「学級裁判」・・・約40年前、ワイが小学生の時に「終わりの会（ホームルーム）」で行われていた裁判という名を借りた私刑。
これは当時の小学校では普通に行われてたんか？
・ 授業中や休み時間等、学校にいる間に悪い事や良くない事（人の悪口を言う、いじめたりするなど）をするとそれを見ていた他の生徒が親指を立てて「はい、ブー！」と違反認定される。
またあるいは「終わりの会（ホームルーム）」で「○○君が授業中におしゃべりをしていました。これは良くないと思います！」といった具合に告発されると違反認定される。
・ 違反認定されると教室の後方にある黒板に違反をした生徒の氏名が記され、氏名の上に違反点数が正の字で記録される。
・ 初犯の場合、違反点数が15点（正の字が3個）に達したら違反者は被告として学級裁判にかけられる。
再犯の場合は違反点数が10点（正の字が2個）、再々犯の場合は違反点数が5点（正の字が1個）で学級裁判にかけられる。
・ 学級裁判は生徒により運営される。
被告：生徒
弁護人：なし
検察：生徒（主に女子）
判事：生徒
担任教師は公正な裁判が行われるよう監視するオブザーバー的な立場にあると思われるだろうが、実際は裁判の流れを自分のやりたい方向へと生徒を煽るマスコミ（朝日や毎日新聞みたいなパヨク）的存在。
裁判の流れ
・ 違反点数が前述の規定値に達した時点で起訴される
・ 冒頭手続きとして裁判では最初に形の上だけの罪状認否が行われるが、刑の執行はほぼ確定している。
・ 証拠調手続で出される証拠の殆どは生徒の証言であり、物的証拠が示されることはまずない。
・ 弁論は弁護人が不在という事もあり、まず行われない。
・ 結審は起訴された時点で有罪は決まっており、生徒の「さ〜んせ〜い！」というかけ声で決まる。
・ 量刑も生徒によって決められる。
1.違反認定の基準
・ 違反しているかどうかの認定は生徒の主観もしくは感情によるので著しく公正さに欠ける。
・ 例えば「人の悪口を言う」、
「いじめる」、
「授業中におしゃべりをしていた」
といったレベルであれば問題ないのであろうが、これが拡大解釈されて
「廊下を走っていた」
「給食の時間にしゃべっていた」ことまでが違反となり、
「マスクをせずに咳をしていた。」、
「ハンカチを持っていない。」、
あげくは「口が臭い」といった個人攻撃や人格否定につながりかねない異常な状態にまで発展した。
2.違反を取り締まるのが生徒
・ 主に違反を取り締まっていた生徒は担任の女教師（ババア）に気に入られていたか、もしくは気に入られたいといういわゆる「権威におもねりたい」一部の女子生徒（5〜6名）。
・ そのような一部の女子生徒に対し頭に来た男子生徒も負けじと彼女らの行動に違反はないかをあら探しをするようになり、やがて全生徒が個々人の行動や言動に目を光らせる事態に発展。
3.量刑
・刑は基本的に漢字の書き取り。
（同じ漢字を繰り返し書いてはいけないという縛りがある）
・ 例えば「漢字100〜200字の書き取りを明日までに提出」とかいったレベルがベースにあるのだが、期日を守れないと書き取りの文字数が加算されていくというペナルティが存在。
4.弁護人の不在
・裁判にも関わらず弁護人が存在しないので学級裁判にかけられた時点で有罪が確定する。
・そのため気に入らない生徒を陥れようとする生徒が出現し、現在でいう「えん罪」も発生。
・ 戦時下の日本にあった特高警察を連想させる相互監視社会。
・ 揚げ足を取られないよう生徒の口数は減り、典型的な優等生の行動あるいは画一化された行動をとるようになり、小学生らしい無邪気さを感じさせない生徒が増加。（ある意味この状態は担任の教師にしてみれば管理しやすい環境とも言えるだろう。）
例1
給食中に会話をする事が違反なので給食の時間は皆終始無言になってしまい教室があたかも禅寺における修行僧の食事風景を思わせるものとなった。
例2
「俺は無実だ！」「俺ははめられた！」「お前らは○○（担任）の犬か！」「○○（担任）に魂を売って恥ずかしくねえのか！」といったおおよそ小学生が使わないであろう台詞が一部生徒の口から普通に飛び出すようになった。
当時もまじめに宿題をしない生徒がクラスに1〜2名はいて、そのような生徒が裁判で「漢字書き取りの刑」を受けてもまともにやる訳がないので
「漢字書き取りの刑」→「提出しない」→「文字数加算のペナルティ」→「提出しない」→「文字数加算のペナルティ」→「提出しない」…
という無限ループに突入する。
文字数が500文字を超えたあたりから「同じ漢字を繰り返し書いてはいけない」という縛りがあるので完全にヤル気などなくなってしまい、最終的に漢字書き取りの文字数は50,000字という途方もない数字に達した。
こうなると当該生徒は学級裁判被告の常連となり、
「○○君は今日も漢字の書き取りを提出しませんでした。これは良くないので書き取りの文字数を増やした方が良いと思います！」
「さ〜んせ〜い！」
（当該生徒は冷めた目でこのやりとりを横目で見つつ苦笑）
といった建設的ではない不毛なやりとりが毎回行われることとなった。
ただ、今思うと毎回行われるこの不毛なやりとりこそ「水戸黄門における印籠」、「遠山の金さんにおける桜吹雪の入れ墨」、「阪神戦での甲子園球場における7回裏のジェット風船」といったいわゆる「お約束」を大事にする日本人のDNAが無意識に発露した結果なのかもしれない。
当初は学級裁判にかけられる事への理不尽さ、理解不能な担任教師の考え方、起訴してくる女子生徒への怒りなどから
反抗的な態度や表情を表していた男子生徒も、3ヶ月も経過した頃には「学級裁判では何を言っても無駄」というある種の諦めの境地に達したのかそのような態度を表さなくなった。
とはいえ時には起訴された瞬間に「チッ」と舌打ちしたり、諦め顔で「ハイハイ、しょーがねーな」と言ったり（この時点で小学生のとる態度ではないが）と感情を発露することもあったが、
その瞬間に周囲の生徒から「はい、ブー！」と違反認定されるのであった。
このような状態が続くと生徒（特に男子）の間に「担任のおぼえが良い」、「担任が毛嫌いする」グループに色分けがされ、「担任が毛嫌いする」グループの生徒は集中的に普段の行動をチェックされた。
当人達はまさにナチスから迫害を受けたユダヤ人の心境であったろう。
他の小学校でもこんな気違いじみたことやっとったんか？
ネタやない。
全部事実や。
ワイが通ってた小学校は1学年に2クラスがあったんやけど、ワイがいたクラスの担任がクソババアで、こんなクソみたいな「学級裁判」とかいう魔女狩りみたいなことをやっとったんや。
もう一方のクラスは定年近い男の先生やったが、生徒は自由にワイワイと楽しくやっててめっちゃうらやましかったわ。
担任のクソババアはもう死んでるか、生きてても介護施設に入っていると思うが、もし会う機会があれば「あの2年間を返せっ！」と言いたいわ。
この時間にスレ立てて、イッチはひょっとしたら無職か？
結婚してるの？
無職やで。
7月に雇い止め喰らって、ハロワに通ってたんやけど最近疲れてきた。
家族はかみさんに逃げられた。
この学級裁判ほどではないけど。
どうでも良い事を揚げ足とって告発するっていうのはどこも同じなのなw
自分の場合は告発者は担任教師（ヒステリー持ちの女教師）の取り巻きのような女子生徒、今で言う所の「意識高い系」な男子数名だった。
自分は2学期に入った頃から他人のあら探しに血道を上げる同級生に嫌気がさして、「可哀想な連中」として冷ややかに見てたな。
これって本当なの？
現在だったら保護者が黙ってないだろうし、下手すりゃマスコミが学校に押し掛けるレベルだよ？
40年くらい前はこんなことは当たり前だったんだな。
自分が通ってた小学校でも帰りの会はあったけど、実際は気に入らない奴を糾弾するリンチの会でしかなかったな。
この帰りの会で無実なのに糾弾された生徒は何人か不登校になったし。
帰りの会とは何か意味があったのかと思うね。
本当や。
ワイが小学生やった40年くらい前は、今と違って教師の立場が強かったんや。
生徒を怒鳴りつけたりひっぱたくなんて日常茶飯事で、担任の機嫌が悪い時によそ見してただけでビンタ喰らったりしたもんや。
また保護者も「教師は偉い」という刷り込みがあったりするから、教師のやることに全幅の信頼を寄せてたんやな。
やっぱり他の学校でも学級裁判というのはあったんやなぁ。
ワイのクラスでは不登校になる生徒はおらんかったが。
ttps://goo.gl/Vg4cre.info 給食の最中におしゃべりをしたら違反になるということで、食事中は無言で大して美味くもない給食をただ口に運ぶという作業に集中するしかなかった。
ある日の給食に冷凍みかんが出てきて、それを口にした生徒が思わず「冷たっ！」と言った瞬間に周りの生徒から「はい、ブー！」と違反判定されとったな。
またワイはこんなくそつまらん給食を一刻も早く終えたいと早食いをしていたら、帰りの会で告発されたわ。
告発者：「○○君は給食をものすごく早く食べていました。これは給食を作ってくれている人たちに感謝していなくて良くないと思います。」
他の生徒：「さ〜んせ〜い！」
ワイ：「？？・・・・・・・・・・」
給食の時間というのは本来は皆でワイワイと楽しく過ごす時間とちゃうんか？
この出来事をきっかけにこのクラスはどこかおかしいと思い始めたんや。
夏休み・・・それは忌まわしい学級裁判から40日間逃れられる夢のような時間になるはずやった。
ところが夏休みを間近に控えた帰りの会で一部の女子生徒からとんでもない提案がされたんや。
・ 新学期を新たな気分で迎えられるよう、教室後方の黒板に名前が記されている生徒（学級裁判被告候補者）の違反ポイントをチャラにする。
・ その代わりに当該生徒は夏休みに学校に来て漢字の書き取りを行う。
さすがにこんな無茶な提案が通る訳はないと思ってたんやが、予想に反して他の生徒の「さ〜んせ〜い！」の声が大きく刑の執行が確定しようとしたその時、「ちょっと！みんな待ちなさい！」という担任の声が聞こえたんや。
「あぁ、この先生は生徒に対する好き嫌いは激しいけど、やっぱりちゃんとした大人ななんやなぁ。」と心から安堵したんやけど次の言葉で膝から崩れ落ちそうになった。
これは教育者が吐く台詞か？
自分を含めた当該生徒の様子はどうかと横目で周囲を見てみると怒りで顔が真っ赤になっている者、
拳を握りしめ肩を震わせている者、
うつろな目で前方の黒板を見つめる者、
顔を天井に向け目を閉じる者、
大きくため息をついてお手上げポーズを取る者・・・・
ワイは出血しそうになるまで唇をかんでたな。
何に対して怒ってたんやろか？
こんなくだらん提案をしてきた女子生徒か？
こんなくだらん提案に賛成した他の生徒か？
いや違う、こんなくだらん提案を認めてかつ、自分は夏休みには学校に来たくないという担任のエゴに対して怒ってたんやと思う。
こん時「こいつ（担任）は本当に頭がおかしい。」と思たわ。
え、その後どうなったってか？
・ 夏休みの5〜6日（生徒によって異なる）学校に行って一日中漢字の書き取りをやらされた。
・ 夏休みなので担任は学校に来ず、提案した女子生徒数名が交代で学校にやって来てしっかり監視してたな。
貴重な夏休みを潰されて、重い漢字辞典を持って登校し、わけも分からん漢字をひたすら書き続けた夏休み、夏休みの楽しさも半減やった。
もしあの時習字に関心を持って真剣に書き取りをしていたら、「書の甲子園」という書道大会の上位に入選出来るぐらいの
実力はついてたんとちゃうかなと思う今日このごろ。
もっと書き込んでくれよ。
