意を払っているかに興味を抱き、作品に敬意をもって接して、時に自分も敬意を持つにいたる
そういう敬意を持てる作家は貴重だし、同じく敬意をもって接している読者の薫陶を得ることもある
そのような新しく知った読者に敬意をもつこともある
そうやって読書という敬意の輪が広がっていく - : [] 2019/01/21(月) 19:58:13.83:y0oo/KZN
- 敬意なんてもんが読書に必要だろうか?
ベルンハルトとか面白く感じるやつにはどう読んでも面白いのであって
そう言う楽しさを含まないのであれば
かなり変わった嗜好に思える - : [sage] 2019/01/22(火) 03:56:54.49:aQd37c1K
- みたいな教条主義ってベルンハルトが唾棄しそうな最たるモノの一つやね
- : [sage] 2019/01/29(火) 23:42:56.47:jP4+aek/
- 文体の読みにくさ、話の構造の把握しずらさ、苦行、苦痛、面白くない
大いに結構じゃん。
面白くないとダメ!的なのってよく分からないんだよなぁ
愛があればどんな行為も許される的な、
ひとつの価値観がすべてみたいな窮屈さを覚える。
俺は中学の頃にカフカを読んで面白いとは思えず、
読み進めるのが苦痛で、変身と他の短編がはいった文庫を一か月かけて読み終えた。
もーうんざり。せいせいした。
そして同時期に読んでいた当時流行のジャンル小説
内容もろくに思い返せずに、面白かったなという記憶だけを頼りに読み返したら
この内容を面白いと思えた自分は幼かったんだなと感じた。
つまらないし、盛り上がらない。あれは一体何だったんだろうと考えたり
楽しい思い出じゃないのに後に残されたものが大きいのはカフカだった。
読書に限らないが、面白けば何でもいいってのはその通りだが
つまらん読書も読むのが苦行の末に面白くなかった本もありだ。
まず本を読む自己の影響がでかいので、当時だめでも
その経験がどう転がるか分からない。 - : [] 2019/03/26(火) 19:05:59.89:ul5xk+Sn
- 凍が古本屋で900円だったから買ってきたの
- : [] 2019/07/04(木) 16:06:29.16:Frr2Sq9o
- ベルンハルトと同郷のバッハマンを読んでいる
- : [] 2019/07/05(金) 22:24:19.02:RHDiLN2r
-
なんでそんな安い?
汚れてる? - : [] 2019/07/19(金) 18:44:37.17:uEKbtwUv
- あいうえ27
- : [] 2019/10/05(土) 16:40:08.09:Dry7xbLJ
- 初書き込みです。
アムラスの日本語訳が先月末に刊行されているんですね。
今知ったので早速帰りに買って読もうかと思います。 - : [sage] 2019/10/05(土) 23:18:46.41:gmiGOh0V
- 近刊情報に『破滅者』出てる
11/8発売予定・・・6,050円! - : [sage] 2019/10/06(日) 10:50:28.67:LYtjVReh
-
「破滅者」と「ヴィトゲンシュタインの甥」の2作が入っているから
決して高い定価ではない - : [] 2019/10/14(月) 10:54:50.12:ri33g5Ti
- ここの皆さんが何をきっかけにベルンハルトを知ったのか気になります。
自分は元々読書好きで、とあるカルチャー誌の新刊おすすめ欄で『凍』を見かけて以来の日が浅い読者です。 - : [sage] 2019/10/14(月) 11:33:43.98:kyV/yQt5
- どこで、ベルンハルトを知ったのかはもう覚えていない
まだ2分冊だったみすず書房の『消去』を新本購入したのが
今からちょうど10年前だった
それ以来、新本や古本でその作品を集め始めた
『アムラス』も購入した - : [sage] 2019/10/14(月) 23:15:18.64:CUyIOouC
- 「行く」面白かったわ
- : [sage] 2019/10/14(月) 23:21:16.38:CUyIOouC
-
昔、蓮實重彦がどこかで『消去』を言及してた時だったかなあ - : [] 2019/10/15(火) 09:18:12.52:drp+Owab
-
教えて下さってありがとうございます。
やっぱり皆さん『消去』から入っているのか…。
まだ読めていないんだよなぁ。
『アムラス』も『行く』も面白かった。特に1周目読んだときは『行く』の方に惹かれたかな。
よくよく読むと『アムラス』の方が面白くも感じたけど。
『破滅者』も楽しみ。 - : [] 2019/10/17(木) 20:33:47.54:lVwgLPwp
- 今ちょっとブームだね
でもすぐ絶版になってまたバカ高くなるかな - : [] 2019/10/17(木) 23:06:13.27:HJWXQk/y
-
そうだよ
だから売っているときに買っておいて、あとで読めばいいんだ - : [] 2019/10/17(木) 23:11:23.37:4rU0lxYB
- 価値のある本をないがしろにする出版業界
- : [sage] 2019/10/21(月) 02:05:16.09:2nFZKbku
- ふちなし帽なんてあっという間になくなったもんな
- : [sage] 2019/10/21(月) 11:03:20.80:iO4zO+t1
- 『ふちなし帽』については思い出がある
まだ新刊を刊行していた頃、Amazonで注文したのだが、
1ヶ月くらい取り寄せ中の表示が出た後、取り寄せ不可になり、絶版
その後、古本を買おうと思うものの、常に5000円以上の価格がついており、
いまだ買うことなく、現在に至る - : [sage] 2019/10/22(火) 21:18:27.92:D98XD6ZW
- はるきむらかむ
5つ星のうち4.0
HBOの真の探偵に大きな影響
2014年12月11日
トーマス・ベルンハルトは興味深い作家です。ベルンハルトは非常に実存的な世界観を持ち、
彼の小説はすべてプロットイベントと画像の使用が最小限であり、彼の執筆スタイルは非常に密集しており、
彼のキャラクターが他の要素よりも自分の人生に抱いている重い哲学に重点を置いています彼の非常に憂鬱な物語作品。
VICE誌は、ベルンハルトの重厚で実存的な文学作品について、よく書かれた要約をいくつか作成しました。
「フロスト」は、ベルンハルトの作品への良いエントリーです。
面白い事実-ロバート・W・チェンバーズの「黄色の王」、トーマス・リゴッティの「人類に対する陰謀」、
およびHBOの真の探偵であるニック・ピッツォラットの作成者である
ジェームズ・エルロイの女嫌い探偵物語とともにトーマス・ベルンハルト。
実際、 "True Detective"のシーズン1のキャラクター
Rustin Cohle(Matthew McConaughey)の口から出てくるものの多くは、
ベルンハルトの小説 "Frost"のほぼすべての行のように感じます。 - : [] 2019/11/08(金) 09:27:33.29:PtxQ+eoZ
- ひょっとすると今日『破滅者』を手に入れられる人もいるのでは無いですか?
自分の行きつけの書店では11日入荷なんですけれども。 - : [] 2019/11/08(金) 10:24:56.97:+b5EWXDf
- 医療機器程度のの地味サルトルとかより、キルケゴール後の実存論としてはかなり差をつけてあると思う。
- : [] 2020/04/06(月) 09:59:52.08:OxMQxNCR
- 5ヶ月も書き込みがないとは
あげとくか - : [] 2020/04/16(木) 04:47:11.07:ZoJbMZX7
- 蓮見重彦が褒めたの読めるのって新潮でしたっけ?詳しく号わかる人いますか。
- : [pale-fire@outlook.jp] 2020/05/09(土) 02:44:31.47:vZWbSkdt
- 蓮實なんて無視
- : [pale-fire@outlook.jp] 2020/05/09(土) 02:44:31.47:vZWbSkdt
- 蓮實なんて無視
- : [pale-fire@outlook.jp] 2020/05/09(土) 02:44:31.47:vZWbSkdt
- 蓮實なんて無視
凡例:
レス番
100 (赤) → 2つ以上レスが付いている
100 (紫) → 1つ以上レスが付いている
名前
名無しさん (青) → sage のレス
名無しさん (緑) → age のレス
ID
ID:xxxxxxx (赤) → 発言が3つ以上のID
ID:xxxxxxx (青) → 発言が2つ以上のID
このページは2ch勢いランキングが作成したキャッシュです。元のページはこちら。削除についてはこちら。