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【仙界】 封神演義 2 【崑崙山】


名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/09/05(木) 20:02:40.92:M7CYHrCs0
前スレ
【仙界】 封神演義 【崑崙山】
ttps://matsuri.5ch.net/test/read.cgi/chinahero/1161677712/l50

とりあえず建てました
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/09/05(木) 20:47:10.65:M7CYHrCs0
【封神榜比較一覧】トークイベント配布資料再編版
ttp://bensei.jp/images/nakami/29644hosin-web.pdf

こういうふうに明版(木版本)と鉛印本(流布本)で封神榜が違うのは
前封神とでもいうものがあり現行(明版)の封神に改作するときに新たに人物を追加したり死なせたりしたのに
99回の封神榜を書くときにその変化を反映させなかった説があり
黄飛虎反五関、哪吒鬧海、梅山七怪(戴礼だけはいる)あたりの話は後から加わった可能性はあり
杜元銑、膠鬲がいなので下手すりゃ前封神は列国志伝より前という可能性すらある
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/09/05(木) 21:38:30.22:M7CYHrCs0
ただ明版封神榜にケ華と蕭臻はいなくても五夷山の三人、金庭山の道童二人、方兄弟の名前はみえることから
十絶陣あたりのくだりはほぼ同じと思われる
馬成龍はいないけどそれは花狐貂の餌が無くなるだけ
鄔文化いないから龍鬚虎は生存の可能性は上がるけどそれは唯一の勝ち星も無くなる
梅山七怪はいないけど楊任と鄭倫が死んでるんだから孟津で戦い自体はあり戴礼が一人で頑張ったと思われる
とか前封神と現封神は変わってるようでそんなに変わってないとも思われる
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/09/05(木) 22:03:41.31:M7CYHrCs0
菡芝仙は明版だろうと流布本だろうと助風神として封神されてるのに
彩雲仙子は流布本でも興雲神として封神されてたりもするが明版と同じ黄天君 諱庚(萬仙陣亡)のままだったりもしたり
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/09/05(木) 22:59:47.49:M7CYHrCs0
明版だと東斗星官に姫叔度の名が見えるが蔡叔度を勝手に殺すなよ!
流布本だと姫叔明に変更されてるけどこいつはこいつで洪錦戦と張奎戦で2回死んでるし
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/10/08(火) 14:20:59.79:Sd45nzAR0
前スレ
弟子が一人も死なずに肉身成聖したのは雲中子の他に太乙、玉鼎、普賢文殊、燃灯がいるが
玉鼎は趙公明の定海珠と神鞭のコンボくらって負け、燃灯はよく敗走してる
他の三人も混元金斗と九曲黄河陣で痛い目は見てるので
たしかにそういう負け星がない雲中子が一番の成功者といえるな
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/10/11(金) 13:15:24.43:xko7lYeS0
逆に有力な弟子もいないうえろくな戦績もない
度厄真人に手紙書いた以外に自発的な行動もしない
霊宝大法師が黄龍真人と違ってネタにもならんレベルでやばい
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/10/11(金) 16:47:30.41:fxeCjBqq0
霊宝大法師「フッ、なんとでも言うがいいさ。」
黄竜道人「そうだな、凡骨共に我らが直に教えを受けた大老の奥義を理解できようはずもない。」
道行天尊「なんといっても『われら12人で崑崙12大弟子』だからな!
     (ワイ、韋護の師匠故にこのポンコツ2匹よりは上だろう)」

黄竜道人「おい、テメー!馬遂!だからよぉ…金箍とか投げつけると黙ってねーぞ。
     …うちの師匠が。」
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/10/17(木) 18:13:20.74:8rDNRQ8e0
絵巻水滸伝の丁得孫が毒蛇に噛まれるからタイ盆で死ぬにスケールアップしてたが
タイ盆ていつ頃から紂王と妲己の悪行に加わったんだろう?
列女伝にはなく平話にはあるからその間だろうけどもうちょっと絞れないものか
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/10/26(土) 11:11:58.06:Cb5unnak0
金蛟剪抜きでも十二仙の半分が趙公明に負けてるし、燃灯も残り半分を趙公明と戦わせようとしない
馬遂の金箍を元始以外が外せてないあたり十二仙にそれほど差はないはずだが
2対1とはいえ病気さえどうにかできればさほど攻撃も防御も高くなさそうな
呂岳と楊文輝相手に敗走してるのはどう考えるべきか
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/10/27(日) 16:36:00.81:dqFuR22m0
趙公明さんは一定の立場からランクアップしていかないよね…。
封神演義では燃燈道人、慈航道人、普賢真人、文殊広法天尊より
明らかに格上だったのに追い抜かれてしまい
北遊記では真武上帝の配下として関帝とも同格だったのに
これまた遥かに差をつけられてしまった。
不動の元帥神の一角と言えば聞こえはいいけども。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/10/29(火) 08:30:26.99:wV2SjJU90
まあ哪吒とか華光も華光大帝と呼ばれる割には元帥神のままだし…
偉い神はもとから偉くて
関羽や呂洞賓や玄天上帝みたく帝君まで出世するのは少ないし
岳飛ですら岳王(鄂王)であって岳帝ではないからしょうがない
名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2019/10/30(水) 20:43:21.95:4yXdu5bf0

当たり前やろ、岳さんなんとか武聖に昇格したの民国に入ってからやもん。
関さんの天帝に勝手にされたのだって、まだ封建王朝の清がギリギリあった頃。
正直出遅れ過ぎ。五恩主の一角で堪忍してちょうだい。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/10/30(水) 22:37:52.28:gcjHddGr0
ttps://taoizm-fengsui-seiryudo.com/?mode=f6

しかし、18代目玉帝様も既に任期156年の大ベテランですぜ。
古代よりその時代に相応しそうな(といっても初代、17代、18代以外はお飾りっぽいけど)最も権勢がある存在が玉帝に就任するのかもね。

うちにある中国語で書かれた最近の台湾民間信仰考察本の中では
関帝を18代目玉帝に推挙するときに
賢人会議で老子、釈迦、孔子、五恩主が集まって満場一致で関帝を推すことになった
みたいなことが書いてあったな。
五恩主ってそんなに位が高かったの?って思ったな。

後、天帝教の中ではトップは無生老母で2位に玉皇上帝が座り、関帝は4位に居るから、2位と4位が入れ替わっただけ。と主張していたり、民間信仰のカオスっぷりは見ていて面白いね。

三清と玉帝はどちらが上なのか?が古代からの疑問で
現在では三清、玉帝(17代目)、関帝、玄天上帝、無生老母では
誰が一番上?ってので、更に複雑化してそうだね。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/11/01(金) 05:03:52.05:DlOMCqY20
五恩主…関羽、呂洞賓、岳飛、灶神ときて王霊官…
なんか一柱だけ格し…場違い感がある
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/11/10(日) 19:42:41.06:4DgrzNlM0
しっかし定海珠と金蛟剪は借り物で趙公明自身のものといえるのは黄龍真人特効の縛龍索と
なぜかただの兵器の神鞭(鉄鞭)と虎を調伏する術くらいで、まあ封神じゃ捕獲系は強い扱いだけど
特に高い攻撃力や防御力に回避、特殊能力をもってるわけでもないのが少しイマイチ感がある

北遊記でも鉄鞭は七星剣と打ち合えるが明らかに李便の本相、用いる者は鴻毛の軽さで
傷つけられるものは泰山の重さの虎尾播鞭のほうが強い
トレードマークのはずの鉄鞭がなぜかいつもイマイチな扱いなのはいったい…

なお、李便の鞭の説明でまたかよ!許仲琳(仮)!と思ったことはいうまでもない
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/11/10(日) 21:33:25.73:rYJF43zc0
北遊記の場合、真武大将軍:七星剣 関羽:青龍偃月刀

この二大宝刀の前では鉄鞭では明らかに地味になってしまうからでは…
同じ四大元帥神でも、趙元帥は真武大将軍の家来になるときに黒殺神(趙公明)は
真武大将軍にシバかれて火丹を飲まされて無理やり家来にされる。
関羽は真武大将軍でさえ力負けした、金烈将軍を怒号一閃で無力化して
頼りになる助っ人として真武大将軍の配下に加わる。
こんな時代から物語でも既に差をつけられてるのよね…。

北遊記を読んでたら、またなんとも紛らわしい名前のお方が出てきたな。
玄元(玄天上帝が武当山で修行していた時代の名)を二十年にわたり
見守り続けてきた「武当山聖母」なる大仙が…

武当聖母と同じだというのなら、随分と封神演義ではパワーダウンして
しまいましたな。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/11/17(日) 13:41:36.58:e7hodpb10
捜神大全に北熊記などあらゆるところで趙公明の鞭は鉄鞭だから鉄鞭なのはしょうがないとしても
せめて昆吾の鉄とか神珍鉄、神冰鉄みたいな特殊な鉄でできてるとかの方向に持ってけなかったものだろうか…

宝貝みたく祭鞭在空中(鞭を空中に祭り)、神光閃灼如電(神光が電光のように閃く)してたのは何だったのか
趙公明は自分の術でただの鞭を飛ばしたり光らせてたんかい
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/11/24(日) 21:56:58.99:PUu/drf50
まあ只の野良虎を霊符だけでいきなり仙人用乗騎に変えられる程、公明さんの本来のポテンシャルというか道行はかなり高い。
只の鉄鞭に一時的に神気を附与して闘う位、普通にやれるかと。
でも神になってしまったから、只の鉄鞭が今尚通常兵器になり変更が利かなくなっちゃったから。
真武さんですら髪洗ってる最中に無理矢理神にされたばかりに、今だにザンバラ髪のまんま。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/11/26(火) 23:01:56.54:tGEkLony0
じゃあ玄檀元帥以前の瘟神、五瘟使者だとどうだっけ?と調べてみると
春瘟 張元伯、夏瘟 劉元達、 秋瘟 趙公明、冬瘟 鍾仕貴(鍾会…)、総管中瘟 史文業の五名
それぞれ杓子と罐子、皮袋と剣、扇子、鎚子、火壺を持ってるけど
誰がどれを持ってるかは不明なため定着以前の問題だった…
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/11/27(水) 18:38:05.37:dyPwuwEd0
趙公明さんはひょっとしたら神魔小説界の弄られ役として
定着してしまっていたのでは…
封神演義も明らかに三仙姑のための前座だけども
明代では既に元帥神でも相当な差が生まれてしまっており、更には
人間の出生を司り守護する註生娘娘(三仙姑)の方が
趙公明よりも神格も格上だったのかな。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/11/28(木) 12:12:50.16:UvZtL1UX0
それは神格の高低というより、宋の滅亡で皇祖にして国家守護神という地位が喪失し
元明と二朝も経過したせいで、他の神々が相対的に地位が上がったような感じになったから。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/11/28(木) 15:39:43.23:efGOeptP0
趙公明「時代の変わり目ってやつか、せつないのう…あれ?玉帝様、あ、あんたは何故!?」

玉帝「真武大帝って俺の化身なのよ、知らなかった?」
趙公明「なっ!?」


さすがは玉帝様。陽界の変化にも敏感に反応なさって変異を遂げておられました。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/11/28(木) 20:16:39.58:UvZtL1UX0

つか、公明さんこと趙玄壇神の起源には南北朝までには成立していた北帝黒殺神がある。
そして真武さんの起源の一つもこの北帝黒殺神。
実は公明さんと真武さんは、起源からしたら濃い親戚みたいな関係。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/11/28(木) 21:30:05.23:efGOeptP0
では、北遊記での

真武大将軍「火丹呑め!オラァ!また、悪さしたら腹の中から究極神拳な!」 
黒殺神「は、はい…」

こういうやり取りは一人芝居な可能性も?
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/11/29(金) 01:59:16.05:3jCrC3HW0
歴史的にはそうなってしまう。
明代までに、北帝と黒殺神が同一の存在だったのが忘れられ
さらに真武さんもまたそこから分かれて誕生した事も忘れられてたから、黒殺という余り良いイメージのない別な凶神扱いで部下にされてしまう。
本来は南北朝成立の太上洞淵神呪経由来の、死や殺伐の気を司どる北方の天帝の事で
黒色と武神の側面が公明さんへ、黒・ 北方壬癸の水気・殺伐の属性を真武さんが受け継いでいる。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/11/29(金) 09:48:02.00:rpUiUla90
真武は紂王の時代に六天魔王と戦う説話があるし
真武の源流の玄武の源流の玄冥もまた太公金匮で
祝融と勾芒と玄冥(顓頊の場合もあるが)と蕁収と河伯と雨師と風伯が武王の元を訪ねてきた話があるあたり
趙公明が殷郊と雷震子同様封神以前の平話からの殷周もののレギュラーなのは必然なのか
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/11/30(土) 12:22:46.18:b9zw527i0
同僚が史元革、姚文亮、鍾土才、劉公遠だから瘟神の系統であって北帝黒殺神の系統とは違うだろうが
元の平話の段階で、道術の士でもない、何かの転生でもない、あくまで普通に強い武人の南燕王黄飛虎に負ける
黄河で周軍を足止めするが、姜尚の策による毒入り糧食を奪って食って死ぬ
とかなので元代には神格の凋落というか弄られ役化は始まってると思う
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/11/30(土) 14:58:42.67:uRZZr1KA0
シンクでポコチンは毎日洗ってる

電気代は蓄えからだなぁ
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/11/30(土) 17:22:58.25:uenDg1Py0
封神演義では七箭書で亡くなり、神になっては北遊記で十三太保の呪力で動けなくなる。

趙公明さんは「呪い」に弱い傾向がありますな。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/11/30(土) 17:30:57.59:G69svl690
でも封神に出たお陰で、道教では財神といえば今や趙公明となったのだから
弄られても結果オーライではあるわな。
平話の段階で終わってたら、たぶん今程には財神とされもしないし信仰もされず
斎酉焦でほかの元帥達と纏めて招かれて祭場の警備係程度だったろう。
信仰が一度は衰退してたのが、封神に出られて人気がでた神の一柱だな。そんな点は太公望と良く似てる。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/11/30(土) 19:11:35.42:uenDg1Py0
北帝黒殺神からの神格の分裂、進化を見ていくと
やはり不動の真武上帝がおられるからねえ…>趙公明さん

四大元帥神からあの関羽が上位に上がるために外れて
よし来た、俺の時代!と思ったら、その空位についたのは
民族英雄のあの岳飛。

趙公明の波乱の信仰史、神格史とか二階堂先生が纏め上げて本とか
出してくれたら俺は買っちゃうな。

関帝や真武大帝は進化史の主役みたいなもんだろうけど
趙公明は絶妙ポジの保持者という何とも面白いところにいるよね。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/12/01(日) 17:10:31.14:he0rcrqp0
関羽は例外中の例外、華光、殷元帥、王霊官のような小説の主役か準主役になれた時期もあるのも例外で
元帥神てケ、辛、張、陶、龐、劉、苟、畢あたりの、北遊記みたく元帥神たちが敵と味方でメインで活躍、
平妖伝みたく雷法が強い場合は間接的にだが活躍してるのを除けば、いろんな小説でみかける割に
西遊記のただのにぎやかし、封神のただの山賊に毛が生えた程度なのが標準だと思うと
やはり趙玄檀はましなほうだと思わざるをえない。
特にケ天君は雷部の代表なのになんで?な扱いばっかり
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/12/01(日) 18:26:44.32:y9bAENLx0
明代の信仰史における位の壁と孫悟空の存在かも。>ケ天君

雷部のビッグボスと言えば、万霊の師である雷帝が居るし
西遊記で孫悟空を救援できるほどの神通広大な存在は観世音菩薩をはじめ
弥勒菩薩、太上老君、太乙救苦天尊と仏、道で遥か上位の存在。

神話の世界も信仰史の世界とリンクした格付けになっていて、そこへ孫悟空という
分かりやすい壁が居たんじゃないかな。
元帥神クラスでは孫悟空には勝てそうにもないし、ケ天君が信仰の世界で帝君号を
得るほどにパワーアップすれば、清代の神話あたりでケ天君無双があったかもしれない。

関羽は西遊記でも面白くもややこしいことになってるんだよね。
かつては南天門を守っていた「元帥神」の1人のはずなんだけど、第47話で「関聖爺爺」のワードが。
中野美代子先生はこれが1614年の三界伏魔大帝神威遠震天尊関聖帝君の
諡号ではなく関聖帝君ではないと、おっしゃられてたけど
確か、それ以前の諡号に「関聖」の字はあったかな…?と思った。
窪徳忠先生の「道教の神々」P111の図28 ポラ古廟内に貼られた神名(イポー)
には、更に「関公爺爺」なるややこしい神名が…。
「関聖帝君」「関聖爺爺」「関公爺爺」は神格として同一なのかな。
関羽は元帥神レベルじゃないと思った西遊記の作者達が長編して編んでる最中に
47話で帝君クラスまで引き上げたのかもしれない。

孫悟空が黄眉大王の力に苦戦して、蕩魔天尊の元に向かい援軍を授かるも
援軍は全て黄眉大王の虜になってしまい、弥勒菩薩がそれを調伏する。とか
当時の信仰史は仏教と民衆道教信仰が盛んで、成立道教の真武信仰は少し落ちてきたのかなとも感じたね。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/12/04(水) 09:54:12.36
てす
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/12/07(土) 16:59:45.47:S19jcoev0
『道法会元』ではケ伯温は黄帝が蚩尤を負かした時に河南将軍に封じられたが、
黄帝が昇天したのを機に位を棄て武当山で百年修行、祈ってたら朱髮藍身になり翅が生えた
ということになってるけど、黄帝の部下だったらやっぱり風后や力牧だし
二郎神の蛟を斬った(治水した)のようなわかりやすい武勇と功績もなく、
哪吒や華光のとんがった逸話でもないあたりそりゃ発展せんわなってなる。
それでもずっとケ天君が雷部元帥のリーダーであり続けるってわけわからんなくて奥深いとは思う。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/12/12(木) 19:45:00.98:Cg5+WxOT0
ナタと雷震子と土行孫がトランスフォーマーになる時代か…
ttps://www.tfw2005.com/boards/threads/transformers-nezha-toys-leaked.1184589/
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/12/12(木) 21:55:01.98:ggYjwCOr0
まあ確かに大概だが、台湾とか一種の社会現象として論文が出る程神仏などの権威あるものをわざとミニキャラ化するQ化が流行る状況では
寧ろ想定内レベルかなあ。女体化もままあるしね。

封神や中華から離れるが、インドの神様ドラマを先日視聴したのだけど
インド人大好きカーリーさん血塗れ大暴れのシーンがあった。
カーリーさんは大体のドラマや映画では、ほぼ産み出したドゥルガーさん以外とは碌に会話が成立しない殺人マシン女神なのがお決まりなんだけど
このドラマのシヴァはハリウッド風なイケメンさん。
戦闘中なのにイケメンシヴァさんを見て恋に堕ち、血の滴る肉切り包丁片手にボーっとしてしまうカーリーさん。
そして血を飲み過ぎてイッちゃったカーリーさんを止めるべくシヴァさんがカーリーさんに踏んづけられると
カーリーさん、イケメンシヴァさんを踏んづけたショックで一気に恋する乙女(ただし生首ネックレスと人の腕のスカート姿)になり、泣きながらカイラス山の氷の洞窟へ逃げ帰って本来のパールヴァティに戻ってメソメソとひきこもってしまうのだよ。
ついつい「こんな恋愛脳なん、俺らの知ってる血塗れカーリーさんやない!」とツッコンだなあ。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/12/12(木) 22:05:18.32:w0nLoMkJ0
神話モノ映画ってB級映画として出来がいいんだよね。

最近の中国の西遊記系は中国人でなくとも評価できるほどにCGの出来もいいし
孫悟空もきっちり気持ちよく動く。イロモノだと思って鑑賞した、関羽が巨大化して
宇宙から飛来した侵略異星人を蹴散らす話も普通に面白かった。
神話系のネタは映画と相性がいいのかもしれない。

ただし、ジェット・リー主演の封神演義。テメーはだめだ。
最近のセガールと同じパターンでジェット・リーがほとんど活躍しない!
太公望(ジェット・リー)だって先代「武聖」なのだから、超訳ぶんまわって
無影脚で紂王をしばき倒すとか期待してたのに…。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/12/13(金) 18:05:17.13:yibXhIi00
子牙は武吉に武芸教えてるし、直接戦うときはまず剣で応戦し、その後で打神鞭使うってスタイルだから
実は子牙は武芸ができる
ただ子牙が打神鞭使う前に剣で敵を斬れたことないし、
武吉が明確に一騎打ちで討ち取ったのって孔宣のとこの孫合しかいないんだよね
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/12/13(金) 21:46:06.81:TD6mzs9l0
歴史書を妄信してる史書オタクが泡吹いて失神しそうなのが
太公望の劇的な変異だろうな。
まあ、歴史書と物語、相反する矛盾を吸収し、その全ての記述を受け入れて
人を超えた人である英雄神は誕生するのだから太公望は道理に適ってるけども。

歴史の人物が得道神仙になったことに対して
歴史書と記述が違うだけでそれはフィクションに過ぎない、と騒ぎ立ててる輩を
見るたびに二郎真君の誕生経緯とか見てみれば?って思うんだよね。
元の存在が誰なのか?すらも特定できてないのに二郎真君という
1人の神仙は存在する事実とか、そういうのもやっぱり受け入れられず現実逃避しちゃうんかな。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/12/14(土) 14:37:01.32:y6hK4SVY0
朱子よろしく追封したり神に祀ったりはいいだろうし
八神を祀った件からいって神々を祀る役職についてたこともある可能性は否定しきれないだろうが
列仙伝の尸解仙扱い、六世紀頃に生まれた神格の元始天尊の弟子などの仙人扱い
灌壇令だの石敢当だの神々が遠慮したり助けに来たり
宋以降の神格まで任命したことになってる、神々の上にたつ存在てなると理解しきれないだろうなと思う
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/12/14(土) 18:11:24.30:S7s+lNMx0
民間社会では道教の神仙、仏教の仏、民間信仰上がるの得道神仙が
ごちゃまぜになっていた中世期があり、更には三教合一の善書まであったのだから
余計に進化融合を繰り返した「別物」になっていたんだろうね。

小説上がりの孫悟空が中国仏教世界では「仏」にまでなってしまったんだから
日本人には理解できない似て非なる中国宗教、神話文化なんだろうね。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/12/15(日) 17:36:52.61:h8ChQAKX0
シンクでポコチンは毎日洗ってる

電気代は蓄えからだなぁ
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/12/16(月) 11:48:53.74:ctsZZulT0
自然を神格化する←わかる
祖先や偉人や英雄など有名人を神格化する←わかる
宗教家の考え出した存在を神として祀る←考えた人や所属勢力に人気があって勢力強いんすね

宗教家でもなんでもない小説家が考えた存在をその設定で一般人どころか宗教家ですらありがたがって祀る←全員ミーハー?
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/12/16(月) 18:47:41.47:9fWr4m2/0

神魔小説は民間における中国の神仙仏の紹介ガイドでもあったからね。
道士達が敬ってる本物の神仙を基本とした成立道教と
歴史の英雄、偉人らが得道神仙になったり、小説のヒーローが神仙になったりする民衆道教の
境目は著名な道教学者の窪徳忠氏ですら分からないとってるほど、両者は融合してしまっている。

封神演義でいうのなら、皮肉にも截教サイドの「紛い物」達もその有資格者だったということだね。
ただ、民衆道教系の神仙にはシビアなルールもあって、絶大な信仰心を得られないと
栄光の帝君号や元君号はおろか、半端な妖怪すら倒せない道士もどきのヘボ神として扱われてしまう。

三国志で英雄として名高い曹操の神としての末路は哀れなもの。
南朝梁の陶弘景が記した当時の神仙ヒエラルキーの「真霊位業図」では
第七階の最下層に位置する低級な神ながらも、なんとか神でいられた。
しかし、清代の志怪小説「聊斎志異」において、生前の悪行から犬に転生した、とまで
言われてしまうほどに落ちた。
信仰心のない民間信仰系の神の末路はこんなことにまでなる。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/12/20(金) 12:19:29.75:TnQa3+Vf0
民間信仰系は国に淫祠として攻撃されがち
じゃあ国に公認されてるのも老子のような安定して高ランクの場合もあるけど
趙玄朗みたく一時期限定の場合もあるし難しいもんだな
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/12/21(土) 18:34:07.42:p2UMfDh+0
その時代に合った神格に変貌できないと排撃されたまま終わるからねぇ。
現在、一番偉大な神仙を玉帝(17代)としても、関帝として、媽祖としても全員元人間ってのが
合理主義な今の中華圏の信仰スタイルを顕してるよね。
進化できない神仙仏はたとえ、宇宙の創造神だろうが下位に置かれてしまうという。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/12/25(水) 22:09:01.20:USupdDWz0
時代に合った神格に変貌のわかりやすい例は
キメラや獣面人身、人面獣身の化け物の姿から普通の人間の姿になる、具体的には西王母、九天玄女などになるのかな。
逆に変貌しなかったのは関羽の引き立て役にまで落ちぶれる蚩尤や共工とかか。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/12/30(月) 13:58:38.04:cqyaipZb0
上古の神から現代まで、変幻自在の進化を遂げてきたというのなら
女媧なんかもそうなるかもね。
道教号の地母娘々なる名前まであるし、やはり人間の成長を見守ってくれるような
神様は有難いんだろう。
数年前の封神演義のドラマでは、女媧降臨の際には、元始天尊ですら「女媧様がおいでなさった。」と
明らかに女媧は元始天尊より上位の存在として描かれていたね。

あくまで民間道教サイドの話だろうけども、玉帝の歴代系譜の中、第4代鴻鈞老祖と、第17代 妙樂國王
が、封神演義ではほぼ同格であることを考えると、やはり三清は封神演義成立期あたりには下位存在に変貌したのかな。
まあ、玉帝系譜が民国成立期に関帝の威に縋った、道教サイドの政権すり寄りで生み出されたものかもしれないけども。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2019/12/30(月) 21:55:58.93:DVoCvbsX0
封神演義内で女媧の神像は仙女や嫦娥の生まれ変わりのようと書かれ、明版の挿絵も普通の女神像
58回で伏羲が二本角、神農は肩を葉っぱをおおい虎豹の皮の腰巻き、黄帝が帝服と書かれるが
鱗身だの蛇躯だの牛首だのといった描写がないあたり
後世だと上位の神は多面多臂、多眼に角、頭が長いといった異形でもOKだがあくまで人間の姿じゃないとダメそうな風潮になってそうだ

悟空さと八戒のせいで豚面にされる場合もある天蓬元帥、牛頭馬面や胡仙ら五大仙みたいな例があるあたり
動物の神は完全になしというわけじゃなさそうだけど
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/01/04(土) 14:25:11.11:dhXlB9OK0
猿(孫悟空)、牛(神農)は動物神の中で格上の存在かもね。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/01/07(火) 17:46:36.05:wOCjZF5G0
あと龍も別格のはずだけど、洪水の象徴として退治されるのはしょうがないとして
四海龍王の一連の扱いは…
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/01/08(水) 18:00:26.33:oy7IrN6q0
竜のつく二字熟語
<王者、天子にまつわるもの>
・龍顔=天子の顔、眉の骨が丸く高い骨相
・龍馭=天子の車。天子の統治
・龍徳=天子の優れた徳
・龍舟=天子の乗る舟。舳先に龍の飾りがある。
・龍髯=龍の口ひげ。天子の口ひげ
・龍袍=皇帝の服

<駿馬にまつわるもの>
・龍駒、龍種、龍駿、龍媒、龍馬=優れた馬、駿馬

<そのほか>
・龍湫= 滝。瀑布。
・龍鐘= 年老いて疲れ病むさま。失意のさま。
・龍頭= 科挙の首席合格者

"龍の本 土屋禧一 ビジョン企画出版社" より

例えでは無双なのにね、龍。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/01/16(木) 21:24:50.52:H8uo3yWN0
金蛟剪の蛟龍とかみたく雲霄らか老子あたりに八卦炉で錬成してもらえればあるいは…

ってよく考えると悟空が結果的にそれしてもらってたな
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/01/27(月) 05:37:32.93:NLo5nml10
ttps://i.imgur.com/GglS9jH.jpg
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/01/28(火) 09:36:15.21:fGKpdEp80
去年の好き勝手やったドラマ封神榜は打ち切りだが
アニメ映画の哪吒之魔童降世はだいたいいつもの哪吒闹海だがヒット
中国人は保守的なん?
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/02/09(日) 08:06:15.84:2OlzI3v40
去年のドラマには五行上将なるものがあり
火将軍は哪吒、金将軍は雷震子、土は土行孫、水と木は打ち切りのため不明、てなことになってた
原典の場合の五行上将を考えてみたが土は土行孫、水は龍吉公主だとして
火は素直に哪吒にすると黄天化と楊任の立場がないし、木と金の決め手がないとかで決めらんなかった
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/02/18(火) 21:01:20.39:7rwVzkda0
よく考えたら二郎神は水神だから封神の水属性代表は実は楊戩になったりするような
名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2020/02/21(金) 21:15:58.71:UxYmIMmk0

西遊記でもどう見ても天帝よりお釈迦様が書く上だしね
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/02/21(金) 23:14:54.59:FuW91roH0
三清はヒンドゥー教のトリームルティの道教版みたいなものと思ってた時期はあったな。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/02/28(金) 19:18:47.72:CtsXZ0K10
もしかして77回の老子の一爇三清と化すは三神一体をやりたかったとか?
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/03/10(火) 17:28:02.07:mdYCWGi50

北遊記では殷高(殷元帥)は十三太保の呪いの髑髏を、
三教源流捜神大全では殷郊は黄鉞金鐘と十二喪門神の呪いの髑髏を使うことから
元々の伝説では殷元帥は呪いの髑髏を使ってたが、封神ではそれと金鐘を組み合わせて落魂鐘を作り上げたと考えられる

じゃあ広成子は陸圧の到着を待つまでもなく落魂鐘を使えば勝てたじゃねーか、となる
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/03/12(木) 22:46:51.01:04l9e42p0
趙公明「七箭書だけはやめろ!(落魂鐘の話題には触れさせん!!)」

…こういうことですかね。
七箭書=ザキ
落魂鐘=ザラキーマ 的な。

封神では師匠が完璧なものを持っていて
後世では弟子が不出来な未完成品みたいなものを持っているのね。

封神演義って、そういう関係性は案外しっかりしてるんだよね。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/03/14(土) 16:57:23.28:fwBcAgCw0
基本的に仙人は複数の術、蓮や慶雲などを出して身を守る術も使える、丹薬や宝も作れる
弟子の道士や道術使いの武将は一芸特化か基本の五遁で三昧真火が使えればいいほう、宝は使えても作れない
という具合に山か島にいる師匠クラスの仙人と下山してる道士や術士とは格が違うように書かれてるな
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/03/25(水) 13:20:23.01:ZPPUL1vs0
地行術の対策はできてるし綑仙縄盗まれても平気な懼留孫もいるというのに
陰陽鏡、紫綬仙衣、番天印など自分でも対処できない強力なものを渡してしまう赤精子&広成子
まずなぜ自分でも対処できないものを作ってしまうのか…
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/03/29(日) 15:18:52.85:Vs9VDXOI0
赤精子=列仙伝では神農時代の雨師。水玉を服して、火に入って自らの身を焼いて尸解仙になり
    その方法を神農にも伝授。

広成子=神仙伝では黄帝に至上の道を説く大仙。


封神演義では共にドジっ子。何故こうなった!?
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/03/29(日) 17:09:45.30:cITKA1dp0
赤精子の正体?は赤松子以外にも
漢書の注釈で劉邦が赤龍から生まれたから赤帝の子と称したとされてることから赤精子=劉邦、
斉民要術だと赤精子は范蠡の別名のひとつとかいろいろあるのね
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/03/30(月) 17:52:56.84:9MWx6UhJ0
列仙伝の著者とされる劉洪が劉氏の始祖を称えたのかも?
偽作の疑いが掛かったのが、いつかは分からないけど南朝梁の時代の時代詐称の代物だというのなら、真霊位業図の中に劉邦の名がないのも納得かな。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/03/31(火) 16:12:45.50:kgDXSyvq0
南華帝君は赤精子とする説もあるようだから
その場合は西王母や東王父、前スレにも名前がでてきた黄老と同格になるのか
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/03/31(火) 18:40:05.28:ie55ZYEY0
三皇の一人の神農に秘術を伝授していることを考えたら、赤精子が黄老と同格レベルでも違和感ないな。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/02(木) 14:12:03.67:EKO48xKB0
前スレにもあった十八代の玉帝のうち
初代玉帝が玄玄高上帝こと黄老君で十一代が玄陰高上帝こと北華帝君てことは
赤精子も玉帝になりえた可能性のあるんか
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/02(木) 17:35:36.57:sOMxSzs00
歴代玉帝史は羅教(洞冥宝記)によって関帝が玉帝就任時に作られたものなのかな?
だとしたら、赤精子の中華民国中期くらいの信仰の度合いで歴代に名を連ねられる可能性はあったかも。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/02(木) 22:34:27.11:ixnvoZ800

所謂洞冥寳記は道光22年(1840年)に四川龍女寺で作られた鸞書(中国風コックリさんの文章。扶乩・飛鸞とも)
だが、羅教本体は乾隆年間頃にはほぼ壊滅していて
その影響下に派生した先天道系の鸞堂だったらしい。
さてこの道光22年に着目すると、アヘン戦争で清が
西欧の英国に大敗を喫し大きく中華文明そのものの
威信を傷付けられた年であり
アヘンの蔓延や都市部のみか鎮のような村落でも
西洋から来た宣教師が姿を見せてトラブルとなり(教案)
知識人ばかりでなく、庶民もまた肌で西欧との違和感を感じていた時のこの大敗は
その一報が各地に弘まるにつれ社会不安と排外気運を徐々に醸成していた。
洞冥寳記で関帝が玉皇に推戴する鸞書が掲載されたのは
庶民にとって形ある「魔」としての西欧に対抗するには
伏魔と中華文明の正道の忠義の神とされた関帝こそ
この外来の魔を退けるにふさわしいという
「当時の」知識人や庶民の願望が反映されたものと言える。
この関帝玉皇説はこの道光22年以前成立の現存する宝巻や飛鸞に
全く窺われず、当然ながら道教各派文献にも見られない事から
このアヘン戦争の敗戦以前には遡り得ないものの可能性が高い。
また玉皇交代説も、この関帝玉皇説の流布からかなり後の
民国初期の鸞教団体の同善社や一貫道系鸞堂の聖賢堂の喧伝が大きく関わっており、民国初期以前に遡る資料は
今のところ発見されていない。
名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2020/04/02(木) 23:13:52.20:sOMxSzs00
洞冥寳記は1840年のものだったのか、それは良い事聞いたわ。
というか、お金払って講義で聞くレベルの知識かも。
玉帝歴代期は生粋の民間信仰の賜物なのね。
となると、道教経典の一つにもあたるかもしれない列仙伝出身の赤精子には
玉帝の座は厳しいかな。

玉帝(17代目)、関帝、黄帝、老子共に民間信仰での現在の人気も
相当高いものがあるからね。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/03(金) 12:21:27.04:RqJgpGzM0
札幌ひばりが丘病院で麻薬帳簿紛失 在庫数合わず、麻取が捜査 
ttp://https://www.chibanippo.co.jp/newspack/20170309/392519
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/04(土) 10:38:03.89:tppxnqdZ0
となると、関羽や黄老や紫微帝君→普通に考えると紫微大帝と同列に並べててもいいくらいに
鴻鈞道人て民間信仰の人気高いんかい、てなる
封神で三教主に毒丹飲ませるくらいしかしてないのに
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/04(土) 18:26:58.54:s9snELEG0
元始天尊や太上老君の師であり、道の化身という設定が封神演義から発祥し
そこから大きな民間信仰を得た、ということならば鴻鈞道人も歴代玉帝に名を連ねる
ことが出来たのかもしれない。
封神演義の人気が同じ神魔小説の西遊記と比べて、かなり低いことを考えると
そこからの民間信仰人気が得難いものがありそうだけど、純粋な読者感情として
「元始天尊や太上老君より強いとか、スゲー!」感で人気が上がったとか?

紫微帝君の民間信仰人気が個人的には不明なんだけど、四御の北極紫微大帝と真武大帝の信仰が同一視されていて、それが紫微帝君になっていたのなら黄老君の次の二代目というのは時期的にもあり得そうな気がする。

紫微に封神されたのは伯邑…う、あたまが…
名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2020/04/04(土) 20:32:00.11:LhycAW1i0

清末期に確立する一貫道はその教えの系譜の中に無生老母→元始天尊→弟子の十二金仙
とあり、封神をかなりその宣伝材料として使っていたからね。
同時代に発生し滅亡した義和団が、その神降ろしの拳法の祖を孫悟空や猪八戒に充て西遊記を自分たちの根源としたり
三合会などの秘密結社が多くが関羽や真武を主神とし、構成員の理想を劉備三兄弟や梁山泊の好漢に求めたりと
神怪小説の方が庶民に深く馴染み親近感があり印象深かった。
但し庶民の知る西遊記や封神は実際の小説でなく、講談や村落の廟会の芝居で知った
講談師や芝居の台本上でウケ狙いを加えて改変された西遊記や封神だった。
だから文献としての封神は内容が雑過ぎて人気がなくても、庶民人気はそれなりにあった。
大体文章としてはまっとうな西遊記も、清代は明代の西遊記から演劇の台本用に簡略し再構成した西遊真詮や仏教経典風に改変されたものなど色々なバージョンが出来ていた。
必ずしも書籍としては売れてなくても、登場人物の名前や活躍内容はだけは知られてる。それが封神という作品。
鴻鈞が押されたのはそんな状況から。
最近だと台湾では鴻鈞は羅天大醮に招かれない正統な道教では正神でないのに、
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/04(土) 20:42:48.74:LhycAW1i0
途中送信済まん
一部の廟では世界創造の最高神になったり、クンルンネイゴンなどスピリチュアル界隈の団体でも教祖扱いと
妙に持ち上げられていて、傍目からしたら本来の中華での最高神だったはずの皇天上帝(昊天上帝)・玉皇や三清などの立場がねーよなー…感が。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/05(日) 12:40:24.12:ccXlxL5d0
玉皇や三清は無生老母にも易々と追い抜かれるからねえ。
三という聖数と天地創造の根源となった神という共通点はヒンドゥー教のトリームルティにも似る、というのに彼らと大きく違うのは信仰心の差だったとは。
神は人が創るという点は中国も例外ではなかったみたいだね。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/05(日) 13:00:09.36:4ZfcGscx0
隋唐演義、楊家将演義、説岳全伝、英烈伝などが三国志演義より文学的評価は下でも講談などでみんな知ってるレベル
東遊記なども封神はともかく西遊記よりは文学的評価は低いが東遊記で八仙のメンバーが確定したりと
文体とか出来がどうとかの文学的評価と民間での人気や知名度や影響は必ずしも比例するわけではない模様
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/05(日) 15:54:35.17:ccXlxL5d0
三国演義は明代の嘉靖版、重版あたりがいいよね。
平話から抜けきれていない張飛と諸葛亮の半神話的な話と、関帝信仰の萌芽が
合わさってるような得道神仙達の人間生エピソードな話が純粋に面白い。

清代のものになると歴史小説感が強まって如何にもインテリ向けな堅苦しさが
荒唐無稽な面白さを全く感じさせない出来になってしまった。

二階堂先生が封神演義は歴史の接合性がめちゃくちゃとその点をボロクソに叩く点と
それでも中国における自国の神や仙人、仏を広く民衆に伝えた功績は西遊記以上と
完成された神魔小説の西遊記より、不完全な封神演義に嵌るのも分かるなあ。
小説は穴があった方が面白いよね、それを意図的に叩く面白さだってあるんだから。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/05(日) 23:14:07.25:vVro7F7x0
意図的に叩く面白さというか粗とかツッコミどころをみつけてツッコむのが楽しいというか…

方天戟や狼牙棒や大砲なんてまだないよみたいな武器や風俗や文化が明代のものという歴史意識のなさは
三国志演義ですら同じだが、他の小説のように登場人物に別の時代の人物がモデルのが少し混ざってる程度じゃなく
ほとんどが後世に生まれた神格で殷周の歴史人物より目立たせる無茶苦茶さは普通じゃないというか他にはない欠点であり魅力だと思う。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/10(金) 10:01:30.32:mcOakpKf0
封神演義成立期の神仙仏のヒエラルキーみたいなものも見えているにはリアルだよね。
やはりというか、玉皇上帝がトップで三清はその下。
上古神の三聖(伏羲、神農、黄帝&女媧)も尊ばれ、仙人の最上位は鴻鈞道人。
四遊記との照らし合わせで見てみると、釈迦如来が別次元レベルで凄い存在なのかな。

封神演義には接引道人&準提道人と菩薩級の派遣で収めてしまっている。
未来の大器である観世音菩薩を獲得できたのは大きな収穫だったとは思うけども。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/10(金) 22:09:39.42:N4K4Cn1G0
ヒエラルキーが見えてるがゆえに絶対に闡教が勝てるように振り分けられてることもわかり、
予定調和にしかならないことも見透かせる…

広成子や赤精子のような古代の大物仙人にたぶん元ネタありの仙人+観音普賢文殊などの大菩薩の十二仙と
五代から北宋生まれの新参者の元帥神たる天君とじゃ十二仙が勝つにきまってる
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/10(金) 23:49:15.16:mcOakpKf0
三清の一人である霊宝天尊=通天教主説を用いても覆せるさではなかったか…。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/11(土) 11:27:11.54:qXl/sCKs0
三清の一柱VS十二仙なら話は違うだろうけど
三清の一柱VS三清の二柱&接引=阿弥陀はやんちゃがすぎる

弟子も斗母とかはともかく菩薩の騎獣とか蒼頡が字を作る時の参考になった亀てなんだよ
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/11(土) 12:44:49.81:x/Tc4X9a0
孫悟空の母親的仏尊で、弱者への慈悲をもたらす
観世音菩薩(慈航道人)が、人間のみが修行で仙人or仏に昇格可能な
差別意識の高いエリート集団の闡教派閥に居るという切なさ

十二仙も古代の大仙、広成子、赤精子
仏尊に昇華する燃燈道人、普賢真人、慈航道人、文殊広法天尊
と、なかなかにぶっ飛んでるからね
安納氏が独断で通天教主を自身の作品内で
「元始天尊、太上老君、準提道人、接引道人と同時にやりあったのは凄い」というのも
分かる気がする
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/11(土) 15:59:32.91:qXl/sCKs0
そういう差別意識は封神だけかと思いきや西遊記でも
悟空が妖怪、罪のない子供妖怪(奎星と玉女の下凡の子だけど)をも殺しても三蔵は何もいわないが
強盗を殺すと緊箍呪唱えて破門する
観音様も妖禽怪獣、鬼魅精魔を殺すのと違って山賊といえでも殺すのは不仁とおっしゃるわけで
神怪小説の世界では観音様ほどの慈悲あふれるお方も妖怪には慈悲をかけない模様
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/11(土) 18:03:35.09:x/Tc4X9a0
そう考えると反封神榜で妲己、胡喜媚・王貴人の三名を憐れむのも分かるなあ。
でも、通天教主=霊宝天尊だとすると、地獄で修行とかしても鄷都北陰大帝と化す
可能性もあって、真霊位業図的には大幅パワーダウンだよね…。
民間信仰による信仰からの進化もなさそうだから、通天教主は大人しくしてればいいものを。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/12(日) 16:01:15.69:pXh/G8xn0
まず玉帝に四海竜王などに伏羲、神農、黄帝に女媧といった上古の神々も含めた神々→周寄り

瑶池→周寄り

西の仏教勢→中立をうたってるけど実質周寄り

作中名前の出てこない普通の仙人→出家なんだから殷が滅ぼうが周が興ろうがどうでもいい

闡教でも截教というわけでもなさそうな人や妖怪→五夷山勢みたいなのもいるが万仙陣や孟津付近を見る限り大半が殷寄りだが
未熟じゃない本物の仙人は下山するはずないからしょせんみんな半端者

殷に味方するのは自殺志願者?ってレベルの戦力差
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/13(月) 10:06:10.87:BcZSSJ5n0
封神「演義」であるということは封神演義にも義を演繹する者がいるということかな。
封神演義ならそれは聞仲だろうし、彼の生き様に共鳴して、その手助けをすることも
封神演義のテーマの一つになってるのかもね。
相手があまりにも強大過ぎて、結果はボロ負けなんてレベルじゃすまないほどだったが
そうである結果が待ち構えていたとしても、思想を貫徹する潔さを描きたかった、とか?

ただ、自分で描いていて言うのもなんだけど、聞仲は義ではなく忠の化身だったよね。
義に厚いのなら妲己に惑わされて、宮中の貴重な人材を次々に処刑した紂王に対して身分に
関係なく誅殺を考えただろうし、黄飛虎の悲劇に対しても同情し、自分も野に下って周につき
打倒殷を目指してたはず。

筆を込めて聞仲を描いていたら、忠寄りな部分が濃すぎて
弱者に寄り添えない権力者の走狗になり果て
義人にし損ねた部分なんかも、封神演義が劣ってる部分になってしまうのかな。

封神後の雷帝が玉帝すらも逆らえない神格になった、というのが闡教の神仙達が
自戒のため、自分達の傲慢を省みた結果と思えば截教の面々もいくらかは救われた?
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/13(月) 18:37:37.30:z6g0wX6p0
契などの殷の祖霊や蚩尤や共工などの邪神くらいは殷の味方してくれそうな気はしたが
よく考えると祖霊ももう神なんだから天数に従うしかないし
截教の門人たちも聞仲たちのように下界にいたわけじゃなく封神榜の作成に立ち会ってたくせに
最後まで自分たちのほうこそが天命を守ってるという認知の歪みがあるなりに
殷王家は天に認められた天子という正当性があり
截教は鴻鈞道人の流れをくむ正当な教えという意識があるのだから邪神に助けを求めるわけ無いわな
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/14(火) 15:39:05.33:skSBR1q00
周の世俗向け大義名分の君側の奸たる妲己(九尾狐)を除こうとしたのが
雲中子と截教では聞仲だけというのが
截教門人で闡教に文句言う資格が聞仲だけにしかない。
本当に殷を存続を願うなら妲己と費仲ら奸臣を除いて内外の政治をよくする、
できるできないかは別としてもせめてそういう姿勢くらいはみせたうえで
闡教だけじゃなく玉帝ら神々と当然通天教主にも文句言わなきゃならんはずだが
ひたすら闡教と周に文句つけてるだけなのが
截教は天も俗世のことも何も考えてないアホの集団にしかなってない。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/14(火) 18:30:02.25:c0MYxGaN0
その点はやはり、獣だったり他の物質に過ぎなかったり、と妲己らの同類感みたいのは
出ちゃってるよね。
雷帝が聞仲で、その下に截教門下が雷部の武神として封神されたのも「秩序ある世界」を学んで
もらうための配慮だったのかな?
名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2020/04/17(金) 12:14:57.52:gXHG1giL0
ファン・ビンビンが妲己役の映画版の方「封神伝奇 バトル・オブ・ゴッド」(2016年)

がGyao!で無料配信されます
4/20〜
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/17(金) 18:55:14.84:j1MxgJO10
自分で実際に観て判断するが
ジェット・リーが子牙だったり豪華スター出演が多くて
SFXがすごいけどストーリーはダメって評価ばっかり聞くんだよなあ
名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2020/04/18(土) 15:21:05.68:Tz5FNt840
タイムリーだな。ファン・ビンビン目当てで観たけど確かにクソ映画
雷震子が主人公だけどハゲだからカッコよくないし
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/19(日) 15:39:16.99:Ezc3FvEC0
范冰冰が妲己のドラマ版
封神榜之鳳鳴岐山
(封神演義)
もYouTubeにあるね
日本語字幕が無いのはしょうが無いけど、中国語字幕も付いて無いので映像を楽しむだけなんだけどw
あらすじだけなら日本語サイトもあるのでそっちを読んでから、だいたいこうゆう話しか・・と思いながら見てる
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/20(月) 10:59:40.08:u4UK2KKU0
件の映画をGyao!で観てるが
冒頭から版築じゃなさそうな巨大建築にそれを攻撃してる謎の飛空艇にワクワクがとまらない

特に説明もなく妲己が九尾狐であり、紂王が幼少時に悪魔と取引し黒龍と合体してて
ほっとくと黒龍により世界が闇につつまれるそうなので
女媧が九尾を派遣したクソ女神じゃなく紂王が被害者でなく悪役で一安心?
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/20(月) 12:10:01.55:u4UK2KKU0
霊族?とやらを救出する隊の隊長やってる姫発。武王様はドラマや映画だとむちゃくちゃアグレッシブですね。
翼族?の翼王?の子らしくて、たぶん金棍を二本装備してる姫雷。
ジェット・リーでかつ数百年修行してるからか時間停止までできる姜子牙。
紂王とお互いに面識あるけど特に説明してないだけで原作同様一時的に紂王に仕えたことあるんかな?
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/20(月) 13:26:42.35:u4UK2KKU0
王宮を守るとかいったり、翼王を殺したり姫雷と因縁があり黒豹に乗ってる申公豹。本当に聞仲いないんだな。

しかし特に説明もなく子牙が最初から西岐の軍師やってたり
哪吒が井戸から生まれたと思ったら袋に龍王三太子が入ってて竜筋抜かれた話をしたあたりいつもの海をさわがすはやってたり
袋から哮天犬が出てきたら楊センが金の鎧を探す旅に出たり、
封神演義を知ってる人間しか相手にしてないうえ、知ってても唐突でわけわからんなほんと
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/20(月) 15:03:21.90:u4UK2KKU0
方舟持ってるヤンデレ仙女が太乙真人てなんだよ。それこそ藍蝶みたくオリキャラにしとけよ

飛行艇から大砲撃ってるのに兵は甲冑に剣槍弓矢ってどうなんだよ。
どうみても続編ありきの終わり方だったけど人物しぼりまくった結果、敵は妲己と黒龍化した紂王だけ、
味方も黄天化や土行孫、韋護などは加わらなさそう。
あと楊センの金の鎧ダセえ!
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/21(火) 09:31:05.67:vXpOc8py0
楊戩(二郎神)はドラマや映画だとやられ役や嫌われ者も多くない?
ドニー・イェンが主演を務めた西遊記大鬧天宮 では、主人公の孫悟空に対して、終始高圧的で高貴な身分を自慢する嫌味なヤツで天界に乗り込んできた牛魔王に為す術なくやられていた。

武神の中では関帝、玄天上帝、孫悟空、哪吒のような人気者の一人らしいけど、本当にそうなのかな?と思えてしまったな。
名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2020/04/21(火) 12:20:18.33:IN0BUEr30

あの建築がスターウォーズみたいで笑ってしまったよw
もうちょっと中華ファンタジーにして欲しかったな
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/21(火) 18:54:15.70:SO9ws2gT0

宝蓮灯でも妹や甥の沉香につらくあたる役だしな

民のため治水に励んだ李冰親子、趙cのイメージは薄れて
非業の死をとげた関羽や下界で何度も転生して修行したことになってる玄天上帝、
権力に逆らう悟空、子供そのものな哪吒と違って
玉帝の甥だから苦労を知らずに神になったエリートで子供のかわいげのない大人で権力の犬みたいなイメージが強いのかもしれない。

強いことは強いのだから人気がないわけないがエリートと思われてる人と下積み経験のある人だったらそりゃあ…
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/22(水) 10:03:16.00:54SIaCul0
西遊記の西天取教時は孫悟空からも一目を置かれて、道教の神仙の中では殻がリスペクトする数少ない者の一人だったと思ったけど、やはり立場に恵まれてると読者に思われるのは損するんだなあ。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/22(水) 13:42:34.82:KjH4RtZI0

同じ感想だw
普通に中華風の世界観でSFX技術が進歩した・・ってのを想像してたら、どこの他の惑星のスターウォーズだよwとか思った
妲己は九尾狐というより蛇みたいだった
衣装が全体的にメタリックなのも好みじゃなかった
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/22(水) 13:44:40.94:KjH4RtZI0

YouTubeの自動字幕も出ないね
自動字幕が出ないと自動翻訳字幕も現れ無いね
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/23(木) 23:01:30.62:njrT3tKJ0
三国志や西遊記のように、日本でももっと知名度上がらんものかね
封神演義の話したくても、周りで知ってる人がいないわ
名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2020/04/23(木) 23:38:05.31:r5t9D+jF0

ジャンプのおかげで封神演義知ってる人は多くない?
別物といえば別物だけど
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/24(金) 09:30:26.08:UB2rqIOZ0

西遊記も

「蕩魔天尊(玄天上帝)や太乙救苦天尊みたいな道教の大物まで出てくるとか凄くね!テンション上がるわ〜!」

な、こと言っちゃっても多分「???」な反応な日本人がほとんどだと思うぞ。

日本の封神演義は「原典に忠実にやれ!」ループのカオスっぷりが凄いね。

原作封神演義好き「安納版は改変しすぎ。原作に忠実にやれ!」
安納封神演義好き「藤崎版は安納版から改変しすぎ。原作(安納版)に忠実にやれ!」
藤崎封神演義好き「アニメ版封神は改変しすぎ!原作(漫画版)に忠実にやれ!」
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/24(金) 10:39:54.42:ZRbXSZcd0
翻訳されてるけど今までもこれから先も流行るビジョンが見えない
紅楼夢、隋唐、楊家将、説岳に比べたら一応ましなほうだが…

三国志も五丈原以降はだいぶ怪しいし
西遊記なんて誰も原作に忠実にやらなさすぎて哪吒、楊戩(二郎神)、老子に
他多数も西遊記にいるとは知らない人も珍しくもない。
いると知ってても西遊記と封神演義では出生や武装やらの設定が違うことも知らないし
知ってても西遊記のほうが後付で変更したと思ってる場合がほとんど。
名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2020/04/24(金) 18:41:31.75:xyNUY2Ty0
三国志はやっぱりコーエーの影響大きいね
封神は人間と仙人が同じ土俵で戦って、一方的に殺戮されるとかゲーム的に表現難しいからな
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/24(金) 20:51:00.38:UB2rqIOZ0
ゲームの影響で関羽の「軍神」はキャッチコピーとしか捕えてない、ゲームから
三国志に入った人達の誤解も酷いけどね…。
これはコーエーだけじゃないけども。
逆に神話を扱った女神転生とか関羽を「場違い」とか指摘してしまっている人を見たときもなんとも言えなかったな。
関羽(関帝)以上に名前の知れた神なんて中華圏には居るかな?ってほどなのにね。

更に呂布を「鬼神」なんてのも凄いね。大暴走って意味で。
鬼(グイ)は幽霊の意味で、その神になると、道教的には冥界の神
(道法会元には鄷都北陰大帝を天下鬼神の大元と記載してある)になってしまうから、よくゲームなどで見る呂布は三国志最強の鬼神とか言われてるのを見ると、呂布は三国志最強の冥界の神?とかなかなかの珍解釈になってしまう。

しかも、鄷都北陰大帝は真霊位業図では最下層のまとめ役な低位の存在だし、そんな界隈の最強って言われてもなあ…とか思ってもゲーマーにはどうでもいいことなんだろうけどね。

あと理由はよくわからないけど、日本の三国志好き(なのかな?)って異常なほどに関羽の神格化の実態とその進化の軌跡を嫌う人いない?あれってなんなんだろうね。


封神演義も日本で三国志並みの大ブームになったら、李靖も色々と間違ったツッコミされてしまうんかねえ…。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/24(金) 23:40:25.39:l/GAulZF0

日本人は無神論者ばかりだからじゃないんですかね
関羽はコーエーの三國無双で、呉との揉め事を描写してから叩かれ始めた気がする
李靖に関しては間違いなく藤崎竜のせいで物凄く誤解されてる
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/25(土) 10:24:37.82:Taiyn2aH0
李靖に関しては中国史上でも屈指の名将である衛公李靖だから軍神毘沙門天と習合できて托塔天王が生まれたことと
そんな軍神と互角以上に戦えるから哪吒の強さが引き立つということを封神どころか西遊記の時点で忘れちゃってるからしょうがない。
西遊記に関しては悟空と悟空が苦戦する相手だから相手が悪いのもあるが
封神は神々の由来を説く物語という性質上、 みんな神になる前の人間か妖怪にされ、
幼児の哪吒が勝つ説得力を持たせたいためか李靖は五遁くらいしか使えない術使いの武将に改悪されてるうえ
公主に宝を奪われた後の羅宣を討ち取ったり、余元の腿を刺したり、
打神鞭くらった余徳のとどめを刺したり、桂天禄を討ち取ったりなど他の道士、下手すりゃ武将でもできる程度の活躍しかしてないわけで…

藤崎竜も原作に忠実にやる気はないのは理解できるししょうがないのだが
そういうところも原作に忠実にやらずに改変してよとは思う。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/25(土) 13:29:41.64:C9ZQpxu20

日本には思ったほど信心深い人はいないのかな…。
将門公や道真公の霊異も非常に強大で古代の祖神に匹敵するか、それ以上の
崇敬も集めてる神様なのにね。
それとも単に歴史好きは多いけど、神話好きは少ない。とかそういうものなのかね。


軍神毘沙門天の軍神としての神格の獲得は李靖との習合によるものとか?
元々のインドから入ってきた神格の財神クベーラの頃は
弟の羅刹王ラーヴァナに土地と戦車を奪われて敗走するほどまでに弱く
ヒンドゥー教で言えば軍神はシヴァ神の一側面と息子のガネーシャ、スカンダ
妃のドゥルガー、カーリーに後はインドラくらいのものでクベーラには無縁の神格だった。

李靖が封神演義でやたら貧乏籤を引くのは、李靖+クベーラ=托塔天王で出来上がったクベーラの部分に引き摺られてるのかもね。
日本にまでたどり着いて、毘沙門天はようやく完成された軍神になったんだろうね。

托塔天王は武+財で武財神となったともいえるけど、それもやはり関帝のテリトリーになってしまうから、托塔天王は強い神とは言えないよね…。

西遊記でも息子と完全和解していざ共闘となったら、まとめて孫悟空に負けてしまうし。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/25(土) 13:32:12.29:C9ZQpxu20
訂正:
×  〇 
×  〇 

すまない、間違えた。
は自分で意見したのに、自分に誤って突っ込んでしまった。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/26(日) 13:11:53.21:H35dU4cX0
映画で3つの太陽が云々みて十干は殷代では太陽が十個あると信じられてた説があることを思い出した
后ゲイが太陽をちゃんと九個落とさないとあんな世界になっちゃうんだ
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/04/28(火) 14:27:26.23:x9BX/dHg0
去年のドラマは打ち切られたけどまた数年後にはドラマとか映画やるんだろとは思ってたが
封神三部曲
ttps://zh.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%81%E7%A5%9E%E4%B8%89%E9%83%A8%E6%9B%B2
今年から三部作やるんかい!
去年の魔童降世みたくヒットしたのもあるけどあんたらそんなに封神好きなの!?ってなる
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/06(水) 14:42:26.04:VyfJ6p7j0
いろいろ考えてみたが道士VS妖怪、道士VS道士はよくあっても
封神みたく大規模な神、仏、仙人VS神、仏、仙人をやるのはあんまないことに気付いた。
本来、神はともかく仙人と仏は軽々しく戦わないものだし
普通は観音クラスの大物が一人でも出張ってきたらそこで戦闘終了だけど
封神は神格が低いのも高いのも扱いはともかく数だけは多いから創作に使いやすいんかなあ
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/07(木) 09:51:42.75:TOrEhSJA0
封神演義内における仙人の最高位が鴻鈞道人だが、古代の祖神である三聖(伏羲、神農、黄帝)と女媧の立場も
同じくらい高い。
道教の最高位と古代の祖神の位は同列なので、そこの対決はご法度なんだろうね。
仏教からも大物が派遣されて、後に西遊記では元始天尊と釈迦如来のトップ会談もあるから
お互いに切磋琢磨の同志のような間柄だったでしょうな。

封神演義が書かれた時代は三教合一思想の中から、新たな神話が誕生したような時代にも見えるから
仏教、道教のどちらが上か。なんてことにならないように配慮したのかもね。
修行の行きつく先が仙人か仏か、はどちらも悟りを得た者の到達点だから優劣も付けなかったのかもしれない。

斉天大聖と闘戦勝仏の号を併せ持つ孫悟空、関聖帝君と蓋天古仏の号を併せ持つ関羽などが
後の三教合一宗教も吸収した、巨大民間信仰の中でトップクラスの信仰を誇る存在になったのは
明〜清時代の神話形態の行きつく果ての結果だったんだろうね。
名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2020/05/07(木) 14:27:08.80:4DhTDxCy0

シミュレーションゲームだと初期は殷が、中盤からは周が有利というか
東南北の諸侯たち他の勢力の勝ち目がなさすぎる…
東魯の姜文換は東の海島で截教の道士をスカウトできたり
南都(どこだよ)の鄂順は蜀まで勢力伸ばして峨嵋山の趙公明を抱き込んで三仙島の雲霄らを引きずり出すくらいできないと無理
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/07(木) 18:17:33.54:hnxD7Lsj0
眉山と梅山が同じはずということは蜀には梅山七聖もいるから蜀が近いところがやはり有利
名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2020/05/08(金) 10:55:30.60:+mCqo2540
仙人の存在があるから純粋に歴史シミュレーションとしては無理あるから無双シリーズみたいのならいけそうなのに
バトル封神?そんなものはなかった
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/08(金) 18:05:03.92:CpkzcjGC0
プレイアブルは無難に哪吒とか楊戩でいいとして
やはり封神なんだから上仙がいないと寂しいがゲーム的に扱いが難しいので
シューティングのボムのように召喚すると敵を一掃してくれるが使用制限のあるアイテム扱いが無難か
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/08(金) 19:55:37.40:Olwl4vU70
クールタイム仕様の必殺技扱いで上仙、師匠召喚とか?
そしてクールタイムの長さの割には使えねー、と言われてしまう霊宝大法師や黄竜道人。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/08(金) 22:30:26.04:Z2Gg2Ac00
藤崎竜版のせいで、崑崙十二大師こんな強いの可笑しくね?とネタにされそう
黄竜道人はちょっと擁護しようがないけど
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/08(金) 23:30:22.07:CpkzcjGC0

まず観音普賢文殊は日本でも有名かつ大物の菩薩様で
西遊記でも悟空より格上の扱いでしょとか反論がやまほどあるけどそういう人ほど聞かないし
西遊記さえも読んだりしないからいまだに封神演義だけでしか判断しようとせず
小説や漫画のキャラというだけの理解で今でも現役で信仰されてる、一部は日本でも信仰されてる神様や仏様(と仙人)だって理解できてない模様
もしくは信仰されてる神々とは別の存在にしたがる場合も
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/09(土) 09:13:38.24:awYwmt+c0
そもそも仏教、道教に民間信仰に天魔波旬やら魔王やら妖怪やらの悪役はいるが
天使にとっての悪魔、ギリシアや北欧神たちにとっての巨人のような対等な悪役ではなく
釈迦や老子ら高位の神仏・神仙がまじめにやればあっさり調伏できる程度てのがまず問題で
上古の蚩尤も時代が下れば北宋の元帥神時代の関羽に負けるくらいなので
西遊記でも封神でも神怪小説では高位の存在を活躍させたい場合、身内から悪役を出すしかなく
かといって高位の存在に泥をかぶせるわけにはいかないので、趙公明ら元帥神、四天王など天部あたりの
負けさせてもいいくらいのそこそこの神格か、霊宝天尊を通天教主というオリネームで出すなどどうとでもとれる存在にして出すなどの対策がとられるが
そんなことをしても高位の神格が出てきたらやっぱり雑魚刈りにしかならない。

まず数百年前の古典に敵は強いほうがいい、順番に強くなって最後の敵が一番強いほうがいい、
などという現代的価値観を押し付けるのが間違ってるのであり
古典を現代人向けにするには西遊記でも釈迦はしょうがないけど軽々しく動かさず、
観音、老子、哪吒ら神仙神仏は存在しないなどのそういう改変は必要てことになってしまう
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/09(土) 13:38:04.54:UatWwy1M0
日本人は登場人物の群像劇と成長物語を愛する傾向があるからね。
滅びの美学か、最後の敵を努力成長で倒すか、の極振りを好んでやまない。

封神演義のように決定事項を粛々とこなすような神仙話は現実の仕事に近いので
幻想として好まれないのかもしれない。

中国は民間信仰が宗教と神話を主導しているようなものだから、時代ごとの補正値を吸収し、進化していく人間上がりの得道神仙が、今では道教の最高神を超えるような存在にまでなっている。
それも成長物語のはずなんだけど、そこは「人間」に限定させ、栄枯盛衰に美学を感じるのが日本人。永続かつ究極の進化をし続ける関帝や媽祖にはもう「人間味」を感じなくなって興味もないんだろう。
日本で少し前に三国志が流行った時に、関羽の進化は群像劇の不平等ように思えたのか、そこの部分はあまり日本人には受け入れられなかった。

進化の過程を終了して、極まった力を持つ観世音菩薩の加護を受けながら、圧倒的な安心感をもって見ることが出来る西遊記には優越感と爽快感もあるんだけど、そういう部分にもあまり興味もなく三国志のみが日本では流行った。

では、水滸伝は?と言えば、フィクションが多すぎるので好まれなかった。
人間臭さで言えば、三国志以上であっても感情的になり過ぎず適度な上品さも求めいてるようにも思えた。

日本人的感覚から見たら、封神演義はあまりにも邪道なんだろうね。
北欧神話のラグナロクなど、神々にも黄昏はあると感じる世界は大いに
受け入れられてもらえるが、仙人としての道根が深く、修行したら更に
とてつもない存在に進化して無双の活躍を見せて終了。
後日談には釈迦如来の高弟として、未熟な弟子の孫悟空を大雷音寺に導く
観世音菩薩の中国での神話もあまり知名度がない。
(観世音菩薩を知らない日本人はいないというくらい信仰心は篤いのに。)

主人公勢力が初っ端から圧倒的な安心感に包まれて
終始、上仙&仏の助力を得られるような話も面白いと思うんだけどね。
日本人とは感覚がまるで違い宗教と神話感が自分の視野を広げてくれたし。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/10(日) 10:58:02.71:UIz5QqjA0
古典だったら
俺たち主人公でも勝てなかった敵を倒した神様仏様すげー
こんな敵を試練として配置したのは神様自身?神様仏様すげー
で終われるが、現代の創作物だと
俺たちが主人公が戦う前に最初から神様達が対処すればいいのでは?
なにか理由がある?敵を用意したのは神様達だった!勝手に人の運命を操るなんて許せない!
陰謀だ!管理社会だ!ディストピアだ!自由サイコー!神を殺す!になりがち
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/10(日) 13:48:40.26:hlocpibM0
古典の方が人間の業を分かってるんだよな。
生物として上位種を気取ることの傲慢さを人間以上の存在を使って
人間に知らしめてる。
神仙や仏ですら戦えば独善となり、必然と敵を作ることになるということを
示している。敵対しないためには敵だった者を自らの下位種族として手懐け
管理するしかない。神、仙人、仏はその世界そのものの真理に潔い存在。
そういう現実から詭弁を使って逃げたりしないからこその人間以上の存在でもある。

人間は人間が生きていくための大義ならば、他の動物を平然と食肉として屠殺し
管理してもそれを善行だと言い張るような存在だからね。
名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2020/05/10(日) 16:56:42.90:wMzYgpJ/0
今の時代の作品なら最後の敵が猿とユカイな仲間たちで、それに苦戦して死者多数なんてないからな
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/10(日) 18:26:03.55:0vdoTLoF0
むしろ孟津の梅山七聖(お前ら楊戩の部下じゃん)よりも
牧野の戦いと思しき最後の戦いの、最後の敵援軍が丁策ら凡人三人、
残りの敵武将が雷震子に敗走する殷破敗、いつのまにか死んでる雷開、やっぱり強くない殷成秀・魯仁傑・雷鵾・雷鵬
黄飛虎・周紀・黄明の三人に敗走するが鄂順斬れるあたり武将としては強いほう程度の紂王
妖風怪霧を使って兵士や名無し武将相手には無双できるが道術の士相手だと勝ちきれず逃げ腰になる三妖
今更感ともうろくなのいねえ感が漂うラストバトルのほうが現代ではまずやらないと思うわけで…
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/10(日) 19:20:22.60:hlocpibM0
最近のドラマ「封神榜 武王伐紂」では万仙陣後に殷王朝崩壊という流れに
改変されてたね。
巨大な後ろ盾を失った殷王朝がそのままの流れで滅亡する、というのも面白かった。
名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2020/05/11(月) 10:20:33.39:LhclrqW60

そう言えば、牧野の戦いないのか。だから悪来とかも活躍の場がないんだな
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/11(月) 20:32:31.90:leJZ9d/P0
まず第1回の冒頭の詩で「甲子昧爽會牧野,前徒倒戈反回旋。」甲子の早朝に牧野に会戦、殷の兵が戈を倒し反転したという例の下りがあり
59回で赤精子が殷洪に「滅獨夫于牧野。」(子牙は)独夫(紂王)を牧野にて滅ぼす。といってるので
牧野の戦いはあることになってるようだが、「牧野」という地名が出るのはこの2例のみ。
94回で金木二吒が遊魂関落とした後に孟津の会盟をやるが牧野の地名が出ないまま進み
朝歌の城外で両軍が設営するあたりからが一応、牧野の戦いだと思われる。

ただ封神の悪来の扱いは変だが、子牙が道士、妲己が九尾狐狸精(千年狐狸精)なのは封神以前からそういう伝説があるからなのであり
そのての伝説がない歴史人物の扱いはぞんざいなのを考えると、ちゃんと怪力で素手で猛獣を倒した伝説を生かしてたとしても
同じような伝説の持ち主の紂王と同じく、諸侯相手なら無双できるが猛獣どころじゃない哪吒ら道士が来ると負けるくらいの活躍しかさせないはずだと思う。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/12(火) 08:54:20.15:Oh0sLyQI0
紂王を改造し女媧と戦うフジリュー
蚩尤をラスボスに持ってくる光栄のRPG
「封神榜 武王伐紂」の前編にあたる、ファン・ビンビンが妲己役だった「封神榜之鳳鳴岐山」では
紂王は帝王の気によるものとはいえ暗殺にきた楊戩を撃退できるくらい強かったり
ジェット・リーの映画では紂王は黒龍と合体して強化したり
紂王の扱いとラスト付近の展開はみんな何か思うところがあるようだ
名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2020/05/12(火) 11:54:12.99:mk42qncj0
史記や帝王世紀でも凄い人物!と書かれてるのに、ただの女好きで狐に騙されてるだけだもんな
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/12(火) 18:43:00.01:+aKz/wnl0
封神以前に牧野の戦いで紂王と付き従う悪来ら数十人が
周軍数十万と寝返った殷軍数十万を相手に武王の本陣まで突入する大暴れをするが最後は鹿台で自焚
みたいな伝説でもあれば話は違ったのだろうが
平話の最大の盛り上がりと最後の激戦は会盟前の周の五武寨VS殷の五星寨戦、
武王の本陣までたどり着いて武王を刺し殺す一歩手前までいったのは方相であり
紂王自身は黄飛虎に馬を斬られて敗走、会盟後の甲子の日の牧野の戦いにあたるのはただの消化試合。
列国志伝は周の五武寨VS殷の五星寨戦が牧野の戦いにあたるが
こっちは紂王自身は戦うことなく自焚なので
昔の人は紂王を暴れさせて盛り上げようとかそもそもラスボスが一番強くあるべきという意識は特に無いと思われる。

なお飛廉(蜚廉)のほうは平話・列国志伝ともに周と戦って捕まって斬られるくらいいは書かれてるのに
悪来は平話には存在せず、列国志伝では名前が出てきただけでそのままフェードアウト…
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/12(火) 19:08:28.10:HlboWr4F0
まあ、ラスボスが最強じゃなきゃいけない道理はないんだよな
敵を始末する為に迎え撃つ強敵達が破れていってるわけだから、最後の敵が強いなら始めからそいつらが戦えばいいわけだし
昔の特撮(ウルトラマン、仮面ライダーなど)もラスボスは弱かったわ
今はラスボスは絶対最強じゃなきゃいけない風潮になってるけど
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/12(火) 20:00:20.34:VuesFwzO0
裏ボスで封神後の聞仲(雷帝)を出してみよう。

雷帝「受王のようなケツの青い未熟者は修行中だ。その代わりに下界の妖魔下した
   真武大帝も関帝も義によって助太刀してくれるってよ。
   鴻鈞道人の元で修行中だった通天教主も霊宝天尊になって参陣してくれたぞ。
   封神後の俺も含め、この面子に今一度勝てるかやってみろや!
   元始天尊&太上老君さんよ!」
趙公明「へっ、俺も居るぜ!」


太公望「ワシ、裏ダンジョンとか興味ないんで。(震え声)」
楊戩「孫悟空がまたどこかで暴れてるらしい…そっちをなんとかしないと。(使命感)」
哪吒&李靖「俺も俺も。」
木吒&金吒「俺たち仏弟子になるんでさよなら。」
無言で土行孫は逃げ出した!

元始天尊&太上老君「お、なかなかの面子じゃないの。(今度は勝てるかなあ…)」

雷帝「じゃあ、先発で趙公明いってこい。」
趙公明「ちょwwwwww」

   
   
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/13(水) 10:25:46.76:xRAwv0P70
北遊記の元帥たち、呂洞賓、孫悟空あたりは話の持って行き方によっては天に逆らってくれそうだけど
関羽は劉備を連れてきて「なんでおれらが漢ならともかく殷を助けなきゃなんねーのよwそんな義理ある?」とでも説得させたらなんとかなりそう
玄天上帝は元始天尊及び玉帝の命令が陰界の六天魔王と戦うのと武王に陽界を治めさせるのセットのはず
武王の天下を邪魔するのは命令無視というか元始天尊に逆らうイメージが無さすぎる…

いっそ負けた六天魔王を時空を超えて信長と合体強化させて再戦させるのも面白そう
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/13(水) 12:42:40.14:VP15aFc60
雷帝は玉帝への命令権限すらあるみたいなんだけど、それはやっぱり私怨なんて
次元の低いものじゃないよね。
聞仲=雷帝には本来の格みたいなものがなかったか…。
なんとか万仙陣のスケールを超える大戦を考えてみたいけど難しいねえ。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/13(水) 13:43:21.07:xRAwv0P70
中国国内の神だと最高神クラスが古いのも新しいのもみんな周寄りという殷にとっては終わってる仕様なんで
ここは視野を広く、仏教じゃなくヴェーダ、ヒンドゥー寄りインド神話勢を、
ギリシャ、エジプト、北欧他、外国の神話勢を北海眼から申公豹出して
「闡教はあなたたちの教えを侮っています。やつらが子牙に封神やらせて神を増やしたのは
そのうちあなたたちの世界を侵略するためです。今のうちに叩いておきましょう。」とでも煽らせたら
逆に中国勢に勝ち目ねえ!ってそうとうひどいことになりそう
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/13(水) 19:30:12.68:VP15aFc60
煽りあいで北欧のロキあたりに負けて申公豹再び北海眼へ封印。
そして、しかしお互いの力に興味を持った神々。
戦いの舞台はファイト・オブ・ゴッズへ。

こうですかな?
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/14(木) 09:31:23.44:R+avxMZx0
そのいっぽう下界では神様同士の喧嘩を尻目に普通に三監の乱でもやってるのかな
春秋列国志伝だと周公が気に食わない管叔と蔡叔が武庚を騙して12万ほど兵を率いて潼関まで攻め上ってくる。
成王に疑われつつも周公と魯公伯禽が10万で東征。
管叔と伯禽が一騎打ちで戦い管叔敗死、武庚も虞文達(誰?)によって刺殺される
蔡叔は朝歌まで逃げるが虞文達に捕まって終わりというしょぼいありさまで
封神の作者みたいな奴(ら)がこれを発展させた創作をするという動きも特になかった模様…
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/15(金) 09:16:39.22:rz3y6a8R0
封神演義は古代の祖神と中世期の道教神仙と仏教の仏の顔合わせな神話のようなものだから、歴史そのものにはあんまり関心もなかったんじゃないか?
正史の本質なんて知っていただろうし、そこに書かれた特定の権力者の正統性を強調するような物語としての面白味を微塵も追求しない不毛な行為より、古代〜中世期までの
信仰の対象になっている存在達を一堂に会した神魔大戦の方が書き手としてテンションも上がって、読み手も面白い神話として受け入れたんじゃないかな?
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/15(金) 14:48:48.52:w2fMD2Iy0
紂王の悪行は妲己、その派遣元の女媧のせいってやってるけど、
聞仲が出征してる隙に費仲・尤渾を重用するような本性は天命もなにもない素で
武王は逆臣になるのは嫌だけど諸侯や臣下を処罰しない優柔不断さだが民を思う気持ちは本物
という具合に昔ながらの儒家的な殷=悪、周=善という価値観のままであり、
創作人物は平話のかませ武将の胡雷を替身法を使えるようにかませなりに強化したりしてる場合もあるのに
歴史人物は殷の大臣は諫言して死ぬか奴隷化か逃げるだけのまま、文王四友とか周の功臣も南宮适がよくかませになってるのが目立つ程度で
修仙させて術や宝物持たせて強化させたりはしなかったり
神話関係と違って歴史関係は本当にてきとうな扱いだからな
名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2020/05/15(金) 16:46:00.55:hJA5t5S90

史実関係の資料なんて今と残ってるものにさほど大差なかったんだろ
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/15(金) 23:21:21.78:G2IoDnBv0
甲骨文金文など発掘史料は知ってるわけないけど
史記や四書五経など諸子百家関連の文献史料はあるはず。
ただ女性の名前は姓が後(妲己は妲は字、己は姓)、戦車などなく騎馬や歩兵中心の戦争、
方天戟、狼牙棒、鋼鞭(打神鞭は木鞭、金鞭は蛟龍だけど)大砲他諸々の兵器など時代考証してないのはそんな概念ないからいいとしても、
戦争を水増ししてでも神仙や道士の活躍増やそうとするわりに犬戎や密須戦はやらないわ
虞芮の訴えのないわ、岐下(岐山のふもと)から豊京へ遷都しないわ、
列国志伝は会盟一回目はちゃんと帰ってたのに封神は会盟を一回ですましたり、
神話ものやりたいのであって歴史ものやる気はねえ!という強い意志を感じる。
おそらく史記より西遊記のほうが参考にした割合や優先度が高い。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/16(土) 13:18:59.61:EptzcAz60
史記も五帝本紀は神話なだけにそこも拾い上げてるんだろうね。
三聖なんかはそうだろうし、道教入りしてそこでの神格も獲得しているから
中世期には道教の神仙、仏教の仏に古代の祖神達も
リスペクトに値すべき存在だったんでしょうな。

歴史ものはそもそも面白さが伝わらない可能性があるし
あの絶妙配合の三国演義を超えられるようなものを作れる自信もなかったんじゃない?
三国演義の場合も有名な神の関羽の宣伝効果が極めて強いし
民間信仰人気なら張飛や趙雲、諸葛亮も居る。
三国演義成立の時代には神や超人として認識されていた人物達を
あえて歴史の枠に嵌め込むダウンサイジングに成功している稀な例でもある。

封神演義でそれをやるとやはり太公望なわけだけど、歴史通りの筋書きでは
史実部分に虚構を盛る程度では地味過ぎて人気が出ることもなかったろうね…。
歴史の主役はやられ役、驚き役に徹底させて
古代の祖神や道教神仙、仏尊入り乱れの
中華ファンタジー祭りにした方が書き手としても
テンション上がるし面白かったと思う。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/17(日) 11:07:49.03:zSn9WwPj0
三国志演義は特に神格化されてない人物も経歴や性格が描かれててキャラが立ってるし
創作武将は基本的に歴史上の人物のかませや引き立て役だけど
封神の場合は、平話・列国志伝時代から殷郊や辛甲より明確に腕前は下という扱いではあるけど
文王四友なんていう、数少ない歴史上の人物で周の重臣中の重臣の南宮适を
神仙や道士の類でもなんでも無い、高位の神格に割り当てられるわけでもない
ただの創作武将のかませにするってのがすげーかつひでーなw
あと辛甲も紂王を75回諌めたけど聞き入れられなかったから周に来たって逸話も
羅漢中なら絶対取り入れて剛直な人物にしたんだろうな
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/17(日) 14:18:48.09:nnRSPh2M0
封神演義の肝になってるのは、道教の神仙及び仏尊のアピールにも見えるからね。
玉帝が天命を下し、その下に三清を付けて民間道教の優位性を伝えて
別枠で天命の管理をする三聖(伏羲、神農、黄帝)を出しておき、女媧はストーリーのキーマンの一人に据える。

菩薩は更に昇華して仏になる存在ということを伝えるべく
慈航道人、文殊広法天尊、普賢真人の三仙から三仏への進化。
楊戩、哪吒のルーキーイヤーで、木吒、金吒も仏弟子に。
雷震子は見た目は派手なんだけど、その後に終南山に帰ったということは
後々に雷部の鬼神入りは出来なかったのかな?

その中に幾ら、先代武聖の太公望、唐代の名将の李靖を当て嵌めても
個性を出すのは難しかったろうね…。
何故、殷周革命時代を選んだのかも分からないほど、その時代を背景にした
意味も分からないよね。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/17(日) 18:06:34.44:usd8XKMi0
雷震子が雷部になってた場合は姫元帥か姫天君になるのかな?
でも翼の生えた烏天狗っぽい雷部の神はたいてケ天君か辛天君だから、ということはやはり…
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/23(土) 20:46:17.62:xtNzXlSJ0
しかし仏教関係者は仏に菩薩に明王、天部、阿吽の力士に僧伽の弟子の木叉など信仰されてる対象が並ぶなか
法戒は後の祇陀太子ってどういう人選?そら仏教の有名人だけど仏や菩薩みたいな神的存在じゃなく一人だけ毛色が違いすぎない?
それに韓昇、韓変に万刃車を与え、彭遵にカンタン陣を与え(教え?)本人は魂を攻撃する旛を使うって
祇園精舎の土地を寄進した祇陀太子と何も結びつかない…

あと旛に名前ないんだけど魂を攻撃するなら落魂旛とかそれっぽい名前をつけるか
名前と違って敵を捕まえる黒気を出して魂を攻撃するわけではない戮魂旛の名前をこっちに使えよ
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/24(日) 14:17:53.31:dZMGmhWf0
法戒は有名な仏尊に転生、もしくはその仏弟子なるわけでもなく
西方への帰依をする定めにあり言わば
改宗した仏教徒のようなものなんじゃないかな
蓬莱島の練気士という出身もひょっとして関係しているとか?
インド発祥ではないので、どの仏尊にも当て嵌めにくく
クベーラ=李靖=托塔天王のような力技をやってのけても
法戒そのものが地味過ぎて浮いてしまう…。

落としどころとして僧院の寄進者となり、悟りを開いて
再び東方の地に戻ってきて仏教を広める信仰心厚き僧侶にした、とかね。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/24(日) 15:49:56.63:58YpR3lk0
三仙姑の元ネタの碧霞元君って、何でそんな凄いのかググってみたら、天帝の曾孫なんだな
中国の神としては相当若い部類なんじゃないか?
美青年として描かれがちの天帝の甥たる楊戩が、お爺ちゃんポジで苦笑
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/24(日) 16:22:48.81:P8uLzMGl0
北宋の真宗が玉女の石像を祀らせたのが起源で碧霞元君という名は明代につけられたっつう話だから
そうとう新しい部類だね
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/24(日) 19:14:17.69:dZMGmhWf0
しかし、東岳大帝の娘ということは碧霞元君は黄飛虎の…
うむ、考えないことにしよう。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/25(月) 17:24:53.83:Vn/zg2Y70
黄飛虎(東岳大帝)
黄天化(炳霊公)
黄天祥(北斗星君)
聞仲(九天応元雷声普化天尊)
姫伯邑考(北極紫微大帝)

こいつら封神されてからの神格高すぎて解せない
伯邑考なんて特に功績のない愚か者だったのに、四御の一柱になるって可笑しいだろ
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/25(月) 18:44:43.36:dB4k9Wpg0
改めていわれてみるとやっぱり無茶苦茶だねよそのへん。
太歳殷元帥みたく封神以前にそういう伝説があれば話は別だけど
平話の中でも他の武将は大耗神だの剣殺神だのの転生か死後封神されてるのに
黄飛虎はあくまで南燕王で紂王を討つため天から下った凶神ではなく泰山とも関係ない
東岳大帝は金虹氏とか天帝の孫とかいろいろ説はあるが、やはり基本は泰山の神格化であり武将が神格化されたものではないなど
他のみなも似たりよったりで根拠らしい根拠はない。
活躍しないけど塔持ってるから托塔天王以外の何物でもない李靖
四天王が魔家四将なんて説ないけど傘や琵琶などチベット仏教式四天王装備を持ってる
口開けて黄気、(口を閉じて)鼻から白光だして哼哈(フンハー)してるから鄭倫陳奇は阿吽
という具合にせめて持ってる道具や特徴が一致してたら話は変わるけどそういうわけでもない。
黄天化は黄飛虎の子だから炳霊公で、聞仲はケ天君らを部下にし、金鰲島の天君も聞仲だから助けにくる存在だから普化天尊
という具合に逆算で決めてる節もある。

まあようするに結局はすべて力技。嘘も100回言えば真実になるレベルの強引さが封神の特徴であり
困ったことに封神の魅力でもあるような気がする。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/26(火) 14:33:36.59:RvaW1qoq0
まず東岳大帝の息子たちの残り、祐霊侯,、恵霊侯,、静鑑太師,、宣霊侯はどこ?誰に当たる?黄飛虎の子供四人だし
という問題があるが、さすがに黄天祥は功績もちゃんとあるし郭宸と董忠よりはましである
国に恩返したいなら行動遅すぎだし、隠者の丁策を勝手に巻き込むんじゃねえ
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/26(火) 16:26:12.93:RqjoAKki0

その時代には四御の立場も形骸化し始めていた、なんてのもあるのかな。
類似する人気の神仙に神格を吸収され習合してしまった、とか?

四御の北極紫微大帝、鉤陳天皇大帝は
北極紫微大帝は日月星辰や四時の気候を司り、侍神に北斗七星の精が居る
鉤陳天皇大帝は鉤陳=紫微宮内にある星座の名、星神としての天皇大帝を取り囲み
これらの星辰を神格化している。信仰も古く、北極紫微大帝と対になって星々を統御し
人間の軍事を司る

この二柱の神仙の主な職能はは真武大帝に吸収されてしまって
形骸化した高位の官位として北極紫微大帝は機能しており、そこに姫伯邑考を収めた…という
仮説を立ててみたけど、これなら北極紫微大帝=姫伯邑考でも務まるんじゃないかな、と。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/26(火) 19:53:44.80:72YjFppw0

玉皇上帝は言わずもがな最高神扱い
后土も大地母神として認知されてたから、四御が形骸化してたわけじゃないような
星の神は多いし役割被ったのが原因なのかな
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/27(水) 12:28:40.77:yfdZg+S60
伯邑考も父の占いの精度知ってるはずなのに朝歌にきたのは父を心配する孝心の現れではあるし
いいつけを守って7年間よけいなことをせず平穏無事(封神には犬戎のような敵対的異民族がいないだけ)に
西岐を治めてきた実績があるので法力とか武力でなくまとめ役としてのそういう政治力を買われて封ぜられた、ような気がする。

ただ封神の儀式で斗部の星官を率いたのは斗母の金霊聖母であり
元始天尊の勅命でも周天列宿の首で八万四千の群星に命令を下せるのは彼女であり
伯邑考のほうはどういう理由で封神され紫微大帝とはどういう職か言及されない他の星官と同じ扱いだけど
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/28(木) 18:51:55.58:zueGjYWv0
呂岳が封神されるのが瘟部のトップなのは当然だが、封号はなぜかよりにもよって昊天大帝なあたり
もしかすると封神の作者は北極紫微大帝が四御の一柱だと認識してないんじゃ……
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/28(木) 22:39:02.81:fEbUOTLl0
三清に次ぐ四御が分かってないってニワカじゃん・・・
安能や藤崎竜ばっか叩かれてるけど、元の原作者自体が頭悪すぎるわ
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/28(木) 23:44:12.19:zueGjYWv0
頭悪すぎるのは今更そんなことはわかりきってるのだが
后土のことはちゃんと知ってるようなので四御を知らないというのはさすがに極めて低い可能性のひとつであり
前スレにもあった通り、長耳定光仏のような地方レベルのマイナー神格を知ってたりするし
姜子牙が兵主こと蚩尤を祀ったり万神の長だったりする伝説を活かしたり
逆にわざと既存の資料を無視したり改変したりとか色々複雑で一筋縄ではいかないのだ…
名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2020/05/29(金) 07:49:44.29:9KZ8Ed0T0

長耳定光仏、調べると現代では潮州客家のみが祀るかなりどマイナー
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/29(金) 08:30:01.75:9KZ8Ed0T0
途中送信した。これだからスマホは面倒でかなわん。

どマイナーな神格で、信仰してるだけで先祖の出身がバレるレベルらしい。
勿論明代は複数の「定光仏」が居たから現代程信仰圏は狭く無かったろうし、封神での定光仏が誰を指してたのか全く不詳。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/29(金) 10:03:28.98:mMr7ungq0
鴻鈞道人も玉帝系譜が出来上がってからの第4代目玉帝なんだっけ?
その時代なら、鴻鈞道人が三清より格上ってのも分かるんだけど封神演義成立期に
そこまで高い神格の神仙の情報とかどこから手に入れたんだろうね。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/29(金) 11:47:42.95:w1Gjatka0

それらが叩かれる要素の原作改変具合は実は原典がぶっちぎりだしな
先行の武王伐紂平話と春秋列国志伝と既存の神話伝説の資料の西遊記と三教源流捜神大全など
主だったものだけでも比較すると登場人物とそれに伴う戦争増やしすぎ、
増やしすぎの割になぜか費孟とか胡蒿とか削られたのも多数いる、平話からのレギュラーも武吉以外設定違う、
子牙は仙人、妲己は狐(雉)の妖怪、殷郊が母の仇の妲己を討つ、雲中子が雷震子派遣といった神や仙人絡みの話もなくもないが
9割以上殷周革命に縁もゆかりもないのに仙、神、仏出しすぎ逸話変えすぎ、じゃあ玄天上帝と鉄元帥も出せや、
神や仙人同士が戦う必然性や理由がないのをそういう運命だからってするの無理やりすぎ
他死ぬほど多数の原作改変に比べると安能版も藤崎版も横山の殷周伝説も律儀に原作に忠実にやってるほう

え?それらが叩かれてるの原作改変だけじゃなく文学や歴史や神話の知識のなさ?
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/29(金) 12:23:18.19:w1Gjatka0

鴻鈞道人はやっぱり封神による創作の神格だと思う…
三清より上ってさすがにそんなの封神以前の資料で誰か言及してないのはおかしいと思うし…
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/29(金) 12:30:11.17:9KZ8Ed0T0

后土に関しては、明清代の地方官の業務に年一度后土と城隍・王朝公認の廟を祭祀するのがあったのと
后土は農耕神の性格を失って無かったから、農民の祭祀も普通にあったので四御とは別個にお馴染みの神様だった。だから四御を知らずに后土を知ってるのは充分アリ。
玉皇も天公として紫微は民間で用いられた百神図に顔を出す神の一人と四御の枠とは別に人々に知られた神々。
そのため勾陳天皇はその中では知られない部類になったし、南極長生の方が知られる様になる。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/29(金) 15:12:38.07:mMr7ungq0

知名度は孫悟空より下なのに、神格は遥かに上の創作物出身の神仙とか
さりげなく物凄いよね。
それとも、洞冥宝記成立の頃の関帝信仰余波からくる思わぬ恩恵のようなものかな?
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/29(金) 17:49:46.51:xMuJHMK80
鴻鈞道人って三清を沈める為に出したメタキャラもとい、メアリー・スーだろ
考察する必要も価値もないわ
安能版で盛られまくった申公豹より酷い存在だ
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/29(金) 17:53:32.15:AL87sI+p0
黄天禄とかいつの間にか封神された人々って
鄔文化が夜襲した時に命を落としたのかな?
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/29(金) 19:23:07.48:9KZ8Ed0T0

何せ三清や仏が弟子を引き連れ大戦争が封神の一大テーマだから、どっかで落とし所が必要なんだけど
仲裁の裁定が出来そうな玉帝自体が封神の言い出しっぺだし、仏は西遊記のような超然な立場じゃなくて戦に積極的な関わってしまうし
太古の神々代表格の三皇・瑤池金母なども仲裁するような素振りすらしない設定だから
結局弟子を諫められるのは師匠だけ・師匠に背く弟子は破滅あるのみの中華世界の定番から
三清の師なんてキャラを捻り出す流れにしたのだろう。
当時の知識人にしろ庶民にしろ、師匠に叱られたら弟子同士の争いは収まって当然という概念があるから
鴻鈞のような仲裁のための存在は当時的には納得のキャラなのだ。
が、多分知識がある道士からしたらフザケンナなキャラでもあったろう。この点からも明の高名でかなりの知識人でもあった道士の陸西星が著者というのはちょっと無いんでないかなあと。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/29(金) 19:38:34.49:mMr7ungq0
鴻鈞道人の職能を見てみると道教上の元始天尊そのものだしね…。
民間信仰のなんでもあり感(この場合は最高神の職能パクリ?)には
辟易する思いだったのかもしれないが
神仙の知名度への民間貢献度も高い封神演義には道士達も複雑な思いがあったのかな。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/29(金) 23:44:04.49:9KZ8Ed0T0

現代の台湾・マレーシアなどの一部の廟を除くと近代までに鴻鈞の信仰があったのは山東省の一部の村のみとされるが
封神成立以前に遡る明確な遺物は無い模様。
だから鴻鈞は封神オリキャラと断じてよいかと。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/30(土) 09:12:37.35:qn0B4KHm0

生前の黄天禄の名前が確認されたのは青龍関が最後。
韓昇・韓変の万刃車による夜襲か最後の妲己ら三妖の夜襲にやられた可能性もある。
鄔文化と袁洪らの夜襲が最も被害出てるんで一番可能性が高いが。

しかし周の軍も道士もこいつら夜襲に弱いな
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/30(土) 12:55:42.52:+NTqrG2L0

こういう時に限って発動しない皇天の庇護と警告、天象を占わない姜子牙ェ…
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/30(土) 13:21:36.68:g3sEkxro0
玉帝「ん?万仙陣終わったのに、まだ封神された神の数少なくね?よっしゃ、妖怪共、お前ら夜襲しろ。何?姜子牙達の援軍がやばいって?それは心配すんな、俺が全部止めておく。封神のための雑魚狩り、きっちりやっとけよ。」
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/30(土) 13:27:10.92:qn0B4KHm0
風で旗を折るという凶兆で高蘭英に占いを促し、
張奎夫妻に土行孫が夾龍山に行って指地成鋼法を習いに行くのを教えた
周を贔屓してるんだか実は平等なのかよくわからない運命を司る神よ…
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/30(土) 14:00:00.83:g3sEkxro0
封神後に土行孫夫妻、張奎夫妻共に群生星神に封じられるから
そこは平等にどちらにも手を貸してあげたのかも
闡教マウントから外れているのは、やはり「封神」される面子だから…なんでしょうな。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/30(土) 18:03:01.79:r+kBsYEt0
何で封神されたのかわからない人もいますよね
馬氏とか仙人の修行とかしてないのに
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/30(土) 18:09:11.91:iBrDAF4I0

接引道人と準提道人の勧誘を止めればよかったのでは?
馬氏が封神されるなら、もっと色んなキャラを封神させればよろしいのでは?
娘の竜吉に対しての扱いがあんまりすぎじゃないでしょうか?
しっかし玉皇上帝って、封神演義や西遊記見た感じだと偉そうで嫌味な帝にしか思えんな
最高神なんだから、もっと威厳や力を示させればよかったのでは
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/30(土) 18:42:28.98:r+kBsYEt0
玉皇様は宝の器を壊したら鞭打ち800回し下界に落とし
7日に1回は鋭い刃を飛ばして脇腹をえぐる刑とかをしちゃうから威厳を感じない
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/30(土) 18:56:36.47:g3sEkxro0
最近の創作物では人類の創造神である(天地創造の神のような描かれ方かも。)女媧の方がすっかり扱いも上だしね。
封神演義モノでも三清が「女媧様」と言っていたり、「女媧様がおいでなさった。」と、明らかに格上の存在に対する物言い。

主演がドニー・イェンからアーロン・クオックに映った現:西遊記三部作(次回作は火炎山の模様)では、玉帝は1作目で天界に侵攻してきた牛魔王に敗れ去るが
3作目の女人国を襲った水怪(だったかな?うろ覚えですまん)は孫悟空とは同じくらいの強さだが、次元違いの力を持つ巨大CGお釈迦様があっさり調服。


今の中国の映画モノになると、古代の祖神の女媧、仏教の釈迦尊は別格扱いだけど
道教の最高神達は立場が落ちてるのよね。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/30(土) 19:11:00.00:nDON+K4k0

梅山も棋盤山も闡教の人外見下しを苦々しく思ってるなら万仙陣に参加すればよかったはずだし
魯仁傑らの反応と、殷に仕えてる道士兼武将で明確に人外だとはっきりしてるのは
蚯蚓の丘引と孔雀の孔宣だけであり彼らも周りには妖怪であることを知られてないことをふまえると
殷も三つ目や四つ目や大男などの異形の人間には優しいが妖怪には優しくない国なのに
あんな終盤でわざわざ殷を助けに来るのは申公豹みたいな何者かにそそのかされたか黒幕がいたと考えるのが自然だな
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/30(土) 20:08:47.78:nDON+K4k0
封神される根拠や理由みてると
・功績がある
・天に認められた武王じゃなくたとえ紂王が対象でも忠義は評価される
・死んだのは今回の革命じゃなく蚩尤との戦いだけどほっとかれて魂がさまよってるのはかわいそう
・奸臣だったり天命や師に逆らったりして死んだので神として働くのは罰である
などいろいろあるので、馬氏も
・飛廉・悪来たちのように罰として封神(おそらく紂王や費仲も罰)
・子牙の尻を叩かないと宋異人のとこのニートで終わってた可能性があるのでその功績
・単純に魂がさまようのがかわいそう
などいろいろ考えられる
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/30(土) 21:02:41.85:iBrDAF4I0

というか、道教の最高神を太上老君や元始天尊から玉皇上帝に変わったのが微妙
権限が凄いだけで別にそこまで強くもないし、身内や配下に冷たすぎるわ
生前は本当に聖人だったらしいから、庶民人気高いのは分かるけど
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/30(土) 22:52:03.69:g3sEkxro0
信仰は道士じゃなくて民衆と国家が支えていたってことなんだろうね
三教合一の概念もあったから、神仙としても仏としても祀ることが出来るような
ハイブリッドな存在が信仰対象としても求められてきた時代だったのかな

仏教の釈迦如来は仏弟子として
孫悟空や関羽なども受け入れて、悟りの境地に導いているから
宗教の枠を超えたスケールの大きさから見ても三清や玉帝は見劣りして
釈迦如来の方が神魔小説の中でも絶対的な存在として君臨していたんだろう
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/05/31(日) 12:03:12.13:6S9T+jx20

反封神榜じゃないが蘇護の娘の真・妲己と狐狸精たち三妖は封神されるべきだよな
真・妲己は姜皇后と黄貴妃と楊貴妃、賈氏と同じような被害者枠で
少なくとも本編に出てこない余化龍の妻の金氏よりは確実にありのはず
三妖も周に大義名分を与える役をこなして女媧に忠義を尽くしたしたのを評価しないのはおかしいし
人を殺しすぎた罰として悪神とかに封神して働かせるのもありのはずだし
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/06/02(火) 20:47:55.97:2SlmhNhK0
乗っ取られる前の妲己は悪女の代表格とされ、封神もされずに死んだからな
狐狸精は後の封神演義をテーマにした作品では強化されてるけど、元の妲己が救われてるのは未だに見られないし作中随一の哀れな存在に思える
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/06/02(火) 21:43:21.29:Q7Zscuv90
何せ妲己、宋代に五猖神と共に婬祠邪祀として排撃された前歴があるからなあ。
五猖神はのちに名称を変えて福神扱いに次第に変化(本来は婬魔的な存在で娼館で祀ったりされた。また婦女強姦をするゴロツキグループを指したとも)出来たが
妲己は後世も傾国の妖婦の汚名が拭えなかったので、精々娼婦の客寄せや不倫恋愛関連の呪術にしかお呼びがなかった。
流石に滅茶苦茶な封神でも、妲己程悪評があり過ぎると神の列には書き加えられなかったんだろう。なんぼなんでも婬祠を推奨するネタは振れない。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/06/03(水) 21:09:53.12:B5QONH1b0
そりゃ妲己を神に祀ったとしても職能や御利益が国家に都合のいい方向にいくわけないわなw
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/06/04(木) 20:02:09.44:xVxuL/h30
残虐非道な中国人からしてもドン引きされるってヤバすぎるわな
個人的には妲己よりも紂王や天帝の方がどうかと思うけど
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/06/04(木) 22:00:25.95:BmeeUbs10
伯邑考が封神以外だとどんな評価か調べてみたら
殷本紀じゃ人質だから能力もへったくれもない。
管蔡世家じゃ姫発と周公旦が賢くてて文王を補佐してたから姫発のほうが太子で
礼記とかでも文王が伯邑考を捨て武王を立てたことは特におかしいことではない扱い。
宓羲、神農、黄帝ら上古の帝王、文王武王周公旦と孔子が上上で、老子が中上という
腐れ儒者全開の評価で有名な漢書・古今人表だと伯邑考は中中という評価で
正体不明なことで名高い、伯達〜季騧のいわゆる周の八士、封神だと八俊の中上より下なあたり
儒家でも決して評価は高くないので、紫微大帝に封じられるのはやっぱり意味がわからん。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/06/04(木) 22:34:04.21:4HfPh1Dq0
封神成立の当時に何等かの説話があったか、最近提唱された平話武王伐紂書などのプレ小説と明代封神の間にあったと想定される神怪傾向が強かったプレ封神の時点であったのか
正直伯邑考と紫微を繋ぐものが現存する資料からは見当たらないんよな。
占術の紫微斗数が封神由来というのは有名だけど、もしかしたら紫微斗数が封神より先行して生まれ
紫微斗数内で語られる荒唐無稽なゥ星の由来譚と商末周初の武王伐紂書や春秋列国志
三教源流捜神大全などで補強合柔したのがプレ封神、もしくは封神なのでないかって妄想。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/06/05(金) 15:49:38.12:kf3hjNyB0

四御にも格差があったように見えますな。
玉帝のみは別格で、后土皇地祇の立場も大地母神として
西王母や女媧以上であったとも言いにくい。
北斗の星神の長なら玄天上帝だろうし、「四御」の括りなら
問答無用で玉帝と同格でいられるほど道教(主体的になっていく民衆道教なら特に)の
格付けは甘くなかったとか。
そんな中で伯邑考にはお飾りのようなポジがお似合いとかにされちゃったんじゃないか?
一応高位に属してるのは、人間としての最後があまりにも酷かったから、という
作者の同情で位席に着かせることが可能なくらい玉帝以外の四御は軽くあつかえんじゃないかな。

それに玉帝の指令を受けて動く直々の大物が道教の位官の通りに三官大帝(天官:尭 地官:舜 水官:禹)
なら、彼らだけで優秀過ぎる働きが出来そうだから四御としての仕事もなく
故に封神演義から封神された紫微大帝はそれほど能力がなくても務まったのでは。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/06/05(金) 17:54:49.33:MS3T0ol60

紫微斗数全書が明の嘉靖29年に出版されたということは紫微斗数そのものは
封神より前でもおかしくはないと思われるので、
天梁星が李天王、フ羊星が楊戩などはさすがに封神の後で付け足された設定だろうけど
紫微星が伯邑考にあたるというのは封神成立より前からある設定で封神のほうが参考にした可能性は充分ある。

ただ他の星が封神のと全然違うのがちと気になる。殷郊は木星じゃねーの?なんで火星?とかいろいろ
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/06/07(日) 14:43:23.41:AU2yh7C90
ttp://https://ja.wikipedia.org/wiki/紫微斗数

> 紫微斗数で使用する星の性格付けに商周革命で活躍する人物を使用する流派があった影響で、紫微斗数と封神演義に関連があるとする説を見かけることがあるが、『紫微斗数全書』には『封神演義』とのつながりを推測させる記述は一切ない。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/06/07(日) 22:06:20.74:TfOz35uM0

そいつは見た上で、嘉靖から万暦の現行封神の原型成立までに
紫微斗数が世間で通用する内に徐々に各星の逸話が作られそれを物語化したのが封神、言わば封神演義とは実は紫微斗数演義ではなかったのか、という「妄想」なんですわ。
何でこんなネタかといえば、封神された神々が極端に星や天に関わる神に偏っている傾向に何等かの理由が有るのでないかと考えた時
紫微斗数の事を思い出し、あくまでも妄想として提示してみただけでして。実際書誌学的には明確な資料が無いんで、どこまでもこれは所詮妄想。
しかし大陸の妄想は我々外国人の想定を越え、河北省磁県の炉峰山なる山の山頂に妲己廟(煉瓦数十個で出来た粗末な祠)やら、蘇護の末裔が存在して蘇護の古墳・蘇苑や鄭倫の墓もあり
(蘇護の墓は日本軍に建物を破壊されたが2002年政府が石垣を修復したのオマケ付き)
しまいには漢代(東西漢の何れかの説明無し)墓の壁画に「蘇妲己が冥界の神となった周公旦に討ち取られたの図と説明文」なるものがあるなんて話があったりするのだ…漢代から「蘇」妲己って何なんだろうな…
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/06/08(月) 18:23:24.08:H4Kv0wAt0
妲己は己姓で、褒姒は姒姓、邑姜と斉姜たちは姜姓という古代の女性は姓の方が後ろというルールは秦による統一で消えたんだっけか
呂后は呂雉で娥姁呂や雉呂なんていわんし。だからといって漢代に「蘇」妲己って早いっすねw

太公金匮に祝融、勾芒、玄冥、蓐收、河伯の馮夷、雨師、風伯たち封神では見かけない神々が武王たちに味方した話があるんだから
平話〜封神の系統とは全く別の殷周の物語があったかもしれないという夢が膨らむが
そんなんが仮にあっても確実に非主流で現代には影も形もない程度なんだよな…
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/06/09(火) 10:26:19.17:VQQk1w4X0
歴史も神話を悪く言えば改竄、よく言えば改新されていくのが中国の伝統なのかもしれんね。
「公孫」だって、これは名乗っていい性なのかね。
自称にしたって随分とのぼせ上ったもんだと思うけども。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/06/10(水) 10:35:00.21:HIXCS4qy0
ほんとにどっかの諸侯や王の公孫だったり
時の権力者とか周りの人間がなんかいってこなけりゃ名乗っていいんじゃないのかな
差し障りがあったら変えるだろうし
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/06/10(水) 17:50:42.73:JL9cSym+0
唐王朝のこじつけも相当なもんだからね。
老子の姓が「李」だから、元始天尊追い越して太上老君が最高神とかね。
折角、真霊位業図作った上清派も涙目ですわな。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/06/12(金) 17:36:31.36:Vwo0x/dM0

聞仲は四十二回と五十一回で周軍からの殺気を感じとり、占いで夜襲を見抜いた(二回とも負けて楊戩に糧食焼かれるが)
余元は元神を黙って運ぶ、たぶんいわゆる存思してたら血潮が騒いだので占ってみたら
土行孫が駱駝を盗みに来たことを知り、土行孫を捕まえる。

こんな具合に自力で殺気を感じ夜襲を察知できることもあるのに
姜子牙は呂岳、羅宣、余徳らの夜襲は察知できず井戸に毒を入れられ、城ごと焼かれ、毒痘をを撒かれた。
魔家四将、土行孫、羽翼仙らの夜襲を防いだときは占いの前に風で旗が折れたり瓦が割れたりといった予兆があった。
やはり姜子牙は仙人の才と運命はない定命の者にすぎないということなのだろうか。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/06/20(土) 13:41:54.70:xDGFWGhZ0
これは原作版にもあるのか分からないけど
姜子牙は凡骨の猛将なら恐れることはない、左道の士こそが脅威みたいなこと言ってたよね
これって、姜子牙の存在にも置き換えることが出来る皮肉の効いた自虐だな、と思ったな

史実では中国最高峰の兵法家として武聖の地位にまで登るが
信仰を極めて、人外無双の立場を不動の者としたのは作中内の三聖や玉帝、慈航道人などの
姜子牙が封神演義でも頼り縋った雲の上のような存在達
後世では武聖の地位も後輩の関羽に取られるが、これもまた人間時代の功績など
全く無関係な霊異を顕し続ける関羽の信仰の高まりによって取って変わられてしまったもの
姜子牙はつくづく人間なんだなあ
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/06/20(土) 14:15:14.32:RK+jiMYK0
慈航道人、文殊広法天尊、普賢真人の三人がかりと張り合って、燃灯道人の横入りで撃破した金霊聖母って相当強いよな
三仙姑、孔宣、張奎が強敵だったとよく言われるけど、トップクラスの仏四人がかりで倒した金霊聖母も大概可笑しいと思う
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/06/20(土) 15:57:01.40:e5her2Qk0
原作版がどの範囲を指してるかわからんが
平話、列国志伝では左道らしいのは離婁と師曠または高明と高覚のみで、彼らと戦う前にそういうセリフはなく
明版から流布本、完訳全訳に安能版でも周が左道と戦い始める張桂芳のときは特になにもいわなかったのに
ケ蝉玉が出てきた時になぜか急に道人、陀頭、婦女は左道で邪術を使われたら将士では防げないというセリフがあるのは全部同じだな

碧遊宮で封神榜に署名されたこと、通天教主は姜尚の邪魔する者は打神鞭で撃ち殺されてもいい考え=截教も天命に従う立場で周の味方
ということを知らない殷の人間と聞仲と関所の術者たちにとっては闡教の道士は左道でしかないわな
知ってる截教の門人は島に帰れ

姜子牙って結局現在じゃ石敢当か太公在此、百無禁忌の字の魔除けの神止まりで
なんとか帝君とかなんとか王とかそういう御大層な称号つきの神格になれなかったんかね
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/06/20(土) 17:38:11.48:e5her2Qk0

二人同時に相手したわけじゃないが赤精子と広成子を混元鎚で次々と倒した烏雲仙も金霊聖母ほどじゃないが強いと思う
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/06/20(土) 19:25:11.67:xDGFWGhZ0

姜子牙は列仙伝にも記載され、封神演義の骨子となるような記述でもあったけど
その後の伸びがなかったみたいね。
民衆から圧倒的な信仰を受けるような存在でもなかったし
特段に霊異を顕した存在でもなかった
それでいて玄天上帝が最も勢いがあったと思われる明王朝の時期だから
封神演義成立期には物語の先導役くらいしか役目がなかったのかもしれない。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/06/21(日) 20:56:56.74:I3iQrK5w0

三仙姑、孔宣は明確に十二仙&燃灯、陸圧以上で教主じゃないと勝てないクラスなのに
張奎は武王の弟二人と黄飛彪は武芸だけで殺してたから武芸は平均以上だが
五岳は武芸じゃなく独角烏煙獣のスピードと高蘭英の太陽神針のサポートで勝ってたからたいした自慢にならん。
相性の問題で高継能以外の他の道士でも術や宝使えばそのぐらいできるはずだし。
楊戩の術にはまりむざむざ独角烏煙獣を殺す羽目になるわ
地行術のスピードは土行孫より上だが、それと体格の大きさもあり小回りがきかず土行孫相手に劣勢、
土行孫に勝てたのは土行孫が以前の予言を忘れ古巣の夾龍山に帰って油断してたから。
占いや透視や指地成鋼法を克服できてたわけでもないから、懼留孫も直接来ず符を送っただけですます。
決して弱いわけじゃないが、十二仙じゃなくがんばれば道士クラスで勝てる相手なのにやたら強敵扱いされるのも変な話なんだよな。

被害がでかいとかいっても魔家四将や万刃車に鄔文化&梅山勢のほうがよっぽど大規模だし
名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2020/06/23(火) 06:33:06.05:Bw5XRUon0
後半の、関に着くたびそこのトップが実は左道の使い手で強いみたいな展開本当つまらないんだけど構図的にはジョジョ第3部もそんなもんだよなと思った
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/06/23(火) 09:55:20.63:kcASCFx50
万仙陣過ぎたら、もうストーブリーグみたいなもんだからね。
ラスボスという概念は近代日本の漫画やアニメが生んだファンタジー文化の花形だよ。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/06/23(火) 11:18:58.30:bj9i68D90
バカゆとりは漫画のスレにでも行け
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/06/23(火) 11:56:28.36:5ijUqmYH0
構図は似ててもジョジョ3部は日本〜エジプトまで文化が違う外国を通り
飛行機、船、車、潜水艦、ホテル内、水辺、砂漠、体内、夢と戦闘する状況も違い、
殴り合いの戦闘じゃなくギャンブルやTVゲームという特殊な戦いもあったりと飽きさせないように工夫しまくってるが
こっちは敵の能力に一応違いはあれど中盤はずっと西岐の籠城戦で、金鶏嶺で野戦はしたが、
後半は似たような関所か城での攻城戦が中心でシチュエーションに工夫はない。

封神以前は黄河で趙公明と船で水上戦しそうになったり
仙人未満のはずの姜子牙が夏に雪降らせたり、北海の水を移して城を覆ったりできるんだから
船軍に水攻めに雪中戦、広範囲の木遁で森林のゲリラ戦とかいろいろできそうなものだが
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/06/23(火) 19:05:44.22:kcASCFx50
まあ、封神演義は歴史小説や武侠小説のような
人間の感情を訴える要素は皆無だからねえ。
全ては玉帝が決めて、それを粛々と三清と西方仏教から派遣された大物の仏がこなしていくだけの決められた作業。
楽しみと言えば「絶対的な安心感」といったところですな。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/06/25(木) 12:42:37.49:AG45vj2N0
三国志演義や水滸伝は後半にはいっても地形を生かした戦術、調略に陰謀に内政、潜入工作と多彩だし
西遊記は神仏、神仙みんな味方で自作自演の安心安全の旅だけど、女人国や火焰山とかいろんな国があったり
悟空が偽名で紅葫蘆の能力を検証したりとちゃんと頭使ったり、八戒の言動、悟空破門や川で苦戦とかそれなりに波乱あるけど
三国志演義は孫皓、水滸伝は方臘そのもの、西遊記は天竺の玉兎か寇員外を襲った賊が強いかといったら別にそんなことはないんだよな
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/01(水) 19:23:54.31:ybZe0zAz0

大物の神や仏は多数出てたけど、大物の女神達をもっと参戦させてほしかったな

西王母、九天玄女、巫山神女とか三仙姑と同等かそれ以上に強そうなのに
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/01(水) 23:50:44.33:8nQCb5bF0
何仙姑は八仙だからなぜか出禁としても上元夫人に
西王母の娘たち七仙女と太真夫人と瑶姫と侍女の董双成たち有名仙女、
封神だと美女の例えにしか出ない嫦娥とかももっと出して
楊家将ばりに女性ばかり活躍するパートがあってもよかったのにね
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/07(火) 03:45:23.88:pvoA4f400
まだまだ驪山老母や后土など大物女神はたくさんいるな

ただ他の小説と同じく神将程度ならいざ知らず、大物の神や仙人は軽々しく動くものじゃないって意識自体はある模様なんで
直接敵を殺しにくるんじゃなくて西王母のような頼めば宝を貸してくれる程度の活躍にとどまりそう
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/07(火) 22:37:10.17:Dnm7R8zw0

元始「結構動いてるワシら」
老子「大物やないんじゃの…」
通天「…」
元始「霊宝さん、もう通天教主の着ぐるみ脱いでええよ」
霊宝「(ごそごそ)ワシ、着ぐるみまで着て頑張ったのになんやねん」
文殊・慈航・普賢「ワシらもただの神将レベルだったか」
接引「人生、こんなもんですよ皆さん」
三教主「まあアンタ仏やし、ワシら大羅金仙だから元から人間ちゃうけどな」
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/08(水) 09:59:23.11:5Y5Zlbcz0
いやまあ他の小説と違って動くほうだけどさすがに前座の出陣即死亡の武将を相手に大物が下山しないし…

武将や関所の左道は弟子クラスの道士の子牙なり、哪吒や楊戩たち普通は神将扱いの連中が相手する

左道の師匠格や助っ人仙人(神)が来て子牙たちでは苦戦するようになって十二仙が一人〜全員来る

三仙姑や孔宣や通天教主など十二仙+燃灯+陸圧でも対処できなくなってからようやく教主クラスの大物が来る

という手順なり段階を踏まないと大物は動いてくれないわけで…
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/08(水) 18:40:56.83:qzBvy0Xh0
他に教主クラスかそれに次ぐ有名どころは玄天上帝と関帝
しかし前者は当時称号貰ったばかりで、後者は生まれてすらいないという
じゃあ教主の方々に動いてもらう他ないわけで
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/08(水) 19:48:32.30:x1lu/3UZ0
大物が動くまで人食いを続ける妖狐達のチキンレース
封神計画発動まで人食ってたら言い訳出来ずに詰み

玉帝「時間を戻してやったぞ。さあ、もう一回行ってみよう。」
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/09(木) 15:47:36.28:L4O6UVr30
封神以前の平話や列国志伝の、九尾の狐が神の命令じゃなく自分の意志で真・妲己に取り憑いた時代だと
・許文素か雲中子は魔除けの剣持ってくるだけ、雲中子は雷震子を育てるだけで本人が積極的に下山して敵を殺したりはしない
・子牙は特に説明もなくなぜか降妖鏡(照魔鏡)を持ってるが元始天尊の弟子ではない
・殷を滅ぼすため下凡してきた神は雷震子と殷交(殷郊)のみ
こんな具合に神々も仙人もやる気がなかったので朝歌に周が攻め込んでくる前に逃げてたら逃げ切れてたかもしれん
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/09(木) 18:21:14.41:lZbKB5f80
人類の創造神であるボスの女媧にかけるしかないのかな。
不出来でも部下が可愛いか、皆、自分の子である人類の方が可愛いか。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/10(金) 22:59:20.92:bl8NUQwb0
本来の人類の創造神で天を補修した慈悲深い女神の女媧ならともかく
封神の女媧は自分で直接紂王の命運を短くすることはせず三妖に殷を滅ぼす手助けを命じる姑息さで
人を害してはいけないというわりに、本物の妲己を殺したり杜元銑と梅伯を殺したりしても
叱ったり、やりすぎたから計画中止にして引き上げさせたりもしない時点で
部下に最初から責任おしつけるつもりだと思う
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/16(木) 16:14:25.71:dSiaN+9e0
少数の闡教と違って、截教は人外メインというかまず人間も人外も差別なく受け入れ
三十八回で葷酒OKというあたり戒律もゆるく、やたら門戸が広いがそれゆえ効率が悪くて根行が浅いものが多いという話だが
截教でも趙公明と三仙姑、金霊聖母に馬遂に烏雲仙など十二仙と対等かそれ以上の仙人はいるのだから
聞仲も申公豹も助っ人の逐次投入じゃなく最初から万仙陣を敷いてたら

と思ったがよく考えたら四教主がきたら結果はなんも変わらんよな…
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/16(木) 22:03:40.08:GrGRmxAx0
西方の二大教主と鴻鈞道人が邪魔すぎてどうにもならんね
あいつら来なくても天命がかかってる以上、天界から助っ人送り込んでくるだろうし
闡教だけだったら、戦略次第では勝機ありそうなんだけど
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/18(土) 19:26:19.51:2daLbSxG0
截教のスタイルの方が民間道教は元より、成立道教ですら
「道教」らしい神仙の顔ぶれ感があるよなあ…。
「道」から生まれたものは森羅万象全てに及ぶのに
真の仙道を極められるのは人間として生まれた者に限られる…とか。
封神演義は封建社会に固められた一神教的な世界観すら感じる。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/19(日) 00:13:39.24:n9DAye6O0
三皇と七天女は人外と元人外いるんだけどな
あの辺は例外としても、碧霞元君は容赦なくボコられたのが何かモヤモヤする
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/19(日) 12:00:12.46:m+a0C1cw0
しかし白鶴童子と龍鬚虎はいったい…
白鶴童子は南極老人には鶴童や鹿童がつきものというメタな理由以外で
なぜ弟子でいつづけるのか、南極仙翁もなぜ弟子にするのか

というか龍鬚虎って聞仲軍の兵隊相手にしか活躍できてないのに特にバカにされてる様子もないし
楊戩からなぜか師兄呼びされたり、死んだときも子牙は悲しんだりと普通に仲間扱いされてるような
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/19(日) 15:03:28.13:aA1iTwMG0
龍や虎は神聖と勇猛を併せ持つ神獣として見られていた、とか?
まあ、龍も東海竜王さんの涙目っぷりは神魔小説内では
様式美と化しつつことになっており
虎は水滸伝で武松にシバかれる人食い虎だったり、西遊記で孫悟空と仙術対決で
負ける虎力大仙だったり、と敗北、滅びのエピソードも多いけども
三国演義では関羽の得物が青龍偃月刀に、称号に五虎大将と強さと神聖さも
備えた生物だったので、龍鬚虎は正道を成す闡教側になれたのかも
鶴は周の霊王の太子晋と言われている王子喬という仙人が
昇仙の時に乗騎として登場しているね。
三国演義でも左慈が去るとき(横光漫画版だけかな?)に鶴に乗っていたような気がしたな。
最上位の神仙が認めた神聖獣は特例として闡教側に居られたんだろうね

子不語で弧仙なるものが登場して、人間と一緒に関帝のお裁きを一緒に受けてる
場面を見たときはちょっと感動したね
封神演義では報われなかったけど、この時代まで来ると狐でも頑張って修行すれば
仙人への道が開いてたと思ってね
名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2020/07/19(日) 20:22:30.74:Ty88ShM80
二階堂先生はここではコテハンにしてくれればいいのに
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/20(月) 10:03:35.92:4r+MqXcD0
確かに。
新版の封神演義解釈は真骨頂だったね。
中国神魔小説語らせたら、二階堂先生がプロ中のプロですな。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/20(月) 10:04:52.29:lUxl8Zw00
明らかに素人じゃない、未邦訳の資料使ってたり現地で調査したことある人はいるようだけど…どうなんだろ?

鶴といったら黄龍真人が乗ってるのも鶴だけど白鶴童子はいったいどんな気持ちなのか
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/20(月) 12:41:11.41:4r+MqXcD0
白鶴童子「私より神通広大な師伯であることには変わり有りませんよ。
    (こいつも一応、黄金聖闘士の1人なんだよなあ…12って数は縁起いいしな。)」
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/20(月) 15:25:09.02:vvD17N200
確かに崑崙十二大仙の異称に十二金仙てのがあるから、黄金聖闘士ってもあんまり変じゃ無い。
十二大仙も黄金聖闘士もメンバーで強弱様々なのもそっくりだ。
但し崑崙十二大仙の内、三人集まってもアテナエクスクラメーションは多分出せない。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/20(月) 17:03:46.23:4r+MqXcD0
普賢真人、文殊広法天尊、慈航道人の三人が仏法帰依した後の姿ならばいけるかもしれん。>アテナエクスクラメーション
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/21(火) 12:50:29.12:MseOXPkV0
黄金聖闘士は十二星座に対応しアテナと十二宮を守ってる
十二神将は十二支に対応し薬師如来と方角を守ってる
しかし十二仙とか十二金仙とか十二弟子とか十二代弟子とか呼ばれてる人たちは
なにかに対応してたり守ってる方角とかあるのだろうか?
名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2020/07/21(火) 13:12:02.47:ja7lV/0u0

太乙「我らはな」
道行「洞天福地という」
霊宝大法師「仙道での霊場を」
黄龍「お守りしとるのだ」
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/21(火) 13:18:32.73:ja7lV/0u0
普賢「私みたいな仏教由来の面子は」
文殊「中華仏教の大霊場も」
慈航「カバーしてるけどね」
広成「だからワシらは方角じゃないんだわ」

赤精子「とはいえ洞天福地は三十六とか十とか七十二とか色々だから結構テキトーだがなw」
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/22(水) 10:20:59.47:2wGrCqii0
中国仏教の四大名山は五台山が文殊菩薩、峨眉山が普賢菩薩、九華山が地蔵菩薩、普陀山が観音菩薩という組み合わせの霊場なのに

封神は狹龍山(架空?)が懼留孫、五龍山(複数あり)が文殊、
九功山だか九宮山だかわからんとこが普賢、普陀山が観音とひとつしかあってないどころか
地蔵じゃなくて懼留孫?峨眉山は趙公明にとられてるとかいったいどんな判断なんだろう
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/22(水) 11:28:39.16:EuiH0+bo0

懼留孫は謎だね。
然燈は過去仏として人気があり、風水ですら悪い風水を調整する尖塔を然燈塔なんて呼んだりしてたが
懼留孫の元ネタの俱留孫仏は過去七仏の一人でしかなかったし、封神成立以降でもそんなに信仰がふえなかった。選択理由は不詳だなあ。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/23(木) 09:45:16.38:yneNNtgD0
武器の七星が輝く太阿剣、これがひょっとしたら幽冥教主(地蔵菩薩)に代わる
霊魂の救済神となれるかも…と思い霊山と組み合わせてみたが、地蔵菩薩が多機能仏でもあったので、やはり懼留孫には荷がかちすぎて洞府も架空、土行孫の師匠くらいでいいや、なポジに収まったとか。
コンペティションではないけども、そういう選定なども作者の中でやってたのかもね。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/23(木) 11:42:19.67:N1+T4T+Q0
まず懼留孫の剣が太阿かどうかなんだけど
第四十五回の地烈陣戦での姿をうたった詩は懼留孫か趙天君かどっちの姿をうたったのかわかりづらいが
どっちも基本武器は剣だし、足下常登両朵雲。(足元は常に2つの雲にのる)で
趙天君が乗る梅花鹿の足元じゃなさそうな気はするが
九龍島内真霊士,要与成湯立大功。(九龍島の真の霊士、成湯と一緒に大功を立てる)
でさすがに截教の趙天君のほうだと思う。十天君の普段の修行地は金鰲島かせめて白鹿島のはずだが。

他に太阿使いだと明記されてるのが石磯娘娘、董天君、馬元、火霊聖母、万仙陣内の截教側の仙人たちで
截教が多いけど、懼留孫の剣が太阿だという可能性も否定はできないわけだが…
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/23(木) 15:16:59.86:dsk9BSOB0
しかしこうも太阿剣使いが多いと、太阿剣って仙界の汎用武器だったのでは?と思えてしまう。
仙人が相手を斬るために使ってるから、後世の名剣というより歴とした仙宝に準えてるのだろうけど。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/23(木) 18:10:56.63:yneNNtgD0
太阿というワードは道教用語だったりするのかな?
道から発している属性のものなら、闡教の道兄達が教え導いてやってもいいものを…
封神という皮肉な栄転があるからそれでいいじゃないの、ってことなのかな。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/23(木) 19:15:52.36:dsk9BSOB0

太阿剣は春秋時代に名剣干将莫邪を打った干将と同じく刀剣の名匠欧冶子が鍛造したという三振りの剣の一つ
若しくは雷煥と張華という人物が入手した名剣。
雷煥張華が入手した太阿剣は後に水中に没し二匹の龍に変じたという。
だから封神演義商周易姓の時には存在してなかったシリーズの一つ。
孔宣こと孔雀明王の持つ魚腸剣も同じ欧冶子鍛造の名剣。

因みに太公望呂尚は闕、文王は録という名剣を所持していたと荀子は語っているが
何故か封神作者はそんな分かりやすいネタを採用しないのだ…
元始天尊が姜子牙に封神に与る将を斬る宝剣として闕を授けるシーンあってよかったかも。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/23(木) 22:15:20.53:3nE9t52P0
闕と録、武王の軽呂、列子にでてくる殷帝の含光、承影、宵練は封神の作者は知らんけど
太阿や実は陳桐戦のみの莫邪と三十九回で名前だけ出た干将と木吒の呉鉤などの
春秋の名剣は有名だからよく考えずに出しただけだと思う。
水滸伝でも高廉が太阿の剣使ってるし。

あと越絶書の泰阿(太阿)は楚王が振るうと三軍を破り、士卒は迷い、流血千里というんだから
封神の誰も殺せてない、洪錦の鎖子連環甲(たぶん鎖帷子)を切り裂いた以上の威力描写がない
仙人のつくった太阿よりあくまで人間の名工の作ったオリジナルの泰阿(太阿)ほうが強いというw
冷静に時系列を考えるとなんだこりゃ?
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/24(金) 10:14:58.68:r8gN8fHT0

仙界の太阿 鋼鉄製の鎖帷子を切る程度の能力
名工だが俗人製太阿 対軍兵器程度の能力

どうしてこうなった。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/24(金) 12:10:14.22:o16lfd5w0

細かくてすまんけど孔宣の武器は六十九回の詩では大刀、洪錦戦などでは刀
準提道人戦では大杆刀(大刀かつ刀だな)と金鞭で魚腸という銘はでてこない
準提道人が二十四首十八手の姿になると瓔珞、傘蓋、花罐などの仏具といっしょに魚腸を持ってるので
封神においては魚腸は孔雀明王じゃなく準提観音の持物になるのではないだろうか

封神では中国で修行してる普賢が中国原産の呉鉤剣を持ってるのはわからんでもないが
最初から西のインドにいる準提道人が仏具でもなんでもない中国原産の魚腸剣を持ってる理由はわからんが
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/24(金) 12:24:19.04:r8gN8fHT0

ゴメン、記憶間違いで書いた。すまねぇ
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/24(金) 19:37:41.94:ocT1djyH0
呂尚って、そもそも蚩尤、関羽と同じく武聖だったのに
なんで武神系の神話に恵まれなかったんだろうね

祖神の蚩尤は今では黄帝の配下になっていると言われていたり
武器の発明者として兵主神にも祀られていたり、誰かに倒されたりするものの
武聖としての強さは個人的には感じるな
関羽は言わずもがな

やはり、呂尚の「武聖」には民間信仰がなく、唐の時代の国が決めた
プロパガンダ的意味合いのものになってしまっていたんだろうかな
列仙伝には記録もあるだけに、民間プロデュースが本腰を入れていれば
庶民から絶大な信仰を得られたかもしれない…無理かな?
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/24(金) 21:59:38.49:69YeaN6W0

だってぇ、元は唐玄宗さんが呂尚さんと張良さんの廟を作ってたのを
顔真卿さんが後に「呂尚さんの廟、立派にしましょうやー」って自分の出身地域の誼で持ち上げたんが武廟創立の原因やし。
尤も玄宗さんがなぜいきなり呂尚と張良の廟を建てたのかが謎ではあるんだけど。
それ以降は儒家にしたら聖王文武両王に仕え大業を成した太公望呂尚はリスペクトしなきゃならない存在ではあったから、明の武廟の発展解消まで大事にしたけどね。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/24(金) 23:10:49.55:divNi2rg0
有名どころの伝説だと
列仙伝は棺の中には玉ツだけで死体なしという尸解仙
捜神記と博物志では泰山神か東海神の娘が領地を通行して嵐を起こすのがはばかられるほどの徳
太公金匮では参朝しなかった丁侯を呪ったり、祝融や勾芒らが訪ねてきたり
雑劇とかで神を任命できる権利がある話があったりするが
妖怪を退治したりするようなわかりやすい武神系の伝説はないか少ない模様なんだよな
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/25(土) 13:40:26.67:DfrMDIEB0
封神演義がやはり特異点となってしまってるのかな呂尚。
これで完全に法力があまりない低級道士みたいな扱いになってしまった。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/25(土) 15:44:08.65:s21lTnDB0
張良、諸葛亮と並ぶ三大軍師扱いされてるし、軍師としては最上級ではあるんだろ
関羽や媽祖のようにアホみたいな神格化したようなのと比べればショボいんだろうけどさ
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/25(土) 16:51:48.52:b8WlG/rj0
平話や列国志伝だと人間の女性に化けた金星の正体を見破るくらいの占いの腕前。
武吉を救うため文王の占いは知恵でごまかす。
千里眼、順風耳に殷交(殷郊)と互角の烏文画や長期戦を狙う趙公明などには術じゃなく策で対応。
妲己は殷郊が捕まえ、姜尚の鏡で九尾狐狸の本性を暴くがとどめは殷郊。
それなりに有能な軍師ぶりだけど、周軍から名有りの将の死人がでるほどの強敵らしい強敵はいないし、
素人目にもわかりやすい劣勢からの逆転じゃないから有能な軍師でそこそこの術者以上の印象にはなりにくいわけで…

術者としては夏に雪を降らせ、北海から水を移し西岐城を覆う封神の子牙が
封神以前の伝説や小説に比べてぶっちぎりの強大さのはずだが上仙に比べれば
しょせん神仙ならざる定命の道士になるのがインフレひどいなw
名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2020/07/25(土) 17:47:28.04:lZGapjAI0

劉伯温こと劉基さんも忘れないで下さい…風水や占い世界では現役ヒーローだし、名軍師としても人気者だし。
つか明代に持ち上げられた軍師っぽい実在の人達(諸葛亮・張良・呂尚・劉基)って大概道術使いにされちまうんだよな。
張良なんかは張天師の祖先(と張天師家が称した)
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/25(土) 17:48:35.78:DfrMDIEB0
霊異の記述もなく民間信仰を得られなかったのも追い打ちになりましたな。呂尚さん。
宋〜元までに頭打ちな中級クラス道士、仙人は
次の明代以降のインフレについていけなかった感があるね。

封神演義の話を作るにあたって神仙伝で黄帝に道を示して教え導いた広成子ですらランクダウンしてしまったが、あの番天印の製作者にはなれた。
列仙伝、神仙伝だけで見ると広成子は黄帝、老子以上にも慣れたんじゃないかと思ったけど、老子は唐の時代に元始天尊以上の道教の最高神になったから、それが封神演義でも圧倒的な存在になったのかな。
成立道教なら三清は別格ってのもあるだろうけども。

諸葛孔明も三国志平話だと道士らしい超常的な活躍を見せてるけど
水滸伝の公孫勝レベルかな、とも思ってしまえるほどに留まっている。

明の時代にまでに出揃った神仙要素の中で、信仰、霊異、伝説が突き抜けた存在がそれ以降の圧倒的な神仙としての立場を獲得したように見えますな。
特例の孫悟空なんて人気から上がっていって信仰にまで進化して、とごぼう抜きもいいところだね。
中華神仙や仏は明の時代がターニングポイントになっていて
民衆道教の信仰力がより巨大な神仙仏になっていく起爆剤になってるのね。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/25(土) 17:53:27.18:lZGapjAI0
途中送信
ものだから、尚更黄石公が方士モドキな言われ方されたり。
明代は道術使えないと軍師務まらんかったのだろうか?
ああだから道術使えない呉先生がポンコツ軍師とか残念軍師扱いなのだな(小並感)
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/26(日) 10:23:32.07:oj0KuIOj0
楊家将は呂洞賓が遼の軍師やるしな
呂尚、張良、諸葛亮、劉基など官についてない隠棲してた時期があるし
政治でも軍事でも天文学の知識は必要、天文学と占いはつきものだし
講談や通俗小説じゃ内政とか戦略とか地味になるんで、
未来予知や道術、天門陣や石兵八陣のようなオカルトな陣などの
仙人じみた方向でしか軍師の凄さを表現ができないとかはありそう
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/26(日) 14:55:41.86:mYwG36SI0
道士的神仙の王者には民間信仰からは呂洞賓が収まったってのが大きいのかね
東遊記では道士としての自分の力試しを下界でやろうとしたら
天数変えんなボケェ!と鐘離権師匠にキレられて
最終的に負かされてしまいガチ反省

人間臭さのあるある失敗みたいなものが馴染みやすく
そこから帝君号を持つ大物にまで成長したというハングリー精神が
大いに民衆受け入れられ、巨大な信仰を獲得したんだろうかな
呂尚さんはどこかエリート臭みたいなものが鼻につく気がする
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/27(月) 11:08:42.66:/ePW3rLA0
呂尚は史記じゃ崇、密須、犬戎に牧野、斉での萊と全戦全勝だから武廟トップなのもわからんでもない
まあ彼我の戦力差とか牧野の殷軍七十万て信じていいのか?とか
具体的になにしたかはわかんないんだけど
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/27(月) 17:42:45.01:QzV344jP0
史記も五帝本紀なんか見ると神話だしね。
この時点で呂尚は出遅れた感もあるね。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/28(火) 13:48:12.07:uHfrYgU50

封神の姜尚は元始天尊の弟子というゴリゴリのエリートで下山しても宋異人に保護され
周についてからも師侄や上仙が助けにきてくれるいたせりつくせりっぷりだけど
祖甲斉公のことはおいといて封神以前は師匠不明の野良の術士か庶民、斉の逐夫、朝歌の廃屠、子良の逐臣とか
各所で追い出されまくりのエリートどころか成り上がりの代表例だったのがどうしてこうなったのか
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/29(水) 09:52:19.40:lYp06zMe0
民衆の共感を得られなかったからじゃない?
感情的になることも少なくて
任務に忠実で冷静(封神演義の呂尚は冷徹とも言えそう。)なので
感情移入出来なかったんだろうね。
このあたりは人気者の神仙な関羽、呂洞賓、孫悟空などと比べても対照的だと思う。
封神演義内においても人気なら哪吒の方が上だろうし。

更に封神演義成立期には信仰の対象としても弱く、インテリ達も大国の唐が崩れて分裂王朝期に呂尚を武聖に祀ってもなんの効果もなかったことも痛感したので
興味も薄れてしまったとか。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/29(水) 15:40:17.46:EOibOWcl0

燃燈仏は西遊記にも北遊記にもいて出番は少ないが封神と違ってまともな扱い
よくは知らないが三宝太監西洋記にいたっては燃燈仏の生まれ変わりの碧峰長老はメインキャラらしいから
信仰だけじゃなく小説の世界でも人気な模様
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/07/31(金) 15:02:19.55:zB8WSHay0
呂尚が民間はともかく道教のほうで評価が高くないと思われるのは
抱朴子の逸民で隠者の狂狷(狂矞)華士を殺したことをボロクソに叩いてるように
道教的には元は隠者のくせに官についたら隠者を殺すのは印象が悪いと思われる
儒家は文王が潘正とやらを殺してるからかその行為を叩いてない
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/08/03(月) 19:44:13.98:Cs0kNPC10
闡教の人たちは混沌の時からいる白蝙蝠精の張果老のことどう思ってるんだろう…
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/08/06(木) 22:39:34.87:PweiO9W70
遥池金母こと西王母(古代では白虎に近い姿)「ニッコリ」
九天玄女(原形は玄鳥。即ち燕)「ニッコリ」
鴻鈞道人(後世の俗説で渾沌。頭の無い四足の変な生き物とか目鼻や口が無い異形)「ニッコリ」

闡教の仙人達「…スンマセン何でも無いです。」
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/08/07(金) 10:23:30.52:E6D1oeE50
関帝が玉帝に就任した清王朝半ば〜末あたりに
民間伝承(子不語)でも雌猴が人間に夫を殺された復讐のため
山にこもって道を極めて仙術使えるようになったり、狐の仙人が出てきたり、と
改革意識も高まったんだな、と思ったな
名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2020/08/08(土) 15:58:15.32:1DZDXS770
殷周伝説をはじめて読んだけど、殷郊たちが僕たちは復讐しないで修行を続けますで出番終わったの笑ったw
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/08/08(土) 18:15:40.60:QtsG+PUT0

申公豹がいないと平和というか仙人や道士の犠牲者は激減するという例w

…まず史記や平話を読んでてなおかつ仙人・神・仏を出すのが嫌なら封神なんて参考にせず
史記や平話のほうをベースにして封神は無視すりゃいいだけのはずなんだが…?
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/08/09(日) 00:45:57.34:AcDDGwIm0

仕方ないやん、横山御大が描いてる途中でオカルトやっぱヤダ!になったんだもの。まだ初期登場の雲中子は普通に空中に浮くけど、後期みたいに幻術なんて理由付けはしていない。
忍者物ですら白土三平程じゃないが基本忍術にも理屈を付けてたのだから、本来のスタイルに戻った感じだな。
不死身の天鬼?ナンスかそれ(スットボケ)
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/08/10(月) 12:03:35.08:gZvlBLvx0
劈面雷と菡萏陣のように火薬で簡単に説明できるのもあるのに
時代考証に半端にこだわって科学に制限かけてるから
うまく理屈付けできずに道士そのものを激減させたんかな。

煙吐くだけの馬忠、どこかで修行したとかの事前に何の前置きもなく火を噴く趙昇と孫焰紅あたり
幻術じゃなく古代の技術でも説明できそうなのもいたのに
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/08/11(火) 14:49:22.51:LJUMWJ4c0
殷周伝説は原作にもない鐃鈸に飛鐃、蛇鞭、閉血鴛鴦幡とやたらマニアックな武器持たせたり
逆に頑なに硬鞭の類は出さなかったり
武器かぶりを避けるためと思ってたら哪吒の槍は棒にしたのに土行孫の棒はそのままだったり
ケ九公に三尖刀持たせて楊戩は槍と短刀だったりとなんだかよくわからない采配が目立った。
金吒は軍荼利なんだから遁龍樁より蛇鞭のほうがいいし
高継能戦と張奎戦でぽっと出の飛鳳山の三人より黄明たち四人を出したのは良かったが
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/08/12(水) 22:48:46.00:JXe353mK0

そうなると申公豹は封神計画に多大な功績を残した存在になってしまいますな。
分水将軍なんて閑職に追いやるんじゃなくて、天命に寄与した一員として
三官大帝の椅子でも用意してあげればよかったのでは?と思えるほどに封神後の
重職も充実するのよね。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/08/13(木) 14:37:11.76:3aZTIL7r0
封神に申公豹がいない場合
・龍鬚虎の加入なし
・菡芝仙は風袋を錬成せず下山もせず、陣図なしで十天君が聞仲に助力
・菡芝仙が動かないため趙公明は金蛟剪なし
・趙公明の死亡を教えるものがいないため、五人の女仙は動かない
・土行孫の下山が遅れるかないため、ケ家はこの時点で全滅の可能性が高い
・蘇護戦では呂岳と馬元の下山なし、殷洪と二龍山の四天君と韋護が活躍無しで周に加入するため
 蘇家の加入が鄭倫が乾坤圏で怪我した時点とだいぶ早まる
・申公豹の仕業だと明記されてないが、子牙たちは羽翼仙の存在自体知らないため
 羽翼仙に悪口を吹き込んだのはまず間違いなく申公豹のため羽翼仙もなし
・殷郊と温良と馬善加入、羅宣・劉環戦なしで龍吉公主と李靖加入
・闡教の門人の内心はともかく、禽獣をバカにした言動が表立つのは万仙陣のみ
 それ以前に闡教の差別思想を金霊聖母にリークしたのは申公豹しかいそうにないため
 誅仙陣と万仙陣がない可能性もある
すんごく肉身成聖が増えそう
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/08/13(木) 22:35:56.23:19Udnkib0
申公豹が居なくても
雷帝、東岳大帝、紫微大帝などの重職はきっちり埋まることになってるのね。
そういうところは抜け目ないな。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/08/14(金) 13:24:31.68:qhn1vXzF0
余化、張桂芳・風林、魔家四将、聞仲、洪錦、孔宣〜張奎たちもともと殷の禄を食んでる術者は
申公豹が煽らんでも殷のため周と戦うし、
火霊聖母、余元、法戒らは申公豹が告げ口せんでも弟子の仇討ちにくるし
梅山と棋盤山の連中も申公豹関係ないから金鶏嶺と澠池と孟津は危険地帯のままだな
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/08/15(土) 14:38:23.18:mR5yVZCO0
申公豹にはせめてその舌先で準提道人の足止めが出来るように頑張ってもらおう。
孔宣なら、奴だったら…でも元始天尊や太上老君きたらアウトかなあ。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/08/16(日) 13:04:35.18:tOuLrTd20
三教主抜きの闡教+陸圧たち周に味方する勢と截教+出身は不明だが殷に味方する勢の全戦力を比べてみると
元始天尊は通天教主+誅仙陣で抑え込める。
十二仙+燃灯+南極+雲中子+陸圧たち上仙と楊戩は万仙陣に九曲黄河陣混ぜる+孔宣で完封。
子牙というか杏黄旗は呂岳の瘟㾮陣で釘付け、楊任の五火神焰扇対策は梅山の連中に任せる。
哪吒は魂魄攻撃以外はなんでも、石磯に聞仲に化血神刀装備の余化、紅沙陣や縛龍索や金箍とか捕獲も有効。
鄭倫は六十一回みると哪吒じゃなくても数の暴力で勝てる。残りは好きなように。

の言う通り、戦略次第では截教と殷はちゃんと勝てるようになってるんだよね。老子と準提と接引に助力さえなければ。
じわじわ戦力を削っていった申公豹の功績は大。
名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2020/08/16(日) 13:53:02.43:na9zGHZE0
老子が闡教ってのもアンフェアよね。
封神演義成立期の時代に元始天尊と太上老君が協力的で、霊宝天尊だけがハブってのは
ひょっとしたら霊宝天尊が独尊で祀られる機運でも高まっていたのかな?
それとも単に元始天尊と太上老君は道教の最高神歴任者としての立場から
完成された仙人を束ねる闡教の元締めに座っているが
最高神経験のない霊宝天尊が同じく三清であるのは型落ちしているように見えて、封神演義では
やられ役と嫉妬役を兼ねた通天教主として登場する役を回されてしまったのかな。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/08/16(日) 22:03:28.55:SlFuylJR0
三清は封神演義で全員しょっぱくされてるわ
元始天尊も本来なら天帝以上の存在な筈なのに、天界のパシリ扱いだもんな
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/08/16(日) 22:24:36.77:na9zGHZE0
元始天尊が道教の最高神だったのは
梁の陶弘景が記した真霊位業図の位階トップから隋代までで
唐の時代からは李氏が大陸を制したから、本名:李耳の老子が太上老君として
祖先神にこじつけられてトップに入れ替わり、宋の時代になると今度は玉帝に
とって変わられて明の時代まで来てるからね。
その時代の信仰力を加味しすると封神演義の成立にもっと時間が掛かってたら、天命を下してたのは玉帝じゃなくて玄天上帝になっていたかもね。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/08/18(火) 21:58:24.02:PN6TXs930
三清どころか他の仙人、仏菩薩もことごとくしょっぱくされてるように思う
そういう趣旨の小説といえ大物の仙人や仏菩薩のくせに簡単に戦いすぎだし
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/08/18(火) 22:37:39.69:ZUc6T9Tp0
どこか儒教的な臭いもするんだよね。
特権階級による特権の独占と維持に徹底して、彼らの許可を得た者だけが
その下について同じく排他的なエリート教育を受けていく。
人間という選ばれた種に生まれなければ
仙人にも仏にもなれず、可能性すら潰される。
紂王&妲己の暴政は闡教と西方仏土の支配体制確立に差別意識も持たせないための
いい目くらましに使われてるね。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/08/20(木) 23:04:39.85:dOJUcT+I0
女媧抜きで周を興す天命は決められてるし、封神榜の作成も署名も女媧抜きだから
三妖のことは女媧の独断のはずだが、狐を早いうちになんとかしようとしたのは雲中子だけで、
その雲中子も木剣が焼かれたら諦めて普通に周を助ける方向にいくし、
子牙が下山する頃にはすでに手遅れ、女媧の責任は誰も追求しないあたり
殷を滅ぼすのに必要だから三妖のことは闡教は黙認してるんだよなあ。
そして用が済んだらさっさと処刑と真っ黒。

逆に天の神々と仙人は当初の三妖抜きの、蓄財と人をはめるしか能のない小物の費仲・尤渾とついでに飛廉・悪来だけで
どうやって殷を滅ぼすつもりだったんだろうな
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/08/21(金) 09:28:16.77:HeBBCN7Q0
ハニトラ仕掛けなかったら賢君だった紂王が堕ちるかも分からないからねぇ…。
の意見を見て思ったけど封神計画は截教連中の才能を認めていたから
行ったようにも思えてきたな。
将来的に芽吹く才能を今のうちに潰して、自分達の管理下に置いてしまおうという
狙いがあり、未知の可能性を秘めた雑草連中の進化の可能性も恐れたのかも。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/08/28(金) 11:03:11.62:u+V05BJe0
西遊記は銀角が移山倒海の術で泰山須弥山峨眉山の三山を動かすというスケールのでかい攻撃ができるというのに
封神でも移山倒海の術の使い手は珍しくはないようなのに、作中で北海の水を移したのは子牙、黄巾力士に命じて岩を落とさせた聞仲くらいだし、
他にもたまに魔家四将と羽翼仙の嵐、万里起雲煙や万刃車などの城や軍隊全体に被害が出るのもあるが
大半はタイマン専門にしか使ってないのもスケールが小さくしょっぱく見える要因かもしれない。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/08/28(金) 11:56:26.88:MmDjrLUD0

封神演義では碧霞元君は病魔退散の痘神になっていて、その首領に
余化竜が付き、五方主痘正神に息子の余達・余兆・余光・余先・余徳がそれぞれ
封じられてたけど聞仲、黄飛虎、黄天化、伯邑考と同じく余りも神格が高すぎる
封神になってるね。
しかも元君号が女仙の仙号なのに、余化竜が封神されるって…。
碧霞元君の信仰世界の御利益に子供、特に男子の出生、結婚(良縁)なども
あることから作者は碧霞元君を男性神格だと思い込んでた可能性もあるかも。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/09/05(土) 10:08:22.42:Xd11xG590
他にも潼関戦で名前が出てこない金氏が封神されるのが衛房聖母元君だけど
衛房聖母て臨水夫人こと陳靖姑のこと。
人民のために雨を祈りお腹の子と一緒に亡くなって安産の神になった立派な女神で
数合わせで適当に名前考えて穴埋めしといた的な雑な扱いをしていい神ではない
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/09/11(金) 16:18:03.90:HiVT61pi0
二階堂先生訳の封神演義巻末の解説を読むと
碧霞元君は神格をばらされて信仰力の減退でも狙ったのかな?と疑ってしまいそうになる。
伝播力なら小説などは物凄いものがあるだろうから民衆達向けに
碧霞元君とは様々の神格の集合組織の名称であり、特定の1柱の神を指す者ではない
と伝えて泰山府君、東岳大帝の信仰力を守ろうとしたとか?
封神計画の首謀者達の絶対的な力と秩序の施行といい、ここでも儒教道徳的な臭いが強烈ですな。
民間信仰が宗教の権威を上回ることは許されない、というのも封神演義のテーマの一つにも思えてきた。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/09/12(土) 12:10:46.31:PgYcq+6f0
有名な殷郊の神話の改変に代表されるように従来の殷周の物語から
全体的に儒家風味に改変されてたりするしな
まともな道士が書いてたらこんなんになるわけないから
普通に作者は科挙に落ちた知識人だろうし
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/09/12(土) 13:37:49.73:P6bWDSRh0
三国演義、水滸伝、西遊記らは
儒教道徳の臭みを振り切って、小説道を全うしたから
大作になりえたんだな。
三国演義は儒者への媚びが見受けられる部分もあるけども
民間伝承発の怪力乱神大いに語りきな特徴が史書への擦り寄りを遠ざけている。
水滸伝は禁書扱いものになりそうなレベルだし、西遊記も背景を持たない孫悟空は
大層な肩書を持つ天界の神をシバキ倒し続ける話は純粋に見ていて気持ちいい。
冥府に行って自分と仲間の鬼籍を削る、西王母の仙桃を無断で食う
斉天大聖などというオリジナル称号を勝手に作って名乗る、など成立道教の面目を
潰しまくる姿も権威社会への反骨ヒーロー感があって面白い。

封神演義も面白いんだけど、やっぱりどこかに権威依存の臭みみたいなものが
あるのよね。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/09/14(月) 02:06:53.28:3wR1Lce80
「ミュージカル封神演義」に第2弾 太公望役の橋本祥平が続投
2020年9月11日 19時0分 写真:ステージナタリー
ttp://https://news.livedoor.com/lite/topics_detail/18882562/

「ミュージカル封神演義」次作に橋本祥平が続投、趙公明役の平野良ら新キャストも
2020年9月11日 19時0分
ttp://https://natalie.mu/stage/news/396038

「ミュージカル封神演義-開戦の前奏曲(プレリュード)-」が、10・11月に東京と大阪で上演される。

ttps://ogre.natalie.mu/media/news/stage/2020/0911/hoshinengi2.jpg
「ミュージカル封神演義-開戦の前奏曲(プレリュード)-」ビジュアル

本作は、藤崎竜によるマンガ「封神演義」のミュージカル化作品。昨年1月に上演された「ミュージカル封神演義-目覚めの刻-」に続くミュージカル版第2弾となる本作では、脚本を葛木英、演出を吉谷光太郎が担当する。

出演者には太公望役の橋本祥平、楊ゼン役の安里勇哉、ナタク役の輝山立、武吉役の宮本弘佑、太乙真人役の荒木健太朗、四不象(操演)役の吉原秀幸、妲己役の石田安奈、申公豹役の大平峻也、聞仲役の畠中洋が続投。
このほか新たに、黄天化役の太田将熙、黄飛虎役の宮川智之、殷郊役の長江崚行、殷洪役の田口司、姫発役の松井健太、そして趙公明役の平野良がキャスティングされている。

橋本は「たくさんの方が封神演義と青春を共にしたと思います。もう一度皆様の青春を背負わせて頂き、更にたくさんの方に魅力をお届け出来る様に作品と真剣に向き合いたいと思います」とコメント。
「何を隠そう、封神演義、と言いますか藤崎竜先生の大ファンです」と言う平野は
「一風変わっていてギャグ要員、強敵でもあり圧倒的な存在感を放つ趙公明を演じる事ができ、夢のようです。芝居は勿論、歌も戦いも、華やかに賑やかに麗しく、作品に彩りを加えられるよう頑張ります」と意気込みを語っている。

公演は10月23日から11月2日まで東京・品川プリンスホテル ステラボール、6日から8日まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて。チケットのオフィシャル最速先行への申込は、本日9月11日から16日まで受け付けられる。
(略)
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/09/14(月) 02:08:51.01:3wR1Lce80
流れを豚切りしてすみません
名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2020/09/14(月) 10:45:06.17:W2BgO6LX0
ミュージカルは去年に引き続き続編できたから割と評判良かったのかな。

フジリュー封神は二階堂先生はじめ、このスレだとアンチ多そうだけどw
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/09/14(月) 19:01:18.38:7nhLfKYv0
まあ、知名度を上げたと思えばね。
後、本人は知らずにやってそうだけど伏羲(太公望が変身)とか女媧がラスボスとか
中国古来の祖神を道教の最高位神仙以上に扱っていることは、道教を侵略者と思っている祖神信仰者達から多少ウケはいいかも…しれない。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/09/14(月) 23:14:25.76:8uAjVKkt0
あとついでに仏菩薩はもとは中国の仙人という寝言を無邪気に肯定してたり、
世界中の神々の中でも女媧たち中国の神の五柱だけは宇宙人という形だが本物かつ実在で
各国の神々は中国の神から力を与えられたか受け継いだ存在、
もしくは女媧の好き勝手を止められる力はないか、元始天尊たちに先を越される程度の存在
てことになってたりするあたり、原典もそこまで中国の神SUGEEEなんてやってないのに
日本人なのに中国の神々をすごい持ち上げてるから意外と文句なんてないんじゃないのかね
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/09/19(土) 08:57:07.67:TwNNe1yR0

フジリュー版も最後は神位とか役職はなさそうだけど神として働いてたのに
封神を神に任じる(封じる)じゃなく封印の意味だと勘違いして
関羽や悟空と同僚の、現在進行系で信仰されてる神々だとは認識してない、
そういうのは伏羲や女媧や老子といった大物の数柱だけで
普賢や文殊みたいな日本人にも馴染みのあるのもいるのに
他の大多数は本当に現実で神として祀られてるとは思ってない人がほとんどだけどな
西遊記でもお馴染みの神や仙人や仏も多いが哪吒しかいないことにされがちなあたり実は西遊記もヤバいけど
名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2020/09/19(土) 12:11:24.17:K38U6CoA0
フジリュー版は超未来の話なんでw

封って単語って、そうか封印とかそっちの意味が一般的か
封建制なんて歴史でしか使わないしね
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/09/19(土) 13:32:37.69:h2FnlgUk0
当時は安納版か、原典版に近い翻訳本かも分からなかった身として
フジリュー漫画はよく叩いてしまったなあ…。
若気の至りだったというべきか、社会を知らなかった学生だったので
権威主義に魅力を感じていたのかもしれない。

多少は宗教のことも勉強して、祖神などは設定は物凄い(宇宙創造神、根源から生まれた存在など)けど、神の本当の「強さ」を決めるのは人々の信仰心の高さであって、宗教上の設定ではないと知ったら封神演義に対しても色々と考えられるようになってきたかな。
宗教上の設定はフィクションだけど、信仰力はノンフィクションだからね。
三清の絶対的な設定と権威を超えることなど許さん、と考えていた時期には
民間信仰を疎んで自分がいたな。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/09/20(日) 11:31:12.82:VZOx85dx0
まあフジリュー版は封神演義・演義なので
安納版もそのままトレースするつもりはなく
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/09/20(日) 11:40:27.23:VZOx85dx0
雷公鞭とはどこから来たのでしょう?
フジリュー版というか安納版にしかないらしくて
最強の宝貝なのにそれで良いのかと
元になった話が封神演義とは別にあって、そこから取ったとかかな

あと、氷属性の最強宝貝もないと不自然
(バスタードのカル=スみたいな仙人はいない?)
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/09/20(日) 22:49:44.47:rtofb9sQ0
雷公鞭はどうも台湾の伝承らしいが
安納もふれた文王拉車と今は三つ目の二郎真君、
安能もふれてない比干がなぜか趙公明と対になる文財神になってるなどのように
封神後に作られた封神の講談、演劇、伝説で微妙に原典と違った変化をしたけど
今は有名で一般的になってるそれらと違って雷公鞭は中国人にも安能オリジナルだと思われてるし申公豹も雷神として祀られてないのが問題。
火神の羅宣、劉環、黄天化が火系宝貝、疫病神の呂岳たちが病気系という具合に
封神先の職能に合わせた宝貝持たせてるのに普化天尊や天君、雷震子をさしおいて
雷神でもない申公豹に雷公鞭?とかいろいろあるけど
フジリュー版は神話に興味ない、こだわりない一般層相手だからそれはそれでいいのだろう。

あとまず氷以外も火の最強は威力は五火神焔扇?範囲は羅宣のどれか?とか基本の五行の最強宝貝って何よとか
よく考えると水神は龍王に二郎神に玄天上帝とたくさんいるけど氷が専門の神って封神どころか中国神話にいるの?とか
まず封神に出てこない神や仙人や武器防具道具(宝貝)のほうがずっと多いのにそれらをさしおいて封神の中だけで最強決めても…とかいろいろ問題ありすぎ
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/09/20(日) 23:13:55.80:XZ6xs5/k0
いや多分姜子牙が術で殷軍を岐山で凍死させたのが限界じゃねえかな。
西遊記には煮えたぎった油鍋を冷やす冷竜ってのは出てきたけど、それ以外はこれといって。
確か雪将軍とかいう神が居たみたいだけど、正体は不明。
うろ覚えだけどある時代の張天師が時の皇帝に請われて乞雪の祈祷をして、請召したのがこの神だったとか。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/09/21(月) 17:18:52.75:Jp5Wb9VB0
土属性でも割とあるのに
やはり風土によるものなのかなと想像しました
(日本人なら地震や津波の宝貝を考案するかも)
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/09/21(月) 17:22:59.03:Jp5Wb9VB0
雷神でないのに雷属性の最強宝貝持ちは確かに不自然
あと、台湾に伝承があるなら福建の風土が生み出したものかなと想像してます
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/09/21(月) 20:57:09.03:YutecrXR0
封神の異説というか民間説話は、元が原典小説を更に講談師や旅の劇団などがウケ狙いで改変したネタを
更に庶民が各地の習慣やら個人の思い付きを付け加えたり改変するので、原典(とはいえ原典自体が数パターン存在し、現行の流布本は清末にやっとほぼ固定)からの乖離が多く
内容も語句の意味も余り深く考えてないのが普通。また語られた当時では意味が判るが、現代人や外国人には理解出来ない展開も多い。
大体が単発のエピソードを改変してるので前後の脈絡が通じてなくても平気だし、そのエピソードでだけやたら登場人物が強くなったり弱くなったりするのもままある。
更に近代〜現代に新規の廟の創立の時に、霊能者のタンキーのお告げや飛鸞のお告げ
はたまた創立を志した人物が夢で見た、などの内容が封神の「神から教えられたエピソード」として流布されたのもある。
大陸は当然本場だからそれらは豊富だった筈だが、恐らくかなりの説話が文革などで逸失してるだろうし
台湾やシンガポール・マレーシアなど華僑の巫覡文化は楚巫・南巫の流れが色濃い福建の影響が大きいので
巫個人の思い付きの側面は強くなりがち。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/09/22(火) 10:35:19.11:PqqhqiJo0
道教系の「雷」って神罰の執行とかだよね。
安納氏は申公豹を使って闡教やそれに加担する祖神、西方仏土を罰したかったのかな?
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/09/22(火) 22:45:09.21:UNV8mEmJ0
ただ安納版の申公豹は原典のすでに周の丞相やってる子牙を殷に誘ったり
聞仲の敵討ちを誓ったりするのと違い、子牙を嫌いじゃないし殷もそんなに好きじゃない、
原典の自分の誓いを強制的に守らされ北海眼に閉じ込められ生きながら封神されたのと違い
安納版は自分で北極に隠棲したが封神はされてないなど動機や結末は違うが
やることそのものは原典と同じく殷郊らを師に逆らわせたり、呂岳羅宣ら截教の門人を小出しに下山させたりと
無闇に戦闘や死人を増やしたりと、結局天命や闡教の妨害どころか手助けにしかなってないわけで…
老子製の宝貝の中には雷公鞭より強いのはあるといってるってことは教主たちには勝てないってことでもあるし
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/09/23(水) 10:25:29.84:WQcz6n0X0

強引ですまんけど、氷は中国においても北の寒冷地獄ということで
地獄の長官の鄷都大帝の兼任機能だったのはないかな…と推察してみる。

水は生命の維持や、作物の育成など明るいイメージがあるから
五行相克の概念にもあって万物流転の一部を担えると思うけど
氷のように全ての動きが停止して、厳冬の寒さの如く生物の気力を奪うようなものは
地獄の範疇と同義で見られてたとか?
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/09/25(金) 09:00:06.69:JjO7d8pX0
子牙は万神の総領であり氷の神という狭いカテゴリーの神ではない、
封神的には氷属性の代表は刀のように鋭い氷山と氷塊で上下から押しつぶす寒冰陣の袁角だけど
袁角は雷部二十四天君なんで袁角自身は雷神に属する、
西遊記の冷竜は北海龍王によると自己煉的冷龍、羊力大仙が自分で錬成して作ったものらしく龍王に捕まる程度の存在なんで
氷部とか氷や雪を専門に扱う部門はなく、雷部や水部の中の雷や雨を司る雷神や水神が氷や雪も扱うって感じなんだろうたぶん。

水部を率いる水徳星君に封神されるのが、水計を使うどころか雪で大敗した魯雄ってどんな判断だ
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/10/01(木) 09:52:11.66:kMDKIwPe0
平妖伝にでてきた天上の至宝といわれる上界の四母、気母と風母と雲母と霧母みたいな
混沌が分かれた時にできたもの、自然現象を操るんじゃなく司るもの、自然現象の概念そのもの、
黄帝が蚩尤を討った時に使われた霧そのものといういかにもな神話的な背景やエピソードがあると最強だと思える。
封神の四本の宝剣は九龍沉香輦の蓮一枚落としたりしてるけど誅だの戮だの名前が物騒なだけで何かを司ってるわけじゃないんだよなあ。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/10/07(水) 19:01:08.90:nOwYXfv/0
○○系最強といっても風系は西遊記だったら定風丹、そのパクリの定風珠で無力化
火系はたとえ五火神焰扇でも陸圧とたぶん燧人には無意味という具合に
どの宝貝もなんだかんだいってなんらかの対策はありそう
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/10/16(金) 11:52:34.54:zOAPFBOC0
映画の封神伝奇の申公豹は剣でも珠でもなくムチもってたし
13〜14年のドラマの封神英雄榜では子牙も申公豹も若いらしいと
向こうもフジリューの影響は受けてそうなんだけど
申公豹の扱いそのものは封神伝奇も封神英雄榜もファン・ビンビンのもアニメの魔童降世も
殷の国師で殷寄りだったり人をそそのかす悪役で極端に強いわけではないとわりと原作と大差なく
決して日本ほどフジリューが絶対的な位置ではないんだよな
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/10/21(水) 23:01:15.03:vPO9irtL0
申公豹が強くてもね…

目的が封神計画の阻止で、虐げられし截教徒の救済
尚且つ、道の極意を会得する権利は人間以外にもあると鴻鈞道人にも
直談判し、その権利を勝ち取る
彼の改革よって、後の世では深山に篭って道を会得する仙狐なども現れて
仙道は森羅万象あらゆるものに与えられることとなった

こんな反権力ヒーローだったら、仮に教主クラスの実力者でも
面白かったかもしれないけども…
北欧神話のロキ並な悪乗り野郎というイメージしかないんだよなあ
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/10/22(木) 16:31:21.73:TjX2eEqI0
まあ申公豹が強かったら人をけしかけずに自分でやれってなるしな
原典の申公豹が雷光鞭なんてもってたら火霊聖母戦の直後の直接対決で子牙殺せるし。すぐ蘇生されるだろうけど

申公豹も移山倒海の術は使えるようだから子牙と互角か上かもしれないけど
首を斬ってもしばらく死なないだけで首を生やせないってのは西遊記の虎力大仙程度の実力で袁洪(と悟空とおそらく楊戩)以下…
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/10/22(木) 22:39:15.25:h7QaogIV0
申公豹も散人ライフを満喫すればよかったものを…(五夷山はフラグ立つのでNG)
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/10/24(土) 23:16:42.85:tsAjUy5S0
申公豹は幾千年も逍遥してたのならそのまま逍遥しとけば立派な仙人でいられたのに
なぜ自ら率先して成湯を保ち紂王を扶けるなんて出家らしからぬことをいいだしてやりだしてしまうのか…
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/10/25(日) 14:34:03.47:cuYU4MbN0
申公豹の師匠は一応、元始天尊なはずなのにね。
道の化身から直々に教えを受けたのに身にならなかったのか?
それとも封神演義の元始天尊の人間贔屓な部分が気に入らなくて
人間の怠惰、卑猥、強欲と劣ってる部分を仙界のトップたちに見せようとしたかな。
となると、なんだかルシファーみたいにも見えてくる。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/10/28(水) 20:25:43.33:P7HEiD5H0
子牙は法術で惑わす
龍鬚虎は子牙の肉で寿命を延ばせると唆す
菡芝仙と天君と彩雲仙子は聞仲との友情で助けにいかす
三姉妹は兄弟姉妹愛をつく
土行孫は人間の富貴を修めることを勧める
呂岳と羅宣は截教のほうが優れているというプライドを刺激
殷洪は紂王を殺し殷を滅ぼしたら社稷が奪われ宗廟の先祖に顔向けできなくなることを説く
馬元は天に逆らう大悪を討つことを説く
申公豹の仕業だと明言されてないが羽翼仙は子牙たちに羽を毟られ筋骨を抜かれると誤情報を流す
殷郊には親や先祖に対する不孝の方向の説得が駄目だと悟ると弟の敵討ちに変更
と的確に仙人だったら捨ててるはずの部分をつくあたりたしかに悪魔的だと思う
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/11/05(木) 17:49:23.48:usYdMpZu0
申公豹に唆された連中のこと聞いたら芥川の杜子春の鉄冠子だと仙人の才はないといいつつも人間らしいと認めてくれそうだが
杜子春伝の道士だとてめえらに仙人の才はねー!と薬炉をぶん投げてブチギレそう
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/11/07(土) 00:16:06.43:DFzVpJyT0
まあ、神仙のトップですら

南朝梁〜隋:元始天尊
唐:太上老君
宋〜清末:玉皇上帝
清末〜現代:関聖帝君

と、変わってきてるからね。
元始天尊や太上老君は道士に
尊崇された上古の存在。
玉帝や関帝は民衆の信仰から頂点になった元人間。
(光厳妙楽国の王子が普通の人間だったかは不明だけども。)

関帝や媽祖なんて神仙伝を著した葛洪などは
民間上がりの存在など邪道と認めなさそう。

古代においては仙人や道士の意味合いも儒家と大して
変わりないレベルの特権階級意識を感じるのよね。
封神演義の頂点にいる存在がそういう連中の性格に酷似してるってのも
なんとも面白いものではあるけども。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/11/07(土) 01:17:27.75:WgsPDJ010

そらそうでしょうよ、芥田はあくまで明治大正の「近代西洋の人間主義」を背景にしてるから
古代から近世の東洋神秘主義の道教や神仙思想とは全くベースが違う。
近代西洋の人間主義は、人間性を圧迫してきた中世ヨーロッパの絶対的キリスト教主義よりの相克の中から生まれた物だから
そんな絶対的に人間の精神や生活を規定する物を相克して出来てきた訳でなく、東洋の自然と人間を背景に自ずと生み出された道教や神仙思想と考え方は全く非なるもの
中華での人間の精神や生活を規定したのは儒家だけど、道教のベースの一つの道家は儒家とほぼ同時代スタートのライバル思想だし神仙思想は更に別
また道教発生にはインド以来の遁世傾向の強い仏教の影響は外せない。
あの鉄冠子の実体は中華コスプレした「西洋かぶれな大正の日本人」なんだよ。東洋神秘主義とは全く別物。芥田でなく幸田露伴ならばちゃんと東洋主義の鉄冠子で杜子春と接したろうな。
そんな芥田のエセ仙人に評価されてもねぇ…進歩主義近代人にはなれても仙人にはなれませんわ。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/11/11(水) 17:34:58.30:qDllk+iq0
黄天化が魔家四将戦で一回死んでも叱って薬と攢心釘与えただけ、
偈を詠むくらいには心配したが敵討ちはしない道徳真君、
韓毒龍と薛悪虎が死んだとき嘆くけど陣を破ろうとしない道行天尊、
殷洪が逆らって戦うときは怒ったが太極図で殺す時には泣く赤精子、
殷郊が逆らって口答えしたら怒る広成子、
子牙に送った手紙に土行孫が死んだときは泣いたと書いてる懼留孫…

截教と違って十二弟子は弟子の敵討ちのため下山したりしないからさすが…
と書こうと確かめに読み返してみたらこいつらも全然怒りや愛を捨て去ってないじゃないか!ってなった
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/11/11(水) 20:33:34.03:MRjFkxqk0
まー闡教、典型的ダブスタ集団っスから…教主から末端の弟子まで。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/11/18(水) 17:26:36.46:/WevylXQ0
さすがに闡教は周家は(約)八百年(程度)の命運だと割り切ってたり
用が済んだら定命ですでに周の丞相やってる子牙を残して
上も下もさっさと山に帰るあたりは本気で富貴とか世俗のことはどうでもいい模様だな
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/11/20(金) 14:30:01.33:/RASV6W70
申公豹は子牙の後に元始天尊の弟子になる前の数千年は
独学とか他の仙人のところで修行してたりふらふらしてたりしてたんかな。
その間にいろんな山や島に行って截教の仙人と友人になってるのはわかるが
ケ九公に自分の名前で土行孫の推薦状書いたり、
それを読んだケ九公が申公豹?誰だよ?じゃなく土行孫を採用しなかったら申道友が気を悪くすると気を使ったり
申道兄といったりもするあたりは謎。
まさか趙昇と孫焰紅が火を吹いたりするのや、五光石の出処は申公豹か?
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/11/21(土) 13:58:30.22:V/n++nyO0
すべては天命のままに

物凄いパワーワードだよな
神仙上のヒエラルキーでいう「命令」ってのは
森羅万象の摂理を司る側(玉帝)とその中に生きる側(三清をも含む仙人達)と
言えるほどに絶対的な差でもあるんかな
まあ、三清が道士にしか人気がなく、玉帝が国家&国民に大人気なら
ヒエラルキーの逆転は十分にわかるけども
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/11/26(木) 14:08:02.40:1OiOX+8E0
個人的には天命というと普通は自然にそうなるもの、
人間が逆らおうとしても結局最後は自然とそのようになってしまうものというイメージがあるんだが
封神のはむちゃくちゃ人為的で作為的、滅紂興周や封神される人員あたりの基本的なことは神仙の上層部みんなで決めたことは確かだけど
イベントのスケジュールや人の生き死そのものや死ぬタイミングとかはその場その場の対応だったり、単に闡教の仙人の行動の正当化にしかみえんわけで…
殷郊たちは周を助けるのが天命なのか、天命に逆らって誓いどおりに死ぬまでが天命なのかわからん。
三十七回で子牙が申公豹を忠告通り無視してたら、どう数えてるのかよくわからない三十六路の征伐は起こらなかったのか、
まず本気で元始天尊も南極仙翁も三十六路征伐を止めたかったら申公豹を拘束するか、子牙の助命嘆願を無視して申公豹を斬るかすればいいはずだし
三十六路征伐は天数だから変えられないなら忠告する必要も意味もないのだが、天命や天数は絶対なのか行動次第で変えられるのかわからんとか他いろいろ。
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/11/30(月) 15:54:12.07:/6IH/kfD0
封神演義を「怒」で全文検索してみた
ttps://ctext.org/fengshen-yanyi/zh?searchu=%E6%80%92
凡人はしょうがないとして、子牙や哪吒たち下山して周に常駐してる闡教の道士もよく怒っててまだ未熟者扱いなのがわかる。
截教は上の教主から下まで怒ってるあたり截教を仙人ではなく神、死ぬ運命から逃れられない集団として扱ってると思われる。
孔宣と楊戩も何回か怒ってるあたり道術は仙人級だが精神修養はまだまだなのだろう。
闡教の仙人は殷洪の件で怒る赤精子、殷郊だけじゃなく亀霊聖母と多宝道人の三件ある広成子は…修行のやり直しかな?
名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2020/12/08(火) 14:55:12.67:SoqiFzYW0
三十六路の征伐で確定してるのが龍鬚虎が楊文輝に負けた直後に数えたら三十路と言ってるんで三十路は楊文輝
三十二路が羽翼仙
三十六と見せかけて三十五路が洪錦(と季康たち軍隊)
三十六路が孔宣(と高継能たち軍隊)

三十三路が殷郊(と温良馬善)で三十四路が羅宣(と劉環)でいいとして
三十一路候補が呂岳、殷洪(と二龍山の天君ども)、馬元、張山(と軍隊)と4つもあるんだけど…

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