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芸能史に残る名言4


なんてったって名無しさん [sage] 2013/01/22(火) 02:34:02.41:l/Z4uGoq
こんなタイトルですが、名言の条件はありません(笑)。
ただし、デタラメや他人の書き込みにケチをつけるだけのレスは禁止です。
取り上げさせてもらう発言者への感謝の気持ちを忘れずに。
基本sage進行で。

前スレ
★芸能史に残る名言・暴言・珍言を挙げるスレ★
ttp://dubai.2ch.net/test/read.cgi/kyon2/1158968505/

芸能史に残る名言2
ttp://dubai.2ch.net/test/read.cgi/kyon2/1250353066/

芸能史に残る名言3
ttp://anago.2ch.net/test/read.cgi/kyon2/1268236514/
なんてったって名無しさん [sage] 2014/01/05(日) 00:23:34.05:zp0L0dpC
>178
リビエラ逗子マリーナから向かった先は、新木場でした。
HappinessとFlowerの2つのグループが「武者修行」と題して、それぞれ逆方向から日本を縦断。
7月1日からスタートした企画が、いよいよこの最終日に、両者対決を迎えるというイベントでした。
HappinessとFlowerは、LDH所属のガールズ・ダンス&ヴォーカル・ユニット――要は、E-girlsを構成している人達です。
この2組で、E-girls全体の半数強。4人組のDreamを別の機会に観ているので、次の段階としては、願ってもないところでした。
名前の表記が変わりましたが、この発言者は「」で触れている、あのKAEDEちゃんです。
魚介類みたいに言って申し訳ないけど、楓とったどー!と言いたくなる気分でしたね(笑)。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/01/05(日) 00:29:35.26:zp0L0dpC
【EMOTIONS】

鷲尾伶菜/Flower 「LDHが掲げる Love、Dream、Happinessの・・・・・・ もうだめだ。あとやって(泣)」

武藤千春/Flower 「泣きすぎだよ! 私も巻き込まれそう(笑)」


('13年8月11日 新木場 STUDIO COAST 『Happiness × Flower 武者修行 ファイナルイベント』)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/01/05(日) 00:32:19.51:zp0L0dpC
>180
こちらは、Flowerのヴォーカルの2人。
武者修行の完遂に感極まり、トークができなくなる鷲尾伶菜ちゃんと、ツッコミを入れる武藤千春ちゃん。泣きと笑いの好対照です。
このファイナルは観覧フリーではなく、ある方法でチケットを入手する必要があり、入場者数が限られていたため、視界は良好でした。
一人ひとりの表情とキャラクターを確認することができて、すっかりホクホクの投稿者。先の怨恨はどこへやら、
LDHさん、なかなか素晴らしいものを継承されてますね的な(笑)。
8月10日の『ZUSHI FES』が早々と売り切れた件も、May J.の人気上昇だって影響してますよね、と納得することにした(笑)。
ところで、E-girlsの中には雨女がいる、という話を覚えているでしょうか。
この日の天候も、昼過ぎまでと夕方以降では対照的でした。ZUSHI FESで西野カナさんを観ていたときにはドピーカンだったのに、
新木場に着いた頃には、雨がパラついてきて、このままゲリラ豪雨か?といった雰囲気に。
Dreamの会話()で伏せ字にした部分は、「フラワー」なんですが、あれは本当だったのかと愕然・・・。
とりあえず屋内の開催なので、入場時まで持ってくれれば良し。帰路は、ずぶ濡れでもしかたないと覚悟していましたが、
終演後に外へ出てみると、まだパラつきをキープしたままの空模様でした。いわば、泣きと笑いが中和されたような天候。
Flowerは、雨女を返上しつつあるのかもしれない。きっと、もっとたくさん笑うようになると、完全に返上できるんじゃないかな、と思いました。
もちろん、エンターテイナーだって「生きていれば色々ある」わけで、泣くのがいけないとは言いませんが。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/01/05(日) 00:40:37.54:zp0L0dpC
【Someday Soon】

投稿者 「復帰、楽しみにしてますね」

杉枝真結 「ありがとうございます ^^」


('13年8月11日 新木場 STUDIO COAST 『Happiness × Flower 武者修行 ファイナルイベント』)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/01/05(日) 00:48:00.50:zp0L0dpC
>182
Happiness+Flowerのメンバーと握手もしました。
こちらは、並びの一番先頭にいたHappinessのヴォーカル、杉枝真結ちゃん。
彼女は、'12年から病気療養のため、活動を休止していたそうなんですね。おそらく、投稿者が観た『ZUSHI FES 12』のときにはいなかったのだと思います。
E-girlsのMVでは、'12年4月リリースの2ndシングル「One Two Three」まで遡らないと、彼女の姿が確認できません。
実は、投稿者が最初にE-girlsを認識したのは、ZUSHI FESではなく、その「One Two Three」を当時テレビで観たことがあって。
大所帯で歌い踊る(しかも超キレキレの)様子に「うわっ、何だこれ!」と思ったんですね。
こういう人達を『LIVE J-GIRL』で扱えるだろうか?と自問した末、そのときは「とりあえず見なかったことにする」という結論に至ったんですけど(笑)。
それでも、こうして 出会う人とは出会える『LIVE J-GIRL』の磁力です。
投稿者は、ブラック・ジャックではありませんから、出会ったところで病を治すことは出来ないけれど、
そもそもの動機は、こういうところにあったことを思い起こさせる瞬間でした。

暮らしはただ 街明りに照らされ
何を信じるの どこへ向かうの
僕の手も握らずに 消えるのは何故
(尾崎 豊 「太陽の破片」)

尾崎さんに「しょうもない部分」があったように、投稿者にも煩悩は大いにあります。
真結ちゃん、足が長くてきれいだな〜とかね。そういうところもよく見てましたから(笑)。
正と邪。もしくは、光と影。笑って、泣いて――。
こんな感じで、しばらくは進んで行くのでしょう。2014年も、どうぞよろしくお願いします。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/01/19(日) 23:05:01.15:I9mA4Y48
【そのあとのストーリー】

Shizuka 「今回、真結ちゃんが久しぶりにE-girlsに復帰したんですよね」

Ami 「真結ちゃん、復帰してみてどうでしたか?」

杉枝真結 「衣装が派手になったなぁと思いますね。イベントが終わって、この格好のままショッピングモールの普通のお店の前を歩くのが恥ずかしい(笑)」

Ami 「それは、慣れです。私たちはもう『Follow Me』からこんな感じだからね」

Shizuka 「Amiちゃんが一番派手だよね」

Ami 「そう。25才でこれですからね(笑)」


('13年10月6日 東京ドームシティ ラクーアガーデンステージ E-girls 6thシングル「ごめんなさいの Kissing You」発売記念イベント)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/01/19(日) 23:07:55.56:I9mA4Y48
>184
杉枝真結ちゃんに直接あのように言った以上は、復帰した姿を それこそ見届けるのが筋というものですよね。
これは、映画『謝罪の王様』の主題歌だった「ごめんなさいのKissing You」のリリース・イベント。
『謝罪の王様』は、"愛は裏返して差し出すもの"と言う宮藤官九郎氏の脚本作品ですけれども。
『LIVE J-GIRL』は女性が対象ですから、投稿者は、できるだけ愛を表にして差し出したいと思います(笑)。(一応、これが裏返しの返礼でもあるということで。)
同曲のイベントは、まず発売前(予約受付時)に、E-girlsが3つのチームに分かれて、それぞれが別の場所でトークショーを行うという新手法でスタート。
それが各地で数回あって、いよいよ発売後、メンバー勢ぞろいで曲もトークもやっちゃますよ、となったのがこの日でした。
投稿者的には、さすがに全員集合はどうかな?というのもありましたが、コツコツと段階を踏んだのがよかったのか、意外と対応できちゃいましたね(笑)。
E-girls(この時点での在籍メンバー)勢ぞろいのステージに復帰した真結ちゃんを観ることができて、何よりでした。
元気そうだったし、これで投稿者も 遠慮なく煩悩を解放できますから〜♪(そっちかよ!)
ところで、この会話の「派手」とか「慣れ」という言葉には、身に覚えがあるような。
"詩(ことば)は すべて俺に戻ってくる"とは、浜田省吾さんの「こんな夜はI Miss You」(「ごめんなさいのKissing You」と語感が似てなくもない)の歌詞ですが。
彼女たちは、事前にこういう会話をすると決めていたんでしょうか? ちょっと気になったところです。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/01/19(日) 23:15:22.32:I9mA4Y48
【即興詩】

Ami 「さっき(第1部)の握手会で、"俺のSAYAKAをもっといじってくれ"って言う人がいたんで、今度は、SAYAKAちゃんに話してもらおうかな」

SAYAKA 「えーっ!・・・ 何話そう?」


('13年10月6日 東京ドームシティ ラクーアガーデンステージ E-girls 6thシングル「ごめんなさいの Kissing You」発売記念イベント)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/01/19(日) 23:19:14.07:I9mA4Y48
>186
同イベントには、こんなやり取りも。トークが 基本ガチのアドリブだったことを物語る場面です。
」では、互いの引き出しの中に、ちょうど同じものがあったということなんでしょうね。(有り難いことです。)
さてここで、進行役であるDreamのAmiちゃんに選ばれているのは、Happinessのパフォーマー、SAYAKAちゃんです。
E-girlsには、パッと見で目を引く長身の人もいる(楓ちゃん&佐藤晴美ちゃんで「ツインタワー」と言うらしい。G.馬場&坂口征二の「東京タワーズ」と語感が・・・以下略)中で、
小柄だけど非常にキレのあるダンスを魅せる彼女。MVの中で毎回、短いソロダンスを披露しているんですが、
揃いに揃った大所帯(これはこれで見ものです)の中から彼女が飛び出してくると、SAYAKAキタ━(゚∀゚)━!!ってなりますもんね(笑)。
そんなふうに、"出るときには出る"彼女の話を聞いてみたいというのは、多くのファンが望んでいたことじゃないかと思います。
このときSAYAKAちゃんが話したのは、E-girlsのリーダーで最年長、「おかん」こと(笑) DreamのAyaさん(26才・・・まだ若い!)と同じホテルになったときのこと。
2人きりになって緊張したものの、朝の4時半まで語り明かして打ち解けたのだとか。
もともと違うグループが「人事」で集まったE-girlsには、この手のエピソードは、まだまだありそうだなと思ってしまう。
下手をしたら、とっ散らかるだけであろう大人数のイベントから、こういう興味深い話が引き出されたのは、
Amiちゃんの的確な仕切りが利いていたと言えるでしょうね。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/01/19(日) 23:31:33.56:I9mA4Y48
【Yesterday's Dream】

Ami 「次に歌う曲はですね・・・」

Shizuka 「ちょっとAmiちゃん、その前に!(本来は、"メンバーの簡単な自己紹介"が入るタイミングだった)」

Ami 「あっ、そうだ! (>_<)」

観客A 「(段取りを間違えたAmiに) 可愛い〜!」

観客B 「可愛い〜!」

Ami 「(照笑)」

Shizuka 「そんなに可愛くないですよ!(苦笑)」


('13年5月5日 イオン稲毛店 GF特設会場 Dream シングル「Only You」予約受付イベント)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/01/19(日) 23:38:52.05:I9mA4Y48
>188
こちらは 何を隠そう、Deramとのファースト・コンタクト時です。「」で言っている、GW後半に観に行ったときのもの。
ここで得るものがなかったら、E-girlsとは縁がないということ。心待ちにしてくれているメンバーがいるとしても、申し訳ないが適当にあしらって撤退だ――
そんな崖っぷちの心境で出向いたんですが、勘が良いにも程がある 某Shizukaさんのおかげで(笑)持ち直したのは、前述のとおり。
あくまでE-girlsを照準にした様子見で、このイベント自体は取り上げるつもりじゃなかったんですけど、今になって、こんな場面がフラッシュバックします。
Amiちゃんは、Dreamの中にいると"末っ子"が顔を出してしまう、というのもあるんでしょう。
しかし、それにしても、わずか5ヵ月後の東京ドームシティとは落差がありますよね。やはり、それだけの勢いで進歩しているということです。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/01/19(日) 23:44:52.39:I9mA4Y48
>189の続き
進歩といえば、E-girlsの中では年長になるDreamの、グループ単独のキャリアは、どれくらいになるんだろう?
5月にDreamを観たあと、ある疑問が投稿者の頭をもたげ始めました。たしか昔、「dream」というグループがいたけど、あれとは別ものなのか、それとも・・・?
かつて中古で手当たり次第入手したDVDに、dreamが出ているものがあったかも、と思い立ち探してみる。見つけ出したのは、『a-nation '04』のライヴ映像。
もはや いつ買ったのかも思い出せないそのDVDを観てみると、さっそくdreamがトップバッターだった。
10代の7人組が、浴衣をアレンジした衣装でステージを動き回る。頻繁にアップになるメイン・ヴォーカル2人の顔は、投稿者にとって やはり馴染みがない。
でも、踊っている子の中には、見たことある顔もいるような・・・ ていうか、いるってば!
Aya、Erie、Ami、Shizuka――。10年前で、皆おそろしく若いが(笑)、間違いなく現行の「Dream」の4人が、そこにいた。
'04年というと、Lyricoが精力的にフリーライヴをしていた「あの夏」の2年後。その頃は、4人ともまだ少女だったのか・・・ と、しみじみしてしまった。
(一方、同ライヴに出演しているDo As Infinityの印象は 今と変わらず、何故だか安心する。伴ちゃんが結婚される少し前あたりから疎遠だけど、元気にしてますかね?)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/01/19(日) 23:51:22.96:I9mA4Y48
>190の続き
稲毛のイベントは、くしくも「こどもの日」。『LIVE J-GIRL』が捉えていたのは、E-girlsの牽引役であるDreamに残っていた、最後の少女性だったのかもしれない。
紆余曲折でサヴァイヴしてきたDreamは、これを機に、"少女の名残"と背中合わせの関係にあった"不遇の時代"と、完全な決別をした。
その成果が、10月の東京ドームシティに現れていたと思いますね。Amiちゃんの今年の抱負は、「大人の自分を見せる」だそうですから、合点がいくというものです。
(25才で衣装が・・・と自分を笑ったジョークにも、すでにそういう決意が秘められていたのでは?)
Dreamが(ガチの少女、もしくは少女の面影を残す人達を)リードしていくE-girlsは、これからさらに良くなるでしょう。
これも背中合わせで、これまで以上に"届く"のが難しくなる懸念もあるけれど。
しかし、『LIVE J-GIRL』の女神は「きっと大丈夫」と、いつかの露崎さんを引用して言うに違いない。(と、投稿者は想像しています。)
これが縁じゃなくて、何が縁なのか?!って出くわし方をしているわけですからね(笑)。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/02/06(木) 22:31:33.04:UtLRSIyo
【まばたきの中 〜15 Years】

投稿者 「こうして直接サインを書いてもらうのは、僕は初めてですね」

露崎春女 「あ、そうですか? でもライヴは、かなり観に来てくださっているんですかね」

投稿者 「どうだろう。こっちは、けっこう長い付き合いのつもりなんですけどね(笑)」

スタッフ 「ぷっ!(思わず吹き出す)」

投稿者 「認識されてませんか、もしかして(笑)」

露崎春女 「あはははは」


(1月18日 タワーレコード新宿店 露崎春女 12thアルバム『Love Naturally』発売記念イベント)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/02/06(木) 22:38:54.59:UtLRSIyo
>192
これは、昔の蔵出しではありません。今年最初の収録で、露崎さんに会って参りました。
Lyrico時代のようにマンスリーでフリーライヴをしているわけでもないでしょうから、なんとも良いタイミングでしたね。
こちらとしては、「」で あれだけ登場してもらう以上、挨拶しておくのが筋だろうと思ったのと、
最初に露崎春女をライヴで観たとき('99年1月3日@ブルーノート東京)から、ちょうど15年経ったというのもあって。
露崎さん、時に24才でした。今のDreamより若かったのかあ・・・。そんな時代もあったね的な(笑)。
いや、実を言えば、現在までにあった様々なことを考えると、ずいぶん長い時間が流れたとは思うんですが、そのライヴ自体は、何故かそれほどまで昔の感じがしない。
こうして、いろんな人に会いに行っては、それを書くことで自分でも追体験するため、時間軸の往来をしてしまっているんでしょうか。
露崎さんの歌唱に衰えの兆候でもあれば、その辺がシリアスになるのでしょうが、相変わらずの神ヴォーカルだし(笑)。
時の経過は、悪いものを浄化し、良いものをより純化する・・・なんて、そんな出来すぎの話があるかという感じですけど、少なくともこの15年は、そんなふうでしたね。
つくづくユニークな経験をさせてもらっていますが、それもこれも、当時 何の実績もなかった投稿者に、
ステージ上の女性ヴォーカリストが、やたらと目線をくれた(笑)あの日から始まったと言えます。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/02/06(木) 22:43:07.07:UtLRSIyo
【SonyとFlowerの頃】

私の曲で、花が出てくる歌は多いんですけど、これは、Lyricoだった頃の曲ですね。
今でも大事に歌っている曲です。

by 露崎春女 (1月18日 タワーレコード新宿店 12thアルバム『Love Naturally』発売記念イベント)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/02/06(木) 22:48:24.00:UtLRSIyo
>194
この日最後に歌われた「キセキノハナ」についての言葉。
'02年に於いても、(あらかじめサインを入れたポスター等を受け取ったことはあるものの)その場でサインを書いてもらったことはありませんでした。
握手会は、いろいろありましたけどねえ・・・。"なんで他の客と一緒にされなきゃならないんだ"という「妙なプライド」から参加を拒否してみたり、
一度帰りかけたのに、引き返してみたり。有名な(?)「浴衣」のくだりは、その引き返したときのことですね。
思えば、その頃から、自分で脚本を書いて、自分で演じて、自分で撮影する、みたいなことを始めています。
演出家である もう一人の自分が、ここで引き返したほうがストーリーとしては面白いぞ、と筋書きの変更を持ちかける。
しかし、肝心の役者が心許ないため、いざLyricoさんの前に行くと、演出の意図通りとはいかず、ただの「素」になっていた(笑)。
あのときは、それで良かったんだと思います(そこが、と言うべきかな?)。
『a-nation '04』のdream(脱退している皆さんにも、今さらだけど感謝します)をはじめ、多くの反響が、そのことを教えてくれていますよね。
ちなみに、現行のDreamと共にE-girlsを構成するFlowerは、当時のLyricoと同じソニー・ミュージックの所属というから興味深い。
ユーミンさんの最新作に入っている「シャンソン」じゃないですけど、もはやあの頃の粒子が、一旦海の藻屑に還って、なおかつ再生している感すらあります(笑)。
投稿者か露崎さんのどちらかが、幕引きを意識するような段階であれば、ここでエンドロールとなるところでしょうが、前述のように大健在なんで・・・ お互いに(笑)。
当事者どうしの「その後」だって、LIVEしていけるという想いもあるわけです。
投稿者としては、「あの頃」をある意味、冷静に対象化しているわけで、未練とか再燃とかではないんですけど、けして冷やかしでもない、と言いますか。
あの頃に対する相応の深い思い入れがあり、感謝の気持ちもありますからね。いわば、かつて同じグループだった人へのシンパシーのようなもの。
「キセキノハナ」を今も大事に歌ってくれている(だけに)露崎さんとは、思惑が噛み合わないリスクもあるけれど、それを承知の上で、ちゃんと会いに行こう、と。
前回('11年5月)のときは、軽い余興くらいの気持ちでしたが、初対面から15年というこの機会は、それに相応しくも思えたんですね。

かくして「」が、感動の再会シーン(笑)。
こんなとき、「よく知らない人」という体裁で来られることは何度か経験しているし、それも無理からぬことだろうと、今なら納得できるんですが。
以前は、役柄にヴァリエーションがなかったために、こういうのは対応不可だったんですよ(笑)。場数を踏んだこともあって、
ならばその設定(浮き世)と思い入れ(脳内)のギャップを 笑いにしてしまおうと、今回はその場で判断した。
いわば現実と夢の間に立ちふさがる壁に、落書きをするようなものです。あわよくば、突き崩すか 穴を開けてしまいたい(ただし「破壊的」にではなく、「建設的」に)。
結果、ヤマハのスタッフさんにまでウケてもらって、こちらとしては満足でしたね(笑)。
'02年に、「いつの日か生の会話で 絶妙なボケ&ツッコミをしてみたい」と書きましたが、成就したのは まさにそれ。Yesterday's Dreamでした。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/02/27(木) 22:52:56.42:UENAPd6K
【Your Hometown】

いつも「ただいま」って言うと、「おかえり」って返してくれるのが嬉しいです。

by Tiara ('13年7月27日 浜松 プレ葉ウォーク浜北 1F プレ葉コート アルバム『Tiara BEST』発売記念イベント)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/02/27(木) 22:59:45.37:UENAPd6K
>196
2002年の夏は もう帰って来ない――とは、当時LyricoのBBSに書いたことですが、2013年の夏は、まだ温存していたりする(笑)。
そんなわけで、クラウン・レコードのTiara嬢です。これは、彼女の地元=浜松で行われたベストアルバムのリリース・イベント。
関東でも行われたものの、その日が、先にチケットを入手していた『Slow Music Slow LIVE』(しばじゅんの日)とかぶっていたんですね。
それなら、以前【追いかけてハママツ】()というのもあったことだし、その実践編をやってしまおうと思い至った次第。
出向くのは、せいぜい関東1都6県までで、あとは誰であれ(何処であれ)遠征は しないつもりだったんですけど・・・。
5月に、LIVE J-GIRL史上最大とも言える難敵(Some Girls DX Edition!)との交渉権を首の皮一枚で繋いだことが、やはり効いているのかも。
'13年中盤以降の機運に ノッて行った感じです。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/02/27(木) 23:03:10.39:UENAPd6K
【Love Her Tomorrow】

投稿者 「東京から来ました。いい所ですね」

スタッフ 「東京から・・・!」

Tiara 「ありがとうございます」

投稿者 「お膝元で観ることが出来て、楽しかったですよ」

Tiara 「・・・明日は?」

投稿者 「明日? 明日って・・・ 名古屋だっけ?」

Tiara 「冗談です(笑)」


('13年7月27日 浜松 プレ葉ウォーク浜北 1F プレ葉コート アルバム『Tiara BEST』発売記念イベント)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/02/27(木) 23:08:40.55:UENAPd6K
>198
投稿者がプレ葉ウォーク浜北に行くのは、もちろんこのときが初でした。
とはいえ、ショッピングモール自体は、日本全国どこも似たようなもので、これといった違和感はなかったように思います。
むしろ都心や近郊で休日となると、息苦しいほど混みあうのに対し、賑わいつつもどこか穏やかでしたね。まさにアットホームな空気。
それにより、相当リラックスしていたなぁと、今思い返しても感じられるほど。そんな空気感が、この会話にも表れているんじゃないでしょうか。
投稿者は無難な線を狙っているんですが、Tiara嬢のアドリブが期待以上に冴えていて(笑) 面白くなってますね。
この翌日は、名古屋で同様のイベントがあったわけです。
しかし、なんちゃらミクスの効果が全く実感できない庶民(そりゃそうだ、効果なんてないのだから)には、これ以上の旅費の捻出はキビシイというもの。
野暮なことに、それで ちょっとワタワタしちゃってる(笑)。
「明日は?」の真意は、「名古屋まで来い」ではなく、「明日も会いたい」と言ってくれているのかな?と、この直後にフッと思うんですけどね。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/02/27(木) 23:15:06.52:UENAPd6K
【Today Is Another Day】

投稿者 「どうも、2度目です」

スタッフ 「・・・(会釈)」

投稿者 「さっき、ちょっと挑発されたんでね。売られたけんかは買っておかないと、と思って」

Tiara 「けんかなんですか?」

投稿者 「冗談です(笑)」


('13年7月27日 浜松 プレ葉ウォーク浜北 1F プレ葉コート アルバム『Tiara BEST』発売記念イベント)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/02/27(木) 23:23:34.42:UENAPd6K
>200
イベントは1回のみ(14時〜)の開催でしたが、アルバムには通常盤とDVD付の2種類があったため、2回行く用意は、実は最初からありました。
ただ、事前にいくつか書いていた台詞は、全部ボツにしましたね(笑)。すぐに書き換えたというより、自然と心に浮かんだとおりに言ったら、こうなった。
"ありのまま"が一番キレイに決まるだなんて、まるで理想郷の物語――。実際この瞬間は、そうだったんじゃないですか(笑)。
近くにスタッフさんや他のお客さんもいながら、無理なく思い入れの純度が表せましたね。
この日は、往復の交通費を入れると、ストーンズの東京ドーム公演のS席より高くついてますけど(笑)、
渋谷陽一氏が言うところのエクスタシーは、ストーンズのS席より(少なくとも当人には)あったと言いたい。

俺の王冠は 頭に釘で打ち付けられていた
でも 今は大丈夫
浮世じゃ それは冗談なのさ
きっと大丈夫
俺は ジャンピン・ジャック・フラッシュ
冗談のような 最高の真実さ
(ザ・ローリング・ストーンズ 「Jumpin' Jack Flash」)

ストーンズの来日中にこういうものをぶつけて、挑戦状だなんて滅相もないことは思っちゃいません(冗談ぬきで!)。むしろ、感謝状に近いです(笑)。
彼らのような「夢の供給者の最大手」が元気なうちに、こういうことが出来たのは良かったんじゃないかなあ、と。
それは、いくつかある産物のバリエーションとして、ですけどね。
現場での投稿者は、世界にはアダムとイヴしかいないかの如く、相手のことしか考えてませんから(笑)。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/04/02(水) 01:14:55.48:iMik5+VS
【Hot Staff】

実際その場では、けっこう話せますからね。緊張するかもしれませんが、ぜひ頑張って話をしてみてください。
彼女の最近の情報としては、この前のローリング・ストーンズを初日に観に行ってます。去年のポール・マッカートニーは、仕事の都合で行けなかったそうですけど。
ストーンズには行ってますから、自分も行ったよ!という方は、その辺を話題にしてみるのもいいかもしれません。
ただ、“1曲目の「Get Off Of My Cloud」がどう”とか言っても、本人は(ストーンズの曲名を)よく知らないと思います(笑)。

by ワーナーミュージック・ジャパン スタッフ (3月15日 都内某所 某アーティスト・サイン会)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/04/02(水) 01:17:16.47:iMik5+VS
>202
今まで参加してきたものとは、だいぶ勝手が違うイベントに行って参りました。
いわゆるインストアとかフリーライヴではなく、純然たるサイン会。あるBOXセットの購入者が対象で、しかも事前応募招待制というもの。
これだけでも、そのアーティストの大物ぶりが窺えますよね。たしかに実績も知名度もある方ですが、サイン会は、デビュー以来初だったとのこと。
この発言は、レコード会社のスタッフさんによる前説です。インストアだと、流れを滞らせないようお願いされたりしますけど、
積極的に話すことを勧められるとは、さすがに招待制。ただ、ちょっと待てよと感じる部分も。
大抵の場合、BOXなるものを購入しているのは、そのアーティストにそれだけ入れ込んでいる皆さんなわけで、
ストーンズを観に行ってる人はあまりいないのでは(いたとしても、その話がしたいだろうか)・・・?と思ったんですね。
一見普遍的でありながら、この場においては えらくピンポイントな情報提供をされているのが可笑しくて、まず緊張がほぐれたというのがあります。
もう一つ、そのアーティストご自身は、ストーンズより、ある時期から明らかにビートルズに嵌ったのが伝わってくる方で、
「去年のポールには行きましたか?」と訊ねてみようか、実は迷い中だった投稿者。
おかげさまで、この時点においても定まっていなかったアプローチのしかたが決まりました。
この前説を受けたのが、午前10時半頃のこと。この数十分後に、いよいよそのアーティストと対面することになります。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/04/02(水) 01:21:40.33:iMik5+VS
【Heart Of Stone】

投稿者 「同世代なんですけど、コンサートも含めて、はじめましてなんですよ」

森高千里 「そうなんですか? コンサート来てください。楽しいですよぉ(笑)」

投稿者 「知ってます(笑) 映像では観てますから・・・。20代の頃は、“俺はロックの人間だ”みたいのがあったんですよね」

森高千里 「ああ〜・・・」

投稿者 「この年になって、ようやく素直になってきました(笑)」

森高千里 「あはは」


(3月15日 都内某所 『森高千里 サイン会』)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/04/02(水) 01:28:12.96:iMik5+VS
>204
今回キャリア初のサイン会を行われたのは この方でした、森高千里さん。
(開催場所は『注意事項』に従って伏せますが、サイン会の全日程は終了しているので、“My Hometown”からそう遠い所ではなかった、とだけ記しちゃいましょう。)
90年代にガールポップと呼ばれた潮流の中で、異端であると同時に代表格でもあった オリジナリティ抜群の存在ですよね。
前述のBOXとは、『森高ランド・ツアー1990.3.3 at NHKホール』の5枚組限定盤のこと。
未発表ライヴ映像のほか、アルバム『森高ランド』のリマスター盤やツアーパンフの復刻などが入ったLPサイズの箱は、店頭小売価格がストーンズのS席より高いです(笑)。
こういうものが出るのは、足跡を歴史に残した証。最近では、楽曲がカヴァーされることも多いですね。
投稿者がこれまで対面してきた中では、佐々木希さんが「ジン ジン ジングルベル」を、井上昌己さんが「渡良瀬橋」を、そしてTiaraさんが「雨」を それぞれ歌っています。
くしくも森高さんには、この方達の属性を併せ持つようなところがある。小顔で芸能人オーラがパネェ!と思ったのは佐々木希さんだし、
同世代の美人シンガーといえば井上昌己さんだし。あとは、Tiara嬢に浜松まで会いに行った経済力(!?)があれば、十分に対応可能だろうと踏んだ投稿者です。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/04/02(水) 01:32:52.97:iMik5+VS
>205の続き
試みたのは、ありのままの自己紹介(笑)。時間が許されるなら、これを切り口にして 例のスートンズ公演の話に持っていき、
“私ときたら、20代で「臭いものにはフタをしろ!!」のオジサン状態だったんですよ〜”というオチにしようかと思っていたんですが、
そこまでの時間を取るには至りませんでした。話していたのは、だいたい30秒くらいですかね。
なにげない雑談ふうの中に「逆サイン」を入れたつもりではあったんですが、この場では伝わっていなかったようです。
しかし、いつものような「補足」がきかない一発勝負としては、善戦だったと思います。
ボクシングじゃないけど、30秒にしては「手数」も出てますしね。向かって行ってるな、と(笑)。
こちらとしては、長いあいだ関心がないという体裁だったけど 実はかなり気になっていた人と、短くてもフランクに話せたことが嬉しかった。
20代でオジサン状態だった誰かさんの リベンジにもなったんじゃないでしょうか(笑)。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/04/02(水) 01:39:23.69:iMik5+VS
>206の続き
前出の「臭いものにはフタをしろ!!」は、ロックの博識ぶりを振りかざすオジサンへの不快感を炸裂させる歌。
“これがロックンロールよ”という見事な切り返しに、当時は素直に「やられた」とは言えなかったんですね。
投稿者のほうが「ロック・スピリットの何たるか」を履き違えたまま、妙な武装をしていたんだと思います。
たしかに、よく知らない人を愚弄するようなものならば、それは、ちまちましたマニアだけの音楽であり、ロックンロールの初期衝動からは程遠いものだと言わざるを得ない。
事実、ロックは年を取った(笑)。それでも、そう簡単に骨董屋行きにならなかったのは、
たとえばジョンとポールがそれぞれ違うやり方で(「奥行き」と「間口」という名の)翼を広げたから。
人を惹きつけて止まないのは、ロックをプレイしながらロックを超えようとした彼らの、大いなる本質――
されどロックンロールなんですよね。

俺たちが何の努力もしなかっただなんて 誰にも言わせないさ
(ザ・ローリング・ストーンズ 「Angie」)

森高さんもこのサイン会では大変なトライをされていて、
2月22・23日と、3月15・16日の計4日間(投稿者が行ったのはまたしても3日目でした)で、約2千人に応対したそうです。
こんなときこそ言うべきの「お疲れさま」を禁じ手にしているのが もどかしくもあったけれど、もし投稿者に気づかれていたら、
それはそれで切なかったかもなぁと思わせる、本当の一期一会でした。
“管轄外”に口を出すようで、これも直接には言えませんでしたが、どうかお体を大事に、ずっと元気でいてください。

P.S. ポールの再来日は、行くことができるよう祈ってます(笑)。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/05/14(水) 23:20:44.01:x9EuGsRp
【Adjacent Land】

投稿者 「今回のアルバムのイベントは、インフルエンザになっちゃったり、天候に恵まれなかったりで心配だったけど、元気そうで安心しました」

YUKA 「元気です〜! ありがとう!!」


(3月15日 14時〜 舞浜 イクスピアリ 2F セレブレーションプラザ moumoon アルバム『LOVE before we DIE』発売記念イベント)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/05/14(水) 23:22:47.33:x9EuGsRp
>208
森高ランドの次はディズニーランドへ――というわけでもないんですが、偶然こうなりました。森高さんと同じ3月15日です。
会いに行ったのは、脳内ランド出身の(?)moumoon。2月8日に行われるはずだったイベントが大雪の影響で延期になり、振替えとなったのがこの日でした。
大雪以外にも、この『LOVE before we DIE』のイベントはいわくつきで、2月1日の名古屋と2日の博多では
YUKAちゃんがインフルエンザになってしまい、柾くんが一人で出演する事態だったそうです。実は、少し悪い予感がしていた投稿者。
「死ぬ前に愛し合おう」というアルバムのイベントで、良からぬことが続いていたのは、「それが出来なかった人」の怒りをかってしまっているのでは・・・と。
これは、邪推だったようですが。森高さんのサイン会が午前中だったのは、投稿者の意思ではなく、主催者さん側の割り振りによるものです。
にもかかわらず、moumoonとの時間差が狙いすましたように絶妙なのは、機運を司る何者かの 粋なはからいと思えなくもない。

明日 明日私は何しよう 私のぶん 楽しんできてよ
(森高千里 「気分爽快」)

額面とはちょっと違う微妙な気持ち。それをかくもさらりと表す才能を、投稿者は まともに認めてこなかったと思うんですけど。
“汲む”ことを忘れちゃいかんなぁと、あらためて思う次第です。それこそが慈愛というものでしょうからね。
この日の投稿者も、森高さんを相手に快勝とはいきませんでしたが、やるだけのことはやったという爽快感はあった。
その、「多少の痛みはあるけど悔いはない」という気分が、この長いセンテンスの言葉につながったんじゃないですか。
これまでは、噛んだらマズイという思いから、あまり長い台詞は避けていたのに(笑)。
YUKAちゃんの、エンドルフィン瞬間分泌量がMAX超えてませんか?と思えるようなリアクションも、
近頃は そういう状態がかなりの頻度で表出しているのか、スタッフさんも特に「変」とは思わないようです(笑)。
当事者たちも気づかないほど極めて穏やかに、脳内と日常の壁が少しだけ崩れているようなものでしょうか。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/05/14(水) 23:37:50.34:x9EuGsRp
【Honky Talkie】

投稿者 「ミッキーマウスのいるロケーションが、よく合ってましたね」

May J. 「あぁ、(“ミッキーマウスのいる”方に目をやり)ねえ(笑)」

投稿者 「夕方になって寒くなってきたんで、風邪を引かないように気をつけてください」

May J. 「はい。ありがとうございます」


(4月13日 舞浜 イクスピアリ 2F セレブレーションプラザ May J. アルバム『Heartful Song Covers』発売記念イベント)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/05/14(水) 23:41:50.02:x9EuGsRp
>210
こちらもイクスピアリです。もはや一般レベルでも「おなじみの」と言えるようになってきたMay J.。
このイントスペースに「シネマイクスピアリ」が隣接していて、ちょうどmoumoonのときに『アナと雪の女王』が公開されたばかりだったんですね。
周辺には何枚もの『アナ雪』のポスターが貼られていて、日本語版主題歌「Let It Go 〜ありのままで〜」を歌っているMay J.も
ここが似合わないはずはないと思っていたところでした。(“ミッキーマウスがいる”のは、その映画館の隣にある「ディズニーストア」の看板。)
彼女のスタッフも当然同じことを考えたようで、イクスピアリ初登場となったこの日のイベント。
サインをその場で書くのではなく、事前に書いたアナザー・ジャケットを手渡すスタイルに切り替えて、以前より少しだけ会話をする余裕ができた様子でした。
YUKAちゃんのときと同様、森高さんに言えなかった分とばかりに、体の健康を願いまくる投稿者ですが(笑)。
このときのMay J.の衣装は、黄色いスリーブレスのミニ丈ワンピース。昼間は比較的暖かかったのに、夕方になり急に気温が下がってきたため、
少しも寒くないわ〜♪と歌っていても、きっと額面どおりではないだろうと“汲んだ”つもりの言葉でした。
ただ、投稿者に「森高さんネタ投入後」のプレッシャーがあったのか、ちょっとカタイんですね。勢いそのままで行っているmoumoonと違って、上手くやろうと意識しすぎている。
あらかじめ用意した言葉を 間違えないように慎重に言っている感じ。カラオケで高得点を狙っているのに近いかも(笑)。
『関ジャニの仕分け∞』のカラオケ対決で、驚異的な連勝を重ねていたMay J.が 初の負けを喫したのは、つい最近のこと。
その存在を多くの人に知ってもらう方法として面白い出演だったし、出演し続けるために勝ち(=機械採点による高得点)にこだわるのも、正しい選択だった。
しかし、さすがに26連勝もすりゃあもういいでしょう、と(笑)。これ以上続けると、カラオケで勝つのが目的の歌手になってしまいますよね。
May J.の真価が問われるのは、これからなのだと思います。敗れ去った経験さえも、機械には裁けない歌の深みに変えていくといい。
投稿者も 他人事のように論評してないで、頑張ろう(笑)。一時期は、ほとんど無言なんてこともあった彼女とのやり取りですから、
ひとまずは、サイレントからトーキーへの完全移行を 虚心に喜ぶことにして。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/05/14(水) 23:53:47.97:x9EuGsRp
【LOVE, KISS & FIRE】

投稿者 「どうも、こんにちは」

LOVE 「こんにちは」

投稿者 「何気に久しぶりですけど、いつ以来か覚えてますか」

LOVE 「いや、ごめんなさい。ちょっと・・・」

投稿者 「去年の7月7日以来ですね」

LOVE 「ほお」

投稿者 「それ以外だと、某・露崎さんのゲストに出てこられて」

LOVE 「はい、はい」

投稿者 「しばらく見ないうちに、髪の色が変わっちゃって」

LOVE 「そう。今回のアルバムから、この色なんですよ。(投稿者が手にしたフライヤーの)そのライヴ、来てください」

投稿者 「なんでも、スティーヴ エトウさんが火を使うつもりらしいじゃないですか」

LOVE 「あれは、冗談でしょうけどね」

投稿者 「KISSみたいに、吹いてほしいですよね(笑)」

LOVE 「はははは」

スタッフ 「(笑)」

投稿者 「じゃ、また(笑)」

LOVE 「(握手して) また!(笑)」


(4月20日 東京ミッドタウン・ガレリア B1 アトリウム 『Midtown Design & Art Live〜六本木アートナイトスペシャル〜』)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/05/15(木) 00:05:25.88:MS3QZgeJ
>212
投稿者の会話シーンが続きます。髪の色が 赤からグリーンになったLOVEちゃんと。
こちらもフリーライヴでしたが、CDの発売記念ではなく、ミッドタウンでのイベントの一環として行われたものです。
新作『FORTUNE LADY』が出たばかりで 即売スペースはあったものの、サイン会とか握手会があるとは謳っていなかったので、
直接話す機会はないだろうと油断していたら、それが大間違いでした。
ステージを終えた彼女、即売スペースにぶらりとやって来て、購入者ひとり一人(あるいは数人のグループ)と話をしはじめた。
“LOVEのイベント”ではないためか、明らかなLOVEちゃん目当ての人はさほど多くなかったようで、客一組あたりの持ち時間が長いこと(笑)。
誰に仕切られるでもなく、並んだ人は皆好きなように話をしている様子。
やはり「森高後」の投稿者としては、面が割れている以上 敵前逃亡するわけにもいかず(笑)、そそくさと列がとだえる直前に並ばせてもらいました。
時間を制限されないというのは、関心の度合いを試されるようなものです。言いたいことが多くなければ対応できないわけで・・・。
相手の前を素早く通り過ぎなきゃならないのも大変だけど、これはこれでハードルが高い気がする。そんな時間無制限1本勝負の全貌を、ほぼノーカットでお届けです。
実際には、前半がもう少し雑然としていましたが(CDを購入している最中に前の人が終わったため、スタッフさんから釣銭を受け取りながら話していた!)、概ねこんな感じだったはず。
こうして見ると、制限がないとはいえ、あくまで公共との配慮がおのずと働いて、若干駆け足になってますね。
一つひとつの“関心”を掘り下げずにコンパクトに繰り出していき、フォール(=笑い)が取れそうなポイントが来たら、すかさず押さえ込む(笑)。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/05/15(木) 00:08:10.85:MS3QZgeJ
>213の続き
決め技は、またしてもロックねたでした。「KISSみたいに」と言うだけで、多くの人が即座にそれをイメージして 思わず笑ってしまう。これも、ロックを超えた普遍なんでしょうね。
人々を魅了し認知されてきた彼らのパフォーマンスは、脳内にある「もっと大きなはずの自分」を具現化したものなのかもしれない。
宙を飛ぶことも出来るし、火も吹ける。吐血をしてもピンピンしてる(笑)。
脳内の自分はどれだけ大きいはずなんだ、というツッコミはさておき、これがCGやSFXではなくガチLIVEなのが
ロックの必然であり、説得力(=冗談のような最高の真実)だったのだと思います。
ところで、投稿者とLOVEちゃんのファースト・コンタクトは、2009年3月のこと。場所は、恵比寿リキッドルームでした。
LOVEになる前の「CORE OF SOULの蕗子ちゃん」は知っていたけれど、生で観たのはそのときが初で、正直、すげー目ヂカラだな・・・ と怯んだのを覚えています。
それから5年。moumoonもMay J.も、だいたいその前後から出てもらっていますが、皆(美人なのは写真でもわかるけど)それぞれに独特のオーラがあり、
こういう人たちと5年も相まみえていれば、そら腕も上がるわいな、と思いました(笑)。
はからずも今回のLOVEちゃんは、森高さんのときに「もう少し時間があれば どのように出来たか」を再構した感じになりましたね。
「もっと大きなはずの自分」は、すでに自分の中にあり、具現化するときを待っている。あとは精進して、機運をどう味方にするか、なのかも。

あぁ あなたは まだ気付いてない あぁ 自分のチカラを知らない背中向けて 陰の中をゆく孤独を 太陽だけが そう あたためる自分探しなど やめればいいのに
(LOVE 「Blue Finch」)

女性からの目線で、ミスチルの「終わりなき旅」とは ある意味逆のことを歌っているLOVEちゃん。
いつまでもグズグズ言ってる少年性に発破をかけているようでもあり、すでにある男性性を深く肯定しているようでもある。(やはり、どこか女将的だよなぁ。)
LOVE, KISS & FIRE――と、主要なものを羅列したら、やたらと艶めかしくなった今回の隅付きカッコのタイトルを
すぐにでも具現化したい衝動にかられるけど・・・ ここまでで、5年かかってますからねえ。
FORTUNE LADYのお許しが出るのは、もうちょっとだけ先だな、きっと(笑)。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/05/15(木) 00:46:51.28:MS3QZgeJ
>214
歌詞の改行がされていなくて読みにくいので、訂正します。

あぁ あなたは まだ気付いてない あぁ 自分のチカラを知らない
背中向けて 陰の中をゆく孤独を 太陽だけが そう あたためる
自分探しなど やめればいいのに
(LOVE 「Blue Finch」)

ちなみにこれは、5年前の初対面時に最新作だった『Confetti Love Songs』の収録曲。
「また来ます」 「また来てください」――これだけのやり取りで、サインしてもらったんですよね。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/06/21(土) 10:06:33.67:pBQdb8fN
【勿忘草】

Tiara 「前にも来てくださってますね」

投稿者 「そうですね。前回は、ベスト盤のときに浜松まで行きましたけど。覚えてますか?」

Tiara 「覚えてますよぉ、もちろん」


(2月16日 イオンレイクタウン mori 木の広場 アルバム"Tiara Love Song Covers"『Lady』『Girl』2作同時発売記念イベント)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/06/21(土) 10:07:36.72:pBQdb8fN
>216
これまでで最長距離の遠征だった「浜松」から 半年後のTiaraさんと。
場所はおなじみ、とにかくだだっ広いイオンレイクタウンです。(モールと直結しているはずの最寄り駅からこのイベントスペースまで、徒歩20分近くかかります。)
こちらのほうが何度も来ているはずなのに、日曜の凄まじい混みようと相まって、プレ葉ウォーク浜北よりアウェイ感がありましたね。やや緊張気味だったかな?
13時と15時の2回あったうちの1回目ということで、まずは様子見の確認をしています(笑)。
肯定感に満ちた Tiaraさんの返答が素晴らしい。こういった相手のリアクションによって、投稿者は自信を深めてきたんだろうなと、つくづく思います。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/06/21(土) 10:08:56.93:pBQdb8fN
【The Last Mission】

投稿者 「またこういうイベントがあれば、きっと来ますんで。また会いましょうね」

Tiara 「・・・ワンマンは?」

投稿者 「えっ?」

Tiara 「ワンマン」

投稿者 「ワンマンか。ワンマンも、行けたら行きます(笑)」


(2月16日 イオンレイクタウン mori 木の広場 アルバム"Tiara Love Song Covers"『Lady』『Girl』2作同時発売記念イベント)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/06/21(土) 10:12:34.40:pBQdb8fN
>218
そんなTiaraさん。公表したというより、先にすっぱ抜かれた感じで「結婚」が報じられたのは先月のことでした。
これは2回目のときの会話ですが、彼女にそういう話が進んでいることなど知りもせず、浜松の「明日は?」と同じパターンで切り返されている投稿者です(苦笑)。
結婚している女性の身に起こる悲喜交々を一番に案ずるのは、旦那さんであって然るべき。それに異論がある人は、あまりいないと思います。
つまり投稿者が、調子はどうですか〜?とノコノコ訪ねていく道理は、もうなくなる。“管轄外”になるわけです。
クールなことを言ってしまえば、初めからそちらを推奨していたんですよね。投稿者は1人しかいませんから、1度の人生を少ない可能性に賭けたりしないように、と。
それでも希求される声が止む気配はなかったため、引いてもダメなら押してみる的な苦肉の策で、これに踏み切ったという経緯は、以前にも述べたと思います。
'07年にネットで、検索ワードの上位を「ZARD」と「坂井泉水」が占めているのを見たとき、投稿者が瞬時に思ったのは、実は「結婚」でした。
泉水さん、ついに誰かと入籍でもされたかな・・・? 90年代から彼女の隠れファンであり(隠れるなよ!)、'02年以降、旧知であるかのように
再会が歌われる(「かけがえのないもの」に顕著。投稿者自身が“届くこと”を信じずに書いた遠い昔のアンケートが、当時、泉水さんの目には留まっていたらしい)ことに
嬉しさを抑えきれずにいた投稿者にとって、彼女の結婚は あまりにも大きな魚を逃したことになる。自分がそれを推奨していたとはいえ、キビシイなぁ・・・。
現実に起こっていたのは、そんな先走る妄想を遥かに超えた 最悪の事態だった。

庭の花が枯れて 地面に散ってしまったら?
あなたの待つ あたたかい家へ帰ろう
(ZARD 「君と今日の事を一生忘れない」 from アルバム『君とのDistance』)

彼女に旦那さんや婚約者はいなかったそうで、それなら一体何のために、こっちもスルーを決め込んでいたのか。
ちゃんと「保身」をしてくれないと困るよ、泉水さん・・・・・・。
あらためて、そんなことがベースになっているのを思い出しましたね。
さて、会話の中で言っているワンマンが行われたのは、4月29日のこと。Tiara嬢に対する最後(になるとは自分も知らずに)の任務を果たすべく、モーションブルー横浜へ行ってきました。
いいライヴだったなー。バックには、元FIELD OF VIEWの安部潤さん(Key)がいて。投稿者は、これでもかというくらいステージ正面・前方の席で見せてもらいました。
そのときのことは もうネタにせず、個人の思い出として しまっておこうかと(笑)。
今後は、既婚者だから御法度だと言うつもりはないんですが、前述した道理から「出張直接ふれあいサービス」を積極的に行うことはなくなります、ということで。
あえて事務的に述べましたけど、一つひとつに感情移入を惜しまずやってきたつもりなので、本当はもっと複雑なものがありますよね。

She was in love with me one day, oh yeah
言葉にならぬほど
(サザンオールスターズ 「夕陽に別れを告げて」)

深いところにあるエモーションを言葉にするのは、難しいです。この件に限らず「本当は、こんなもんじゃないんだ」というもどかしさは、常にある気がする。
しかし、ここはグズグズ言わず、ただ「おめでとう」と祝意を表すことにしましょう。実際、報道の内容が「結婚」で良かったですよ。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/06/21(土) 10:16:03.98:pBQdb8fN
【転がる女の如く】

投稿者 「パンフレットの中のコメントで、ダイアモンド☆ユカイさんが『これからもローリングし続けようぜ』って言ってますね」

林 代表 「あれは、どういう意味なんだろうねえ」

井上昌己 「お互いに転がり続けよう、って言ってくれてるんでしょ」

投稿者 「同じロックンローラーと見なされてるんですよ(笑)」

井上昌己 「(笑)」

投稿者 「前の晩に3時まで飲んでいて、翌日これだけ声が出るって、下手なロックよりタフですけどね(笑)」

他のお客さん 「ははは」

林 代表 「ホントだよねえ(笑)」

井上昌己 「すみません、頑丈なんです(笑)」

 
(5月18日 渋谷 Mt.RAINNIER HALL 『井上昌己 25周年記念コンサート 2Days! 〜運ばれゆく未来へ〜』)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/06/21(土) 10:19:52.24:pBQdb8fN
>220
25周年を迎えた井上昌己さん、恒例のデビュー記念日(近辺)ライヴです。これは、終演後の「お見送り」という名のサイン会。
何かの購入者を対象にしたものではなく、来場者なら、例えば持ってきたバッグにでもサインしてくれちゃうサービスぶりで、これも逃げようがありませんでした(笑)。
今回は2デイズで行われ、この日は2日目。会話の中で言っている「前の晩」とは、初日の打ち上げを指しています。
ライヴ中のトークで、「昨日は、初日のゲストの皆さんと閉店までやらかした」と言っていたのを、さっそくイジっているわけです。
その悪影響を微塵も感じさせない歌唱と容姿は、見事としか言いようがないものでした(笑)。
ダイアモンド☆ユカイさんは、最近はお茶の間でもおなじみですね。投稿者が最初にレッド・ウォーリアーズで知ったのは、'87年くらいかな。
日本人離れしたカッコいいヴォーカリストだなぁと思っていたけど、'90年のソロ・デビュー時のキャラ設定には、正直引いたというのがあって・・・。
1stソロ・アルバムのタイトルが『I'M THE BEST 〜世界の女は俺のもの』でしたからね。ある時期のロッド・スチュワートを意識しているのは分かるが、
ちょっとパロディの度合いが過ぎるのでは、と 当時の硬派な(?)投稿者の感受性には映っていた。
冗談でも このタイトルみたいなことを言う男にはなれないし、なりたくもないと真面目に思ったものです。
その8年後くらいに、自分もロッドの曲名を頂くことになるんですけど(笑)。

考えすぎたり ヤケ起こしちゃいけない
子どもダマしさ 浮き世なんざ
(宇多田ヒカル 「Goodbye Happiness」)

ちょうど 投稿者が「Three Time Loser」を名乗りだした頃、日本のシーンに登場したのが宇多田さんです。
こちらも、先日結婚されましたね。彼女は独身でも既婚でもどうせ会えないから、LIVE J-GIRL的には、どっちでも同じという気もしますが(笑)。
投稿者も奥底の本音を言えば、茶番だらけの「世界劇場」より、俺がやっていることのほうが正しいし面白いぞ、という自負はある。
だから既婚者でも俺のものだと言うほど尊大になって良いのかといえば、それは無茶だと思うんですね。
内実と違う体裁を批判し、突き崩し、乗り越えて行こうとする者を「トリックスター」とするなら、その役割を全うして、幸福になれる生身の人間は、たぶんいないでしょう。
幸か不幸か、投稿者は世に出る(?)までに時間がかかっているため、多くのトリックスターとその悲劇(あるいは衰退。これならまだ良いのですが)をよく知ってしまっている。
突き崩される側だって、悲劇は同じ。違う人たちが同じ場所で生きているのだから、すべての人が孤高の天才でもない限り、緩衝材を取り払われても困ってしまう。

世の中はとても臆病な猫だから いつも他愛のない嘘をついている
包帯のような嘘を見抜くことで 学者は世間を見たような気になる
(中島みゆき 「世情」)

ここで言う「学者」とは、具体的な相手と現場を持たない 机上の空論を振りかざす者のことでしょうね。
宇多田さんの「Goodbye Happiness」は、活動休止前の最後の新曲でした。そこで俗世間を「子どもダマし」と切り捨てた天才的な彼女が、
先日の結婚と人間活動を経て戻ってくるとき、どんな歌を聴かせてくれるのか、楽しみに待っていたいと思います。
個人的には、1stアルバムにあった「time will tell」や「Give Me A Reason」のような、優しい歌のヴァージョンアップを期待しているのだけど。
では、人に期待するだけじゃイカン が持論の投稿者は、どこへ向かっているのか?(笑)
今回の会話を見てもらって気づくと思いますが、従来と違うのは、「他のお客さん」まで笑わせちゃってるんですよね。これは 良いことじゃないかなと。
他に怪しまれないようにと意識していた頃からすれば、理に適っていて、普遍性(大衆性?)が出てきたということです。
道理の通らない無茶はしない。けれども、道理では割り切れない何かがあることも、僕らは知ってますよ的な(笑)。
要求されているのは、そんな(優しさによく似た)粘り腰のタフさなのかもしれませんね。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/06/21(土) 10:27:19.18:pBQdb8fN
>221の続き
いつもなら、自分が見送られた後も会場前にとどまり、すべての「お見送り」を終えた昌己さんを見届けるところなんですが、
投稿者自身の体調があまり良くなかったこともあって(深刻なものではなく少々ダルかった程度。でも翌日は月曜日)、この日はこれで御役御免にさせてもらおうと、その場をあとに。
会場のある6Fからエレベーターに乗り、1Fで降りていくとき、投稿者の横をスッと足早に過ぎていく人がいて、
そちらに目を向けると、その人は、ついさっきまでステージで演奏していた松原博さん(Key)だった。同じエレベーターに乗っていたんですね。
松原さんは、江口正祥さん(G)と共に昌己さんのバックメンバーを長年務められているんですが、
他にも、(これまた江口さんと共に)尾崎豊のツアーバンドだったというキャリアがあります。
作品でいうと、3rdアルバム『壊れた扉から』と、ライヴ盤『Last Teenage Appearance』に松原さんがクレジットされている。
尾崎が、10代最後という大きな岐路に立っていた頃・・・。彼も今、どこかで見てくれているのだろうか。

今夜こうして夢見たみたいに 俺は生きて行きたい
(尾崎 豊 「Freeze Moon」 from アルバム『壊れた扉から』)

月に縁があるLIVE J-GIRL。昌己さんは、アポロ11号が月面着陸した日が誕生日だそうで。
一方、尾崎さんのFreeze Moonとは、けしてめでたい感じはしない。はっきり言ってしまえば、それこそが冗談ぬきの“Dark Side Of The Moon”だったのではないか。
それを追いかけちゃダメだ、尾崎!――水面に映る凍てついた月に手を伸ばすように、孤独な深淵へと誘い込まれて行く彼を、
レッド・ウォーリアーズの「Foolish Gambler」みたいに助け出すことができたなら――
10代で3枚ものアルバムを発表した尾崎豊と、雑誌に初めて自分の文章が載ったとき、すでに○○才だった投稿者では、タイミングが合うはずもない。
けれど、たとえばボブ・ディランが、1980年に他界したジョン・レノンを2012年に歌った(「Roll on John」。Roll onとは“早く来い”の意味)ように、
矛盾が人間の本質なら、「表現」に遅すぎることはないはず。
こう思えるのは、投稿者が「現場」を持ち得ているからですね。具体的に言えば、昌己さんの見事なタフさのおかげです、となる(笑)。
これからも、「感謝」だけでは言い尽くせないディープな感情を抱いていくのだと思います。
ひとつの役目が終わり、今が変節のときだとしても。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/09/16(火) 00:41:00.45:7Byv1Pip
【Don't Talk】

投稿者 「いよいよアラフィフですけど。お互いに頑張りましょうね(笑)」

井上昌己 「ねぇ〜。昨日まではアラフォーだったのに・・・。ここに、もっと上の人がいますよ(笑)」

林 代表 「俺は、もう50過ぎてるからね」

投稿者 「でも、まだアラフィフなんですか?」

林 代表 「俺のことは、いいから(笑)」

井上昌己 「四捨五入したら、100だもんね(笑)」

林 代表 「そういう、子供みたいなことを言うんじゃないよ!(笑)」


(7月21日 東京FMホール 『井上昌己 Birthday Live with チェンバーオーケストラ』)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/09/16(火) 00:45:36.67:7Byv1Pip
ご無沙汰していて、すみません。
上り調子でどこまで行ってしまうんだろう?なんて思っていたら、いきなり谷間(胸の、ではない)に落ちたりしていた、今年の夏です。
ピンと張ったテンションが弛緩された隙に歯車が狂った感じなんですけど、元気に体勢立て直し中ですから、心配はご無用!(たぶん。)
ということで、久々の書き込みをしていきます。

>223
再び井上昌己さんで、今度はバースデイ・ライヴです。デビューして初のコンサートがこの東京FMホールだったそうで、記念づくしでした。
これも「お見送り」のときの様子。終演と同時に、昌己さんと代表がすでに会場の出入り口に移動しているという、けして素通りできない仕組みです(笑)。
もちろん、有料ライヴだから来場者は皆相応に井上昌己に思い入れがあるわけで、もれなく見送ってくれるのは、素晴らしいサービスではあるんですが。
ちょっと事情が違ってくる輩も、中にはいるんですね。
2時間以上あるライヴの、セットリストの大半の真意を解読できてしまう者が
それらの歌を聴いたあと、その女性歌手本人と直接話をするというのは、思えばずいぶん大胆なこと。
普通の感覚なら面映さが先立ってしまい、率直な曲の感想など言えんて!となります。
それは歌った側も同様(というか それ以上)のはずで、そこでつい「代表いじり」に走ってしまう、と(笑)。
この林代表、現在50才ジャストとのことですけど、尾崎豊が生きていたら、今年で49才ですからね。
尾崎さんと同年生まれの現役には、吉川晃司さんと奥田民生さんと岡村靖幸さんがいる。
つくづくミュージシャンは若いなぁと思うんですが・・・ えーっと、それだけです(笑)。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/09/16(火) 00:49:54.81:7Byv1Pip
>224の続き
話が逸れましたが、この「代表いじり」。ちょっと突っ込んでみると、例えば倦怠期の夫婦が
もはやペットのワンちゃんを介することでしか会話できない状態に(内実は真逆だが 現象としては)似ている。
社長をいったい何だと思ってるんだって話ですね(笑)。要するに、ダイレクトでは難しいことに対する、ある種の緩衝材になってもらっているわけです。

僕はジョークだけが上手くなった 愛を真に受けてもらえなくなった
(中島みゆき 「おだやかな時代」 from アルバム『歌でしか言えない』)

“歌でしか言えない”ことを、まさに歌で存分に聴いているなら、その後のジョークで、言いたいことがすり替わってしまう心配はないのかもしれない。
特に、話し言葉よりも歌のほうを真に受けてきたような輩には(笑)。
だから、この際の言葉面は“ふれあうための名目”みたいなもので、たいした意味を必要としない。

どうでもいいようなことを ただ聞いてほしいだけ
(中島みゆき 「C.Q.」 from アルバム『歌でしか言えない』)

そう捉えるなら、一度入場した者は たとえ虫一匹とて逃がさない(?)この「お見送り」は、完ペキな検問だったと言えるでしょう(笑)。
他のお客さんまで談笑に巻き込むような 前回の勢いからすると、ややトーンダウンしている感もありますが、
あっちがまぐれで、本来のアベレージは これくらいなのかなと。
思えば 投稿者のほうに、バイブレーションが伝播してくれたらいいな、という希望的観測があった。
行列を好まなかった投稿者が、人波に違和感なく溶け込んできている(演技が上達した?)のは事実で、
たまたま上手い具合に、近隣に飛び火することもあるんですね。
しかし偶然は偶然でしかなく、それは“自分の力”でどうにか出来ることではないんですよ。

誰かの弱さを ひき上げたいなどと
うぬぼれた己の 恥を知ったなら
夕陽が青春を まっさかさまにずり堕ちていく前に
事実をどてっ腹で 受けとめろ
(長渕 剛 「JAPAN」)

歌を真に受けて育ってきた者には、パイセンの金言がいちいち沁みる(笑)。
まあ、前述のとおり、道理の通らないことをして、きちんと機能している秩序まで乱すつもりはありませんし、
不特定多数の人をどうしようとかではなく、まずは自分に寄せられるものに対して、
基本1対1で(時には誰かに間に入ってもらいつつ)向き合っていくのが、投稿者が列に並ぶ そもそもの動機ですからね。
これまで、できるだけ「本当の言葉」を発しようと苦心してきたように思えるんですが、ここらで 少し違う境地も見えてきた(笑)。
やはり いい節目のようなので、次からは、昨年〜今年前半にかけての未発表分をまとめて出していきましょうか。
自身も振り返りつつ、変遷などを追ってみたいと思います。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/09/16(火) 00:59:31.66:7Byv1Pip
【好機と煽りの中で】

投稿者 「15周年、おめでとうございます。直接お話しできて、嬉しいです」

島谷ひとみ 「ありがとうございます。また来・・・」

投稿者 「またこういうの、やってください。楽しみにしてます」

島谷ひとみ 「・・・・・・」


('13年8月4日 17時〜 横浜 日産グローバル本社ギャラリー 『NISSAN GALLERY SUMMER LIVE』)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/09/16(火) 01:02:16.98:7Byv1Pip
>226
これは、もう1年以上前ですね。島谷ひとみさんが出演した観覧フリーのイベント。
ライヴ後の、CD(『15th Anniversary SUPER BEST』)購入者対象の握手会です。
島谷さんが握手会をするのは、この時点では非常に珍しかったので、めったにないチャンスを逃すまいと 参加させてもらいました。
8曲ほど歌われたアコースティックライヴのあと、握手会参加希望者が整列し、待つこと十数分。島谷さんが再登場し、列が動きだします。
思えば、面が割れているのに話すのは初めてという微妙な関係。リキみは禁物だが、なれなれし過ぎるのも変だ。
ここは、要点をサラリと話してナチュラルに通り過ぎていくぜ。イメージトレーニングはパーフェクト(笑)だったにもかかわらず、
いざ島谷さんの前を通っていく段になると、背後のスタッフさんが“速く流れていけ”と 煽る煽る。
急かされなくても、こっちには別件があって すぐにでも移動しなきゃならないんですってば。
一発勝負のプレッシャーに追い討ちかけないでよ・・・ とは、投稿者の心の中の声。
「別件」については後述しますが、とにかく早口で自分の言いたいことだけを言う感じになってしまった。
島谷さんが返答する間もなく さっさと流れ去っているから、こうして文字に起こすと、ワケが分からないですね(苦笑)。
しかしだからといって、これはまったくの失敗だったのかというと、そうでもない。そのことが、1年経って判断できました。(遅っ!)
つまり、こちらの容貌は知られているのだから、先の「境地」でいえば、会話が成り立たなくても得るものはあった、となるはずで。
実際 島谷さんは、今年7月のアルバム『本日、都内、某所』(このタイトルも“解読”できる気が・・・)のリリースにともなって
精力的にフリーライヴやサイン会をおこなっているんですね。時間差で答えてくれてるじゃあないの、と(笑)。
当然 投稿者も狙っていたイベントが(2つほど)あったんですが、ちょうど前述の不調の時期で行けなかったんですよ(1つは仕事、1つは健康上の都合)。
7月にアルバム発売で、せっかく夏真っ盛りにそれらがあったというのに、今度はこっちが返答できなかったわけです。
今回の谷間(何度も言うけれど 胸の、ではない)で最も割を食ったのは、島谷さんだったかも・・・?
こうして書けば伝えられるから それでいいじゃん、で済ませてはイカンと思っています。やはり現場に足を運び、“会う”ことを大事にしたい。
これは『LIVE J-GIRL』が存続するかぎり、基本原則として、改悪も解釈変更もしません(笑)。
ですから、これに懲りずにいてください。こちらは、引き続き楽しみにしていますので。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/09/16(火) 01:12:34.19:7Byv1Pip
【詩情の愛】

投稿者 「アンコールでの歌は、誰が作詞をされたんですか?」

小林香織 「私です。そうか、そのこと言ってませんでしたね」

投稿者 「ねえ。みんな知らないと思いますよ。でも、すごいな。歌って踊って作詞もできるサックス奏者って、なかなかいない(笑)」

小林香織 「いやいやいや(笑)。・・・でも、そうだぁ、そのこと言ってなかった。それだけテンパッてたんですよね」


('13年8月4日 18時30分〜 六本木 スイートベイジル STB139 『小林香織 スタンダード』)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/09/16(火) 01:18:04.39:7Byv1Pip
>228
同日の別件とは、小林香織さんのライヴでした。
会場は、かつて島谷さんが一発で投稿者の正体を見破ったスイートベイジル。こちらのほうが先に予定に入っていたので、奇遇でしたね。
横浜からの移動だと、握手会に参加せずフリーライヴだけで切り上げていれば、開演にギリで間に合う感じだったんですが、
考えた末に握手会参加を選択したため、STBに着いたときには、すでにライヴも後半でした。
演奏はもちろんトークも相当分を聞き逃しているわけで、かくなる上は直撃取材しかない(笑) ということで、終演後のサイン会に並んだ次第。
ここで話題にしているのは、アンコールで1曲だけ披露された“歌”のこと。ヴォーカルをとったのは、もちろん小林香織さん自身です。
そもそも香織さん、サックス奏者でありながら 非常に魅力的な声をしている。
以前、彼女がヨッちゃんこと野村義男氏と共演した 目黒ブルースアレイを覚えているでしょうか。
あのときに(書き込みでは触れませんでしたが)「あゆのモノマネ」をちょっとだけ披露していたし、タワレコ秋葉原店では、アニメ声をやってましたしね(笑)。
ちなみに、ヨッちゃんは 浜崎さんのバックを務めていたわけですけど、この日のギタリストは、宇多田さんの『WILD LIFE』で弾いていた菅原潤子さんです。
さすがに「ヒッキーのモノマネ」は出ませんでしたが(それが出来たら まさにミラクル?)、ここで聴けたのは、他の誰でもない小林香織の声だった。
歌われたのは「The Awakening of Love」という曲で、本来は'12年のアルバム『SEVENth』に収録されていたインスト・ナンバー。
そこに歌詞をつけてヴォーカル曲にした――とまでは、MCで言っていたんですが。誰が書いたかまで触れていなかったのが、格好の切り口になりましたね。
なぜ歌詞をつけたのかは、その真意も(お気づきのように)実は解読できてしまう。
それでも直截的な質問をしているのは、歌が1曲だけだったから。“歌でしか言えない”ことを20曲も聴くと気恥ずかしいが、1曲では・・・。
その儚さが、こちらの“直撃魂”に火をつけたと言いますか(笑)。
もう少しコトバがほしいと、本能的に感じたんでしょうね。(そのあと すぐジョークになるのは、やはり理性が働くのかと。)
基本インストゥルメンタルの小林香織さんだから、思いきった切り込みができたし、直後に冗談で笑い合えたのも、よかったんじゃないかなぁと思います。
この場にもスタッフさんはいたものの、特に話に介入されるでもなく
ここは若い2人に任せて、という感じ(見合いか!)だったので、自ら緩衝材を作り出す必要があったのかもしれない(笑)。
変に煽られたりしなければ、ざっとこんなもの?!――逆に言えば、煽られたときにどうするかが課題・・・。
そんな自覚をし始めたのが、この頃ですかね。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/09/24(水) 01:27:23.96:6beJBWQc
【Tell Me Why】

寺島靖国 「もともとの連載のタイトルは、『ジャズ不感症日記』だっけ?」

山中千尋 「“ジャズ”は付かないんですよ。ただの『不感症日記』」

寺島靖国 「不感症なの?」

山中千尋 「いや、それは・・・」

寺島靖国 「こんなこと訊くのも、なんだけどさ(笑)」

山中千尋 「なんで、セクハラされなきゃならないんですか!(笑)」


('13年8月17日 御茶ノ水 ディスクユニオンJazz TOKYO 山中千尋 単行本『ジャズのある風景』、アルバム『Molt Cantabile』発売記念イベント)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/09/24(水) 01:29:30.02:6beJBWQc
>230
インストゥルメンタル・アーティストが続きます。ジャズ・ピアニストの山中千尋さん。これは、お盆休みの最中ですね。
同じ頃には、ZUSHI FES(西野カナさん)から新木場(Happiness+Flower)への移動や、お台場でのSCANDAL、そして矢野さんのブルーノートがありました。
そういった派手なほう(?!)の対処に手一杯で後回しにしてしまいましたが、こちらも全くもって忘れ難いものになっています。
ライヴ演奏はなく(グランドピアノがない場所のためか)、トークショーをメインにしたイベント。
トークのお相手がジャズ評論家の寺島氏だったんですが、「ジャズ=難解」のイメージをことごとく粉砕する脱線ぶりが 面白いといえば面白かった。
ただ、これは使えないかも・・・ という不安がよぎったのも確かです。
こういう場面をピックしたというより、どこをピックしてもこんな調子だったわけですからね(笑)。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/09/24(水) 01:34:44.70:6beJBWQc
【I Want To Hold Your Hand】

投稿者 「楽しかったです。笑いすぎて、何を言ってたか覚えてないくらいですけど」

山中千尋 「寺島さんはねえ、もう・・・」

投稿者 「もう帰られちゃったんですかね」

山中千尋 「そうみたいですね(サイン書き終わり)」

投稿者 「(受け取って)・・・ 握手してもらって、いいですか?」

山中千尋 「もちろんです!」


('13年8月17日 御茶ノ水 ディスクユニオンJazz TOKYO 山中千尋 単行本『ジャズのある風景』、アルバム『Molt Cantabile』発売記念イベント)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/09/24(水) 01:38:40.95:6beJBWQc
>232
トークショーが使えなかった場合の保険として、こちらも直撃しました(笑)。
(「〜覚えてないくらい」と言っているのは、使わないときのための口実。)
単行本もしくはCD購入者対象のサイン会です。サイン会というと、(明確なアナウンスがない限り)たいていは“握手も込み”だったりするものですが、
千尋さんとのファーストコンタクト('11年9月@タワレコ渋谷店)時に、他のお客さんが握手を求めているのを見かけなかった、というのがあって。
もしかすると、暗黙の了解で“握手はNG”なのかもしれないと思ったわけです。
あれくらいのピアニストになると、安易に人から手を握られちゃマズイのか?と。
最初にそんなことを感じたために、それ以来、握手を求めるのを遠慮してきたんですね。
しかし、待てよ。――ここで、投稿者の想像力が大きく翼を広げることになります。
ろくに手も握れないなんて、付き合う男性は大変だ。結婚なんかした日にゃあ、いわゆるその・・・・・・
寺島氏のセクハラも凌駕せん勢いで、そんな思考が大空へ翔け昇ってゆく。
もはや「夢想花」状態(飛んで飛んで回って回って・・・)になっていた疑問を、ご本人に直接ぶつけてみたところ、いともあっさり握手OKだったという(笑)。
やっぱり、会うのは大事。想像力も必要だが、行動力がともなっていれば なおイイぜってなもんですね。
それと、ここでも緩衝材的なものが利いています。本題を切り出すまで、すでに不在だった寺島氏をいじって 繋いでいるだけなんですよ(笑)。
あのトークに比べたら、投稿者の煩悩など(想像の飛躍ぶりはともかく 表面的には)カワイイものに映るに違いない。そんな算段があった。
いつのまにか 千尋さんとの直面が少々照れくさい状態になっていた、というのもあるんですが。
'12年の『真夏の夜のJAZZ』の頃には、すでにチラチラと目が合うようになっていたんですよね。
チラ見の目線を捉えるには、少なくともこちらは 相手にずっと照準を定めていないと・・・ って、タネ明かしのしすぎかな?
歌好きの投稿者なのに、ヴォーカルの稲垣さん(男性)より、ピアノの千尋さん(女性)をガン見していたのが バレるじゃないか(笑)。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/10/26(日) 01:39:01.30:oheeoWnp
【Resolution】

ピアニストなので、握手は強く握らず 優しくお願いします。

by 某アーティスト・コンサートスタッフ ('13年11月17日 Bunkamura オーチャードホール)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/10/26(日) 01:40:22.13:oheeoWnp
>234
“ピアニストと握手”の疑問について、時間差で明確なアナウンスがありましたよ(笑)。
これは、あるライヴの終演後に行われた握手会での、スタッフさんによる呼びかけ。
アーティストご自身は、音楽以外の活動もされていて、そちらでの知名度が非常に高いため、それはもう とてつもない長蛇の列になっていた。
すると当然、列の流れは速くなるわけで、ちょっと言葉を交わせる感じじゃなかったですね。
せめて終演後ではなく、そのためのイベントを別に設けていただければ、もう少しやりようがあったかなぁと思うんですが。
とはいえ、この日の某アーティストさん。ステージ上でのトークを頑張ってくれていたので
「保険」がなくても、LIVE J-GIRL的にOKっちゃあOKでした(笑)。
その方は、いったい誰なのか。そして、どんな話を振ってくれたのでしょうか。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/10/26(日) 01:44:28.00:oheeoWnp
【Pursuance】

私が初めて作詞をした、この曲を聴いてください。

by 松下奈緒 ('13年11月17日 Bunkamura オーチャードホール 『松下奈緒コンサートツアー2013 “WOMAN”』)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/10/26(日) 01:46:00.38:oheeoWnp
>236
某アーティストとはこの方、松下奈緒さんでした。
スタッフさんが言っているとおり、ミュージシャンとしてはピアニストであり、基本的にインストの作品を出してきた彼女。
初のヴォーカル中心のアルバム『WOMAN』をリリースし、それにともなうツアーの東京公演が、この日でした。
自ら作詞したのは、「The Way To You」という曲。私の側で微笑む人があなたであるように――と、結ばれたい人物への思いが綴られています。
インストゥルメンタル・アーティストをシンガーに変える、「詩情の愛」パート2ですね。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/10/26(日) 01:50:30.20:oheeoWnp
【Psalm】

重大な発表があります。
私 1月に、けっ・・・・・・ ていしました!

by 松下奈緒 ('13年11月17日 Bunkamura オーチャードホール 『松下奈緒コンサートツアー2013 “WOMAN”』)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/10/26(日) 02:06:53.23:oheeoWnp
>238
1月に行われたBillboard Live TOKYOでの公演を告知する松下さん。
決定の「けっ・・・」を引っ張ることで、結婚か?!と思わせる冗談ですよね。
こういう冗談を ある程度の年齢になった美しい女性が言うと、聞いた側は、間違いなく(一瞬でも)信じると思います。
たとえば、常連の井上昌己さん。彼女が何年か前(LIVE J-GIRLに初登場する前)にエイプリルフールのブログで「結婚します」と書いたら、
ファンの皆さんは普通に真に受けて、「おめでとう!」とか「動揺してます・・・」と書き込んでいた。
信憑性がありすぎて、まったくシャレになってないんですから(苦笑)。まあ、これはそれだけ切実な話だということ。
投稿者がLIVE J-GIRL(と後に名づけるもの)を始めた際に、皆さんが思ったのは、ついに嫁探しを始めたのか?ということだったかもしれません。
が、当人が考えていたのはその逆だった、というか・・・。何度も言及している、掲示板への落書きレベルで遊んでいるうちに起きた悪夢。
それから1年が経とうとしている頃、一度触れ合ってみるのもスルーし続けるよりはマシかもしれないと、
以前から頭の中にあった構想を 実際の行動に移す決心をしたわけです。ただ、それが軌道に乗る可能性は高くないと思っていた。
リアルで動くことは、幻想を壊すことにもなるだろうから、そうしているうちに、年頃の女性は、1人また1人と“誰かのもの”になっていくだろう。
不発のフェス主催者が見限られる形で、最後には 投稿者だけが取り残されても致し方あるまい。そういう覚悟もしているつもりだったんですよ。
(一方で、その様子をヒントにしたり、羨望をバネにしたりで、代わりの受け皿となるようなスターが“こちら側”から現れれば・・・という期待も。)
今にしてみれば、ずいぶん混沌とした葛藤に満ちていました。ややオーバーな言い方をすれば、破滅を覚悟で 自ら狂気の沙汰に手を伸ばして行った。
まさに「私を断罪せよ」ですが、そう簡単に断罪されて終わりとはならず、むしろ皆さんの反応は概ね好評で(スターは現れなかったが)
やっている本人も初期より一生懸命になってしまい(笑)、今日に至っている次第。
「現実が妄想を破壊する事態」は回避され、逆に、実感が空想の脆弱を補完していたと言うべきでしょうか。
実際、この松下さんの冗談を現場で聴いたとき、前述の覚悟はどこへやら、おこがましくも「ついに取られたか!」と思ってしまいましたからね(笑)。
醒めた表情で「やっぱり想定したとおりだ」と吐きで捨てるより、豊かなエモーションで生かされている、ということです。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/10/26(日) 02:17:27.58:oheeoWnp
【Oh Yeah】

投稿者 「アルバム、楽しみにしてます」

伊藤萌々香 「おぉ〜っ!ありがとうございます!」

投稿者 「ファースト・ライヴも、チケットが取れたら行きますよ」

伊藤萌々香 「おおおーっ!」


(2月23日 東京ドームシティ ラクーア ガーデンステージ フェアリーズ 7thシングル「Run With U」発売記念イベント)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/10/26(日) 02:20:34.52:oheeoWnp
>240
“そして誰もいなくなった”――いつかそんな日がくるだろう、などと
達観のポーズをとる前に気づかされるのは、えらく若い世代まで参入してもらっているのだった、ということ。
その最たる例が、お嫁さん候補の「予備軍」と見るのも気が引けるほど若い(笑) このフェアリーズです。
投稿者的には、解散した4人組のBRIGHTから続く「少女枠」と捉えて、関わらせてもらっている感じなんですが。
リリースイベントの握手会で、メンバー横並びの一番先頭にいた伊藤萌々香ちゃん。
投稿者個人に限った感覚かもしれませんが、人数が多いグループの場合、先頭にいる人が比較的話をしやすいんですよね。
これは、元Happiness/E-girlsの杉枝真結さんのとき()に掴んだ感触を応用していると言えます。
(ちなみに杉枝さん、4月に両グループを脱退し、その後の動向が不明でしたが、9月に京セラドームで開催された『関コレ』でモデルとして復帰したとのこと。)
翌月にフェアリーズ初のライヴと、アルバム・リリースを控えているタイミングだっただけに、両方への関心を示したかった投稿者。
何とか会話が2往復すれば――という狙いどおりになりました。他のメンバーにも、一言ずつ違う言葉をかけていて、
このときばかりは、自分で 上手くなったなー おい!と驚いたくらい(笑)。(BRIGHTの頃は、どうしてもこれができなかったもんで。)
文字に起こすと、基本「おおっ!」しか言ってない萌々香ちゃんですけれども、これは無理もない話です。
次から次へと引っ切り無しに人がやって来て、それぞれが好きなことを言っていくわけですから、言葉での対応は難しい。
その分、体が仰け反るほどの大きいリアクションで答えるのが彼女の特長かな、と。
こちらも ありがちなことしか言えないわけですけど、このように大きく反応してもらえると嬉しいものです。
彼女の場合、とりわけ自分に対して特大の反応をしてないか?と思わせるものがあるんですね。
ひょっとして、萌々香は何かに気づいているのか? それとも単にこっちの勘違いなのか?――ちょっと惑わされたりして。
そういったテク(?)は、さすがアイドル・グループのセンターだと思いました(笑)。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/10/27(月) 00:02:29.79:43ydRMWO
>241の続き
ところで この2週間後に、投稿者は東京ドームで(本来の志向の源流とも言える)ストーンズを観ています。
ストーンズ終演後に、ゲートを出たフロアからラクーアを見おろし 思ったものです。この人生は どこへ俺を導くのか、と(笑)。
ロッド・スチュワートからジョン・コルトレーンまで―― という、かつてADLIB誌に投稿したネタがありましたが、
あれは文字どおりの「ネタ」であり、あくまで観念に過ぎないものです。
対して、フェアリーズからローリング・ストーンズまで――(松下奈緒からキング・クリムゾンまで―― を更新したと思う)と、
気づけば実存の振り幅は、その上を行っていた(笑)。現実が夢を超えている。こんなことがあるんですなあ。
なんて、いまだにちょっとヒトゴトみたいに言えてしまうのは、現場でそれを捉えることができても、キープしておくことはできないから・・・かも。
少女もやがて大人になるように、それは まさに瞬く間の出来事。
不変のものとして維持できないなら、結局 何もやらないのと同じではないか。そんなアパシーな批判も(もう一人の自分から?)聞こえてきそうです。
そもそも投稿者が10代でロックに傾倒したのは、ある種の虚しさに抗うためだったのに。当時は、ロックが絶対だと思ってましたよね。

俺がナイフを胸に突き刺して ステージで死んじまったら
10代の欲望が満たされるとでもいうのかい?
言っておくが こいつはただのロックンロールさ だけど俺は大好きなんだ
少年が老いるまで 孤軍奮闘してきたことが わからないのか?
(ザ・ローリング・ストーンズ 「It's Only Rock'n'Roll (But I Like It)」)

ストーンズのライヴで必ず演奏されるこの曲。いかにも彼ららしい偽悪的な体裁で、狂信的ファンのゆがんだ依存をかわしている。
一方、その奥で「虚無に陥ってはいけない」と大マジメに言っているようにも聞こえます。
たかがロックンロール、たかが音楽、たかが表現、たかが人間、たかが世界。こういう言い方をするなら、何でも「その程度」になってしまう。
虚しいなら、そいつを逆手に取ればいい。何でもいいから、とにかく生涯に渡って、いつも何かを愛しているべきだ。
ジジイになるまで乗り切って、“されど人生”に気づけるか。それはオマエしだい。
だから、ステージの俺を殉教者に祭り上げないでね、と(笑)。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/10/27(月) 00:13:05.45:43ydRMWO
>242の続き
“But I Like It”を裏付けるように、彼らが不言実行してきたのは、あの圧倒的なライヴ・パフォーマンスだった。
若者の怒りと葛藤を原点とするなら、キャリアを積むこと自体に矛盾を孕んでいるロックという表現において、
彼らが(初期衝動を持続できる期間よりも遥かに長い道のりで)死守してきた“変わらないもの”がそれだったのだと、今さらながら痛感する。
もはや体力的に下降線しかたどりようのない年齢でありながら、ストーンズのステージは、その懸念を完全に忘れさせる。
観る者の思考回路を吹き飛ばすほどパワフルにやられたら、誰も「ロートルはすっこんでろ」とは言えませんよね(笑)。
そんなふうに彼らは、“されどロックンロール”を身をもって体現してきた。(おかげで、若輩者も生の勇姿に触れることができた。)
しかし、ツアーをするたび飛び交う「これが最後」という言葉が、少しずつ重みを増してきているのも事実。
(東京ドームの最後に言った「マタアオウ」が、そのときは嬉しかったし微笑ましかったけど、時間が経ってみると 妙にせつなくもある。)
不可避の無常を意識するとき、下の世代に強い関心が向くのは、摂理として当然と言えるかもしれません。
そこで登場するのが“たかが(されど)アイドル”というのが、LIVE J-GIRLの(はたから見れば)変なところなのでしょうが。

Let me see ya "Better Days"
あともう少しだけ寄り添って 同じ瞬間(とき)を感じたい
(フェアリーズ 「No More Distance」)

“All Things Must Pass”が 本当の真実だとしても、その儚ささえ、どこかで愛しむような心が持てなければ、“Meaning of Life”を見つけるすべもない。
だから少女たちよ。大人の階段をのぼるのは、せめて僕の手を握りしめてからにしておくれ(笑)。

そばにおいで かわいいヴァージニア
お前の中に 答えはあるのさ
靴についた汚れを 今すぐ落とさなくちゃな
(ザ・ローリング・ストーンズ 「Sweet Virginia」)

少し履き違えていたかもしれないロックンロール・スピリットの何たるか。
今一度思いを馳せてみると、心高鳴るものがあるなぁと。
この高鳴りを多幸感として 転がり続ける―― それが、LIVE J-GIRLのできる最善のことだろうと思っています。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/12/25(木) 22:38:19.05:1qErYtkl
【TSUGARU】

司会 「BENIさんは、これまで青森に来られたことは?」

BENI 「5年くらい前に、ツアーで来ましたね」


(6月22日 青森 五所川原 エルムの街ショッピングセンター 2F ELMホール 『BENI BEST/All Singles & Covers Hits』発売記念イベント)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/12/25(木) 22:41:42.30:1qErYtkl
>244
書き込みの間隔があいてしまって、すみません。収録は、そこそこ頑張ってます(笑)。
さて これは、BENI嬢のイベントを青森県の五所川原まで観に行ったときのものです。
2週間のうちに フェアリーズとストーンズ(グループ名だけ並べる分には案外違和感がない・笑)にコミットするという快挙(暴挙?)を演じたものの、
場所としては同じ東京ドームシティであり、行動範囲の振り幅はゼロに等しいのでは・・・?
身体はたいして転がってないじゃん的な自己批判が湧き起こってくるのを、どこかで感じていたとか、いないとか。
しかしだからと言って、(なんちゃらミクスの恩恵もない庶民が)自腹で青森に行くかな普通?!って感じですよね。
それなりの原動力がなければ、なかなか「行くぜ、東北」という気にもなれないところではあります。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/12/25(木) 22:46:39.02:1qErYtkl
【Don't Let Me Pass You By】

投稿者 「10周年、おめでとうございます」

BENI 「ありがとうございます」

投稿者 「それを直に言いたいが為だけに、東京から来ました」

BENI 「へえ〜っ! 嬉しい!!」


(6月22日 青森 五所川原 エルムの街ショッピングセンター 2F ELMホール 『BENI BEST/All Singles & Covers Hits』発売記念イベント)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/12/25(木) 22:52:49.27:1qErYtkl
>246
'08年から現在のアーティスト名になったBENI嬢。「安良城 紅」のデビューから数えて、今年で10年になるとのこと。
これまで浜松が遠征(を基本的にしないLIVE J-GIRLの)最長距離でしたが、知ってのとおり、Tiaraさんが結婚されましたからね。
積極的に関わるわけにもいかない新婚の奥様が記録ホルダーというのも妙だし、更新しなければと思っていたこともあって。
ただ、何の因果で、沖縄(先日の衆議院選、某政党を全敗させるとは「本当のこと」をよく見抜いてらっしゃる)出身のBENIと青森で会うのか。
それについては、この時点では特に意味づけもなかった。というか、これまでに色濃い記憶を焼き付けてきたエース級が10周年ともなれば、動機としてはそれで十分。
青森でイベントをするなら青森へ行きましょう、と。それだけだったんですが。
利点があるとすれば、地方だから少しはゆったり観られるかも、なんて思っていたら、とんでもない混みようで、これもあまり意味がありませんでしたね(笑)。
そんなわけで、サイン手渡し+握手会も、悠長に話してる場合ではなく、お互いの二言目は すでに正面を通り過ぎていて、ほとんど振り返りながら発しています。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/12/25(木) 22:56:41.99:1qErYtkl
>247の続き
列の流れが速いときは、いつもならそこまでしない投稿者なんですが、このときばかりは 粘り腰で食らいついて行ってる(笑)。
BENI嬢には面が割れているわけで、投稿者が東京から来たのは見れば分かることなんですけど、この短い時間では他に言いようがなかった。
経験から学んだのは、それを言いっ放しにしないこと。意志を持って伝え、相手の反応をしかと受け止める。
結果、アイドル・グループのセンターか?というくらいの、大きめリアクションを頂きました(笑)。
わざわざ言わなくても分かるだろ、というのは、ある意味古風な日本男児の感覚かもしれない。
80年代に、サブカルチャーが広く一般化しましたよね。そのど真ん中に生きていた尾崎豊は、風潮に適応(するふりはできたが)しそこねているように見えた。
(声の限りに違和を訴える彼の歌のほうが 本来の意味でのカウンターなのに、と投稿者は思っていたけれど。)
アニメ『うる星やつら』のラムちゃんのセリフに、「女の子は言葉で言ってほしい」(正確な言い回しは忘れたけど、語尾には「だっちゃ」が付いていたと思う)的なものが
あったのを覚えているんですが、特にあの時代以降、円滑に他者と関わるには、ある種のデフォルメや芝居が必要なのだろう――
投稿者がそのように思い始めたのは、けっこういい歳(苦笑)になってからのことです。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/12/25(木) 23:00:45.35:1qErYtkl
>248の続き
そういえば、青森・津軽出身の文学者にも、人の世の慣習に違和感が拭えず、安々と適応できない自分を『人間失格』であると言った人物がいましたね。
精神科医の著書を読むと、尾崎豊と資質が似ている表現者として、太宰治の名前がよく挙がっている。
両者は共に“ボーダーライン”の傾向があるらしい。つまり精神の核が常に境界線上で揺れ動いており、どこかに収まらない。
それが感受性の鋭さにもつながっていた。(人格自体がオルタナだった、とも言えそう。)
たとえば正気と狂気、虚構と現実といった、あらゆる境界を(はからずも)股に掛ける彼らの表現は、
人の心の奥底にコミットし、茶番にあふれた世の欺瞞を喝破する。けれども、一人の生活者としてはけして超人ではなく、
鋭すぎる感受性が自分もまた茶番を演じていると認めたとき、そこには、絶望という名の虚無だけがあった。
茶番とは、当事者の内側はシラケていても そうではないふりで(偽善的な)体裁だけを整える、内実の貧弱なもの。(どこかのセンセイが得意なやつですな。)
LIVE J-GIRLが一連の流れで追い求めたのは、そこにはない「熱量」だった。
そう捉えると、太宰の故郷である五所川原で、(尾崎豊と同じ)東京生まれの投稿者が 沖縄出身のBENIと会い交歓した、もうひとつの意味が見えてくる気がする。
人生まるごとが「表現」だった者たちに捧ぐ鎮魂の旅―― とか言うと、ずいぶん遠くまでやって来たという感慨も。
ただ、これでは高尚になりすぎで、ぶっちゃけ そんなレベルは維持できない(笑)。
事実、このあとは緩やかな下降線で、夏真っ盛りの頃に本格的な不調に見舞われることになります。
「登ったら降りる」が摂理なんでしょうね。まさに山あり谷あり。LIVE J-GIRLのカタチを象徴しているじゃないかと思えば、それもまた愉し(笑)。
おかげさまで、柔らかい頭とタフなハートで生きられるようになってきた(思考が硬くて心が貧弱なセンセイ方とは逆だな・・・)と、実感しています。
なんてったって名無しさん [sage] 2014/12/31(水) 22:24:18.48:3uQY4faS
【Welcome To The Jungle】

次に歌うのは「JUNGLE DANCE」なんですけど、
この曲がなかったら、私はこうして皆さんに会えていなかったかもしれません。

by 谷村奈南 (7月13日 六本木KENTO'S 『谷村奈南 PREMIUM LIVE』)
なんてったって名無しさん [sage] 2014/12/31(水) 22:26:37.50:3uQY4faS
>250
BENI嬢@五所川原が一連の決着になったかな、という気がしていたのは、前述したとおり。
記録も更新したし、次へ進むにはどうすれば?と逡巡したとき、もう一度 原点に戻ってみるといいのではないか、との想いがかすめた。
ということで、LIVE J-GIRLの出発点にいたのは この人でした――谷村奈南ちゃん。
本当に久しぶりの登場ですが、彼女自身、表立った活動を久々に再開したタイミングだったんですね。
最初に取り上げたイベントの現場が、千葉・八千代台の「ユアエルム」('08年6月8日)で、
五所川原の「エルムの街」とネーミングがかぶっています(系列とかではないらしい)。
また、6年間の中でも記憶の鮮烈度が屈指の、リビエラ逗子マリーナから東京タワーへの移動('11年8月14日)も、BENI→谷村奈南という流れでした。
この狙って出来るはずもない巡り合わせには、「まだ持ってるな」と思いましたけど(笑)。
振り返ると、以前は千葉でも遠いと感じていた。それが青森に行くまで発展してしまって。
もっとも、最初は物理的な遠さより、これからやろうとしていることの前例のなさ、お手本ゼロの計画に、自分でも半分逃げ腰だったんだろうな、と。
未開の地に踏み込んでいった、そのときに歌われたのが「JUNGLE DANCE」というのも、今にしてみればよくできた話です。
混沌からのスタートでも、きちんと構築される運命にあったということでしょうかね。

さて、2014年もあとわずかです。
1年の総括とか、恐ろしいほど全くできてませんけど(笑)、奈南ちゃんのこの言葉が6年半を集約してくれていると思います。
年明けの早いうちにまた投稿するつもりですが、ひとまず年内はここまでで。
今年も1年、ありがとうございました。良いお年を。
なんてったって名無しさん [sage] 2015/01/06(火) 00:53:26.78:O81JbZ0U
【FOREPLAY】

あなたを愛さずにはいられない、という歌です。

by 谷村奈南 ('14年5月27日 六本木 morph-tokyo 『CLAP × CLAP』)
なんてったって名無しさん [sage] 2015/01/06(火) 00:55:02.94:O81JbZ0U
>252
あけましておめでとうございます。
昨年の総括ができなかった代わりにと言っては何ですが、せっかく谷村奈南ちゃんの出番なので、もう少し長いスパンを回想してみます。
まず'14年に彼女に会ったのは、7月が最初ではありませんでした。5月に1度 顔を合わせているんですね。
こちらも六本木のライヴハウス。何組ものアクトがいる中で、スペシャルゲストとして数曲を歌うかたちでの出演でした。
本格再始動に向けての、前哨戦といったところだったんだろうと思います。
これは、マイケル・ジャクソンの「I Just Can't Stop Loving You」をカヴァーしつつのMC。
曲のタイトルまんまですけど・・・ こんなこと言っちゃって、他の誰かと結婚の準備とか進めてるんじゃないでしょうねー?(笑)
まぁ、そういうことになったとしても、文句を付けるつもりはないけれど。なんて言うと、冷淡に聞こえるでしょうが、
実は複雑なのヨ・・・ってところは、Tiaraさんのときに述べたとおり。
何故こんな話に持っていくかというと、5月27日は、坂井泉水さんの命日だったんですね。
ああいうことになるなら、旦那さんとか婚約者の1人でもいてくれたほうが、こっちとしては まだ気が楽だった。
それは言っても仕方ないとして、ならばせめて、生あるうちに返信の1つくらいは自分にできたのではないか。
そんなふうに転じていった経緯があるわけです。
なんてったって名無しさん [sage] 2015/01/06(火) 00:59:59.56:O81JbZ0U
>253の続き
天はお見通しでしょうから、これまで書いてこなかったことを、ここでいくつか明らかにしておきます。
実は、谷村奈南ちゃんを一番最初に観たのは'08年の6月8日ではなく、5月24日でした。
場所は、その後LIVE J-GIRLの主要な舞台になっていくラゾーナ川崎。
谷村奈南の3rdシングル「JUNGLE DANCE」のリリースイベント(彼女にとっては、3枚目にして初のイベントだったそう)が、
川崎(5/24)と八千代台(6/8)の2箇所で行われるというインフォメーションがあって。
実践は、泉水さんの一周忌が過ぎてからと決めていたので、あくまで川崎は前哨戦、あるいは偵察という位置づけで見に行くことにした。
当時、投稿者自身インストアの経験があまりなく(露崎さんと、あと誰かってくらいしか行ったことがなかった)かつ久しぶりだったため、
どんなもんなのか様子を見ておきたかったのが、まずあります。
それから、前人未踏の計画(今だとギャグみたいだな・・・)のスタートに適した人材として、下記のような条件が念頭にありました。

@こちらへの反応がハッキリと伝わってくること。(反応が明瞭な人じゃないと誤認の可能性もあるし、以後も絡みにくい懸念があるため)
Aブレイク前の人であること。(すでに誰もが知る有名どころが最初では、皆さんに与える衝撃が大きいのと、企画がスベった場合、名声に傷を付ける恐れも。
これからの人なら、むしろ喧伝に一役買えるのでは、との想いがあった)
B投稿者が個人的に惹かれるものを持っていること。(企画が軌道に乗った場合は、長いお付き合いをしたいわけで、情熱を傾けられる相手じゃないと無理)
C健康的で息の長い活動が期待できること。(Bと同様、長く付き合いたいのに、すぐ消えられてしまうと寂しい)

当時は ここまで理路整然としていたわけじゃないんですが、漠然としながらも どこかで意識していた「関門」は、こんなところです。
これらを一発で通過したのが、'08年5月17日放送のTVで見かけた谷村奈南だった。一周忌まであと10日のタイミングで現れた適材。
この子ならいける―― そう思わせる彼女に早く会ってみたかったのも、前哨戦の真意の一つだったと白状しておきます。
一時は、歌のほうはこのままフェイドアウトしてしまうかのようにも見えた奈南ちゃんですが、ところがどっこいの'14年でした。
初対面時はまだ大学生だったけど、'15年は、母校・青学のように 鮮やかに駆け抜けてほしいなぁ、と。
そんなわけで、これを読まれている皆さん。谷村奈南ちゃん、いい仕事しますよ(笑)。LIVE J-GIRL共々、よろしくお願いします。
なんてったって名無しさん [sage] 2015/01/06(火) 01:15:11.21:O81JbZ0U
【Touched for the very first time】

今日は、これまでやって来たことのすべてを出したいと思います。

by 下村実生/フェアリーズ ('14年3月16日 赤坂BLITZ 『Fairies First』)
なんてったって名無しさん [sage] 2015/01/06(火) 01:22:46.70:O81JbZ0U
>255
約7年前を振り返ったところで、2014年の時間軸も少し巻き戻します。ふたたびフェアリーズを。
で約束したとおり、チケットを入手して 彼女たちのファースト・ライヴに行きました。
1日2公演(なんて よくできるな〜と思ってしまうけど)あったうちの、これは夜の部です。
この日は、森高さん(都内某所)とmoumoon(舞浜イクスピアリ)の翌日だったんですねぇ。(こうしてみると、自分もよく働いてるな。笑)
藤田みりあちゃんに「(結成当時から現在まで一貫して)影が薄い」とイジられていた“みきみき”こと下村実生ちゃん。
そんな 一見押しが弱くみえる物腰やわらかな彼女の、強い意志を感じさせる言葉がとても良かった。
ショウのほうは、当然ダンスが中心。スキルの高さを存分に見せつけるもので、このハイレベルが、逆に市場のニーズにはどうなのかと心配になるほど。
一方、ヴォーカルは激しく踊る分、音源のようにはいかず、歌を聴く向きには“揺れ”が気にならないと言えば嘘になるかな、という感じ。
(ちなみに 先日リリースされた夏のツアーの映像を観ると、その辺がだいぶ改善されている。若い子は成長が早い・・・!)
4〜5曲のリリースイベントとは違い、きれいに整えた髪もメイクも 汗と躍動で崩れてしまう、口パクなしの長丁場。
それでも“キラキラの笑顔”というアイドルの意匠(といっても素にしか見えないのだが)だけは、そのままに。
その姿には、まぎれもないフェアリーズのリアルがあった。
投稿者はというと、悲しい曲でもないのに、見ていて泣けてきちゃいましたけどね。この感覚は何だろうと省みると、完全に親御さん目線であると(笑)。
彼女たちがここまで来るのに、どれだけ厳しく演者の矜持を教えられ(振付のDA PUMP・KENZO氏とか、怒るとコワイんだこれが!)、
かつ人として愛情をもって育てられてきたのか。そういったところに、想いを馳せてしまっていたわけです。
おかげさまでインストアも数多く経験させてもらって、“観覧者”としてはもはや百戦錬磨でありながら、こんな所感を抱くのは初でした。
親御さん目線なんていうと、メンバーの中には、もしかすると異議がある人もいるかもしれません。が、そこは、早まるなかれと言いたい。
男親が女の子を嫁に出したくないと思う心理は、恋愛感情みたいなもんでしょうからね(笑)。

しかし「これまでのすべてを出す」なんていう言葉を、この若さで口にし実行できるとは素晴らしい。投稿者も言ってみたかったです(笑)。
ただ、自分がそういった才気を若くして獲得していたら、自我の肥大と経験値の不足から
どこかでバランスを崩し、足場を大きく踏み外していたかもしれない――そんなふうにも思えるんです。
なるべくしてなった必然の遠回りであり、出会うべくして出会った年齢差(笑)なんでしょうね。
なんてったって名無しさん [sage] 2015/03/03(火) 20:10:35.42:LekNQRC6
【隣人 〜NEIGHBORS】

或る少女 「あの・・・ すみません。ライブって何時間くらいやるんですか?」

投稿者 「普通だと2時間くらいですね。その前後だと思いますよ」

或る少女 「そうですか。ありがとうございます」


('14年4月27日 Zepp DiverCity Tokyo 『フェ!フェ!フェ!フェアリーズ』)
なんてったって名無しさん [sage] 2015/03/03(火) 20:16:13.56:LekNQRC6
>257
すっかりブランクが空いてしまいましたが、ひな祭りなので更新を。
これもフェアリーズのライヴです。場所は、Zepp DiverCity。
'12年に投稿者が甲斐さんを観ていて、昨年3月には、ボブ・ディランが9回もの公演をおこなった会場です。
本来“そっち側”であるはずの人間が、大の大人になって、アイドルに分類されるフェアリーズを観に行く。それについての道理は、何度か述べています。
しかし、ショウのタイトルが『フェ!フェ!フェ!フェアリーズ』と来た日には・・・。さすがに自分でも、これは変だと思いました(笑)。
通常の公演とは少し勝手が違い、コンビニに設置されているLoppiでのみ、“チケット付きのCD”が買えるというユニークな企画。
そのチケットで観ることができるライヴの、今度は昼の部を選んでみました。
CD(アルバム『Fairies』)1枚につきチケット1枚のためか、普通のライヴに比べて、1人で来ている人の割合が高かったようです。
これは、開演前のこと。投稿者の左隣にいた女の子が、連れもなく1人でスマホを操作していました。見た目からすると、中学1〜2年生くらい。
今の子は、一般人でもこの若さで自分のスマホを持ってるのか〜などと思っていたら、急にこんなふうに訊ねてきた。
投稿者が推測するに、彼女は母親からのメールを見ていたのではないか。サブジェクトは、「○○ちゃん、今日は何時に帰ってくるつもり?」。
終演時間を予測して返信したいけど、初めてのライヴなので どのくらいの尺で行われるのか見当もつかず。
そこで、隣にいた 場慣れしてそうなおじさんに訊いてみた、と(笑)。そう考えると、なんとも健気ですよね。
4月27日ですから、坂井泉水さんの命日の1ヵ月前です。この女の子が母親に返信したとおりに帰宅できれば、
「また明日」の約束を果たせなかった泉水さんの無念も、少しは晴らされるのかもしれない。そんなふうに思えた。
とても整った顔立ちで、ステージにいてもおかしくない容姿(それはちょうど、初めて観た頃のフェアリーズを思い出させた)の子でしたが。
しかし、そうなるとダンスや歌はもちろん、リアクションもできなきゃいけない(笑)。フェアリーズになるのは大変だ――と、つくづく思った次第。
なんてったって名無しさん [sage] 2015/03/09(月) 00:00:58.58:kjzuHnaG
>258の続き
ところで、この現場。投稿者のすぐ目の前に、けっこう良い年齢と思しき男性が2人ほどいたので、しばらくは さして気にもならなかったんですが、
ふと見回すと、それ以外は ほとんど中高生の女の子たちが占めているゾーンでしたね。ライヴ慣れはしてるけど、こんな場には慣れてないぞっていう(笑)。
LIVE J-GIRLを存続させようとするだけで、いまだ出くわしたことのないシチュエーションを味わい続けているわけです。
投稿者が ある意味どんな現場にもホイホイと入って行けるのは、今にしてみれば、甲斐さんのおかげだったようにも思える。
とりわけ甲斐バンド中期からソロ初期にかけて、“新しい場所”でライヴをすることに命を賭けていた(?)のが甲斐さんだった。
客はショウが観たければ、その都度よく知らないところへ出掛けて行かなければならない。
まだスマホはおろか、ネットも普及していない時代の話です。

欲しいものがあるのなら 震えてないで 立ち上がれよ
(甲斐バンド 「キラー・ストリート」)

命令形の何とも厳しいお言葉。かつてある音楽評論家が“甲斐よしひろの歌声には 聴き手を壁に押し付けるような切迫感がある”(今で言う壁ドンか?)と
いうようなことを書いていたけれど、その切迫感とDA PUMPのKENZO氏が怒ったときでは、どっちがコワイでしょう? てなもんですね(笑)。
「キラー・ストリート」は、'85年のアルバム『LOVE MINUS ZERO』(このタイトルはディランからの引用)の4曲目。(ちなみに3曲目が「フェアリー」。)
男女の愛をボクシングになぞらえた 四角いJUNGLEへの入場曲「野獣」で幕を開ける同アルバムは、
女が不可解な死を遂げる「冷血」、女の横顔が忘れられない「フェアリー」・・・と展開していく。
なんてったって名無しさん [sage] 2015/03/09(月) 00:08:38.70:kjzuHnaG
>259の続き
アナログとデジタルが拮抗するハイブリッドなサウンドと、予覚に満ちたドラマツルギーのある歌は、当時の日本の市場には先を行き過ぎていたのか、
チャートで1位獲得!とはいかなかったものの、むしろその世俗にまみれ過ぎない孤高ぶりが、ファンとしては誇らしかった。
そんな、ちょっと変わった美意識を喚起する甲斐バンドに感化され、自らの足で立ち上がりたい気持ちは、投稿者自身に大いにあった。
けれど、高すぎる理想に実力が追いつかなかったのが 当時の実情。
偉そうな観念だけが、アウトプットのツールも持たずにさまよっていたわけです。

十代の炎が この胸ゆさぶり 離さない
(甲斐バンド 「ティーンエイジ・ラスト」)

'96年の再結成時にリリースしたシングルでは、こんなことが歌われていました。
解散から10年後の復活。まだまだ健在だった甲斐バンドを目の当たりにして、このまま彼らを(夢の肩代わりとして)頼り続けてもいいんじゃないか?
と、ラクに流れようとする心情も湧きつつあった。しかし、そこに鉄槌を下すものが・・・。
それが、例のパンフレットに掲載されたミスチル桜井氏のコメントだった。
「ロックミュージシャンとしての僕の肉体に、処女膜なるものが存在していたとして、僕のそれを破ったのは甲斐バンドである」――
この名(迷)フレーズを ライヴから家路につく途中で目にした投稿者は、その比類なきセンスに打ちのめされ、マットに沈んだ(笑)。
完全なるKO。彼とは持って生まれたものが違うと言えばそれまでかもしれないが、やはりこのままではいられない、という気持ちが強かった。
他者に負けたのではなく、聴いて育ったものがほぼイコールの“もう一人の自分”に、生き方の見直しを迫られていた。
くすぶっている残り火をごまかさずに向き合うには、どうすればいいのか?
実際にできたことと言えば、とにかく興味のあるものには足を運び、この目で確かめる。そのくらいのことでしたが。
興味の幅の広さがものを言った。取りも直さず、甲斐バンドの音楽と活動の中に、そのエレメントがあった。
それを彼らから読み取ったのが 投稿者の稀有なセンスである――と、あえてゴーマンかますなら、こうなるけれど(笑)。

'96年は、ちょうど臨海副都心が開発されたばかりの頃です。
再結成時に於いても、新しい場所に臨む意欲を見せていた甲斐バンドは、国際展示場で2デイズのライヴをおこなった。
投稿者にとって初めての臨海副都心がこのときです。もはや20代で、これはさほど高いハードルでもなかったけど、
しいて言うなら、交通手段の勝手がイマイチ分からなかったかな。
ゆりかもめが当時、電車ともモノレールともつかない 謎の乗り物に思えたんですよね(笑)。
なんてったって名無しさん [sage] 2015/03/09(月) 00:15:10.37:kjzuHnaG
【A Hard Rain's A-Gonna Fall】

或る観客 「『優しい赤』お願いします!」

福原美穂 「後でやるから(笑)」


('14年7月20日 新豊洲 マジックビーチ 特設ステージ 『LIGHT UP NIPPON』)
なんてったって名無しさん [sage] 2015/03/09(月) 00:24:36.44:kjzuHnaG
>261
こちらも久々の登場です、福原美穂さん。
この日は、谷村奈南ちゃんで原点に戻った()翌週であり、井上昌己さんに「代表いじり」でかわされる()前日になります。
まだまだ持ってると思えたのもつかの間で、この辺りから文字どおり雲行きが怪しくなってくる。
『LIGHT UP NIPPON』は、東北に花火を打ち上げるためのチャリティイベントです。
募金の1,000円を入場料として、場内(といっても屋外)の催しに参加できるというもの。その中に、テーマ曲を歌う福原さんのライヴステージがあった。
朝から天候が悪く、“時々雨”みたいな日ではあったんですが、E-girlsのように大人数で踊るわけではないし、
多少の雨なら、いつかのBENI嬢(@フジテレビ前)のようにむしろ好機になるはず。しかし、そうはいかなかった。
これは、リハーサル時の一幕。そう、リハは普通に行われたんですね。
ところが、本番開始時刻の直前に突然の豪雨に襲われ、当分は止む気配なしということで、ライヴ開催は不可能と判断されます。
スタッフさんが中止の確定を告げると、次いでビニール傘を持って現れた福原さんは、唱歌「赤とんぼ」と「Amazing Grace」を軽くアカペラで歌ってくれた。
それを非常に近い距離で観られたわけで、客として足を運んだ元は取っていると思います(笑)。あるいは個人的な顔見せとしても、悪くはなかった。
(もちろん『LIGHT UP NIPPON』の趣旨にも異論はありません。)
ただ『LIVE J-GIRL』としては、妙にあっけない展開だというのを肌で感じていた。“マジックビーチ”で魔力が機能しないなんて、納得がいかない(笑)。
実際 これまでは、ちょっとしたマジックがよく起こっていたのに。原点に戻ったといっても、ここまでリセット感満載とは・・・。
もはやアンジェラ・アキさんも日本にいない現状。「まだリハだから」というのも、誰も言わなくなった一発屋のギャグみたいで 寂しいものがあるし(笑)。
結局、本番でやると予告されていた「優しい赤」は、聴けずじまいだった。
愛しているよ だから捨てる―― この二律背反の郷愁(これを因数分解すると「赤とんぼ」×「アメグレ」になるのかも)を歌うバラッドは、
教えられたことの実践が 同時に依存からの脱却でもあった投稿者に、大きな因果を感じさせる歌だった。
くしくも、ゆりかもめ沿線。ライヴを中止に追い込んだのは、連綿と意志を持続させてきた“十代の炎”をかき消す激しい雨―― だったのか?
何かが狂い始めている予覚は、この後さらにリアルになっていきます。
なんてったって名無しさん [sage] 2015/05/05(火) 23:32:42.30:PLw/XUeJ
【The Weight】

LOVE 「(話しかけても応答がないcoba氏に)疲れ果てちゃった? 大丈夫ですか?」

coba 「あの、私・・・ 今のところ2.6キロくらいは痩せました」

LOVE 「(笑)」


('14年7月26日 代官山LOOP 『LOVE LIVE 2014 The Great Summer Triangle』)
なんてったって名無しさん [sage] 2015/05/05(火) 23:37:05.79:PLw/XUeJ
>263
」でLOVEちゃんが言っている“そのライヴ”があったのは、“激しい雨”から6日後のことです。
ヴォーカル&ギターのLOVEちゃんに、パーカッションのスティーヴ エトウ氏、アコーディオンのcoba氏という、非常にレアな布陣のトリオ。
具体的にこのライヴへの誘いを受けているのだから、本来は意気揚々と出向きそうなところですよね。
しかし、なにやら調子がおかしな時期だったのは、前述のとおり。
実は、この2日前となる7月24日(木)に、E-girlsの武道館公演に行く予定がご破算になっていた(当方、普通の会社員ですので)というのもあって。
せっかくドラムが川口千里ちゃん(生ドラムとは、意外とアナログなことするE-girlsです)だったのになぁとか、
電子チケットなるもの(かと思えば、この辺はすっかりデジタルなのね)を初めて使う機会だったのになぁといった無念さが、低調感に輪をかけていた。
要は、テンションがた落ちです(笑)。それでも、“LOVE LIVE”で回復できるのでは、という期待はあったのだけど・・・。
繰り広げられている演奏は素晴らしいはずなのに、どうにも身が入らない状態。
発言もあまり覚えていなかったんですが、何故かcobaさんのこの言葉だけはよく覚えている(笑)。
発汗で体重が激減しそうだというジョークが、もはや“Big Boy Blues”にさえなりそうもない状況とリンクしていたからかもしれません。
終演後には、このトリオとはまた別に結成された(LOVEちゃんがソロと並行して続けて行くらしい)THE LIPSMAXのメンバー(ベースTOKIEさんを擁する)が
物販に現れると告知されていたものの、このときの投稿者は、興味より徒労感が上回っており、終演するなり サイン会をパスして帰ってしまったんですね。
元々は、そういうものに好んで並ぶタイプではなかったため、(東北じゃなくても)「行くぜ」という気概が湧かなければ、やってられないことになる。

話すことさえなくなるなんて 私に飽きた証拠
(竹内まりや 「September」)

脳内BGM率高しの まりやさんですけれども(笑)。夏真っ盛りだというのに、まるで秋風が吹き始めていたかのよう。
スティーヴ エトウさんの火吹き(?)もむなしく、激しい雨に消えかけた炎が再び燃え盛ることはなかった。
投稿者はLIVE J-GIRLそのものに飽きてきているのだろうか?――そんな自問が押し寄せてくる。しかし、自答ができない。
それもそのはずで、どうも単なる食傷とは ちょっと違っていたようです。
なんてったって名無しさん [sage] 2015/05/05(火) 23:42:33.49:PLw/XUeJ
【悲しき夏バテ】

外は暑いですけど、皆さん体調に気をつけて、夏を楽しんでください。

by 倉木麻衣 ('14年8月1日 品川ステラボール 『15th Anniversary Mai Kuraki Live Project 2014 BEST “一期一会” 〜FUN FUN FUN〜』)
なんてったって名無しさん [sage] 2015/05/05(火) 23:45:38.17:PLw/XUeJ
>265
デビュー15周年のアニヴァーサリー・イヤーだった倉木麻衣さん。
この日は、“LOVE LIVE”から さらに6日後の金曜日。炎が燃え上がらなかった代わりでもないでしょうが、このときの投稿者、発熱してました(笑)。
おそらくE-girlsの武道館に行けなくなった辺りから、徐々に体調も崩していたんだと思います。多忙と落胆の悪循環ってやつですかね。
この2日前の、7月30日(水)にも 行けなかったライヴがあって(かなり過密なスケジュールで夏は攻めて行くつもりだったのですよ・・・)、
それが「」で言っている島谷ひとみさんの1つ目。六本木ヒルズアリーナで連日行われていた『六本木ヒルズ夏祭り SUMMER STATION』でした。
応募制のチケット(無料)は当選して持っていたのに、平日だったため、定時に仕事を終えダッシュで向かわないと間に合わないタイミングだったのがネックに。
17時にスパッと切り上げられるような時期じゃなかったんですね。後から思えば、是が非でもそうしようとする気力・体力も、すでになかった。
この倉木さんのライヴも、普通に趣味で行くならやめにしていたかもしれない。しかし、倉木麻衣といえば、坂井泉水のリアルな後輩(これ、マジ貴重です)。
前売チケット代を捨ててまで行かないほうをとる不義理はないな、ということで、明らかな不調を押しての参加となったわけですが。
80年代にロックで育った、総立ち&酸欠世代(?)でありながら、2時間のスタンディングライヴがこれほどキツかったのは、ちょっと記憶にないほど。
終演後には、新曲CD予約者対象のハイタッチ会もあったんですが、それは断念せざるを得なかった。タッチで夏風邪をうつすわけにいかなかったのと、
投稿者自身 翌日の予定もあったので、一刻も早く絶対安静モードに入る必要があったんですよ(笑)。
なんてったって名無しさん [sage] 2015/05/06(水) 23:48:05.58:cOCwW99l
【さびしき丘 〜I Shall Be Released】

大切な人を想って、聴いてください。

by BENI ('14年8月2日 六本木ヒルズアリーナ 『六本木ヒルズ夏祭り SUMMER STATION』)
なんてったって名無しさん [sage] 2015/05/06(水) 23:50:49.59:cOCwW99l
>267
“Mai. K”の翌日にあったのは、BENI嬢が出演する『SUMMER STATION』でした。
この日は土曜日。島谷さんの(で言う2つ目の)イベントが昭島モリタウンで行われていて、
体調の回復如何では、移動して連戦もありかなと考えていたんですが、まだちょっと無理でしたね。比較的近場のこちらに来るのがやっとだった。
ほとんど命からがらでしたが、そんな事情を知らずとも目線をくれまくるのは、さすがにエース級のBENI嬢(笑)。
アーティスト名を変えての第1弾シングルだった「もう二度と・・・」のRebirthヴァージョンを、こんなコメントで歌いだした。
一連の不調は、五所川原をピークとして転がり落ちてきたわけで(笑) この因果も、不思議といえば不思議なものがあります。
機運を司る何者かが仕掛けてくれた、最後のマジックだったのかも?

すべてが現実 すべてがまぼろし 帰る道を探してる
言葉はいらなかった 「愛してる」のサインだけで
フォトグラフ 砂に足跡つけて ほら 君が笑ってる
(ZARD 「フォトグラフ」)

90年代当時から、口当たりの良さばかりが取り柄の産業ポップみたいに言われがちだったZARD。こうしてみると、なかなか深遠な歌です。
もはやどこまでがリアルで、どこまでが幻想なのか、投稿者自身にもわかりません(笑)。
ただ、いつもちょっとしたマジックが当然のように起きていたのに、それが無くなりつつある感触だけが 確かにあった。
なんてったって名無しさん [sage] 2015/05/06(水) 23:58:59.82:cOCwW99l
>268の続き
「憑き物が落ちる」とは、たいてい悪いものが落ちて事態が好転するのだけど、これに限ってはまったくの逆――
できることなら、ずっと憑いていてほしいくらいだった。

捨てるのに胸が痛んで とっておいたケーキを
結局腐らせて捨てる
分かってる 期限付きなんだろう 大抵は何でも
永遠が聞いて呆れる
(Mr.Children 「Worlds end」)

まるで世界の果てで彼女に寄り添われているような“奇妙な蜜月”は、もう期限が切れてしまったのかもしれない。
だけど、(今度ばかりは)何もせずに終わらせるようなことはしなかったと思う。
不思議な力が有効なうちに存分に味わい、活用し、能動的に楽しんだのだから、呆れないでほしい(笑)。
とはいえ、その力がなくなったら、自力だけで継続できるかと言われると、正直不安だったりする。
これは、もう退き時ということなんだろうか?

そばに居るだけで それだけでよかった
瞳を輝かせ 夢中になるクセ 今も 変わらずにいて
(ZARD 「フォトグラフ」 from アルバム『永遠』)

LIVE J-GIRL(と後に名づけるもの)を始めて以来、人が輝く瞬間を捉えようと夢中でやってきたけど・・・ そこは変わっちゃダメらしいです(笑)。
私がいなくても、もうできるよね――と、そんな声が聞こえてきそう。
世にも珍しい企てを実行に移した投稿者が、それを安定した活動にするまでの補助のつもりだったとか?
「見放された」と言えば悲しいが、「手を引いてくれた」と言い方を変えれば、人によっては朗報になり得るのかもしれない。
そうとでも言い聞かせなければ、やりきれないほどの寂しい解釈が、投稿者の胸をかすめて行った。

この日、六本木ヒルズアリーナへは、六本木駅から(いつのまにか閉店した)スイートベイジルの前を通って行ったんですが、帰りは、やはり麻布十番へ。
特に何か考えていたわけでもなく、自ずと足が向いた感じです。そして鳥居坂の手前から、心で手を合わせていた。
誰よりも予覚に満ちていた 泉水さんを想いながら。
なんてったって名無しさん [sage] 2015/05/12(火) 01:03:02.26:/fn9dt8B
【夏の終わりに 〜Stay Gold】

次は、夏の日にふさわしいサマー・ソングをやりましょう。
久しぶりに「GOLD」をやるからね。

by 甲斐よしひろ/甲斐バンド ('14年8月30日 日比谷野外音楽堂 『甲斐バンド 40th ANNIVERSARY ツアー 2014』)
なんてったって名無しさん [sage] 2015/05/12(火) 01:08:23.77:/fn9dt8B
>270
お盆になる頃には体調も完全に回復していて、盛り返す気満々の投稿者でしたが、
ちょうど仕事が夏季休暇に入ったときに、昔からよく知る人(血縁はなくても「おじさん」と呼んでいた)の危篤が知らされ、
まもなく亡くなってしまうという事態に。(やはり何かがおかしな時期だったと言わざるを得ない・・・。)
少なからず世話にもなった人が生涯を終えるというのは、それだけで何かとエネルギーを消耗するもので、結局お盆以降もなかなか立て直しができず。
気づけば、2014年の夏もあとわずかという頃、予めチケットを取っていたのが甲斐バンドでした。
LIVE J-GIRLの番外編として、ガンガン攻めた夏の締めに、ちょっとお師匠さんに挨拶行っとく?的なイメージだったんですけど(笑)。
投稿者が勝手に師事した80年代、周りの同級生たちに人気があったバンドといえば、(桜井さんもどこかで言っていましたが)ボウイとかレベッカだった。
甲斐バンドは、もう少し上の人たちがメインのファン層だったんですね。だから、メンバーの方と投稿者では、けっこう年齢が離れている。
当時から、自分が大人になる頃には 彼らも現役バリバリというわけにはいかないだろうと、漠然と思ってはいた。
時代は、ストーンズが「40になっても まだロックやってる!」と皆で驚いていた頃です(笑)。
でも、具体的に何年後にどうなるかまでは想像もしなかった。そんなこととは向き合いたくもなかったんですよね。

明日からのことも 解らないまま 知りたくないまま
But It's alright
Yes, he's a Down Town Boy
(佐野元春 「ダウンタウンボーイ」)

野音のチケットを先に買っていたので行けませんでしたが、同じ日に池上本門寺のステージに立っていた佐野さん。
80年代当時、そんな僕らをかくも詩的に描いてくれていたわけですよー!(突然のサンボマスター風)
あれから30年が経っても、心優しく律儀な佐野さんは、客席に向かって「ここに嫌な奴は1人もいないぜ!」と叫ぶ。
そもそもは、少年少女ファンのイノセンスを庇護するような気持ちから出た言葉だと思うんですが、それが定番の名調子になったんでしょうね。
なんてったって名無しさん [sage] 2015/05/12(火) 01:17:35.49:/fn9dt8B
>271の続き
そういえば亡くなったおじさんは、こちらが何歳になろうと、会えば投稿者を「○○坊」と呼んでいたっけ(笑)。
アーティストとファンの関係も、どこかそれと似たところがあるような気がする。

Here we are now, entertain us (俺たちは今もここさ 楽しませてくれよ)
(ニルヴァーナ 「Smells Like Teen Spirit」)

個人的な日本のロックの体験談だけでは、話が普遍性を欠くかもしれないので、ちょっと海外のロックを引用してみます。
幼少時の家庭の問題からか、愛に飢えたままの“永遠の少年”がステージに立つ側へ回った典型のように思えるニルヴァーナ。
大ヒットした「Smells Like 〜」のこの歌詞は、ステージ上から客席にいる“もうひとりの自分”を皮肉るような毒があるものの、
音楽的ポテンシャルの高さがそれを中和し、オルタナの寵児として祭り上げられることに。
セカンドの『In Utero』(子宮内)なるアルバム・タイトルからは、生まれる前に戻りたいという願望が垣間見える気がする。
もしかするとフロントマンの彼は、ステージになど立ちたくなかったのかもしれない。
部屋に籠もって音楽を無心に聴いている(または作っている)のが、実はいちばん好きだったのではないだろうか(投稿者自身は そんな子供だったような気が)。
しかし、鋭すぎる感受性と溢れる才能は、彼がそこにとどまることを許さなかった。
可能性を解き放つほど虚無に陥っていく矛盾。ある意味、それは終局のロックと言えるのでは。
その彼が あのようなかたちでこの世をチェックアウトしても、まだストーンズがやり続けているとかミラクルすぎ!(笑)なのだけど、
何人たりとも、肉体は不滅というわけにはいかない。音楽で言えば、肉体とは演奏形態。では、スピリットとは?
リアルな自分であるための哲学(とするならそれはいつでも世界のど真ん中にある)と言ったのは、ストーンズフリークで知られる作家の山川健一さんですが。
最近では、たとえばEDMに同様のスピリットを(無意識にでも)見る向きは多いんじゃないでしょうか。
本式のスタイルに対して、いつの時代もカウンター的なものが出てくる。それ自体がロックなんだと捉えると面白い。
LIVE -J GIRLの側面の一つには、R&Bディーヴァの中にも、ジャズの中にも、ダンスユニットやアイドルの中にも、
時には女優やモデルの中にだって、ロックを見出しちゃうよ的なところがある。オルタナ以上のオルタナが 今必要だー♪ と謳っているようなもんですね。
(価値相対化の果ての)ニヒリズムやシニシズムに陥らず、生(Live)を肯定する“されどロックンロール”の本懐を、そこに見たわけです。

I wish I was like you (俺もお前のようになりたかったよ)
Easily amused (何でもたやすく楽しめるようにな)
(ニルヴァーナ 「All Apologies」)

彼にとってはまるで面白くない世界をやたらと面白がる輩への、これも皮肉なんでしょう。
故人に鞭打つ気は毛頭ないけれど、何でも楽しむというのも案外大変なんだよ、と言わせてもらおう。
そして、よかったらLIVE J-GIRLを見てくれよ、とも。おそらく“涅槃”は、投稿者の七転八倒ぶり(笑)までよく見える特等席だと思う。
なんてったって名無しさん [sage] 2015/05/12(火) 01:30:37.33:/fn9dt8B
>272の続き
話を甲斐バンドに戻すと、野音を観て ますます希少になってきたぞと思えたのは、生演奏の“圧”でした。
ライヴでも打ち込みのビートが珍しくない時世に、曲によってはツイン・ドラムという、今や世界的にもあまりないことをやってますからね(笑)。
ぶっとい音に乗った甲斐さんのヴォーカルも序盤から好調だった。気迫がカラまわりすることなく、声がよくおっついている。
オープニングナンバーのこんな一節にも、説得力がありました。

ああ お前は俺を売り 引き裂き 泣かせた
今度は俺の番さ  火を吹くぜ
(甲斐バンド 「ブライトン・ロック」)

演奏は終始安定の迫力が保証できる面子だけに、気になるのはやはり肉声。中盤以降やや苦しくなってきたな、と思わせる部分はあったものの、
弛むことなく終盤まで持ちこたえる様は、どこか“ジジイになるまで乗り切らなければならない人生”を象徴しているようにも(笑)。
総じて勘所を押さえたベテランらしい、いいコンサートだった。
それが、言うは易く・・・であるのは、“自分の活動”を省みれば、よくわかることです。
それにしても「いいコンサートだった」とは、自分で書いていて、ずいぶん冷静だなおい、と思ったりもする。
それこそ80年代は、甲斐バンドを観に行くとなると、ライヴ前日は緊張して眠れず、観た当日は興奮して眠れなかった、というのに(笑)。
もうそういった日々には戻れない。けれど、10代のガールズグループの名前や、
スマホアプリのCMにさえ甲斐バンドを彷彿とさせるものがある、そんな現在だって面白い。
その上、ご当人が今も元気にマイクスタンドを蹴り上げているとは、至れり尽くせりじゃないか、と(笑)。
時の流れが関係性のバランスを変えただけ。それは本来当然なのであって、何も悲しむことはない。
砂につけた足跡のように、いや、それよりも確かに“拭い去りがたく息づく甲斐バンド的ニュアンス”は、黄金のままなのだから。

これが、'14年の夏に万全のコンディションで臨んだ、数少ない現場の一つにして 最後のライヴです。
番外編のはずが ハイライト扱いになっていることへのツッコミは 甘んじて受けますが(笑)、記憶のモニュメントとしては、これ以上もない。
不思議な助力もなくなってしまったけど、これをひとつの区切りとして、
秋からはもっと楽しんでやるぜぇ〜と、気持ちを鼓舞してみる 夏の終わりでした。
なんてったって名無しさん [sage] 2015/08/11(火) 13:15:33.97:YN3QWQ7l
【PIN UPS】

ドラムス、佐藤強一!
もちろん僕は、寝室に彼のピンナップを貼ってますけどね(笑)。

by 甲斐よしひろ/甲斐バンド ('14年8月30日 日比谷野外音楽堂)
なんてったって名無しさん [sage] 2015/08/11(火) 13:22:47.78:YN3QWQ7l
>274
ここに書き込むのは3ヵ月ぶり―― なのに、前回と同じライヴの発言(笑)。
これは、メンバー紹介ですね。サポートドラマーの佐藤強一さんはたしかにイケメンだが、それにしても寝室にピンナップって・・・?
言ってみれば、これはオマージュなんです。70年代に、はっぴいえんどと並んで日本のロックを拓いたサディスティック・ミカ・バンドへの。
ミカ・バンドが'75年にロキシー・ミュージックの前座でイギリスをツアーしたとき、
レコードミラー誌が『東洋人たち』というタイトルで書いたレビューにこんな一節があるそうです。
“ベースの後藤は寝室の壁にでも貼っておきたいほどのルックスを持っている。技術的にも素晴らしい。”
ベースの後藤とは、80年代にアレンジャーとして大活躍する後藤次利氏のこと。
甲斐バンドも「Blue Letter」や「ボーイッシュ・ガール」が後藤さんのアレンジだった(いわゆる“NYミックス3部作”の中の曲)。
余談だけど、たしか坂上忍さんがロッカーだった時代のアレンジャーも後藤さんだったと思う(笑)。
'75年当時、脱退した小原礼氏の後任でベースを弾いていた後藤氏を英国のプレスが大絶賛した。それが甲斐さんの記憶の中に色濃く残っているんでしょうね。
『東洋人たち』には、後藤氏のみならず他のメンバーに対しても惜しみない称賛が記されていた。
彼らの興味を引いた点は、“日本”以上に“東洋”であったことがうかがえる論評のタイトルですが、
いずれにしても音楽や表現で海外の人々を魅了するのは大事なことだと思います。戦争とは真逆ですよね。
そういえば、ミカ・バンドのギタリストだった高中正義さんを'09年に同じ野音で観ているのでした(つながるなあ)。
高中さんは'11年のアルバムで、KARAの「ミスター」をカヴァー(ギターインストで)している。その柔軟さには感心を通り越して震撼しましたが(笑)、
先日、同じ韓国の少女時代がNYでライヴをして好評を博したとのこと。
かつてのミカ・バンドのように、向こうの人たちが「最近のアジアン・ガールはすげー!」と言ってくれたら、隣国にとっても儲けものなんですけど(笑)。

ともあれオマージュとは、自分が影響もしくは感銘を受けた何かに対して自ずと湧き出る返礼のようなもの。
それが新たな息吹をともなって次世代に伝播するとき、大抵は100年も続かない人間のドラマは、Foreverとなり得るのかもしれない。
夏は終わっても、装いを新たに(笑)またやってくる。まさしく“それは今”なわけですよね。
なんてったって名無しさん [sage] 2016/08/21(日) 21:50:44.23:hdltwx2t
【Prodigal Son】

私たち日本各地をまわっているんですけど、どこに行っても必ずいる人がいる(笑)。
仕事は何やってるんだろうと思うんですけど。すごいお金持ちの息子なのかな?とか。

by 松尾レミ/GLIM SPANKY (8月19日 『お台場みんなの夢大陸2016 めざましライブ』)
なんてったって名無しさん [sage] 2016/08/21(日) 21:54:05.79:hdltwx2t
>276
ここへの投稿はちょうど1年ぶり。ライヴ自体は2年ぶりの新ネタです(笑)。
新しい人たちをあえて昔のスタイルでやってみようと思います。と言ってもこのGLIM SPANKY、音楽的には昔のスタイルをよく知っている。
ギターの亀本くんはストーンズのTシャツを着ていたし、このライヴのあとは帰宅してツェッペリンを聴いていたらしい。
なんで平成生まれがそうなのかと思うけど(笑)。ある意味、そういったロックの普遍性が証明されているんでしょうね。
このレミさん(やっと生の姿を拝見した・笑)の発言も、狙っているかのようにProdigal Son(放蕩息子)のタイトルにぴったりです。
知る人には言わずもがなストーンズの曲名であり、D.ボウイの遺作『★』でも使われていた言葉。ええ、投稿者もよく言われますとも(笑)。
残念ながら、この発言の中の人物ではありませんけどね。全然金持ちじゃないし。持っているのはせいぜいパソコンくらい。
あとは交通費とチケット代が払えれば誰でもできることを、ちょっと違う角度から捉えて紹介してきたにすぎません。
他のところに“終末感”と書いたけれども、それを“時代の変わり目”と捉えるなら、
かつてボブ・ディランが歌ったこと(The Times they Are A-Changin')も普遍になり得るのかもしれない。
だから今日の敗者は腐ってはいけない、というお話でした(笑)。そこを信じられない人は、GLIMを観に行くといい。
故郷の長野で美大生だった頃の松尾レミさん、実は絵なんか描いててどんな仕事に就くの?と周囲は非常に冷ややかだったという。
その人がここまでやるか!の最良の実例ですよね。
なんてったって名無しさん [] 2017/09/25(月) 06:00:02.63:gCYXei1W
ニッキ「びっくりしましたよ〜、植草が出てきたのかと…」

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