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やめられない♪とまらない♪かるびぃぃぃい かっぱ


おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2006/11/11(土) 02:33:07ID:???
「えびせん」
と彼女は静かにつぶやいた。
僕は手に読みかけの本を閉じ、もっていた食べかけのスナック菓子を彼女に渡した。
彼女は本を読みながらも無言でそれを受け取った。
こちらには顔も体もむけず、袋にも対して目も向けずに、側面の脂に気をつけながら、しかし確実に袋の中から3つえびせんを取り出した。
みっつのえびせんは彼女の指にもてあそばれつつ、ひとつ、またひとつと、彼女の口の中へと入っていった。
そんな情景を、焦点もさだめずに眺めていた。
『いつからこうなってしまったのだろう』
ふと、そんな考えが思い浮かぶ。
僕は彼女の袋を強引に奪い取った。
ビックリした表情をこちらに向けてきた。
「なに?」とでも言いたそうな、しかしそんなに重要でもない顔をこちらに向けている。
いつまで続ける気なのだろうか。
ふと、イライラしている自分に気付く。
袋に視線をおとし、何も考えずにそれを握りつぶした。
瞬間、彼女は小さくアッと声を出す。本をもっていない手がほんの数センチだけこちらに動いた。
しかしそれだけだった。
そのまま二人は止まり、僕が彼女に視線を向けると、やっと彼女は目だけをこちらに動かした。
「なにやってんの」
何を怒っているんだろう。
何故怒られているんだろう。
子供のように、理不尽にはむかいたくなる。
しかし、何も言わない。
ただ考えているふりをする僕がそこにいた。
そんな自分を認識してしまい、逃げ場がなくなった。
僕は「ごめん」と一言つぶやき、黙った。
彼女は「ふーん」と繋がりの無い言葉を繋げてまた本へと視線を戻した。
少しだけ、また焦点のさだまらない視線をそちらに向けて、
袋をゴミ箱に捨てて、僕も本を開いた。
馬頭琴 [sage] 2008/01/15(火) 00:56:17ID:???
毎朝の、苦しい車内。
ウォークマンで耳を塞ぎ、目をつぶり、密接した空間で、何とか自らを隔離させようと、ジッと押し黙って立っている。
ふと、曲と曲との切れ目で、耳に届いたアナウンス。
「グリーン券を車内でお買い求めの場合、駅での発売額と異なりますので、ご了承ください」
鳥肌がたった。
普段、何気なく聞いていた声、落ち着いた女性の声で、淡々と放送されるものの中、僕は気付いてしまった。
「ご了承ください」の一言だけ、ひどく鋭く、恐ろしい雰囲気を放っているのを。
安心の声が、何故かそこだけ、命をとるかのような脅迫めいた声だった。
それに気付いて以降、僕は耳を開いた。
車内放送に耳をかたむけ、その「ご了承ください」の一言をきくたびに、不思議な快感を得ていた。
毎朝に、ほんの少しの刺激。
熱中できるものも、人もいない僕には、とても新鮮な時間だった。
馬頭琴 [sage] 2008/01/15(火) 00:57:35ID:???
仕事の無い日、家にいた。
インターネットで車内放送のCDがあることを知った僕は、すぐにCD屋に出かけたのだが、
そんなレアなCDなど置いておらず、お取り寄せになった。
到着予定は金曜日。
あの放送が、いつでも、聴ける。
随分と幸せな気持ちになった。
馬頭琴 [sage] 2008/01/15(火) 00:58:50ID:???
待ち遠しい一週間が過ぎ、待ちわびたお届け日がやってきた。
そんな日に限って残業が長引く。
イライラしながらも、驚異的な集中力で、仕事を片付けた。
自分に驚いた。
こんなこともできるんだな、と、それは小さな呟きだったが、そんなことよりも僕はCD屋の閉店が気になって仕方が無かった。
ギリギリの時間だったが、何とか間に合い、僕は念願のCDを手に入れた。
幸せの週末で胸をいっぱいにして帰路につく。
馬頭琴 [sage] 2008/01/15(火) 00:59:31ID:???
ただいま。
誰もいない部屋、今日だけは輝いているコンポ。
さっそくかけてみる。
部屋に車内放送が流れた。
不思議な感じだ。
僕は待ちきれずに、さっそく一番好きなフレーズを長そうと、ドンドンとアナウンスを飛ばしていった。

「グリーン車は4号車と5号車です。グリーン車をご利用の際にはグリーン券が必要です。」

「グリーン券を車内でお買い求めの場合、駅での発売額と異なりますので〜」

「ご了承ください。」

違う。
何かが違うのだ。

「ご了承ください。」

やはり、違う。
部屋だからだろうか。
確かに、あの声色、特徴、すべて同じ。
当たり前だが、同じ音が流れているのだ。
けれどもそこに快感がない。
僕の脳を刺激する、不思議な空気が僕を満たしてくれないのだ。

哀しくなって、僕はCDを捨てた。
馬頭琴 [sage] 2008/01/15(火) 01:01:55ID:???
結局、列車に帰ってきた。
車内の空気、そこを伝わる声でないと、僕は感じないのだ。
毎朝の声に浮かれ、車掌の喋りが入ればイラつき、電車が目的地につけば落胆する。
そんな日々をまた繰り返すのだ。
阿西 [sage] 2008/01/15(火) 01:05:34ID:???
え、おわりなの?
馬頭琴 [sage] 2008/01/15(火) 01:06:51ID:???
まだ半分くらい
馬頭琴 [sage] 2008/01/15(火) 01:09:36ID:???
週末に、山の手線へ出かけた。
今日は一日中回っていようと、ピクニックへ行くような気分で、ウキウキと僕は出かけていった。
一日ずっときいていたら飽きてしまうんじゃないだろうか、なんて心配をしたりしてみたが、まったくの無駄なことだった。
朝も早くから出かけ、もう夕日が差し込んでいるというのに、足りないくらいで
夕日の赤が少し寂しさを引っ張り出してきて鬱陶しかった。
馬頭琴 [sage] 2008/01/15(火) 01:10:24ID:???
夜になり、遊び帰りの若者や、酔っ払いなどが増え始める。
騒がしくなってきて、放送がききづらくなった。
僕は座れるのにスピーカーの近くに立って、僕は僕なりに酔っていた。
この声のすべてが愛しい。
馬頭琴 [sage] 2008/01/15(火) 01:14:50ID:???
突如、怒鳴り声が愛をかき消した。
すぐ隣で酔っ払いが、気の弱そうな若者に絡んでいる。
すぐに、済むだろう。
僕は酔っ払いの大声だけでなく、緊張と苛立ちで愛しい声がききづらくなっている状況に嫌悪した。
かすれ、とびとびできこえてくる。
その間、何を言っているかなんて、とっくに覚えてしまっているけれど、
そうじゃなく、僕は音を脳に響かせたいんだ。あの人の声を。
馬頭琴 [sage] 2008/01/15(火) 01:20:52ID:???
うるさいな。
本当に、うるさい。
右手にもったアーミーナイフで、強く口をつぶしてやった。
男は黙った。
あぁ、静かに、と思ったら、すぐに別の声が大きく響く。
その声を、一つ、一つ、潰していく。
いつしか、やっと、静かになった車内に、アナウンスが流れる。
「この先、電車が揺れますので、ご注意ください。お立ちのお客様は、つり革や、手すりにおつかまりください。」
僕は、ぬるりとべとつく手で、つり革につかまった。
馬頭琴 [sage] 2008/01/15(火) 01:22:54ID:???

「車内放送」

失敗作。1時間で書ける内容じゃなかった。
先を急ぎすぎてスカスカ。ひどい有様。
一回ざっと書いて(の状態)、これに肉付けしていって、そんで発表にすりゃよかったね。
書き込みながら書いてくってやり方はやめた方がいいと思った。今回の反省。以上
馬頭琴 [sage] 2008/01/15(火) 01:25:18ID:???
最後もっと描写しっかりやるべきでした。
馬頭琴 [sage] 2008/01/15(火) 01:28:20ID:???
【反省点まとめ】
・恋不足。あれじゃ足りない伝わらないかるびぃぃいいい。
・アーミーナイフの伏線忘れ。オタクキャラをもっとかかないと駄目。
・クライマックスの描写不足。あれじゃポエム。もっと惨劇を描写すべき。
・「だった」の多用。しつこい。
馬頭琴 [sage] 2008/01/15(火) 02:12:14ID:???
部屋に男と女が2人。
まんなかにはコタツ机。
二人はテレビをぼけっと見ている。

茶筒アップ。
すぽん
茶を急須に入れる。
急須にお湯を入れる。ちょっとひたす。
二つの湯のみにお茶を入れる。
女「はい」
男「おう」
女は男に茶を渡して席につく。

間(女は茶を飲んだり、茶筒をすぽすぽ鳴らしたり)
馬頭琴 [sage] 2008/01/15(火) 02:12:50ID:???
『雑談シーン。アドリブでどうぞ』


女「あ、お茶ないね。入れるよ」
男「あ、あぁ、・・・ありがとう」
女はお茶を入れる。
男にお茶を渡す。
女「はい」
男「ん」

間(女は茶を飲んだり、茶筒をすぽすぽ鳴らしたり)

男「さっき、お前、俺の話聞いてた?」
女「聞いてたよー」
男「何の話してた?」
女「えーっとねー。の事。」
男「ん・・・うん」

間(女は茶を飲んだり、茶筒をすぽすぽ鳴らしたり)
馬頭琴 [sage] 2008/01/15(火) 02:13:14ID:???
『雑談シーン。アドリブでどうぞ』

女「あ、お茶ないね。入れるよ」
男「あ、あぁ・・・」
女は茶を入れる。
男に茶を渡す。

間(女は茶を飲んだり、茶筒をすぽすぽ鳴らしたり)
馬頭琴 [sage] 2008/01/15(火) 02:14:13ID:???
男はテレビを見ている。
お茶はもらった状態のまま机においてある。
しばらくして女は男の方をみる。
女「お茶飲まないの?」
男「うん。今はいい。」
ちょっとした間
女「冷めちゃうよ?」
男「うん。・・・でも今は・・・」
女「お茶は熱いうちに飲めって言うでしょ!さ、はやく飲もーよ」(女軽くヒートアップ)
男「なんなんだよお前は!」(キレる)
女はややおどろく
男「お前なんなんだよ!人にやたら茶をすすめてさ・・・そんな飲めねーよ!
 お前なんでそんなに飲めんだよ!腹タプタプんなっちまうよ!
 だいたいその諺、茶じゃなくて鉄だろうが!"鉄は熱いうちに打て"だろ!。"飲め!"でもないし!」
女は軽くうつむく。ちょっといじける。
女「でも、お茶冷めるとおいしくないもん・・・。」
女はがっと男を見上げて
女「アツアツがおいしいんだよ?!」
男「うるせーよ!俺は猫舌なんだよ!知ってんだろーが!俺には俺のペースがあんだよ!
 飲みたくなったら飲むからゆっくり飲ませろよ!だいたいお前、茶にこだわりすぎなんだよ!
 なんなんだよ!お茶ヲタクかよ!うまいのはわかったから人におしつけんなよ!うぜーよ!」
馬頭琴 [sage] 2008/01/15(火) 02:14:45ID:???
無言。男は息が荒い(ハァハァ)
女は下をうつむいている。
間(しばらくたってから女は茶筒をスポスポ鳴らす)

男「その茶筒いっつもうるせーんだよ!(このへんで女は男の方を向く)なにスポスポならしてんだよ!」
女「いい音じゃん!」
男「よくねーよ!耳障りなんだよ!気になんだよ!!」

無言
男はあきらかにいらついている。
女はうつむいて茶筒を適当にかかえている。
間(スポスポは無し)
馬頭琴 [sage] 2008/01/15(火) 02:15:06ID:???
男落ち着いてからおっきくため息。
男「・・・帰る・・・」
女「え?」
男立って部屋を出て行く。
女は目で見送る。

ちょっと間

女落ち込む。
お茶を飲み干す。
湯のみをぼーっと見つめる。
女「ぬるいなぁ・・・」
ちょっとぼーっとしてから立ち上がり、のろのろとコンロへ行く。
女はヤカンで湯をわかす。
席について沸くのを待つ。
湯がわく。
女はちょっと急いでコンロに行き、ガスを止める。
ちょっとヤカンを見つめる。
そのお湯で茶を入れる。
席につく。
アツアツの茶を口に近づけて息を吹きかけてから飲む。
ちょちょちょっと飲んで、あんまりおいしくなさそーな顔をする。(がっかりな顔で湯のみを見つめる)
小さくため息をつく。
お茶を飲もうとして湯のみを口に近づけるが寸前でストップ。
結局飲まないで机に湯のみを置く。
茶筒を持って、少し茶筒を見つめて、スポスポ鳴らしだす。
ため息。
馬頭琴 [sage] 2008/01/15(火) 02:15:29ID:???
「ピンポーン!」
女「あ、はい」
女は茶筒を鳴らすのをやめる。
女は入り口の方を見る。
ちょっと間があって、さて入り口行きましょうか的にちょっと立ち上がろうとする。
そのとき男が部屋に入ってくる。男は右手に袋を持っている。
女「あっ。。。」
女は立ち上がるのをやめて元通り座り、男の方を見る。
男「ゴメン、言い過ぎた」
男はちょっと女の顔は見れないぜっ。て感じなのです。
女「・・・うん。私も・・・ゴメン・・・」(やや笑顔、微笑むくらい)
男「ほら、これ。。。そこの和菓子屋で買ってきた。。。やっぱお茶には甘いもんだろ?」
女、ぱぁぁぁっと笑顔。
男も笑顔。(よかったー的な)
女「ありがとう♪…でも、私甘いものダメなの」
男「お前なんなんだよ」
馬頭琴 [sage] 2008/01/15(火) 02:16:44ID:???

「茶筒」
こんな良い加減な台本で映画とってました。
台本式は、楽でいいね・・・。
阿西 [sage] 2008/01/15(火) 02:17:22ID:???
地味w
馬頭琴 [sage] 2008/01/15(火) 02:19:09ID:???
っていうかこのスレまで100いってないのかよ
馬頭琴 [sage] 2008/02/02(土) 20:10:58ID:???
「うわぁ!なんだい君は。僕のこの十二畳の部屋にズカズカと入ってこないでくれよ。
さぁ、出ていってくれ。ここは僕の、僕だけの十二畳の」
突然入ってきた女が動揺した男がつらつらと吐いていた言葉をさえぎる。
「聞いて!」
女は神妙な面持ちで強く男に言い放った。
一瞬、二人の間の時が止まった。
男は自分の膝に視線をやり、自分をゆっくりと戻す。
馬頭琴 [sage] 2008/02/02(土) 20:11:41ID:???
「なんだい、聞かないよ。僕はこの十二畳の畳以外に興味はないんだ。
いや、この十二畳の畳にだってそんなに興味はないんだ。
ただ、僕のこの十二畳の部屋に、
誰か、僕ではない人に踏み込まれるのだけはどうしても駄目なんだ。
意志でもわかっていることだよ、僕は、この畳に人の足跡が残るのが嫌なんだ。
体だって拒絶してる。こんなに嫌な気分はないよ、わかるかい?
僕は、今までこうやってこの部屋を守ってきたんだ。
君だって例外じゃない、さぁ、その畳に足を沈ませないでくれ、
すぐに出ていってくれ、この部屋は僕のものだ。」

女は片方の眉を少しねじりあげ、なきそうな顔で男を見つめている。

「嫌よ。私は十二畳の部屋なんてどうでもいいの、
私はその中にいるアナタが必要なのよ、
アナタを求めて、こうして足も重くなる畳の上で、
私はアナタをじっと見つめているの。
この視線にアナタは気付かないの?
気付かないでしょうね、気付いてもあなたは無視しようとするわ、
アナタにはこの十二畳の部屋と自分しか見えていないもの。」
馬頭琴 [sage] 2008/02/02(土) 20:12:35ID:???
あれ?
馬頭琴 [sage] 2008/02/02(土) 20:13:08ID:???
畳に触れる足に力がこもった。
女の目はこぼれそうなほどの雫で満たされていた。

「そんなことはない。
僕はこの十二の畳を手に入れるのに、どれだけ人と関わりあったか。
僕は、努力して、僕の汗で、僕のこの十二の畳を手に入れたんだ。
だから、君には僕を見ていてもらいたくもないし、
僕の畳に触れるなんて、もっとやめてほしい。」

最後だけ強く言った男は、さぁ、これでもういいだろう、出ていってくれ、というように女に背をむけて座り込む。
背中にかかる強い視線に、男は息をするのを忘れるほど意識を奪われていた。

「見つめることも許されないの?
アナタを見つめる女は私だけじゃないわ。
私はアナタの前にあらわれて、アナタを見つめた。
アナタは、だから気付くことができたのでしょうけれど。
私は気付いていたわ。私以外もアナタを見つめていたことを。」
馬頭琴 [sage] 2008/02/02(土) 20:13:30ID:???
少し、小ばかにするように言った女の表情に、
実際には見えてはいないが、男は声の調子から、そのようなものを感じ取り、
それに対抗するようにハッと鼻で笑い言い返す。
馬頭琴 [sage] 2008/02/02(土) 20:14:00ID:???
「どうかな、みんなこの素晴らしい十二の畳を見ていたんじゃないかな。
もしくは、この部屋の主としての僕に、
みんなは尊敬のまなざしをむけていたのかもしれないよ。」

無音が続く。
なんだか不安になって、男は女の方を振り向いた。
女はなきそうな顔で変わらず男を見つめていた。

「たしかにこの十二の畳はすばらしいわ。けれど私にはアナタしか見えないの」

男はこの言葉に、説明できない嫌悪感を抱いた。
中身のない、ただ言ったかのような、薄っぺらい言葉に男は残念な表情で返す。

「嘘だね、そうやって嘘をついて、僕の畳を踏もうとしてるんだろう?
結局は僕の畳を踏みたいだけなんだ。
足跡を残して、それで満足かい?さぁ、満足なら帰ってくれ。
まさか畳を持ち帰ろうなんて思っちゃいないだろうね。」

猜疑心に満たされていく。
所詮、自分の領域を汚すものでしかないのだ。
男にとって、ハエよりもうるさいその存在は、もう目にするのも嫌なほどだった。
このままでは、自分が理性的でない行動にでてしまうかもしれない。
そう直感し、それを抑えるためにも、男は強く防衛の意思を女にぶつけていたのだった。
馬頭琴 [sage] 2008/02/02(土) 20:14:22ID:???
「畳なんていらないわ、私はアナタを見つめていたいの。
駄目?アナタを見つめていられれば、私はそれで満足なの。
ただ、ときどきでいいから、私の視線を受け止めてほしいの。
だって、全部通りぬけてしまっては、私の、投げっぱなしの視線がかわいそうよ。」
馬頭琴 [sage] 2008/02/02(土) 20:14:46ID:???
かすれてゆく女声に、男は、はっと我に返った。
何故この女性がこんなにもなってしまっているのかはわからない。
だけれども、これを罵倒で返すのは、人間的じゃない。
そう思った男は、視線も、姿勢も、しっかりと女に向き合い、ゆっくりと息を整え、言葉を返し始めた。

「・・・すまない。君を受け入れることはできないよ。
僕は、僕には君のような女性はもったいない。」

慣れない断りに、言葉を探すのに時間がかかった。
けれども男は男なりに精一杯の言葉を返した。
窮屈を感じて、男は手を汗がこもるほどに握り続けていた。
しかし、女は一歩男に近づく。
その一歩によって新しく踏み荒らされた畳に戸惑っている男を見て、余計に哀しい表情を見せたが、
一歩の動きで、とまらない女は、そのまま前へと、大きな声で言葉を続けた。

「嘘よ!そうやって、嘘をついて逃げているの。
あなたは、自分を見てると言ったけれど、それも嘘よ。
アナタには畳しか見えていないわ。この素晴らしい畳に、アナタは酔っているのよ。
アナタが見ているのは、アナタが見ているアナタは、この畳の持ち主としてのアナタ。
アナタは何も見てない。私も、アナタも。」
馬頭琴 [sage] 2008/02/02(土) 20:15:25ID:???
男は、いまだ新しく踏まれた箇所を気にしていた。
髪をくしゃくしゃとかき、暗いためいきをこっそりと吐き出してから、女を見つめ返した。
はち子 [sage] 2008/02/02(土) 20:17:48ID:???
【猿対処】
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2008/02/02(土) 20:18:30ID:???
【猿対処2】
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2008/02/02(土) 20:19:14ID:???
【猿対処3】
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2008/02/02(土) 20:19:58ID:???
【猿対処4】
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2008/02/02(土) 20:20:25ID:???
【猿対処5】
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2008/02/02(土) 20:20:59ID:???
【猿対処6】
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2008/02/02(土) 20:21:24ID:???
【猿対処7】
阿西 [sage] 2008/02/02(土) 20:21:28ID:???
支援
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2008/02/02(土) 20:22:09ID:???
【猿対処8】
全然駄目だな
阿西 [sage] 2008/02/02(土) 20:23:12ID:???
しえn
阿西 [sage] 2008/02/02(土) 20:24:58ID:???
 
馬頭琴 [sage] 2008/02/02(土) 20:25:08ID:???
「そうかもしれないね。でもそれは悪いことじゃない。
僕はこの畳を見つめているのが好きなんだ。
この縫い目だって、一つ一つが愛しく感じる。
さぁ、出ていってくれ。
他にもいるだろう、僕以外にも、君が見つめたいと思う人間が。どうして僕なんだ。
僕は、君に答えることはできない。」

もううんざりだった。
踏み荒らす女にも。
何もできない自分にも。

「いい?あなたはどうしても私を受け入れることはできないと言ったわね。
でも、私がお相撲さんがいたとして、
アナタは同じ言葉を私に投げることがでいるかしら?」

理解できない表情で男は女を見つめていた。

「どういうことだい?
僕は君が儚い花売りでも、お相撲さんでも、僕の思ったことを言うだけだよ。
僕は一人だ。さぁ、出ていってくれ、この十二畳の部屋は、僕の唯一の世界なんだ。
たとえお相撲さんでも、この世界にいていい理由にはならないよ。」
馬頭琴 [sage] 2008/02/02(土) 20:25:31ID:???
女の表情がみるみると暗く、そして変わっていく。
ぐいとまた一歩男に近づき、二人はもう息を感じれるほどの距離にあったのだった。

「わぁっ!どうしたんだい。
どうしたんだい、その顔は。
まるで、鬼、いや、お相撲さんじゃないか。」

女はそっと男の胸に指をかける。
そっとなぞり、いとおしく男の目を見つめた。

「そうよ、私はお相撲さん。もう駄目、耐えられない。
アナタのその強情な理論を理解するだけの頭が私にはないの。
そんなに難しく考えることができる頭が私にはないの。
私にあるのはツッパリをすることだけ。」

女は男を強く突き飛ばした。
男はうわぁと叫び声をあげ、畳を転がっていく。
体勢をなおそうと、起き上がった男に、女はすばやく近づいていた。

「はぁ!ツッパリ!」

男をはたく音が部屋に響く。
痛みに声をあげる男。
部屋からは乾いた音と男の悲鳴が響き続けた。
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2008/02/02(土) 20:25:56ID:???
【猿対処】猿うざいよ猿
馬頭琴 [sage] 2008/02/02(土) 20:26:10ID:???
赤く染まる川原を、男が走る。
女がそれを追いかけていた。

「駄目だ!怖い!怖いよ!」

必死に、声をあげながら、走った。
体力のない男は、どんなに必死に走っても、女との距離は広げられず
むしろ距離は縮まってすらいた。

「まって!待って!止まって。
アナタらしくないわ!走って解決させようなんて、アナタらしくない!」

その言葉を聴いて男はピタリ立ち止まった。

「そうだ、何をやってるんだ僕は。僕らしくない。
体力にものを言わせて解決させようなんて、まったく僕らしくないじゃないか。」

男は女の方を振り向いた。
女も立ち止まり、はぁはぁと強く息を切らしていた。

「どうしたんだ、僕は。
ただのツッパリ、ただのお相撲さんじゃないか。
僕は、この全身に流れる電撃のようなものに、ただ言い知れぬ不安があるのか、
いや、怯えているのさ、僕は。」

目を見開いて女をまっすぐ見つめた。
女は息切れがとまらず、頭がゆらゆらとゆれていた。
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2008/02/02(土) 20:26:40ID:???
【猿対処継続中】
馬頭琴 [sage] 2008/02/02(土) 20:27:14ID:???
「ハァ・・・ハァ・・・
間違ってなかった。鉄壁といわれたアナタにもやはり打ち崩す点はあるのよ。
アナタはあらゆるものを拒絶しようとする。
けれど、やっぱりそうよ、一度触れてしまえば、アナタはそう、とてももろいものよ」

はじめて笑顔を見せた。
それはとても小さな笑顔で、男には感じ取ることができるかできないか、
その笑顔も、時の中にすぐに飛んで流れていってしまった。
男は結局それには気づかず、キラキラとした瞳を女に向けていた。

「あぁ、僕は、意志とは裏腹に、この手が、足が、
僕とは別のイキモノとなって君をからめとる。
この手が、足が。僕は、それにあらがうすべを知っている。
はるか遠くへと逃げればいいのだ。けれど、一度触れてしまったらもう駄目だ。
このまま僕は楽になってしまいたい。と思うかもしれない。」

男が一歩、女に近寄る。
もう手をのばせば届く位置にいた。

「そうよ、無理をする必要はないの。
あなたは今まで知ったような顔をして何も知らなかったの。
アナタの手が、足が、その穴埋めをしようとして貪欲に走る。
それを止める必要なんてないのよ。あってはならないの。」

女が手をそっと前に差し出した。
男はその手のひらをじっと見詰めた。
馬頭琴 [sage] 2008/02/02(土) 20:27:39ID:???
「あぁ、駄目だ!このままじゃ僕は、ついには自分に負けてしまう。
結局はこの手に、足に、僕の意志なんかは歯向かうことはできないっていうのか。
今までできていたのに、たった一つのツッパリで。なんて弱いんだ、僕は」

頭をかかえ、川原に叫んだ。
今までに無い苦悩に、男は破裂寸前だった。

「弱いのよ、私も、アナタも。意志なんて、ちっぽけなものなの。
どんなに強く、大きく、意志なんてものがあっても、
結局はツッパリ一つで崩れ去ってしまうのよ」

川原から、女に目を戻す。
赤く染まる女の表情がとても美しく見えた。

「あぁ、なんて弱い生き物なんだ。
僕は、ツッパリに、僕の20年間を否定されたのか、ツッパリなんかに。」

ひどくかなしいことなのに、少しのすがすがしさもあった。
男は自らのシャツの胸のあたりを掴んで、じっと考えこんでいた。
阿西 [sage] 2008/02/02(土) 20:28:16ID:???
 
馬頭琴 [sage] 2008/02/02(土) 20:28:27ID:???
「私もそうよ。
私だって、アナタがこんなに弱い生き物だったなんて、知らなかった。
すべて裏切られたような気持ちよ。どうしてもアナタがほしくて、ほしくて、
アナタを見つめすぎてアナタが透けて見えるほどに見たわ。
でも手に入れたアナタは、たった一つの点をツッパリでもろく、くずされて、
私はこんな人を求めていたのかしら?」

冷たい女の言葉に男は不安な目をする。

「どうなんだい?もう、僕は、君の顔しか見えない。
目がとても悪くなったみたいだ。
さっきまであった広い世界が、今じゃ君の顔だけになった。
君のその瞳が世界のすべてだ。僕は、もう、君の言葉を待つことしかできないんだ。」

二人の間に重い空気が流れる。
女は、男のすがるような瞳を見ていたら、すっと自分に気づいたようだった。
何も言わずに、女は男に背を向けて歩き出した。
カツカツと強く歩く女を、男は追いかけず、その輝く背中を見つめているだけだった。

「みじめね。わかったわ、私、最後にわかったの。
きっとそう、私に必要なのは十二畳の畳だって。わかってしまったの、さようなら」
馬頭琴 [sage] 2008/02/02(土) 20:29:31ID:???

タイトル「猿、夕日に消えて」

台詞嫌いを直すために、台詞まみれにしたら、すごく書きづらかった。
描写が浮いちゃって浮いちゃって。
阿西 [sage] 2008/02/02(土) 20:49:01ID:???
おつかれ
馬頭琴 [sage] 2008/04/12(土) 01:33:52ID:???
きしむドアを開けて乾いた空の下に出た。
息は白く、すぅっと空気にとけていく。
のしかかる服が、靴まで重たく感じさせて、踏み出す一歩が硬い。
横目にキラリと光った。
誰かの庭の椿の葉。艶やかな朝露。
突然跳ねて頬を切り裂いていきやしないかと思うほどに鋭く美しかった。
にじんだ椿の首はすっかり落ち着いて、のんびりと通り過ぎる人々を見下ろしている。

アスファルトで固められた街の中、いやらしく見せる四角い土の区画
誰かが植えた木が、これもまたのんびりと電線に寄りかかっていた。
寂しさからか、わざわざにその土を踏んでみた。
しゃくり。
懐かしい感覚が足を伝わってきた。
驚いて、ゆっくりと土を覗き込むと、そこには霜柱がいた。
踏まれずに済んだ小さい氷の柱が、今も誇らしげに土を持ち上げている。
愛しくなって微笑んだ。
しばらくぶりだった。
去年、おととしも、こいつはずっといたんだろう。
気付かず毎年横を通り過ぎていた。
息を大きく一つついた。
長く白いものが、またすぅっと空気にとけていく。
彼らはいまだ土なんかを持ち上げて静かに輝いている。
それを全て丁寧に蹴り折って、そして気持ち悪くにやけながら満員電車へと向かった。


                                               おわり
阿西 [sage] 2008/04/12(土) 01:45:42ID:???
ニヤッ……とした
馬頭琴 [sage] 2008/04/12(土) 01:46:46ID:???
一人称使わないで書いてみた。
阿西 [sage] 2008/04/12(土) 01:50:07ID:???
あ、ほんとだ
伊藤伊織 [うおおおおおお] 2008/05/04(日) 12:59:38ID:???
ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・                                                                           ごめんなさい・
ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・

ごめんなさい・・・
                                                                ごめんなさい・・・

                                        ごめんなさい・・・

馬頭琴 [sage] 2008/05/06(火) 05:41:47ID:???
10000年。
君と一緒にいたい。
ずっと一緒にいたい。
突然思った。
なんだかよくわからない時間、一瞬のまばたきの、閉じた方に、僕は住んでいる。
その、まばたきの中で、僕は何を見て、何を思って。
そんなこと、今までもこれからも、何も考えずに、ただ青や茶の世界とともに、存在し続けるだけでいるものだと。
君の、その足が不条理に踏み潰した若草が、ゆっくりと起き上がろうとして諦めるのを見て、
僕はちょっとした嬉しさを感じていた。
一瞬の、さらにその一瞬に、君は、世界を制する力をもっていることを、僕に見せてくれた。
誰もが持っていた。
ただ、気付かなかっただけだった。
笑顔で僕に近づいて、はじめて触れたぬくもりは、他の誰かでなくてよかったと僕に思わせた。
抱きしめたって、つれてはいけないのに。
僕はこの星が与えてくれなかったぬくもりを、めいいっぱい体に刻み込んでいた。
馬頭琴 [sage] 2008/05/06(火) 05:42:18ID:???
鮮やかな赤が、とても君に似合っていた。
美しく咲いた一輪の花を、次の目覚めでも愛でていたいと、そう思った。
けれど、花は枯れるし、僕は水をやることすら許されていない。
それでも僕は、花瓶にさして、出かけるまで見つめていたかった。
太陽が照らし、部屋に満ちていく香りは今しかないけれど。

あるとき、出会った頃から馴染みのカフェで、「ごめんなさい」と君は微笑んだ。
そのときもう君は随分と大地に溶け込んでいて、あの頃の華やかさはなくしてしまったけれど、
鮮やかに僕の前で、僕に永遠を望ませる笑顔を見せていた。

10000年後に、おはようをくれる人はいない。
たったの20年の時間で、僕はまた眠りにつく。
すべてを知った君は、さよならを言わなかった。
ただ、そっとくちづけと手紙をくれて、そして僕はまた地下深くへ潜っていった。

手紙は、次に起きたら読もう。
僕はスイッチを押して、ゆっくりと瞳を閉じた。
馬頭琴 [sage] 2008/05/06(火) 05:42:49ID:???
勢いだけで書いた。これだから朝は・・・。
馬頭琴 [sage] 2008/05/06(火) 06:27:24ID:???
女1「この男前野郎!」
女2「男前ですって!」
女1「あぁ、そうだよ。そうさ。そうなればそうなるほどそうさ!」
女2「なんで私が男前なのよ!」
女1「そんな事、自分の胸に手あてて聞いてごらんなさいな!」
胸に手をあてる。
女2の胸「この男前野郎」
女2「な、なんですって?!」
女1「ほら、言ったでしょう?貴方今自分で自分の非を認めたのよ!」
女2「そ、そんな事ないわよ!私は男前じゃないわ!だいたいこれは私の胸が言った事じゃない!私じゃないわ!」
女1「そんなの痴漢が地下で俺じゃなくて俺の手がやったんだ!って言ってるようなものよ。やっぱり貴方は男前野郎だわ!」
女2「なんで地下なのよ!」
女1「そんな事どうでもいいじゃない!それより貴方よ、胸の声が男じゃない。やっぱり男前なのよ。これはもう男前を通り越して男だわ!」
女2「ひ、ひどい!親友だと思ってたのに!」
女1「親友よ。親友だからこそ言える事ってあるじゃない?」
女2「そんなの嘘よ!貴女はきっと心の中ではゲスが!とか思ってるのよ!そうだわ、貴女の胸に聞いてみればいいのね!」
女2は女1の胸に耳をあてる。
女1の胸「このゲス野郎」
女2胸から飛び退く
女2「な、なんですって?!」
女1「嘘よ!そんな事ないわ!貴女は親友よ!だいたいこれは私の胸が言った事じゃない!私じゃないわ!」
女2「そんなの痴漢が地下で俺じゃなくて俺の手がやったんだ!って言ってるようなものよ。やっぱり貴方は私の事ゲスだと思ってるんだわ!」
女1「なんで地下なのよ!」
女2「そんな事どうでもいいじゃない!それより貴方よ、胸の声までちゃんと貴女じゃない。やっぱり親友じゃないんだわ。これはもう親友を通り越してパンヤオだわ!」
女1「ひ、ひどい!親友だと思ってたのに!」
女2「パンヤオよ。パンヤオだからこそ言える事ってあるじゃない?」
女1「そんなの嘘よ!貴女はきっと心の中では親友だと思ってるのよ!そうだわ、貴女の胸に聞いてみればいいのね!」
女2は女1の胸に耳をあてる。
女1の胸「この親友野郎」
女2「なんですって!」
馬頭琴 [sage] 2008/05/06(火) 06:30:03ID:???
空は青く、すみよい季節のこの頃。ただひたすらに長い直線の道を自転車に乗った男が走り抜けていった。
男はいつも通りの場所で、いつも通りに左折をした。そして、いつも通りに坂道を下り、いつも通りに右折した。
男は自転車をおり、足早に公的な空間に向かった。
まだ朝も早く、人もまばらなその公的な空間に向かった男は、その空間で自分のあるべき場所へと向かった。
男はその場所に荷物を置き、すぐに違う場所へと向かった。
そこには男の友人がいたが男の目的はそれとは違う所にあった。
男はその目的を果たすための絶対的条件である友人と、特に重要性を持つとは言えない会話を始めた。
いつも通りだった。
いつもはこの後、この場所へとやってきた人物をあたかも誰かがやってきたという目で見ることができた。
しかし今日は違っていた。
いつまでたっても目的は果たすことができなかった。
やがて男はその場所からの退出を余儀なくされた。しかたなく男はそれに従った。
時はたち、公的空間からの脱出が可能になった男は先程の友人の所へと向かった。
いつもはこの時間帯にあうことのない二人なので男はその友人の捜索に手間取った。
馬頭琴 [sage] 2008/05/06(火) 06:30:34ID:???
男は友人を見つけ、ごく普通に会話を始めた。
男はその会話の中でさりげなく目的の情報を聞き出した。
情報を入手すると男はさっさと会話をきりあげその場から離れた。
男はすぐさま自転車の放置してある場所へと向かい、事前に調べておいたある場所へと向かった。
その場所へと到着した男はしばらくその場をうろうろしていたが、ふと思いつき鞄の中をあさりはじめた。
鞄の中から針金のような物をだした男は正面にある住居の入り口のドアへと手を伸ばした。
男は左右に注意を払いながら素早くドアをあけた。
住居へと入った男は慎重に足をすすめた。
その住居はいつも通りならまだ誰も人はいないはずだった。
しかし今日は一人がわけあってその場を離れる事ができなかったので、今ここには男を含めて二人の人物がいる。
男はベットに向かった。ベットには男と同じくらいの年齢の女が寝ていた。
男はベットの横に立ち鞄からロープとスプレーのようなものをだした。
女は横にある不吉な気配に気付き目を開けた。
しかしすでに遅かった。
次の瞬間、男は女にむけてスプレーを吹きつけロープで手足をベッドに固定した。
女は一瞬声を上げたが、すぐに猛烈な眠気が襲い全身から力が抜けていった。
6時を過ぎないとここには人は入ってこない。
男は暗闇の中に不気味な笑顔を浮かび上がらせた。
馬頭琴 [sage] 2008/09/07(日) 03:53:51ID:???
ほすっておく
馬頭琴 [sage] 2008/09/07(日) 04:04:31ID:???
作:しにあ

すきじゃ ほんまはすごいすき
でもそれだけはマジ口にはだせん 

いえん いえるわけがない

だってもうこどもじゃないもんね 

さよならはなかったけど
このままなかったことにしてもいいもん

どうせみらいはなかったんじゃけん
馬頭琴 [sage] 2008/09/07(日) 04:09:09ID:???
あいかわらずのうえからくちょうがしゃくにさわるけど
かわらないってけっこうイイね

きんきょうほうこくは
なかった

いえないし ききたくもない
 
しゃめーるであとから それは ないわ
このひきょうもの

ぼけかす
馬頭琴 [sage] 2008/09/07(日) 04:18:16ID:???
すきゆうてるのに なにがじゃ のうのけっかんつまっとるんか
めをそらすな めを いややっぱあんまみんといて

さらり てをつなぎ 
ぶらり ふたりでさんぽみち
ぼんぼぼ ぶんぶん あっ ポリや かくれろ

いくらなんでも こうしゅうでんわはない
ふたりでボックスにはいってる奴らとか どうみてもあやしいもん


ゆくさきはそれぞれにちがうこと はじめからしってたふたりだね ぐれい
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2008/12/20(土) 20:42:51ID:???
うんこちんちん
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [age] 2009/06/21(日) 11:12:14ID:???
リード
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [age] 2010/03/24(水) 06:34:33ID:???
最下層あげ
こくし ◆KOSAoN.PS. [] 2010/03/26(金) 07:59:14:DXC7C/ZP
思わず読みふけってしまったわい
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2010/07/12(月) 20:08:38ID:???
そうかそうか
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2010/07/13(火) 01:29:05ID:???
えびせんだって生きているのよ。
千年生きたえびは魔法使いになれるんだから。

姉はそう言って懐からポテトチップス(サワークリームオニオン味)を取り出した。
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2010/09/21(火) 07:52:28ID:???
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2010/09/27(月) 15:18:47ID:???
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2010/09/30(木) 11:49:03ID:???
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2010/10/01(金) 12:44:24ID:???
ほしゅ
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2010/10/05(火) 14:26:52ID:???
ホシュ
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2010/10/08(金) 08:46:02ID:???
hosyu
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2010/10/12(火) 10:47:25ID:???
保守
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2010/10/14(木) 10:59:08ID:???
ほしゅ
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2010/10/21(木) 11:58:13ID:???
HOSYU
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2010/11/02(火) 10:37:45ID:???
保守
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2010/11/16(火) 12:32:38ID:???
ほしゅ
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2010/12/08(水) 11:07:18ID:???
保守
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [age] 2011/05/20(金) 13:53:31.50ID:???
dtfh
忍法帖【Lv=2,xxxP】 [] 2011/08/21(日) 11:29:48.38:4cfIwB7p
てす
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [] 2012/06/19(火) 14:06:23.51:sRXIIvZe
a
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2012/06/23(土) 02:41:12.17ID:???

軽部も止まらない
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2012/07/08(日) 09:18:37.67ID:???
ほす
馬頭琴 [sage] 2013/08/31(土) NY:AN:NY.ANID:???
ふほほ
takasi23 [] 2013/11/30(土) 00:42:48.83:jGF2cDSn
ttp://livetube.cc/takasi23/%EF%BE%86%EF%BD%B0%EF%BE%84%E3%81%AE%E9%83%A8%E5%B1%8B(13)
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [] 2013/12/01(日) 16:38:21.30:SIriPLWn
かっぱえびせんはうまし
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2017/01/30(月) 00:58:50.59ID:???
以前、カ○ビーに勤めていた30代男性です。
○ルビーが利益追求のために行っていた様々な工作を今ここで暴露します。

僕が勤めていたのは「かっぱ○びせん」というお菓子のラインだったんですが、この会社、利益追求のため、なんと原価数円の小麦粉を使い120円もの金額で販売しているんです。
その利益率や麻薬の比ではありません。
事実、莫大な利益を得ており、組織の規模は、そこらの零細暴力団をはるかに凌ぎます。しかも子供相手にまでこの商品を売っているのです。
社会的観点の話はまた別の機会にするとして、現場目線の、従業員ならではの話を今日はします。

この製品、小麦粉を揚げたようなお菓子なのですが、実は揚げ物風に偽装しているのです。
利益第一のこの会社は、油を全く使わずに、揚げ物風に偽装する技術を開発。客には120円という莫大な金額を払わせつつ、全く油が使われていないので、カロリーが意外と低く、一年間この製品だけを食べている場合、栄養失調を引き起こす可能性があります。
こんなひどい製品が、大手を振って販売されているのです。
しかも、この「かっ○えびせん」、一度食べたら中毒性、依存性が現れます。
利益追求の為に、味付け、食感などに様々な極秘の工夫がこっそりなされており、それが中毒性、依存性を引き起こすのだと思います。
しかも中毒性、依存性を「♪やめられない、とまらない♪」などとTVコマーシャルで唄まで付けて標榜しているのです。

製造工場では何と早朝8時から操業開始、個性を全く無視した白装束の様な、とても街中を歩けない服を全身すっぽり着せられて作業に従事させられます。
僕はこれ以外就業経験は無いのですが、これほどにも人間性を無視した職場は無いと思います。

以上の様なひどい裏事情が重なり、朝起きるのが辛い事もあり、僕は1週間でこの会社から足を洗ったのです。
むしろ一週間で済んでよかったです。他の従業員は家のローンや息子の教育費に縛られてやめたくてもやめれないと嘆いていました。あと中学生になる息子が最近言葉使いが悪い、とも言っていました!
意味は良くわからなかったけど、ホントにこの会社のやり方はひどいと思いました。

そういう僕も子供の頃からこのお菓子が大好きでしたが、今では裏切られた気持ちでいっぱいです。今でもよく食べますけど。
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2017/11/25(土) 19:23:37.89ID:???
早朝から糞犬を無駄吠えさせるとか
近所迷惑を考えないバ飼い主の脳内は、お花畑かよ

まったく、とんだビッチだな
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2017/12/31(日) 18:58:20.41ID:???
「コミケ」でスリ、男逮捕 東京・江東区|日テレNEWS24
ttp://www.news24.jp/articles/2017/12/31/07381877.html
東京ビッグサイトで行われている「コミックマーケット」で来場者から現金3万円などを盗んだとして28歳の会社員の男が逮捕された。

窃盗の疑いで現行犯逮捕されたのは、三重県四日市市の会社員・片桐夕貴容疑者。
警視庁によると、片桐容疑者は30日、江東区有明にある「東京ビッグサイト」で開催中のコミックマーケットの会場で、来場者の男性のバッグから現金3万円などが入ったポーチを盗んだ疑いが持たれている。
片桐容疑者は来場者のバッグに手を入れるなど不審な動きを繰り返していたという。

片桐容疑者は警視庁の調べに対し容疑を認め、「スリ目的で三重から来た」「今年8月のコミケでも4万円くらい盗んだ」などと話しているという。
おいら名無しさんヽ(´ー`)ノ [sage] 2018/03/26(月) 02:19:06.35ID:???
コンテ 工藤昌史
演出  長岡義孝
作監  中島敦子
原画  中島敦子、小栗寛子
動検  村上朋子

動画  グラフィニカ阿佐ヶ谷スタジオ

村上朋子 上原結花子 白木修平 島谷裕希
小川あゆみ 神藤真歩 東谷真奈 露久保元彬
李佳宜 杉原秀正 中野花香 楊弌舟

色指定・検査 池田ひとみ

仕上げ 暁・火鳥動画制作集団

張建新 陳林 郭旭 張光善

撮影 グラフィニカ

荻原猛夫 本山修 牛島あゆみ

担当制作 衣川徹

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